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【CLIP STUDIO PAINT】背景画に3Dオブジェクト~パース定規便利!

メタセコで作った3Dのカウンターチェアを、背景画の中に合わせてレンダリング合成してみました。

まず[図形]ツールの[パース定規]作成を使って、背景画に合わせたパース定規を作りました。
元画像はアナログで描いたもののスキャンデータです。20151031-020151031-00ComicStudioでは「パース定規作成」というコマンドを使っていました。
CLIP STUDIO PAINTでも[レイヤー]→[定規・コマ枠]→[パース上gの作成]というComicStudioとほぼ同じコマンドがありますが、[図形]ツールのサブツール[定規作成]→[パース定規]を使った方が、遥かに楽でオススメです!
具体的なアタリやラフが有る場合や、今回のように背景画に合わせる場合は、二本のパースガイド線をドラッグするだけで、交点が消失点となったパース定規が作成されて、手順的には結構捗ります。
参考までに、パース定規の作り方について授業で使ったプリントの一部を載せておきます。

CLIP STUDIO PAINTの3Dは、パース設定が難しいんですが、先にパース定規を決めておいたほうが遥かに楽に出来ます。
あらかじめ設定しておいたパース定規がついたレイヤーに3D素材をドラッグ&ドロップすると、この空間にあわせて3Dオブジェクトが配置されるので、あとは大きさや位置を調整するだけです。
本当はここで三面展開図で作業できればいいんですけど、それが出来ないのが残念。早く搭載して~!20151031-1というわけで、この場所に、カウンターチェアを配置していきます。20151031-2地道に配置して位置調整します。おおまかなのはドラッグで行って、微調整はツールプロパティで行います。

レンダリングは階調をオフにして線画だけで行って…。20151031-3こんな感じでレンダリング配置完了。

あとは、ディテールをアナログ絵に合わせて調整してブラッシュアップすればOKかなと。

セルシスのメタセコ講座

セルシスはMetasequoiaのライセンス販売を代行しています。
そちら経由で買うのもありかな、と思ったんですが、サポートの事はやっぱり開発した所の方がいいだろうと思って、 tetraface Inc. さんから直接購入しました。

なんとなく触っていてもそれっぽく作れるので、UIや操作性はとても良くてきているんだな、と感じます。でも適当に触っているだけだと、より効率的な思考で扱えないと思って、まずはいくつかのテュートリアルを体験しておこうと、セルシスの「Metasequoia使い方講座」を追って練習しています。

こういう講座のたぐいは「もうわかっているつもりだからいいや」と思ってスキップすると、結果的に遠回りになることが多いので、理解できているところは「確認」のつもりで最初の「小物ではじめよう!モデリング入門」からやっています。
曲がりなりにもちょろりと3Dソフトを幾つか触った経験もあるし、MetasequoiaもVer3を少し触っていたこともあり、ある程度わかったつもりの事も結構多いんです。でもそれをそのままにしておくのは実に危険だということを、身を持って知っているから、一度は初歩からきっちりとやっておきたいと思って進めています。

学校で教えていての実感なんですが、授業内容に合わせたプリント作って実際にプロジェクタ等に映し出した実例でやって見せても、その時に「プリントあるし教科書あるからいいや」と思って追っかけずに別の作業をやっている子は結構多いんです。
そして、いざその作業が必要になった時には結局解らなくて一から質問するというケース…本当に多いんです。
ちゃんと授業内容を聞いていて、その内容で解らなかったところを質問する子は理想的ですが、さっき説明したばかりなのに巡回してたら「○○ってどうやればいいんですか」という質問をしてくる子が案外いて、時々凹みます(^_^;)。自分の教え方がヘタなんだろうなぁ…と思って…。

自分の場合、結構原理原則などから入って説明することが多いので、理屈っぽくてわかりにくいという意見を耳にしたこともあります。色々と修正を繰り返しながら教え方を考えていくんですが、ホントにそこら辺は難しいですね。「教えることはまさに学ぶことだ」と言っても過言ではありません。

さて、メタセコ講座ですが、セルシスのメタセコ講座はVer3で書かれたちょっと古い記事です。
そのため、いくつか変化したコマンド形態やUIがあるので、時々引っかかってしまいます。でもそれの照合をマニュアル見ながら確認したり、他の講座やブログ記事を見ながら行ったりすることで、理解度は深まっていって面白いです。

自分の目標は「ComicStudioやCLIP STUDIO PAINTで使う3Dデータの作成」なので、実際に絵を描く時に「3D があればなぁ…」と思うものを、自在に作れるようになれば理想的です。
とは言え、3D モデリングが出来るようになったら、いずれは3Dプリンタ使って立体造形やってみたいという欲求もあります。3D プリンタが個人でも買えるくらいの値段に落ちてきた事も魅力の一つですね。
デアゴスティーニが週刊マイ3Dプリンタってのを出し始めた時、総額11万出すなら完成品買うだろ、って意見が飛び交うほど値段が落ちたわけですしね。自分もいずれは欲しいかな、って思ってます。
それで何をするのかといえば、やってみたいことはいっぱい思いつきますよw。

というわけで、今は「日本刀」作るところをやっています。順番にやっていけば割と初歩的な機能は覚えられそうな講座内容になっているかもな、…という印象です。20151030-1でもまだUV操作については今ひとつわかってない(^_^;)。

ゆっくり練習中です>メタセコ

3Dソフトと言えば、昔Mac(PowerPC時代)でBryceという景観作成ソフトにハマったことがありました。

プリミティブオブジェクトのみを使って和風の門っぽいもの作ったり…bryce002

山などはグレースケールの画像を元に立体化されるので、それを応用してお城の屋根を作ったり…bryce001モザイクはそのまま林立するビルっぽくなるので、大都市風にしてみたり…bryce004

Bryceのバージョンは1から使っていましたが、これはおそらくVer3位でしょうか?

Bryceと言えば、Bryce7が一時期無料で公開されて話題になりました。私もダウンロードしたんですが、今の環境下にはインストールしていなかったので、つい久々にインストール。英語版だけどUIはそれほど難しくないので直感的に適当に触ってるだけで景観が作成できる結構面白い3Dソフトです。Bryce7SC

最近は3Dは漫画を描く上でもComicStudio・CLIP STUDIO PAINTで活用できる時代になっています。自分でオリジナルのアイテムや部屋や小物を3Dモデリングしたいなぁ、とは思っていましたが、比較的安価に手に入るShadeをかじってみたところ、今一つちょっと使い勝手が肌に合っていないのか、それとも自分がずぼらなだけなのか、余り使いこなさないまま放置…。
あるときにMetasequoiaを触ってみて、あぁこれならわかりやすいな、と無料版で色々と実験的な練習ばかりしていました。でも正式にライセンスを購入せずにいつしか練習も後回しに…。

やっぱり自分で作ってみたいと思っていながらも、さすがにLightWaveを買うまでの思い切りもありませんでしたが、つい先日やっとMetasequoia4のライセンスを購入したので、練習をすこしずつやって思い出そうと気長に練習開始という段階です。

まずは簡単なものから…ということで、「ワインボトル」を何種類か作ってみて、その後奥さんからリクエストが有った「バーなどのカウンターチェア」に着手。こちらもなんとなくそれっぽいものを作れるようになりました。20151026-03なかなかおもしろいので、しばらく色々と作って練習していきたいと思います。

Metasequoiaの中でレンダリングするのが目的ではなく、ComicStudio・CLIP STUDIO PAINTで使える素材をモデリングできるようになる事が目的です。

まだ道は遠そうですが、もしかしたらいいものができたらCLIPにアップするかもしれません(^_^;)