カテゴリー別アーカイブ: ComicStudio

「春休み」とか…コミ→クリの事とか…

自分が授業を担当している学校の一つ、「東洋美術学校」はいよいよ明日から東京都美術館にて「卒展」が始まります
毎年見に行ってますが、渾身の作品ばかりで、若いパワーに圧倒されます。確実にプロとして業界で活躍する力を持った作品も多くて、すごく刺激を受けるので今年も楽しみです。

今年のマンガ科の卒業生たちの中にも、プロデビューを果たした子たちが複数名いるので、卒業制作作品の出来上がりが楽しみです。

デジタルアーツ東京の方は、一年生はあと一回の最終日は「試験」です。
試験問題は現在製作中(^_^;)。作画問題は既に予告済み。あとは選択式の問題の作成です。
某通信制の高校に行っていた時の通信課題には、穴埋め式の問題文が結構ありましたけど、教本の文意を理解できて入れば出来る問題でした。割と基礎的な部分はそういうものなので、敢えてそういう角度から「確認のための問題」を作るのがいいのかもしれません。
二年生は授業は終わって成績確定済みですが、卒業制作のWebコミック投稿の完了待ち。

そんなわけでほぼ「春休み」に突入しているというわけですが、来年度の準備は今のうちにしておかなければ後で大変なことになるので、レジュメの再構築を含めて少しずつ組み直している最中。1月頭に「ワークショップ」で得た事を少しずつでもいいので反映させていきたいな、って思っています。

それと、授業でも活用できる「講座」の原稿、pixivに公開したものが結構反響があるようなので、これはもっと実用的なものを作っていければいいかなと思っています。もちろん公開して授業でも使えるようにしておきたい所。そういうのもこの春休みに進めておきたい。

も一つ、東美で進級する子たちに、春休み中にデジタル作画の「アシスタント原稿」の添削をすることになっています。去年の夏にもやったんですが、今年は春の段階でまずは初歩的な所から「小物」の作画の練習。最終的に募集用の小冊子にまとめるためにある程度書式は統一されます。そのため今回はデジタルを選択する子は「CLIP STUDIO PAINTで作画」当事になります。

デジアシの場合「ComicStudio」と「CLIP STUDIO PAINT」の混在がこれからの子たちには結構大変かもしれませんね。何しろ今「ComicStudio」は手に入らないので、「ComicStudio必須」という仕事場にアシで入ったり在宅アシしたりするのは困難になってしまいます。
「ComicStudio」デジタル作画しているすべての漫画家が、簡単にぱっと「CLIP STUDIO PAINT」に切り替え出来るわけでありません。事実未だに「ComicStudio」で仕事している漫画家さんはかなりの数いらっしゃとる様に感じます。
昨年CLIP(セルシス公式)に「ComicStudio→CLIP STUDIO PAINT乗り換え講座」の「トーン編」「レイヤー編」「コマ・枠線編」の原稿を書かせて頂きました。
その原稿を書きながら思ったのは、作画のスタイルや仕事環境の体制によっては、スムーズな乗り換えは困難な人も多いだろうなという事です。特に時間に追われてギリギリの線で仕事をしているプロの漫画家の場合は、条件によってはかなりシビアかもしれないと思われます。

一番のネックは「時間が読めなくなってしまう恐怖」じゃないかと思います。
一本あたりのページ数が多い作家の場合は、ほんの少しの時間のロスが蓄積すると数日単位の遅延となってしまうので、乗り換えで必然的に必要となる「慣れるための時間」が致命的になる可能性があります。
また、アシスタントを使って仕事をしている場合、ツールが変わることで生じる「作業手順の変更」がネックになりそうです。全員で申し合わせて体制を変える必要があるので、予定外に時間がかかる危険性があります。

ComicStudioとCLIP STUDIO PAINTでは、概念が大きく変わっているものも多く見られるので、手順を根本的に見直す必要がある漫画家さんもいるでしょう。一度丸々一本描いてみてどれくらい時間ロスが出るか図って微調整をする必要があるかもしれません。スケジュール的にそれが困難な場合は以降は躊躇するでしょう。
最初から「新しもの好き」で多少試行錯誤することで一時的に時間的なロスが出ても、十分取り戻せるスケジュールで仕事ができる人はおそらく大丈夫でしょう。思い切って移行に踏み切るべきではないかと思います。

何れにせよ、早かれ遅かれCLIP STUDIO PAINTに移行する必要があるのは間違いないと思うので、どこかのタイミングでやってみるしかありません。

自分は「乗り換え講座」の原稿を描くまでは、どちらかと言えばComicStudio寄りでしたが、今はほぼCLIP STUDIO PAINT寄りになっています。
CLIP STUDIO PAINTにまだ足りないと感じるところがあるのも確かですが、それを差し引いてもCLIP STUDIO PAINTはかなり完成度が高くなっていると思いますので、ComicStudioユーザーの方もそろそろCLIP STUDIO PAINT以降の準備を始めてみてはいかがでしょうか。

