もう先週の火曜日の事になりますが、「東京都庭園美術館」の「アール・デコの邸宅美術館」展に行ってきた時の写真を、何回かに分けて記事にしてきました。
あまりアクセスが有るブログではありませんが、自分用のメモだったりまとめだったりするので、分割の五回目は「外観」の写真をば。
以前の記事はこちら…。
「アール・デコの邸宅美術館」行ってきました(1)
「アール・デコの邸宅美術館」行ってきました(2)でもちょっとだけ…
「アール・デコの邸宅美術館」行ってきました(3)
「アール・デコの邸宅美術館」行ってきました(4)
今回の展覧会の目玉は「屋内で写真撮影が出来る」というものだったので、これはなんとしても行かねば、という気持ちで隙を見ていってきたんですが、行ってホント良かったです。
朝香宮殿下と妃殿下のこだわりの住空間、すごく計算されていて一階は「宮家としての公共空間」、二階は「一家族のプライベートな空間」を見事に作り上げていました。
朝香宮邸のエントランスです。当時の邸宅には車寄せが多く見られますね。こちらは方角で言うと東側になります。正門は敷地の南側、目黒通りに面しています。ゆるやかに北西へ曲がるアプローチを進むと見えてくるのがこのエントランス。
ぱっと見ではかなりシンプルでこじんまりとして見えますが、中は無闇矢鱈と広くはないものの、ハイセンスでゆとりのある空間として見事に計算されていたなぁという印象でした。
アール・デコの洋風建築ですが、エントランス横にはこんな像が…。正面向かって左が「玉取り」で右が「子取り」の狛犬です。写真では「子取り」の狛犬側から撮っています。
邸宅南側の庭園に入ってみました。棕櫚の木がリゾートホテル風の雰囲気を醸し出しています。当時の写真を見ると、棕櫚ではなく松か杉の様なシルエットの木が数本この棕櫚よりも高くそびえていたみたいです。
1F大客間に面したテラス。大食堂の円形の張り出し窓がモダンなアクセント。アンシンメトリーですが、アール・デコデザインなので、シャープな印象です。大客間からテラスを通って庭園に気楽に出られる作り。テラスも結構広くて開放的な空間です。ホワイトバランスを変えて撮ってみたら結構印象が変わりました。曇り空だったので、ちょっとオーバー気味になってしまったので、下の方が実物のイメージに近いでしょうか。小食堂前の小さなテラス。内側から見た写真はこんな感じ…(再掲載)庭園の南側から全体を撮してみました南側は広く開口部を取って南向きの各部屋にいっぱい光が注ぐように作られています。
北側が暗くなっているわけではなく、さらに大きな窓や天窓を駆使して、思い切り光を取り込んでいます。北側の中庭です。当時からこうだったのかはわかりませんが、窓から見える緑と水場で夏は涼しげだったんじゃないでしょうか。
…というわけで、撮った写真は約600枚ほど。じっくり整理はまだやっていませんが、こういう機会だとやっぱ撮り放題してしまいます(^_^;)。
今回一度だけではなく、見落としたところや別の角度で取る機会があれば、何としてでも再び行きたいですね。