投稿者「nnao_admin」のアーカイブ

Softbankからdocomoへ…(^_^)/~

iPhone5sのバッテリーがかなり怪しくなってしまいました。
最近は50%切ると残量が怪しいと思ったほうが良さそうな状態となり、いよいよバッテリーが終了間近っぽいので、機種変を検討してみました。

J-Phone時代からキャリアを変更すること無く、契約し続けてきたので、一応Softbankでシミュレート…
でもね、Softbank端末の値段高いんですよね…IPhone。

最近視力が怪しいので思い切って画面の大きな6sPlusにしてみようかと思ってるんですけど、6s-64GBで、Softbankは119,520円。auは109.920円。docomoは99,792円。
Softbankのままだと機種変更だと結構毎月の負担額が大きくなってしまうので、ここはMNPしてしまったほうがいいかな、といろいろと調査。

もしSoftbankでMNP予約番号を発行してもらう時に「コジ割」のポイントをもらえるようならば、キャリアそのままというのも考慮に入れつつ、第一本命はdocomoへのMNP。

約20年程使い続けてきたので、少しは「引き止め」があるかな?と期待しつつ電話してみたけど…淡々と進められてポイントなんか全くもらえませんでした…。あまりいい顧客じゃなかったんだね…おいら…。

…というわけで思い立ったが吉日ということで、docomoショップへ行ってきました。

夕方6時過ぎていたのでちょっと混んでいて、今日中に契約をするには閉店時間まで待たなければならないっぽかったので、翌日の予約とiPhone 6s Plus 64GB シルバーの取り置きをして来ました。

近くMNP乗り換えのボーナスがなくなる可能性があるので、もうSoftbankには未練はありませんwww。docomoは昔PHSをデータ通信用に運用していた時に一時的に契約していましたが、10数年前に解約したので、久々に戻ることになった…と言ってもいいのかな?

奥さんの携帯(スマホ)が、自分と同じのSoftbankにしたので、通話料がかからず連絡が取れるのは助かっていたんですが、キャリアが変わることになったので無料通話ができなくなります。やっぱ一番手っ取り早い方法といえば、LINEでしょうね。世間一般ではおそらくそれが一般的だと思うんですが、我が家ではLINEは私がかろうじてたまに使うくらいで、奥さんの方は全く使っていません。
ちなみに、奥さんがdocomoにMNPするというのは、携帯(スマホ)の使用頻度と毎月の支払額を照らし合わせると、支払額が高くなるのならダメということで、想定していません。
まぁ将来的にどうなるかは解りませんが…。

というわけで、明日にはさよならSoftbank・久しぶりdocomoとなります(^^ゞ

年内の担当授業終了~…気を抜くとダメになる(^_^;)…

一年以上続けていた毎日更新が途切れて、ちょっと気を抜いてしまったら、もう結構間が空いてしまいました。いけませんね、毎日更新するぞと決めておいたほうが、日々を漫然と過ごさずに済むようにも思います。

…というわけで、やっぱり「毎日更新」を再開した方がいいかなぁと…(^_^;)。

話戻って今日の[日記」をば。
東美の方は担当授業は終了していますが、DATの方はまだ残っています。二年生は来年の1月末まで、一年生は来年の2月末までになります。
今週で年内の授業が終了。本日木曜日は自分の担当授業(デジタル作画)でした。

ここ数週にわたって集中講義した「CLIP STUDIO PAINTのパース定規実習」の小課題の提出。少し間を置いて再確認~つまり復習することで、習得へ一歩進めるんじゃないかと思って、課題のブラッシュアップをさせてみました。
このブログで先日公開したのは「二点透視で長方体を描く」と「切妻屋根を描く」ですが、その後にもう一つ実施した実習は「階段を描く」でした。こちらも後ほどまとめて公開することにします。階段UP
一般的な階段は一直線ではなく踊り場があって折れ曲がっているんですが、左図の様な例はあくまで実習なので、まずは描く上での基本をしっかりと理解してもらうために、このように単純な階段にしました。

そういえば、ComicStudioでも、過去の授業で「階段」や「ドア」などを描く方法を授業内で実習していましたが、CLIP STUDIO PAINTに移行してからは、そのパース定規の強化された機能を使って描く方法で指導したほうがいいので、今回そのベースとなるチュートリアルプリントを作りました。ここで公開したものはそれを元にしています。

紙の上で描くときは補助線がいっぱい必要になりますが、CLIP STUDIO PAINTでは「グリッド」が兎に角すごく便利。操作性の面ではガイド線の移動作業は、ComicStudioの方が圧倒的に扱いやすいんですが…。

もっといろいろと自分の持つレジュメを充実させて体系的にまとめておきたいかな、という気持ちもあります。

あ☆そうそう!
Metasequoiaに手を出したことは既に書きましたが、ついにLightwaveを手に入れてしまいました。
買ったのはLightwave2015になります。バージョンで言うと12になるのかな?


