今日の落描きと学校の話

専門学校D校の二年生の授業が終わって、あとは一年生の授業数回と試験を残すのみ。
二年生の授業が午前中だったので、悠々自適に昼から一年生の出講へ。
二年生の成績を提出して追試(追レポ)の指定をして、一年の練習用ネームのチェック。

自分は学生さん達の進捗を確認しながらノートに構想中の作品のキャラデ_〆(・ω・` )カキカキ……
なんとなくその勢いで「今日の落書き」描いたり…。

CLIP STUDIO PAINT EX

CLIP STUDIO PAINT EX

既に授業を終えている専門学校T校は、そろそろ卒展が開催されます。毎年凄く高いクオリティの作品群が発表されるので今から楽しみ。

専門学校も学校なので、当然、試験とか進級とか単位とか出席とか、学生時代にはイヤになるほどのしかかることに関わっているわけですが、まさか自分がそういうことに関わるようになるとは、昔は思ってませんでした。

私の母方の祖父と祖母は教育関係者でした。母は私に教師になってほしいと思っていた時期がありました。
しかし、自分は教職になんか全く興味がなかったのです。なにしろ大学も教職課程を希望する場合に必要な夏季休暇中の必須講義をパスしたので(^_^;)。(教職希望の場合のみ必修だったんです)。

結果的に大学在学中に「漫画家」になって、今はまさかの「講師」やってたりするから不思議なものです。結局教育関係の仕事をすることになったわけですし…。

漫画の専門学校というのは、本質的には「漫画家」を目指す人が学ぶ場なんですが、卒業して漫画家になっている人は当然ごくわずかになります。当然全員が全員漫画家になれるほど甘い世界ではないので、卒業の頃になると、凄く気を揉む親御さんが居らっしゃるのもどうやら事実のようです。何しろ具体的な「就職」という目標を達成できる業種ではないので…。
アニメの場合は、実際にアニメ製作の現場に就職、ゲームの場合は、ゲーム制作関係の現場に就職という、結構具体的な達成項目があるので、親御さんも安心するみたいですけど…

実際卒業後、アルバイトで生計を立てながら、作品を描いて編集さんに見て指導してもらい、時にアシスタントをする、というプロ予備軍の子も結構いるようです。その中からプロとしてデビューできる人はさらに限られてしまいます。

昨今のプロになるステップは、従来型の雑誌の賞レースに残り、「デビュー」するというステップだけではないので、様々な現場に合わせて対応できる能力も必要となりそうです。セルフプロデュースする能力も必要なのは間違いありません。

多角的な情報収集を行い、臨機応変に積極的に自己アピールする必要があるなぁと、自分でも痛切に感じています。

うん。ホントにね…。


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