2月8日はニーハイの日だそうで…。

2月8日はニーハイの日だそうで…。

【CLIP STUDIO PAINT】コミスタ→クリスタ乗り換え講座

CELSYS公式の「コミスタ→クリスタ乗り換え講座」の「トーンについて」「レイヤーについて」「コマ・枠線について」を書かせていただいたのですが、本日無事に公開されました。

原稿は夏くらいから手がけていました。(なにかやっているって事は日記にも匂わせていました。)
もっと早く公開出来るかと思ったんですが、担当の方と共に何度もブラッシュアップを繰り返すこととなりました。大幅なリテイクではなく、細かい部分の調整だけでも、思ったよりも時間がかかる内容と分量だったので、予想外に時間がかかりました。年内に無事に公開できてホッとしています(^_^;)。

制作はWord文書で行い、Web版へのコンバートはCELSYSさんがやってくださったんですが、とにかく物理的な分量が多くて大変だったんではないかと思います。
作業時には「ComicStudio」「CLIP STUDIO PAINT」「Photoshop」「OpenOffice」を同時に起動してトリプルモニタフル活用で作業しました。こういう作業をするときはホントにマルチモニタが役に立ちました。

Sample中にサンプルとして登場しているマンガは、一つは説明用に用意した描きおろしです。特にきっちりとネームを組んだわけではありませんが、ストックアイディ アの一つから持ってきました。原稿そのものは説明用にずじ変更できるように最終的な完成段階にまで持って行っていませんが、機会があればちゃんとした形に したいですね(^_^;)。
この原稿、学校の授業でもサンプル用によく使っています。自分の主たるアダルト系作品だとあまりおおっぴらに大画面に表示するのもどうかと思うので…(^_^;)。

もう一つはかなり前に描いたアナログ作品をスキャンしたものです。(コマ・枠線の「選択範囲から変換してコマフォルダを作成」の部分)
アダルト系じゃない作品でアナログ原稿を探してみたら結構少なくて(^_^;)…。結局同人誌用の原稿を引っ張り出してきました。

おそらくコミスタ→クリスタの以降躓いている人にとっては、私が担当したこの三つの項目が重いんじゃないかなと思っていますので、できるだけ詳細に対比して記事を描きました。この作業にあわせて自分自身も機能をより深く知ることが出来たのも大きなプラスでした。

今の自分はというと、ほぼCLIP STUDIO PAINTに以降完了していると言ってもいいでしょう。それでも必要性があるのでComicStudioも使っています。
長年使い続けてきたComicStudioは非常に完成度が高いので、使い込んでいる人にとってはCLIP STUDIO PAINTは使いづらいと感じる点も多いかも知れませんが、幾つかのブレイクスルーポイントを通過すると結構楽になると思います。
だたまだCLIP STUDIO PAINTには不完全じゃないかなと思う部分も多いのは確かで、ComicStudioだったら楽なのにな、と思う面も随所随所で見受けられます。でもComicStudioだってすぐに到達したわけじゃないので、CLIP STUDIO PAINTも気長に使い続けて行けば馴染んでいくと思いますよ。

ComicStudioよりもCLIP STUDIO PAINTの方が「カスタマイズ」が重要だと思うので、おそらく使い込んで自分だけのベストな道具にすることも十分可能だと思っています。

まだまだもっと精進です。自分も頑張ります!

今日のメモ~結局大幅見直し~

クラッシュしたデータ、凹んで入られないので作業再開して、取り敢えずはある程度めどが付きました。まぁクラッシュのおかげでもう一度見直す機会が得られたと思うことにします。
結果的にもとの背景画からかけ離れた図になりそうな予感(^_^;)。

背景描いてるの楽しい。まだまだ自分が欲求するレベルには達していないのでまだまだこれからだけど…。

パース取って描くのなら、ComicStudioよりもCLIP STUDIO PAINTの方が圧倒的に便利といえば便利なんだけど、パース定規の操作系が見づらいのが難点。それさえ改善されればなぁ、って思ってますが、何と言っても「グリッド機能」が本当にありがたい。

基準の位置に合わせてグリッドサイズを変更することで、等間隔の奥行きが取れるので、今まで補助線が増えすぎて困った等分割がスムーズになりました。

ComicStudioだと、きっちり描きたい時には対角線の消失点を追加で作って、そこからガイド線たくさん出してグリッド作ったりしてました。ある意味無駄といえば無駄なんだけど(^_^;)、ベースになるかな、と思って設定したパース定規を幾つか素材登録していました。20151110-01こんな感じになってしまったパース定規(^_^;)。
条件が揃った背景空間じゃないと使えないので、あまり意味はありませんが…。