使い方覚えるために、公式のチュートリアルやってみようかとチャレンジしたんですが、親切だとは言えず初めて触れる人には結構きつかったです。
他の3Dモデリングソフトを複数使いこなせる人にとってはあたり前のことなのかもしれませんが…。

今日学校の帰りに古くてもいいからLightwaveのHowTo本をブックオフで探してみようと、所沢店に寄ってみたんですが、衣服類を扱うようになったせいで古書部分の床面積が大幅に狭くなってしまい、品揃えが悪くなってしまってました。古いパソコンソフト関連の本、以前の店舗なら割とあったので正直残念……。
最新の本を新品で買うのが正しい道なのかも知れマンガが、店頭で現物を見てからでないと自分のほしい情報が入っているかわからないので、ネット注文だけで高い代金出して本を買うのはちょっと躊躇してしまいます。そこでまずは中古で…と思ってブックオフに寄ったんですが…。
ちょっと別のもっと大きな店舗に行って探してみようかなと。

本格的に腰を据えて勉強するにはもう少し時間が必要ですが、せっかく手に入れたんですからしっかり習得したいものです。

毎日更新は途切れたけど…

流石にちょっときつくなって、毎日更新はついに途切れてしまいました(;´Д`)。。。。

チートしてでも続けてやろう…と思ってましたが、数日置いてしまうとダメですね。
無理に意味のないことを書くのもそれなりに面白いんですが、自分のブログなのでマイペースでやっていくほうが気楽でいいかなと思って、少し足かせを解くことにしました。

とは言っても可能な限り「毎日」を目指したいという気持ちは残っているので、出来るだけ頑張ろうと思います。

余談を少し…

昨日、500円玉貯金で10万円貯まったのでATM入金してきたんですが、一度に100枚までなので二回に分けての入金となりました。
自分がATM入金を始めた時には他のATMも空いていたのでダイジョブだろうと思ってゆっくりやっていたんですが、硬貨のカウントってすごく時間がかかるんですね。ふと後ろ見たら待っている人が5~6人いてちょっと焦りました。

カウントして金額表示されて記帳終了したあと、次の取引の受付状態になるまでの時間も結構かかっていたので、二回の入金終わって去る時に、並ぼうとしたサラリーマン氏に、つい「ここ、小銭たくさん入れたので、少し時間かかると思いますので…」と告げてしまいました。
幸い銀行の案内の方が引き継いで説明してくれたので助かりました。ATM前で「しばらくお待ちください」が長々と表示された状態で待つのはいらいらしますよね(;´Д`)。。。。

両替だと手数料取られるそうなので、硬貨貯金の両替はATM入金が一番確実なんですけど、混んでいる時間帯は避けたほうがいいということで…。
一円貯金もしているけど、これは余り達成感ないんだよね…。ごっそり貯めても数百円だから(;´Д`)。。。。

【CLIP STUDIO PAINT】パース定規の練習~追加消失点とグリッド~

学校で、パース定規の練習~超入門編~をやった翌週、もうちょっとレベルアップしたパース定規の使い方の練習を行いました。Twitterで画像はUPしたのですがまとめといたほうがわかりやすいと思いますので、まとめておきます。

建物等を描くときには傾斜した「屋根」を描くケースは非常に多いですが、その「屋根」の傾斜をどのように描けばいいのか、それをCLIP STUDIO PAINTのパース定規を使って描くときはどうすればいいのか、という実習をやりました。

同じ傾斜の「切妻屋根」の家が並んでいるようなイメージで、その基本となる形を描く練習をします。PerseSample2aその前にまずこの「同じ角度の複数の屋根」の描き方を考える上で必要な「追加消失点」の取り方の考え方を説明します。

下の図は「一点透視のグリッドとその対角線の消失点」です。
グリッド上に描かれた対角線も平行なので、アイレベル上に消失点を持ちます。その「対角線の消失点」は「一点透視の消失点」に対して左右対称の距離にあります。対角線の消失点説明baseこの図を90度回転してみると…対角線の消失点説明+同じ角度の屋根を描くときには、消失点の垂直線上の同距離に消失点を作ればいい事が解ります。
この原理を踏まえて描いていきます。

