日別アーカイブ: 2015年5月10日

コミスタVer3のコマレイヤーの怪

夏コミの当落はまだまだ先ですが、毎度ギリギリにワタワタしてしまってろくな結果になってないので、今度こそは昔の原稿まとめた総集編出そうかなと思って、クリスタでコミスタファイルを開いたんですね。

でも、開いたファイルが妙なことになって、パニック…(((( ;゚д゚))))アワワワワ20150510-07-1これだけじゃわかりにくいかもしれないので、Ver3で開いた元の状態はこんな↓感じです。
20150510-06-1Ver3では、圧縮された「コマレイヤー」というファイルになっていますが、別に統合しているわけではありません。ダブルクリックするとこのコマが新しいウインドで開いて編集が出来ます。

Ver4になって、「コマフォルダ」というシステムになり、コマフォルダが「枠線」と「マスキングレイヤー」を持つ形になりました。Ver4になって、「コマ」内の編集がやりやすくなり、枠線の編集やマスキングレイヤーによる枠外へのはみ出しのコントロールなどが大幅にやりやすくなったのです。
自分はこの「コマレイヤー」→「コマフォルダ」を愛用していて、クリスタでも「コマ枠レイヤー」(事実上のコマフォルダ)を使っています。

しかしまさか、Ver3の「コマレイヤー」を読み込むことを想定していなかったのか、統合してしまうとは思いませんでした。

じゃぁ、一度Ver3データをVer4で開いてコンバートして保存したものをクリスタで開けばOK…と思ったんですが、ここで最大の難関にぶち当たってしまいました。

Ver3のファイルを開こうとすると、コミスタVer4が、強制終了してしまうのです…orz

メインマシンの環境下が問題なのか…?と思って、MacBookProにBootCampして入れたWindows8.1の方で開いてみようとした所、やっぱり強制終了…。
さらにMacOS10.10のコミスタでも同様に強制終了…。

もしかしてVer3の保存時に何らかの問題があって、Ver4で開かないのか?それならVer3で保存しなおしてみたらどうか…?と思って、急遽コミスタVer3をWindows7にインストール。

ここでさらなる問題が…。

20150510-10起動してS/N入れた後に「仮想メモリの作成に失敗しました」と出て、しかも設定してOK押しても反応なし…。

プログラム本体のプロパティを出して「WindowsXP(SP3)」互換モードで実行する設定にしても、それでもダメ…、。

手詰まりか…?

ん?いや待てよ?念のために先にVer3の最新版にまでアップデートしてからやってみれば…?
と思って、Windows版のCS_EX3xx_318.exeを当ててみたら無事に起動(^_^;)。無事にVer3ファイルを開くことが出来ました。

結局Ver3で保存し直しても、Ver4で開こうとすると強制終了してしまう状況は変わらず…原因は判明しませんでしたが、もしかしたらOSが64bitだってことが関係していたりするんでしょうか?

取り敢えず、無事にVer3データが開ける用になったので、思いきってVer.3→クリスタと、コミスタ4をすっ飛ばしてコンバートするという計画に変更。

まず「コマレイヤー」が統合されてしまうのなら、最初から「コマレイヤー」を展開しておくという手段を取ることにしました。20150510-01-1こんな風に「コマレイヤー」を展開してしまいます。

20150510-03問題は「マスキングレイヤー」。

マスキングレイヤーがあるままだとコマレイヤーの展開ができない仕様なので、コマレイヤーの中に入ってマスキングレイヤーを削除してから展開するという方法を取りました。

なお、Ver3の頃の「マスキングレイヤー」は「コマレイヤー」内部に一つしか作ることが出来ず、しかもその「マスキングレイヤー」が存在していると、コマレイヤーの展開は不可能。

枠線からはみ出している部分は、マスキングレイヤーでコントロールしているので、マスキングレイヤーがないと枠外のはみ出しはそのままになってしまいます。

でも、統合されてしまうよりは遥かにましですし、クリスタでフォルダにマスクつければ一応OKですから…。
クリスタのコマ枠フォルダは、枠線ラスタライズすると枠線を外に出してしまう困った仕様なので、枠線をコマ枠フォルダ内に入れるためにはマスクの調整しなきゃいけない。この時はコミスタVer4のマスキングレイヤーの利便性を痛感します。
コミスタVer4のコマフォルダは、枠線のラスタライズ化を行うとマスキングレイヤーの上に枠線レイヤーを配置するというシンプルなレイヤー構成で達成されます。コミスタのこの仕様は凄く助かっています。

しかし、クリスタだと枠線の定規を元に作られるフォルダのマスクが枠線を半分隠してしまうので、やむを得ず枠線をコマ枠の外に出さざるを得なくなってしまった様です
そういう仕様だと割り切る事ができないのなら、 現時点での対処法としては、枠線の太さ分の選択範囲を作成して、マスクをカットしてしまえばコマ枠フォルダ内に枠線を含むコマのデータを全部入れることが出来ます。
(CLIPに「擬似コミスタ式コマフォルダ化」のアクションUPしています)

今回のコンバート後の対策も、後々コマの作成と枠外のマスクの作成でちょっと手間暇掛かりそうですが、コマレイヤーが統合されてしまう不都合よりかは遥かに問題なし(^^ゞ。
なにしろ、コマの中に下描きレイヤーが入っていて、しかもそれを表示しているときは最悪です。それも一緒に統合してしまうので、全く使いモノにならないので…orz20150510-08-1…というわけで、地道にVer.3で開いて、コマレイヤーを展開してフォルダに入れて、別名保存…別名保存…。
それをVer4すっ飛ばしてクリスタで開いて整理をするというプランで作業進行中です。

CD-Rに焼いてしまった仕事用のモノクロデータも結構いっぱいあるので、これも確実にクリスタへコンバートしていつでも開けるようにしておかなければ…。特に単行本未収録ものは動かせる体制を取っておきたいです。
それらも含めて、出来るだけクリスタにデータ移行して整理し直した方がよさそうなのは間違いなさそう…。

まためっちゃ時間食いそうですが…