グリッド作ったらパース作図は結構楽になるので、アタリ用に「ベクターレイヤー」で作った正方形グリッドを何種類か素材に登録していました。20151110-02ベクターなので変形してもあとから線の太さ変更できるのでパースに合わせて自由変形して基準線にするという使い方ができます。20151110-03こんな感じでパース定規のガイド線で囲ったパース上の四角形に合わせて変形するというわけです。地道にグリッド線を引くよりも楽なので、よく使っていました。

CLIP STUDIO PAINTではこれをやらなくてもいいので、ホントに楽ちんです。

ただ、一つのパース定規につきグリッドの間隔設定は一種類しかないので、X軸Y軸Z軸毎に違う間隔に設定したい時とか必要なグリッドの方向を切り替えたい時などのことを考えて、パース定規を複数コピーして作業内容毎に表示する内容を変えていました。この方が圧倒的に作業が効率的に進みます。

今更ComicStudioのネタってのもアレですが、ComicStudioはまだ沢山現役ツールとしてガリガリ使っている人が多いので、もしかしたらちょっと位は興味を持ってくれる人がいるかな…?

まぁそんなこんなで、遅れた作業を取り戻すべくちょっち集中したいと思います。

 

 

…ですが、明日11日はポッキーの日……じゃなくって自分と奥さんの結婚記念日です。
今日は結婚式した日です。家族のみの格安パックの式でしたとも(^_^;)。

今日のメモ(ComicStudioの謎の現象とか…)

  1. めちゃくちゃ外が暑い。クーラー捗る(;´Д`)20150714-01
  2. ComicStudioで謎の現象。
    レイヤーを削除しようとしたら「指定されたパスが見つかりません」の表示。
    レイヤーを統合しようとしたら、新しいレイヤーが作られる。どうやら同様の現象はまれに起こるらしいが、保存ファイルに問題があるわけではなさそう。

    【事例の参照】
    「【不具合】レイヤーを削除する際に『指定されたパスが見つかりません。』メッセージ」
    http://www.clip-studio.com/clip_site/support/request/detail/svc/9/tid/26066
    「レイヤーが削除できない」
    http://www.clip-studio.com/clip_site/support/request/detail/svc/9/tid/68762

    【解決方法】
    上書き保存は可能なので、保存後にアプリケーションを一度終了させたら回復。

    発生のトリガーはわからないけど、同じような現象が報告されているということは、所謂バグなんでしょうね。

  3. 仕事遅れ気味…
    ちょっと焦ってます(;´Д`)20150714-02

それではまたあした!

 

追記:リンクURLが変なことになっていたので修正しました。

コミスタ・イラスタ販売終了

ComicStudioとIllustStudioの販売が、30日についに終了しました。

CLIP STUDIO PAINTのプリント制作中に、FAQを確認してみようと思ってCLIPにアクセスしようとしたらメンテ中で思い出しました。

(↑「ありがとうComicStudio・IllustStudio」と書くつもりだったけどミスったままツイート)  


なんとなく販売終了はひっそりと…という印象でしたけど、販売は終了してもWindows10ではどうやら無事に動くみたいのなので、まだ移行出来ないしたくないという人は、当分使い続けるでしょう。

セルシスさんの最新の記事ではないんだけど、一応公式にこんなことが…

自分自身も仮想環境ではあるものの、動作確認を行ったので、Windows10を導入した場合でも、安心して使えるのは助かります。

さて、これからComicStudioとCLIP STUDIO PAINTを取り巻く制作環境はどうなっていくんでしょうか?

新規にComicStudioを入手することは出来ませんが、CLIP STUDIO PAINTの新規購入者は使う方法が用意されています。

Q2. 販売終了にも関わらず、2015年6月30日以降にComicStudioEXを無料で使えるようにするのはなぜですか?

A2. ComicStudioは、数多くの制作現場で使用されており、今後もスムーズに移行作業などを進めるために、何らかの形でComicStudioの提供 を継続して欲しいというお客さまからの強いフィードバックをいただいておりました。そのようなお客さまのご要望にお応えする形で、どうしても ComicStudioが新規に必要になった場合のご提供方法を残しました。ComicStudioの販売は終了いたしましたが、CLIP STUDIO PAINT EXをご購入いただき、CLIPから申請を行っていただくことで、ComicStudioEXを無償で2017年12月末までお使いいただけます。

Q3. 2015年6月30日以降にCLIP STUDIO PAINT EXを購入すると、もれなくComicStudioEXがもらえるのでしょうか?