(1)切妻屋根の家のイメージでラフを描きます01同じ形の「家」を描くので、下書きレイヤーに一つだけ描きます。

(2)ひとつ目の消失点を決めます02「定規作成」サブツール「パース定規」を使い、右方向の消失点を決めます。
ここではツールオプションの「透視図法を変更」「編集レイヤーに作成」をONにしています。

(3)ふたつ目の消失点を決める03左方向の消失点を決めます。ここではツールオプションの「透視図法を変更」がONになっている必要があります。これによってパース定規が一点透視から二点透視に変更されます。
一本目のガイド線を引いて、二本目を引くときに、アイレベル近辺で交わるときにスナップします。スナップしたところで話して確定するとアイレベルが水平になります。

(4)グリッドを表示させます04「操作」ツールを選択して、パース定規のガイド線上クリックするとツールオプションが「パース定規編集中」になります。
ここで「グリッドの表示」をONにして右方向の消失点へのビルグリッドを表示します。(ここでは真ん中ON)
グリッドを表示させた時に、どこかに「グリッドの原点」のマークが表示されるので、その場所を確認しておきます。

(5)グリッドの原点を作画の基準位置に移動します05作画上の基準位置にグリッドの原点をドラッグで移動します。ここでは同じ図形を右奥方向に三つ並べるので、一番手前の角に原点を合わせました。

(6)グリッドサイズを調整します06「グリッドサイズ」はグリッド選択アイコンの横の「+」マークをクリックして展開すると表示されます。
数値を動かすとグリッドの間隔が変化しますすので、ラフにグリッドが合うように調整します。上図の場合は縦線が六等分するような幅に調整します。
二つで一棟、間を二等分する線は屋根頂上部(大棟)の位置になります。縦の間隔を更に複数にして、窓を描いたりするときのアタリにする方法もいいと思います。

ここのグリッドのサイズ調整はCLIP STUDIO PAINTのパース定規のとても優れた機能の一つなので、しっかり使い方を覚えておきたいところです。

(7)グリッドを元に同じ幅の面を描画します07グリッドに合わせて奥の二つの面を描画します。ここで「グリッドにスナップ」をONにして描くと、正確にグリッドに沿った線を引くことが出来ます。

(8)屋根の傾斜に合わせて消失点を追加します08グリッドの対角線と同じ原理で、屋根の傾斜の消失点を上下に2つ作ります。
ここでは「右側の消失点の垂直線上」に追加の消失点を作る必要があるので、サブカラー「パース定規」のツールオプションの「透視図法を変更」をOFFにします。ONのままだと三点透視になりますので…
一本目は屋根の傾斜に合わせて引いて、二本目は消失点から垂直に引くと位置合わせが簡単に出来ます。

(9)もう一方の傾斜の消失点も追加します09下方向も(8)と同じ方法で取ります。

(10)追加消失点とアイレベルの位置を同じにします-1-10ここからはいろいろな方法がありますが、一つの例を参考までに…。
二つの消失点とアイレベルの距離を「直線定規」を使って長さを図って微調整することにします。
サブツール「直線定規」を使い、アイレベルから消失点の位置までの長さの定規を作成します。
なお「直線定規」は描画エリア内に絡んでいないと作成できませんので、上図の様な場所に作成しています。

(11)追加消失点とアイレベルの位置を同じにします-2-11定規を操作ツールでずずっと移動させてもう一方の消失点の位置が正しいか調べます。

(12)追加消失点とアイレベルの位置を同じにします-3-12移動した直線定規の両端を確認して、消失点の位置を調整します。

(13)一番手前の切妻屋根のラフを描きます13元々ひとつ分の「家」のラフしか描いていなかったので、パース定規を使ってきちんとラフを描きます。
元のレイヤーの表示を薄くして、別レイヤーに描く方がいいでしょう。レイヤーカラーを変更した方が見やすくていいかもしれません。

(14)奥の切妻屋根のラフも描きます14屋根頂上部(大棟)の高さのアタリを取って高さをそろえる目安にしておいて、屋根の傾斜を追加消失点の定規にそって描きます。

(15)屋根頂上部(大棟)を描きます15左方向のパース定規に沿って屋根頂上部(大棟)を描きます。一番手前によって隠れている奥の線も描いてみると、よりパースの感覚が理解しやすいかもしれません。
ここまで描ければ、基本的なラフはUPなので、これから主線を描いていきます。

(16)新規ベクターレイヤーで輪郭を描きます16新規にベクターレイヤーを作成して、そこに描いてみました。ラスターで描いても構いませんが、ベクターだとはみ出した部分の修正が楽なので、背景等を描くときには建物の基本躯体はベクターで描く方がらくだと思います。

