東美OCの二日目が終わりました。
二日間と言っても、実際の授業は午後の1:30~4:30位の3時間+α位×2の約6~7時間です。
この二日間で全くのゼロの状態から「ネーム」→「下描き」→「ペン入れ」と「デジタルで線画修正」→「簡単な背景」→「簡単な効果」→「トーン処理」→「プリントアウト」というステップを踏んで「成果物」を作り上げます。たった1ページですが、ペンを持ったことがない、CLIP STUDIO PAINTを触るのも初めてという子たちにとってはさぞハードルが高かったんじゃないかと…正直結構不安でした。
ずっとデジタルを担当し続けてきたので、アナログ原稿の指導は実は結構久しぶりだったのが初日の不安点の1つでしたが、サポートの先生方のお陰で無事に乗り切りました。
そして二日目のデジタル。ここは自分の担当なので失敗は許されない場…。どれくらい成果を感じてもらえるかどうか…。
そのための準備もきっちりやったつもりですが、情報量が多過ぎたらかえって混乱するかもしれない…いや、きちんと説明はしておくべき…などと悩みつつも作り上げたOC用のプリント…七ページ分になりました。
内容は主に「スキャン原稿の読み込みと変換」「コマ枠フォルダーの作成と枠線カット」「ペンで加筆・修正」「トーンの基本」です。パース定規・集中線・流線ツールは現場で個々の原稿に合わせて説明することにしました。書き出したらきりがないっす。マジで本が一冊できちゃうwww。
…でも心配は杞憂に終わりました。
実にみんなカンが良くて、想像以上にスムーズについてきてくれて、作業もスムーズでした。
ペン入れで主線を入れていく作業をするとなると、板タブ慣れという問題に悩まされる可能性はありましたが、今回はそういう作業ではなかったからか比較的順調に進められました。
トーン貼りは予想以上に色々と手を加えて完成度を上げて行ってくれたので、最終的な「成果物」の完成度は非常に高いものになりました。指導した側からすると、ひとまず安心しました(^_^;)。
如何に「興味を持って作業に集中してくれるか」というのが、オープンキャンパスや体験授業では重要な要素となります。表面的になぞるだけの体験ならあまり意味はありませんから…。
まだこれからも何度か実施を担当することもあると思いますが、少しでも「面白さ」や「奥の深さ」を伝えられたらいいな、と思っています。
お楽しみはまだまだこれから…だよ~!