A3. いえ、そうではありません。ComicStudioがどうしても必要なお客さまは、CLIP STUDIO PAINT EX(パッケージ版またはダウンロード版)をご購入いただき、CLIPから申請を行うことでComicStudioEXを無料でご利用いただけます。ただ し、2017年12月末までの期間限定となります。

CLIP STUDIO PAINTの新規ユーザーが、ComicStudioを使う必要性が出た場合の対応策として、「無料」で利用できるという選択しを用意しているというわけです。

しかしこれはあくまで「6月30日以降にCLIP STUDIO PAINTを購入した人が申請すれば、期間限定で無償でComicStudioを提供」ということで、CLIP STUDIO PAINTを既に持っている人がComicStudioをタダで手に入れられるというものではないようですのでご注意の程を。

 

ComicStudio・IllustStudioの販売が終了するのは既に告知されていたことだったので、ああ、ついにこの日が来たか…というちょっとした寂しさを感じたくらいでしたが、そんなことよりも個人的にはかなりショックだったのが…


利用者少ないのかなぁ、CLIP STUDIO PAINT使いの人は、これの使い勝手に慣れてしまうと離れられなくなるんじゃないかと個人的に思っている最強ツールなんです!
だけど…便利だけどね、これ、安いから仕方ないのか…わりと脆くてね…今使っているの三本目なんです。なので、そろそろ予備を抑えておきたいと思っていたところだったので…

だって、2000円が2500円だよ。・゚・(ノ∀`)・゚・。。。。

ぐぬぬ…マジに激しく後悔中…orz。。。。

【CLIP STUDIO PAINT】素材に「座標」を持たせたい

ComicStudioでレイヤー素材を登録した場合、無条件でその素材がページ内に配置されていた座標も合わせて記録してくれます。
この機能が非常に役立つのは、例えばマンガ家とアシのやりとりの時、ページ丸々を渡すのではなく、部分的な加筆やトーン作業をアシスタントが行って、レイヤーのみ素材として書き出してマンガ家側に渡し、素材を該当ページに貼り付ければ、全く同じ場所に復元できるという非常に効率的で安全な方法を取ることが出来ました。
ComicStudioでは作業している作品ファイルから、部分的にページファイルを差し替えするのは、時に致命的なトラブルを起こす危険があります。(案外そういうトラブルをよく耳にするので…)
そこで、ページの一部を「素材」としてやりとりする方法を取ることで、ファイル管理のトラブルの危険性は少なくなり、データのやり取りも事実上「差分」のみなので、ファイルも小さくて済むというメリットが有ります。

それ故に、CLIP STUDIO PAINTにも早く「素材書き出し」が付いてもらいたい、と製品発表当初から願っているんですが、残念ながらまだ実現はされていません。望み薄なのかなぁ…。「共同作業」の機能で自在にできるようになるのなら、それはそれでOKなんだけど…。

それともう一つ、CLIP STUDIO PAINTの素材登録は、普通のやり方で登録した場合、「座標」の情報は記録されません。
20150512-07
登録された素材をページに貼り付ける方法は、幾つかあります。

  • その内の一つはドラッグ&ドロップ。
  • もう一つは素材パレットのメニューからコマンド「素材をキャンバスに貼り付け」
  • (または貼り付けアイコン押下)

しかし、CLIP STUDIO PAINTの素材をキャンバスに貼り付けると、元あった場所の座標は記録されていないので、必ず用紙の中心に配置されてしまいます。

 

例えば、こういう素材(「体験授業用サンプル」というレイヤー)を特に何も考えず「素材」登録した場合どうなるか…。20150512-03

結果はこうなりました。20150512-05素材のプロパティの「素材のイメージ」にめいいっぱい絵が入っています。

この素材をページに貼り付けると、前述のとおり、そのページの真中に配置されます。しかし元の素材は三コマ目に入っているので、明らかに「座標がずれて」いるわけです。

この仕様はとても困るので、座標を記録する機能を搭載して欲しいと常々思っていましたが、現時点でも「座標」を記録する方法が有ることを最近知りました。
(既に有名で当たり前の方法だったら、自分はまだ知らなかった、勉強になったということで平謝りです。)

その方法を使って同じレイヤーを素材として記録した結果はこうなります。20150512-06

ちゃんとページの下部に絵が入っているのが「素材のイメージ」を見ればわかります。
ちなみに、元のレイヤーに追加したり加筆したりは一切していません。

この方法は「選択範囲」→「すべてを選択」してから、素材登録すればOK

やっとこさやり方がわかったわけです。
最近登録したある画像レイヤーが座標を記録していたので、てっきり「あぁ…やっとこの機能搭載されたのか」と思っていました。どうやらたまたま「すべてを選択」されていた状態だったのでしょうね。でも実際はまだ搭載されていなかったのです。
でも「全体を選択しておけば座標を記録出来る」という機能が、セルシスさんにとっては「搭載済み」(解決済み)とという意味を持つとすれば、「ちょっと待って!」と言わせていただきます。

座標はデフォルトで記録されるわけではないので、レイヤー画像を登録後にそのレイヤーに加筆したり統合したりして、再度元と同じ状態で再び登録することができなくなってしまった場合どうするのか…。
座標が記録されていないので登録時と同じ状態の画像を再度素材登録することは不可能になってしまいます。

そこでCLIP STUDIO PAINTへの要望~

  • 素材登録時には無条件で座標も合わせて記録して下さい!
  • または登録時のプロパティに、「座標を記録する」かどうかのチェックボックス(選択肢)を用意して下さい。
  • 素材を貼るときに、「座標通りに貼り付ける」と「用紙の中心に貼り付ける」などの複数の道を用意して下さい!