(17)消しゴム(ベクター消去・交点まで)を使い、はみ出し部分を消去します17消しゴムのベクター消去:交点まで~を使用して、はみ出していたり交差していたりしてて、不要な線を削除していきます。
これで基本的な形の部分は完成になります。

(18)余力があるなら家らしく手を加えてみましょう18(17)だけだと「家」になっていないので、基本の二点透視+切妻屋根の傾斜用消失点×2を使って窓や玄関などを描いてみました。まぁ実際にこんな棟続きの家は不自然ですが、練習ということで(;´∀`)。。。

窓の間隔などは「グリッド」を使って描くと結構楽に描けますし、パース定規のスナップのみでソコソコ描き込む事は可能だと思います。

(19)(17)の線画に彩色してみます19まったく質感は考えずに塗っているので、面白みはありません(^_^;)。。。

(20)(18)の線画に彩色してみます20実際のマンガの背景に使うとしたら、これはリテイクレベルです(;´Д`)。。もっと質感を出して塗らなきゃいけませんwww。19-20は蛇足でしたね。

この実習は、結構みんなスムーズに出来ました。かなり手取り足取りの手順を示したからかもしれませんが、是非とも自分がオリジナルの背景を描くときに、「追加消失点」と「グリッド」を活用して描いて欲しいです。
CLIP STUDIO PAINTのパース定規のおかげで、「等間隔の奥行き」を取ることが楽になりました。もちろん細かい要望はありますが、少なくともComicStudioよりは機能面ではパワーアップしている点が多いです。

CLIP STUDIO PAINTのパース定規の本を作ろうとこっそり目論んでいますので、こういう情報少しずつ出していければ、と思っています。

今日のメモ~今年度の授業終了~

【12月1日記載】
ブログ毎日更新を一年続けて達成した後、少し気が抜けて「まとめて記事を書く」という悪いループに入ってき始めて、ちょっとやばいなと思っている今日このごろ、このブログもまとめ書きになってしまってます(^_^;)。。。

…というわけで、メモ程度に…。

金曜日、まだ11月ですが東美では今年度の担当授業がすべて終了となりました。
後期の授業は全部で11回分。大まかな内容は以下の様な感じで進めました。

  1. 他の授業で描いたスキャン原稿にトーンで仕上げ(前期の復習)
    2回目以降の練習課題用のネームのお題提示
  2. ネームチェック・作品ファイル作成・下描き・ラフの作成
  3. テキストツール・吹き出し実例
  4. コマ枠フォルダーの作成とコマ作成
  5. コマ枠フォルダーの制御の実習・図形ツールの使い方実習
  6. ベクターレイヤーの使用実例
  7. パース定規の実習
  8. 流線・集中線・効果実例
  9. はみ出しコマの作り方実例
  10. スキャン原稿仕上げデータの提出・ファイルの最適化保存・PNG書き出し
  11. 作品の仕上げチェックの確認・提出用データの最適化保存・PSD書き出し

ちなみに、前期では基本的な描画ツールとトーン・定規をやっています。
一本マンガをUPさせるのはそれなりに大変なので、実習ではCLIP STUDIO PAINTの各機能の実習トレーニングと、一定の条件に従って作った短いネームをデジタル原稿にするという実習課題を進めました。

デジタルの授業では、基本的には「オペレート」の指導が中心になりがちです。操作がわからないところを指導していくというのが多いんですが、各席を回ってチェックしながら、より良い原稿にするために注意すべき点や修正すべき点のヒントを出したり、参考例を示したりしながらアドバイスしていきます。

マンガの描き方なんておそらく究極の「正解」はないんだろうけど、その人にとってのより良い「正解」は幾つか有るはず。
でもそれは結局各自が見つけなきゃいけないので、自分ができることは、自分の場合はこうする、でも他の人はこういう方法を取る人もいる。ここにこだわるならこういう選択しもあるんじゃないかとヒントを出す…って事が中心になります。
ずっと一人の作業を追って見ているわけではないので、たまたま見た時に気づいた操作上の問題点なら指導は可能ですが、ある程度進行したものを見て、その制作過程の上の操作上の問題点や修正点はさすがに推測するしか手がありません。
指導する側の自分にも思い込みがあると言っても過言ではないので、なかなかこれが適切だというアドバイスが出来ないこともあり、そこはホントに日々の研究が必要だなぁって感じてしまうわけです。

