新年度スタート

4月1日になって、2016年度が始まりました。

まだ余り実感が湧く段階ではありませんが、専門学校の講師をするようになってからは、「年度」単位で動くようになったので、今月からは新しく新入生を迎えて新しい体制で授業を組んで動く必要があります。授業がスタートする前にある程度組み上げておかないと行けないので、中旬くらいまではなんだかんだとちょっとあわただしくなりそうです。

新年になった時の「初心」と比較すると、新年度に改めての「初心」というのはありませんが、去年と今年とではちょっと思うところに変化が生じたので、レジュメの組み方や授業の進め方を変えてみようかと思っています。
自分の教え方が成功しているのかそうでないのかは、自分自身では測ることがなかなか出来ないんですが、教えた学生たちがデジタルでの作画において手応えを結果として示してくれた時に、少し安心します。でもそれは決して100%ではないので、いつもいつも堂々巡りしているというのも事実。

絵を描くということは、多分に右脳的な要素が求められることなんですが、その中でデジタルで描く場合には、どうしても左脳的なオペレートの作業が絡んでくるので、慣れるまで激しい拒否反応を示す人がいます。
最近のパソコンは昔よりも「直感的」に扱えるようになってはいますが、正しいパソコンのオペレートやトラブルシューティングは、「論理的」に進めていく必要があります。
経験上、デジタルの授業は「オペレート」の部分が非常に多く、「テクニック」の部分はスキルに合わせてとなります。マンガ家の端くれとしては、そこにより面白くて魅力的な漫画を描く上での「テクニック」を取り混ぜていく事を大事にしていかなければいけません。

ついつい毎年同じことを繰り返しているように感じてしまいそうになりますが、教え子からみたら一回きりのことだと肝に銘じておかなければ…。


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