そんでもって再度要望~!

  • 素材のファイル書き出し機能をつけて下さい!
  • 素材の並び順をソートする機能をつけて下さい!

自分は結構「素材」の部分に対してはCLIP STUDIO PAINTは不十分だと思っています。これが原因で移行出来ていない人もいるんだろうなと感じます。

ホント頼んますよ~セルシスさま~(T人T) ナムナム

読み込みは完了→地道に加筆改稿~

昨日の続き~…

地道にコンバート作業をページ単位でやっていきました。

  1. Ver3で開く
  2. コマレイヤーを開く
  3. 中のマスキングレイヤーを削除
  4. コマを閉じる
  5. コマレイヤーを展開する
  6. 展開したレイヤーを新しく作ったフォルダに入れる
  7. コマが残っていたら(2)に戻る
  8. すべて展開終わったら別名で保存

20150511-00コンバート作業そのものはこんなかんじの手順です。作業の一部はアクションで出来るとはいえ、それはせいぜい(3)→(4)→(5)の作業くらいで、それ以外はひとつひとつ確認しながらになります。
それでも思ったよりも結構楽に出来ました。アクション機能ありがたやありがたや~!

Ver3で作ったデータの分だけでいいので、それほどびっくりする量ではありませんでした。これが三桁ページだとかなりきつそう…。
(…とは言え、これは今回の作業分だけで、Ver3で作った商業誌の原稿は大体200ページ位はあるはずで、こちらのコンバートはもっと慎重にならざるを得ません。)

書きだしたページファイルを、CLIP STUDIO PAINTのページ管理から「ページの読み込み」をします。一気に複数のページファイルを読み込むことはどうやら出来ないようなので、1ページずつの作業となります。20150511-01↑内容が成年向けなので、サムネイルは小さくしました(^_^;)

もちろん読み込んで終わりじゃ無くて、これから修正作業が入ります。20150511-02

コマレイヤーの中のマスキングレイヤーを削除しているので、こんな風にはみ出し部分を修正しなければいけないんですが、おそらく通常ならば各コマの枠線から選択範囲を作って、コマにマスクを掛けるのが手っ取り早いと思います。

しかし、ここはついでに加筆改稿さ行も入れるので、コマ枠レイヤーを用意して枠線を切り直して、若干の構成の変更を行ったほうが早そうな気がします。

まぁ自分の描いたマンガなんだから、やってみたら結構何とでもなるでしょう、って安直に考えていますが、果たして…?

コミスタVer3のコマレイヤーの怪

夏コミの当落はまだまだ先ですが、毎度ギリギリにワタワタしてしまってろくな結果になってないので、今度こそは昔の原稿まとめた総集編出そうかなと思って、クリスタでコミスタファイルを開いたんですね。

でも、開いたファイルが妙なことになって、パニック…(((( ;゚д゚))))アワワワワ20150510-07-1これだけじゃわかりにくいかもしれないので、Ver3で開いた元の状態はこんな↓感じです。
20150510-06-1Ver3では、圧縮された「コマレイヤー」というファイルになっていますが、別に統合しているわけではありません。ダブルクリックするとこのコマが新しいウインドで開いて編集が出来ます。

Ver4になって、「コマフォルダ」というシステムになり、コマフォルダが「枠線」と「マスキングレイヤー」を持つ形になりました。Ver4になって、「コマ」内の編集がやりやすくなり、枠線の編集やマスキングレイヤーによる枠外へのはみ出しのコントロールなどが大幅にやりやすくなったのです。
自分はこの「コマレイヤー」→「コマフォルダ」を愛用していて、クリスタでも「コマ枠レイヤー」(事実上のコマフォルダ)を使っています。

しかしまさか、Ver3の「コマレイヤー」を読み込むことを想定していなかったのか、統合してしまうとは思いませんでした。

じゃぁ、一度Ver3データをVer4で開いてコンバートして保存したものをクリスタで開けばOK…と思ったんですが、ここで最大の難関にぶち当たってしまいました。

Ver3のファイルを開こうとすると、コミスタVer4が、強制終了してしまうのです…orz

メインマシンの環境下が問題なのか…?と思って、MacBookProにBootCampして入れたWindows8.1の方で開いてみようとした所、やっぱり強制終了…。
さらにMacOS10.10のコミスタでも同様に強制終了…。

もしかしてVer3の保存時に何らかの問題があって、Ver4で開かないのか?それならVer3で保存しなおしてみたらどうか…?と思って、急遽コミスタVer3をWindows7にインストール。

ここでさらなる問題が…。

20150510-10起動してS/N入れた後に「仮想メモリの作成に失敗しました」と出て、しかも設定してOK押しても反応なし…。

プログラム本体のプロパティを出して「WindowsXP(SP3)」互換モードで実行する設定にしても、それでもダメ…、。

手詰まりか…?