来年度の大まかな方向性は既に話し合いながら進めています。デジタル作画の部分ではComicStudioからCLIP STUDIO PAINTへの過渡期を過ぎて、これからは必然的にCLIP STUDIO PAINT中心で行くことになるとも追うので、自分ももっとCLIP STUDIO PAINTしっかり掴んでおかなければ行けないな、と改めて感じる今日このごろです(;´∀`)。。。。

【CLIP STUDIO PAINT】パース定規の練習~超入門編

11月26日の授業で、CLIP STUDIO PAINTののパース定規を使った簡単な入門編の実習をやってみました。

透視図法のことがわかっているつもり、描こうと思えば出来るはず、CLIP STUDIO PAINTのパース定規だって使う気になれば使えるハズ…、と頭のなかで考えていても、すぐに使いこなして描ける様になるわけではありません。説明聞いて読んで一発で出来る人はいないわけではないかも知れませんが、普通最初は出来ないのが普通です。
まずは実際にやってみること、問題なく出来るのならそれでOKなので、1つずつステップ踏んでやってみることから始めるのが大事です。

ものすごく簡単な実習ですが「同じ消失点を持つ複数の直方体をパース定規を使って二点透視で描く」という超入門レベルの課題を出してみました。
図のようなイメージの複数(35コ位)の直方体をパース定規を使って描くというものです。perse

それほど難しいものではありませんが、第一段階としては最低限これくらいはスムーズに出来て欲しいという練習課題です。既に使っている人には今更こんな事…って内容ですが(^_^;)

配布するプリントでは、出来るだけわかりやすいような手順を丁寧に描いています。チュートリアルを積み重ねることで習得することを目的としています。

まず最初に「ラフ」を描いてから、そのレイヤー上にパース定規を作成するという手順を説明しています。

01ある透視図法の本に「フリーハンドで直方体を描かせると、その人のパース感覚がわかる」という記述がありました。
いざやらせてみたところ、実際にいわゆる「逆遠近法」状態になっている学生が若干名かいました。20151126-01

「逆遠近法」とは、画面の奥に向かっていく線を末広がりに描いたり、奥の物を手前の物よりも大きく描く方法と定義されています。日本の古典美術の俯瞰図などでよく見られる俯瞰図法の一つと説明している辞書もあるみたいですね。

透視図法的には一般的には「間違っている」とされますが、図法としてそういう表現も有るのは事実なので、lここでは「二点透視で描く」と指示しているので「逆遠近法」は間違えになります。

このような図形を描いていた学生は、この(1)のひとつ目の消失点を決める方法をするべく、自分の描いたラフに沿ってガイドを取ろうとしたら、俯瞰図なのに下方に消失点が出来てしまうので当然上手く行きませんでした。
そこで、自分のラフが間違っているということを確認することが出来るわけです。

02ふたつ目の消失点はCLIP STUDIO PAINTの場合は、「スナップする感触」で作ると、アイレベルを水平に保つことが出来ます。
二本目のガイド線を取る時に、一本目のガイド線とアイレベルの交点付近で軽くスナップする場所に引くと、綺麗にアイレベルが水平のまま二つの消失点を確定できます。

20151126-02アイレベルと消失点が確定したら、「アイレベルを固定」にチェックを入れておくと、後にガイド線を動かして消失点を変更するときにアイレベルが傾いたり移動したりするトラブルを避けられます。

オブジェクトツール使用時にパース定規上で右クリックからでも「アイレベルを固定」を選ぶことが出来ます。

個人的には定規を選択している時には、レイヤープロパティに定規操作系のツールナビゲーションを出して欲しいと思っているんですが…ちょっとそれがないので不便だなぁと思う時があります。03すごくざっくりした書き方ですが、「ベクターレイヤー」を使えば線の整形が楽なので、こういう幾何学的な図形を描くときは特に役に立ちます。

20151126-03自分も背景を描くときには基本的にはベクターレイヤーを使うようにしています。

CLIP STUDIO PAINTでは「線の単純化」や「ポイントの削除」「ポイントの追加」が出来るので、細かい曲線部分の調整も比較的楽なので、建物系の背景では威力を発揮します。

また、左図の様なちょっと複雑な図形を描いた時にも、消しゴムツールのベクター消去「交点まで」がとても便利です。ComicStudioでは交点消去時には接合部の断面があまり綺麗にならずに変な形状になることがありましたが、CLIP STUDIO PAINTでは線の先を細くして角度を無理のない方向に向けるという処理を行っているので、比較的綺麗な接合部を作ることが出来ます。
もしダメだったとしても、気に入らない時にはポイント単位で調整できるのも強みと言えますね。05その「交点消去」を使ってはみ出た線をざっくりと消去したら基本の輪郭線は完成になります。
この先は「カラーにする場合…」という例ですが、すごくあっさりと説明してしまいました。06

