CLIP STUDIO PAINTの描画系の各サブツール…ツールプロパティからサブツール詳細を表示させてよくよく見てみたら、「ペン」も「鉛筆」も「エアブラシ」も「水彩筆」も「デコレーションブラシ」も「消しゴム」さえも、すべて共通なんですね。
敢えて全パラメータを表示させて「ツールプロパティ」を見てみたら、こんな風にすんごく長くなってしまいました(^_^;)。
各サブツール毎に重要な項目だけを表示させているので、ツールプロパティだけを見ていると全く違う様に見えるけど、どうやら描画系ツールの基本的なエンジンはたった一つの様に見えます。
なるほどなるほど…。
これだけ多くのパラメータを持っているということは、カスタマイズ次第で本当に多彩なサブツールを作ることが出来るということで、それ故に工夫をこらしたブラシが多く作られてCLIP等でシェアされているわけです。
自分はカラーの時は「水彩筆」風のブラシをよく使っていますが、改めて自分が使っているブラシのパラメータを見てみると、もっと使い勝手がいいブラシにすることが出来そうな気がしてきます。
じっくりカスタマイズしていくのもいいですが、まずは既存のサブツールから理想に近いサブツールを探して、そこからパラメータをいじって欲しいタッチを見つけていき、自分にとってどのパラメータが重要なポイントなのかを見極めていくという方法が、自分に最適なサブツールを見つけるための第一歩なのかもしれませんね。
自分はまだ一番理想的なモノクロ用の二値ペンを見つけ出せていません。個人的にはカラー用のアンチエイリアスONの線はすごく細い線の再現性がいいのですごく気に入っていますが、二値の線はComicStudioの方が好きなんです。お陰でまだペン入れ段階で思ったような描き味が得られずに、ジレンマ感じたりストレス感じたりで堂々めぐりすることも多くて…(^_^;)
ComicStudioからCLIP STUDIO PAINTに移行する事がなかなかできない人の引っかかっている点の一つは、この多彩で複雑なパラメータに戸惑っているというのも有るかもしれませんね。
なにしろ、ComicStudioは完全に二値に特化したツールだったので、どうしても見慣れなかったり使わなかったりするパラメータに混乱をする人も多そうです。
自分もとにかく一刻でも早く心地良いベストな二値ペンを見つけたいです。
ちなみにアナログ時代の自分の一番お気に入りのペン先は、昔のタチカワの丸ペンでした。
●補足●
「ツールプロパティ」から「サブツールの詳細」を開く時は、右下のスパナアイコンをクリックします。開いた「サブツール詳細」には「パラメータのヘルプ」があるので、それを参考にパラメータを弄ってみることから始めるといいと思います。頻繁に変更するパラメータは、目玉マークを表示させることで、「ツールプロパティ」に表示されるようになります。
頭の「ツールプロパティ」は、この目玉マークを全部ONにした状態です。この状態だとそのツールで一番重要なパラメータが何かワケが判らなくなるので、ほんとうに重要なものだけを表示させることで、全く違うツールのように扱うことができているというわけです。