ん?いや待てよ?念のために先にVer3の最新版にまでアップデートしてからやってみれば…?
と思って、Windows版のCS_EX3xx_318.exeを当ててみたら無事に起動(^_^;)。無事にVer3ファイルを開くことが出来ました。

結局Ver3で保存し直しても、Ver4で開こうとすると強制終了してしまう状況は変わらず…原因は判明しませんでしたが、もしかしたらOSが64bitだってことが関係していたりするんでしょうか?

取り敢えず、無事にVer3データが開ける用になったので、思いきってVer.3→クリスタと、コミスタ4をすっ飛ばしてコンバートするという計画に変更。

まず「コマレイヤー」が統合されてしまうのなら、最初から「コマレイヤー」を展開しておくという手段を取ることにしました。20150510-01-1こんな風に「コマレイヤー」を展開してしまいます。

20150510-03問題は「マスキングレイヤー」。

マスキングレイヤーがあるままだとコマレイヤーの展開ができない仕様なので、コマレイヤーの中に入ってマスキングレイヤーを削除してから展開するという方法を取りました。

なお、Ver3の頃の「マスキングレイヤー」は「コマレイヤー」内部に一つしか作ることが出来ず、しかもその「マスキングレイヤー」が存在していると、コマレイヤーの展開は不可能。

枠線からはみ出している部分は、マスキングレイヤーでコントロールしているので、マスキングレイヤーがないと枠外のはみ出しはそのままになってしまいます。

でも、統合されてしまうよりは遥かにましですし、クリスタでフォルダにマスクつければ一応OKですから…。
クリスタのコマ枠フォルダは、枠線ラスタライズすると枠線を外に出してしまう困った仕様なので、枠線をコマ枠フォルダ内に入れるためにはマスクの調整しなきゃいけない。この時はコミスタVer4のマスキングレイヤーの利便性を痛感します。
コミスタVer4のコマフォルダは、枠線のラスタライズ化を行うとマスキングレイヤーの上に枠線レイヤーを配置するというシンプルなレイヤー構成で達成されます。コミスタのこの仕様は凄く助かっています。

しかし、クリスタだと枠線の定規を元に作られるフォルダのマスクが枠線を半分隠してしまうので、やむを得ず枠線をコマ枠の外に出さざるを得なくなってしまった様です
そういう仕様だと割り切る事ができないのなら、 現時点での対処法としては、枠線の太さ分の選択範囲を作成して、マスクをカットしてしまえばコマ枠フォルダ内に枠線を含むコマのデータを全部入れることが出来ます。
(CLIPに「擬似コミスタ式コマフォルダ化」のアクションUPしています)

今回のコンバート後の対策も、後々コマの作成と枠外のマスクの作成でちょっと手間暇掛かりそうですが、コマレイヤーが統合されてしまう不都合よりかは遥かに問題なし(^^ゞ。
なにしろ、コマの中に下描きレイヤーが入っていて、しかもそれを表示しているときは最悪です。それも一緒に統合してしまうので、全く使いモノにならないので…orz20150510-08-1…というわけで、地道にVer.3で開いて、コマレイヤーを展開してフォルダに入れて、別名保存…別名保存…。
それをVer4すっ飛ばしてクリスタで開いて整理をするというプランで作業進行中です。

CD-Rに焼いてしまった仕事用のモノクロデータも結構いっぱいあるので、これも確実にクリスタへコンバートしていつでも開けるようにしておかなければ…。特に単行本未収録ものは動かせる体制を取っておきたいです。
それらも含めて、出来るだけクリスタにデータ移行して整理し直した方がよさそうなのは間違いなさそう…。

まためっちゃ時間食いそうですが…

【コミスタ終了】方針変更已む無し

ComicStudioの販売終了の一件。

取り敢えず、「ComicStudio必要な人は入手は最後のチャンス」とか「ComicStudio持ってる人はCLIP STUDIO PAINT安くゲットできるよ」とか、そんな感じの情報は大体周知されてきたかなって感じですが、販売終了に伴い、急遽対策を講じなければならないのは、専門学校でのデジタル授業の軌道修正だったりします。