彩色方法は人によって多種多様とも言えるので、参考程度に「参照レイヤー」使うとか、「レイヤーのクリッピング」使うとかの例を示して、後はいろいろと試してみて…という感じで各自の作業を確認しながらワンポイント指導をしていくという感じです。

本当は光源を決めて、直方体が作る地面への影と隣の直方体に出来る影のパースを取る段階も必要なんですが、それはまた次の機会にということにして、今日のところはこれを仕上げることを目標にしました。

パース定規の細かい操作はこの練習ではまだあまりやっていませんが、ComicStudioだとパース定規をラフに合わせて調整する段階で苦労するケースが多かったのに対して、CLIP STUDIO PAINTでは、最初からラフに合わせて作るのでその分スムーズに出来るように感じました。

これは消失点を固定して描きましたが、複製したパース定規のガイド線を、角度の違う直方体に合わせて動かして消失点を変更して描く方法を取れば、下図の様なのも描くことが出来ます。20151126-04実際背景描くときに空間内にあるものがすべて共通の消失点を持つような配置になっているわけではないので、「消失点の移動」を行って描く必要性が出てきます。
そういう時には一つのパース定規を動かしてしまうと後で描き足しや描き直しの必要性が出た時に困ので、パース定規をコピーして、それぞれの消失点を動かして描くという方法が安全かなと思ってます。

ちょっと話は前後しますが、CLIP STUDIO PAINTのパース定規について、現時点でちょっと思っていることを…。

CLIP STUDIO PAINTのパース定規は、ComicStudioのパース定規と比較すると、ぱっと思いつく範囲でも以下の様な機能がUPしています。

  • 下描きに合わせたパース定規の作成が出来る「サブツール・パース定規」がある
  • 追加の消失点の作成も「サブツール・パース定規」で簡単に出来る
  • 基本の消失点毎にグリッドを表示する機能がある
  • 定規の表示範囲(影響の及ぶレイヤーの範囲)を自在に変更できる(すべての定規に共通の機能)
  • スナップのON/OFFがパース定規上で操作できる

その一方個人的な見解ですが、以下の点は改善して欲しいと思っている点です。

  • ガイド線を動かすときにComicStudioの様に線のどこを使っても動かせるようにして欲しい
  • パース定規を動かす操作ハンドル(ガイド線上の○や+のマーク)の視認性が悪い。
  • スナップボタン(◇型のマーク)が特に視認性が悪くガイド線の操作ハンドル(○)と間違えやすい。

…とは言え、ComicStudioより遥かに便利になっているのは間違いありません。特にグリッド機能はホントに助かっています。このグリッドを使った練習は、近いうちにやる予定です。

実は以前ComicStudioのパース定規本を作ろうと原稿描いていたんですが、CLIP STUDIO PAINTが出たこともあって中断していました。
大分CLIP STUDIO PAINTへの移行も進みつつ有るので、そろそろCLIP STUDIO PAINT版の原稿を描き始めようかな、なんて思っています。

出来ればまとめてティアあたりで出したいなぁ…なんて思っていますが…さてどうなることやら…。
【12月1日記載】

今日のメモ~明日・明後日の準備~

【11月29日記載】
週末へ向けての木曜・金曜は、今年度の連日授業の最終日。
11月中に終わると言っても、それはカリキュラム上の関係で予定の授業コマ数が終了となるからです。

木曜のデジタルアーツ東京は、学園祭(DAT Festa)を終えたので、一年は次の段階の作品制作への導入と、二年は作品集への取り組みと卒業制作課題になります。一年生は来年の二月まで、二年性は来年の1月まで授業が続きます。
授業コマ数が終了となるのは、金曜日の東美の方です。本年度の授業が終了するということは、授業中に取り組んでいた課題の提出日になります。
入御のコマ数が終了したとは言っても、学生さんたちは進級制作・卒業制作に突入していて、作品制作にじっくりと取り組んでいる状態です。