一校の方は、今年から全面的に一二年ともCLIP STUDIO PAINT軸で進めることにしました。体験授業ももちろんCLIP STUDIO PAINTで。これから始めるならCLIP STUDIO PAINT一択なのは揺るがないですから。

もう一校は…。現時点でComicStudioをカリキュラムに組んで行っている授業をどうするか、これから始まる授業をどうするか、来年度の授業をどうするか、体験授業をどうするか…などなど、変更を余儀なくされたものがいっぱいあります。

一年から二年にかけてComicStudioで行っていた授業は、現状予定通りの進行で。平行してCLIP STUDIO PAINTでカラーの授業も行っているので、後期の集中トレーニングで両方に対応できるスキルを習得するという方向で…。せっかく覚え始めて並行利用しているんだったら、両方を習得する方向で学習し、実際に自分の作品作りでどちらを選択するかを各自の判断で行うというのが一番本人にとってはいいのではないかと…。デジアシとして要求される技術を得る意味でも、両方共というのはプラスなはず…それなりに大変だと思いますが…。

一年生は、年度始まりに学校側と話し合い提出した計画書ではComicStudioで授業を組んでいました。しかし自分の担当授業がスタートするのは5月末頃から…。これはもしかしたら幸いしたのかもしれません。ここは当然CLIP STUDIO PAINTで組み直すべきだと判断し、急遽変更することにしました。

そりゃこれから自分でマンガをどんどん描いていこうという子たちに、事実上終息して入手できなくなっていしまうことが確定しているComicStudioを推奨する事はできません。CLIP STUDIO PAINTでスタートしたらCLIP STUDIO PAINTでの作り方を身につける方がスムーズだと思います。

自分の場合は、以前「個人的なCLIP STUDIO PAINTへの要望」で書いたような、非搭載機能が結構ストレスのもとになるので、作る題材によってComicStudioとCLIP STUDIO PAINTを使い分けしています。
比率的には大半はCLIP STUDIO PAINTに移行していますが、自分のモノクロデータの作り方はCLIP STUDIO PAINTではファイルがかなり肥大化してしまうので、少しでもファイルを軽くするためにComicStudioではあまりやっていないレイヤー統合をこまめに行う様にしています。(実はあまりやりたくないんですけどね…)

ちなみに、ファイルを軽くする事ができる「最適化保存」ですが、別名で保存しなければいけないので、普通の「保存」時に「上書き保存(最適化)」というのが欲しいです。

20150508-01それと、「ツール」を初期状態に戻すコマンドも欲しいです。記憶できる「ワークスペース」は「ツール」や「サブツール」の配置も合わせて記憶してくれたら助かるんですけど…。

なぜこういうことを希望するかといえば、今まで蓄積してきたComicStudio用のプリントからCLIP STUDIO PAINT用のプリントに切り替えるために、CLIP STUDIO PAINTのスクリーンショットを撮る必要があるんですけど、自分の環境そこそこカスタマイズしている最中なので、そのままだと授業用のプリントには使えないからなんです(^_^;)。
←今の自分の「ツール」はこんな感じ。

対応策はサブアカウントを発行してそちらに切り替えてスクショ取って、戻ってPhotoshop等で画像加工・文書作成という手順を取っています。メインアカウントの方に多くの資料・書類・画像を置いているので、サブアカウントの方で画像加工・文書作成は難しいこともあり、ちょっと面倒くさいです。不必要に時間がかかるのもちょっと……

なんにせよ、前倒して色々と書類を作っていく必要があるので、想像以上に大変かも…。

土曜日は抜けきっていない疲れを少し癒やすことにします…。

セルシスの持つ特許(一部訂正しました)

各種開発を行っている会社の多くは、自社の開発した新しい技術を守るために、特許・実用新案として出願・登録しています。
株式会社セルシスは、自社の「知的財産」の特許を多く出願しているようです。
(持っているようです、と記載していましたが、出願中の物も多いので変更しました)

開発当初の頃に、セルシスの方から特許出願したという話を聞いたことがありました。(発売前の開発段階の時の話です。)

そこで、「経産省 特許庁」のページから「特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)」へ行くと、特許を検索することができるので、セルシスの持っている特許を調べてみました。

「筆頭出願人:株式会社セルシス」で「公開特許公報」に限定して検索した所、32件ヒットしました。
(検索「種別」を変えると検索結果数が変わります。)

追記:自分の知識不足による勘違いでしたが、「特許公報」には二種類あって、「公開特許公報」に掲載されるのは、「公開特許公報」に記載されるのは、特許出願後1年6ヶ月経過して発行されるものだそうです。
公開特許公報には、特許権を得る前の発明が掲載されていることになり、いわゆる「出願中」のようですね。「特許公報」は、設定登録になって特許権が発生して発行されるもので、こちらには特許権を取得したものが記載されます

アニメーション製作アプリケーションのRETASや電子書籍ビューアソリューション関係の特許を除き、おそらくコミスタやクリスタに関連すると思われる特許をピックアップしてみます。

  • 特開2003-256865
    「立体オブジェクトデータからの漫画的表現の2次元画像の生成方法および生成プログラム」
    これは3DLTのトゥーンレンダリング技術みたいです
  • 特開2004-342002
    「マンガ用枠線描画装置と電子的記憶媒体」
    これは説明図で分かった。枠線定規・コマ枠レイヤ・枠線定規カット・コマフォルダ分割ですね。
  • 特開2005-031818
    「マンガの線画像成形方法、装置およびコンピュータプログラム」
    画像からトーン・ベタ・線画を抽出する技術。2DLT処理やラスベク変換の技術にも関わっているのかも。
  • 特開2009-116509
    「マンガのページ画像とコマ画像の照合方法及びプログラム」
    特許独特の言い回しなのでわかりにくいけど、なんとなく…ページが持つコマの情報とコマが持つ情報を照らしあわせて、正しく表示する方法かな?
  • 特開2009-141572
    「マンガのコマ画像のためのマスク画像の作成方法及びプログラム」
    マスクに関する技術。コマフォルダが持つマスクとマスキングレイヤーの技術の様です。
  • 特開2010-009277
    「線画のための彩色方法及びプログラム」
    図式されているのでわかりやすかった。塗りつぶし・閉領域フィルと、細いところへの染み込みや隙間を閉じるの技術ですね。
  • 特開2010-020458
    「線画の彩色方法及びプログラム」
    イラスタ・クリスタのペン・ブラシの参照レイヤーの線からはみ出さない機能ですね。ホントありがたい!
  • 特開2010-165058
    「グラデーション作成方法、プログラムおよび装置」
    これはイラスタに搭載されていて最近クリスタにも搭載された「等高線塗り」。これは画期的な機能でした。
  • 特開2011-221940
    「画像作成編集ツールのプレビュー方法およびプログラム」
    描画ツールのストロークを記憶して、ツール属性を変更したらそれをプレビューする機能。これはもしかしてまだ搭載されていない?自分が気づいていないだけなのかな?
  • 特開2012-089081
    「画像の描画装置、方法、及びプログラム」
    ペンやパターンブラシで描いた端や鋭角部の形状をペン先の形状に応じて補正する機能。折り返した鋭角部の線を尖らせる機能はこの特許の様です。
  • 特開2012-164161
    「オブジェクト修正処理装置、方法及びプログラム」
    特許内の画像を見ると、POSE STUDIOやクリスタの「ハンドセットアップ」です。これは直感的で面白い機能です。

ここから下は3Dモデル関係なので、PAINTというよりも、MODELERやACTION、QUMARIONに関する特許じゃないかと思います。

  • 特開2012-164162
    「骨格の角度制御方法,装置,及びプログラム」
  • 特開2012-164163
    「骨格モデルの捻りの制御装置,方法及びプログラム」
  • 特開2012-164221
    「骨格モデルの関節角度の曲がりにくさの制御装置,方法,及びプログラム」
  • 特開2013-020446
    「マルチポインティングデバイスの制御方法及びプログラム」
  • 特開2013-120395
    「スケルトンモデルの姿勢制御方法,及びプログラム」
  • 特開2014-002677
    「描画方法、プログラム、及び装置」
  • 特開2014-002678
    「オブジェクト表示方法、プログラム、及び装置」
  • 特開2014-149748
    「三次元オブジェクトの多視点描画装置、方法、及びプログラム」
  • 特開2014-149749
    「三次元オブジェクトの誇張描画装置、方法、及びプログラム」

ここに記載しなかった特許でも、クリスタに応用されているものはあると思いますが、さすがに開発者じゃないのでわかりません。それと、よくわからない部分も多いので解釈が全く的外れの可能性も、きっとあるでしょう…

それにしても特許の「請求項」の文面、独特の言い回しで結構難しいです(^_^;)。

なお、各特許へのリンクは「データ収集を目的とした、文献の直接指定」を禁止しているので出来ませんでした。
もし興味のある方は、「特許・実用新案番号紹介」で「公開・講評特許公報」で上の番号を入れるか、「特許・実用新案テキスト検索」で「出願人/権利者」を「株式会社セルシス」にして検索してみてください。

こういうことをきちんとやっておくかどうかは後々重要になってくるんでしょうね。

 

ちなみに、昔話題になった筑井茂男という人が平成8年に出願し10年に公開された 「コンピューターを用いた漫画の製作方法及びその方法で作られた漫画をモニター画面で見る方法」の特許ですが、どうやらセルシスが動いて「審査」している様です。
「審査書類情報」が時間外だったので現時点では確認できませんでしたが…。
閲覧できるようになったら、後で確認してみます。