授業の準備はいつもプリント制作ですが、この土日はデジタルアーツ東京の一年生は「パース定規」の課題をやることにしました。資料配布したり教科書参照させたりはしていても、実際に描いて自分なりの描き方を身につけないことにはどうしようもありません。手元に資料があるとついつい「やろうと思えば見ながらやれば出来るよね」と思い込んでしまう学生が案外多いです。逆に実際には熟せる力を持っている学生の方が、配布した資料を熱心に読み込んだり、提示した課題に意欲的に取り組んだりしています。怖いのは資料が手元にある状態で、出来るようになった気になってしまうこと…。夏休みの宿題のスケジュールを作っただけで満足してしまって、やった気になってしまうというタイプに似ているかもしれません(;´∀`)www。。。
二年生は課題が残っているので、まずはそれをきっちりUPさせる必要があるので、改めて配布物はなし。
東美は課題提出に向けての注意点や作業内容などを解説したものを作成。

授業の内容とリンクさせているので、板書説明が必要なことも多いけど、機会があればまとめてみるのも面白いかもしれないなぁ…。

今日のメモ~もう車検か…~

【11月29日記載】
今乗っている車はHONDAのフィットです。
そのひとつ前はTOYOTAのスープラ・そのさらにひとつ前はTOYOTAのセリカ…クーペ系からいきなりのコンパクトファミリーカー。いや何しろね、夫婦+犬はきつかったんですよ、SUPRAでは…。

初めて乗ったセリカは、わりとピンポイントでこれに乗りたいと思って買いました。
乗りたいと思ったけど免許を持っていなかったので、免許を取りに教習所行きましたw。東京に住んでて車は不要だと思っていたんですけどね。(原付免許は取っていて、移動手段としてバイク使ってましたが…)
教習場では延長もなくスムーズに進んで行って、無事に路上教習終えた頃、ディーラーに行って購入の契約をしてしまったんです。そして無謀にも試験場に行く日を「納車日」にしてしまいました(;´∀`)
もし試験落ちてたらどうするんだよ…って、そんなこと考えていませんでした。(無事に一発合格しました。)

結婚してからは、あまり車を乗り回すこともなくなり、だんだん犬連れで病院行ったり、お買い物するときに使ったりでしたが、収納スペースが極めて狭いスープラでは、日常の街乗りには適していなかったこともあり、2010年10月位に中古査定してもらって一番高く出してくれたところに引き取ってもらいました。10年以上乗っていた車でしたが、無改造だった事もあり割といい査定額でした。

その後は車内が広くて乗り降りが楽で燃費がいい車ということで、徒歩で行けるディーラーがホンダだったこともあり、そこでフィットハイブリッドに試乗。視界の広さや取り回しのしやすさが好感触だったのでフィットにしぼって。ホンダカーズ複数箇所で商談して、結局一番最初に試乗したディーラーで購入しました。
その翌年、暖かくなったら遠出したいな…なんて思っていた矢先に東日本大震災が発生したので、その機会も後に伸ばすことになりました。

そのフィットも今年の12月で二回目の車検。早いものですが、結局のところ走行距離すごく短いです。・゚・(ノ∀`)・゚・。……。

というわけで、今日は車検でお金なくなっちゃったなぁ…って状態です。。・゚・(ノ∀`)・゚・。。。。


車検は朝イチで出して、その日のウチに完了しました。
幸いにして、大きな問題点もなくスムーズだったので一安心。もっといっぱい乗ってあげたいなぁ…。

今日のメモ~デザフェスで触発される心~

【11月29日記載】
デザフェスに行ったのは実は初めてだったんですが、創作オリジナル中心のコミティアとは違う「創作」の面白さ・自由さをすごく肌で感じて、気持ちが高揚して行くのを感じました。
同人誌即売会は、今はもうコミケとコミティアくらいしか行かなくなった上に、基本サークル参加なので、あまり他のサークルを見回ることはしません。
でも、奥さんと一緒にティアに参加した時は、時々交代でピンポイントでカタログ眺めて気になったサークルを見に行くことがあります。その途中でふらふらと目についたサークルに触れて衝動買いすることがありますが、大抵は直感的に「創作意欲を刺激する」ものだったりします。
その時自分が興味を持っている題材だったり、琴線に触れる絵だったりするわけです。

それと似たような感覚なのかもしれませんが、デザフェスでは「立体造形物」にすごく刺激されました。
元々「模型」は好きな方でした。
小学校の頃…小学生らしくないんですが、日本の城郭が好きで小学五年か六年の夏休みの自由工作はペーパークラフトで大阪城を作りました。とは言っても、ベースとなったのプラモデルです。
建物系のプラモデルが好きで、お小遣いを貯めて買った日本の城のプラモデルは「大阪城」「名古屋城」「松本城」「姫路城」など…。他にも建物シリーズ幾つか買いました。ミニチュア情景ものがすごく好きだったんです。後にタミヤのミリタリミニチュアシリーズやウオーターラインシリーズにも手を出して、ジオラマっぽいの作ったりして遊んでました。

ミニチュアといえば「鉄道模型」も手を出しました。本格的な「模型鉄」ではありませんが、簡単なレイアウトを組んでみるものの、設置するスペースが無かったので、作ってみたいなと思った規模のものは実際には作れずじまいでした。
確か幼稚園か小学校低学年の頃、東京在住の親戚宅に遊びに来た時の東京見物の時だったか…。万世橋の交通博物館で見たHOゲージの巨大レイアウトに感動し、その近所だったと思うけど、とある鉄道模型店で見たHOゲージの蒸気機関車や駅舎や踏切や信号などのレイアウトグッズを見て、「大人になったら買うんだ」と夢想したのを覚えています。

兎に角、精巧な「ミニチュア」が好きだったんですね。

そんな自分の心を揺さぶったのは、やはり「ミニチュア」系でした。
自分の心の中の「ミニチュアやジオラマ作りたい…」という気持ちが揺さぶられています。

いつかやりたい…と思っているだけでは何にもならないですが、もしかしたら発作的に始めてしまいそうになる自分がいます(;´∀`)。。。。

デザフェス行ってきました

この週末、マイルチャンピオンシップで電通大の調布祭でしたが、デザインフェスタ42へ行ってきました。
今回は奥さんが行きたいというのにのこのこついていったという感じでしたが、結果的には行ってたらふく満足してきました。IMGP6068

 

 

家を出たのが昼だったので呑気なものですが、デザフェスはコミケやコミティアなどの同人誌即売会と違って夜7時だったので、目いっぱいではないもののソコソコ見回る事ができました。

実はデザフェスは初めてでしたが、いわゆる同人誌即売会とは違う、クリエーターの熱気を肌で感じてきました。ひたすら絵を描いている人、何かを作っている人、演奏して歌っている人、コスプレしている人、前衛芸術的なパフォーマンスをしている人…ほんとに何でもありって感じです。

特に参加サークルチェックをみっちりチェックしていたわけではありませんが、主に立体造形系にそそられるものが多かったですね。

撮影OKの展示物は幾つか撮ってきましたが、サイトで見るよりも実物ですね。ついついふらふらと買ってしまいそうになるのを抑えながらも、気が付いたらちょこちょこと財布開いていました(;´∀`)。IMGP6125動物とか風景とか、そういうのに弱いってことがよくわかりましたw。奥さんが「買うのはポストカードだけと決めておくと散財しなくて済む」と言ってましたが、そのとおりですねw。今回立体物にも手を出してしまいましたw.

駅前末屋」さんの造形が可愛くて、つい手を出してしまいました。
出店者紹介のページの写真に惹かれて観に行ったんですが、展示されていた実物が凝ってて可愛いったら゚(゚´ω`゚)゚。!IMGP6091非売品の展示物でしたが、猫の造形だけでなく、周囲の小物がすごくいい。IMGP6088こちらもすごく可愛い!曲がり廊下の上のちびがたまらない!

これは手元に一つ置いておきたい、とつい思ってしまったので、直感的に「これはいい!」と思った「干しハム」!IMGP6096これを買いました(^^)。IMGP6128実生活で役に立つものではありませんが、これを見たらニヤニヤすることが出来ますwwww
この作家さんの作品、ちょっと集めたいなぁって思ってしまいました。

あと、ふらふらと「まめまめ工房」のストラップも買ってしまいました。ここは通りすがりでこのミニチュアに惹かれてしまいました。IMGP6064IMGP6060IMGP6061IMGP6063最初、スマホのイヤフォンジャックアクセサリにしようかと思ったんですが、落として無くしそうだったのと、好みの色がなかったので、ふとその造形にそそられてしまった「首根っこつままれストラップ」を買ってしまいました。IMG_8321なんだろ、気がついたら「干しハム」と「首根っこ捕まれ猫」wwwww。

他にも奥さんが是非実物を見てみたいと覗いてみた動物の羊毛フェルト人形や通りすがりで見つけたかっこいいスチームパンクをモチーフにした動物キャラクターなど、立体造形物が楽しかったですね。
作ってみたいけど大変そう…と思ってしまいますが、おそらく今の時代3Dプリンタってのが活躍しているんでしょうか、実際に3Dプリンタ持ち込んでデモンストレーションしている人も…

そうそう、途中東美関係とデジタルアーツ東京のシュッってんと遭遇してしまいました。

コミケやティアにはずっとサークル参加ばかりを続けていますが、作品に触れるためには、デザフェスは展示参加するよりも一般参加のほうが楽しいかもですね。