月別アーカイブ: 2015年5月

読み込みは完了→地道に加筆改稿~

昨日の続き~…

地道にコンバート作業をページ単位でやっていきました。

  1. Ver3で開く
  2. コマレイヤーを開く
  3. 中のマスキングレイヤーを削除
  4. コマを閉じる
  5. コマレイヤーを展開する
  6. 展開したレイヤーを新しく作ったフォルダに入れる
  7. コマが残っていたら(2)に戻る
  8. すべて展開終わったら別名で保存

20150511-00コンバート作業そのものはこんなかんじの手順です。作業の一部はアクションで出来るとはいえ、それはせいぜい(3)→(4)→(5)の作業くらいで、それ以外はひとつひとつ確認しながらになります。
それでも思ったよりも結構楽に出来ました。アクション機能ありがたやありがたや~!

Ver3で作ったデータの分だけでいいので、それほどびっくりする量ではありませんでした。これが三桁ページだとかなりきつそう…。
(…とは言え、これは今回の作業分だけで、Ver3で作った商業誌の原稿は大体200ページ位はあるはずで、こちらのコンバートはもっと慎重にならざるを得ません。)

書きだしたページファイルを、CLIP STUDIO PAINTのページ管理から「ページの読み込み」をします。一気に複数のページファイルを読み込むことはどうやら出来ないようなので、1ページずつの作業となります。20150511-01↑内容が成年向けなので、サムネイルは小さくしました(^_^;)

もちろん読み込んで終わりじゃ無くて、これから修正作業が入ります。20150511-02

コマレイヤーの中のマスキングレイヤーを削除しているので、こんな風にはみ出し部分を修正しなければいけないんですが、おそらく通常ならば各コマの枠線から選択範囲を作って、コマにマスクを掛けるのが手っ取り早いと思います。

しかし、ここはついでに加筆改稿さ行も入れるので、コマ枠レイヤーを用意して枠線を切り直して、若干の構成の変更を行ったほうが早そうな気がします。

まぁ自分の描いたマンガなんだから、やってみたら結構何とでもなるでしょう、って安直に考えていますが、果たして…?

コミスタVer3のコマレイヤーの怪

夏コミの当落はまだまだ先ですが、毎度ギリギリにワタワタしてしまってろくな結果になってないので、今度こそは昔の原稿まとめた総集編出そうかなと思って、クリスタでコミスタファイルを開いたんですね。

でも、開いたファイルが妙なことになって、パニック…(((( ;゚д゚))))アワワワワ20150510-07-1これだけじゃわかりにくいかもしれないので、Ver3で開いた元の状態はこんな↓感じです。
20150510-06-1Ver3では、圧縮された「コマレイヤー」というファイルになっていますが、別に統合しているわけではありません。ダブルクリックするとこのコマが新しいウインドで開いて編集が出来ます。

Ver4になって、「コマフォルダ」というシステムになり、コマフォルダが「枠線」と「マスキングレイヤー」を持つ形になりました。Ver4になって、「コマ」内の編集がやりやすくなり、枠線の編集やマスキングレイヤーによる枠外へのはみ出しのコントロールなどが大幅にやりやすくなったのです。
自分はこの「コマレイヤー」→「コマフォルダ」を愛用していて、クリスタでも「コマ枠レイヤー」(事実上のコマフォルダ)を使っています。

しかしまさか、Ver3の「コマレイヤー」を読み込むことを想定していなかったのか、統合してしまうとは思いませんでした。

じゃぁ、一度Ver3データをVer4で開いてコンバートして保存したものをクリスタで開けばOK…と思ったんですが、ここで最大の難関にぶち当たってしまいました。

Ver3のファイルを開こうとすると、コミスタVer4が、強制終了してしまうのです…orz

メインマシンの環境下が問題なのか…?と思って、MacBookProにBootCampして入れたWindows8.1の方で開いてみようとした所、やっぱり強制終了…。
さらにMacOS10.10のコミスタでも同様に強制終了…。

もしかしてVer3の保存時に何らかの問題があって、Ver4で開かないのか?それならVer3で保存しなおしてみたらどうか…?と思って、急遽コミスタVer3をWindows7にインストール。

ここでさらなる問題が…。

20150510-10起動してS/N入れた後に「仮想メモリの作成に失敗しました」と出て、しかも設定してOK押しても反応なし…。

プログラム本体のプロパティを出して「WindowsXP(SP3)」互換モードで実行する設定にしても、それでもダメ…、。

手詰まりか…?

ん?いや待てよ?念のために先にVer3の最新版にまでアップデートしてからやってみれば…?
と思って、Windows版のCS_EX3xx_318.exeを当ててみたら無事に起動(^_^;)。無事にVer3ファイルを開くことが出来ました。

結局Ver3で保存し直しても、Ver4で開こうとすると強制終了してしまう状況は変わらず…原因は判明しませんでしたが、もしかしたらOSが64bitだってことが関係していたりするんでしょうか?

取り敢えず、無事にVer3データが開ける用になったので、思いきってVer.3→クリスタと、コミスタ4をすっ飛ばしてコンバートするという計画に変更。

まず「コマレイヤー」が統合されてしまうのなら、最初から「コマレイヤー」を展開しておくという手段を取ることにしました。20150510-01-1こんな風に「コマレイヤー」を展開してしまいます。

20150510-03問題は「マスキングレイヤー」。

マスキングレイヤーがあるままだとコマレイヤーの展開ができない仕様なので、コマレイヤーの中に入ってマスキングレイヤーを削除してから展開するという方法を取りました。

なお、Ver3の頃の「マスキングレイヤー」は「コマレイヤー」内部に一つしか作ることが出来ず、しかもその「マスキングレイヤー」が存在していると、コマレイヤーの展開は不可能。

枠線からはみ出している部分は、マスキングレイヤーでコントロールしているので、マスキングレイヤーがないと枠外のはみ出しはそのままになってしまいます。

でも、統合されてしまうよりは遥かにましですし、クリスタでフォルダにマスクつければ一応OKですから…。
クリスタのコマ枠フォルダは、枠線ラスタライズすると枠線を外に出してしまう困った仕様なので、枠線をコマ枠フォルダ内に入れるためにはマスクの調整しなきゃいけない。この時はコミスタVer4のマスキングレイヤーの利便性を痛感します。
コミスタVer4のコマフォルダは、枠線のラスタライズ化を行うとマスキングレイヤーの上に枠線レイヤーを配置するというシンプルなレイヤー構成で達成されます。コミスタのこの仕様は凄く助かっています。

しかし、クリスタだと枠線の定規を元に作られるフォルダのマスクが枠線を半分隠してしまうので、やむを得ず枠線をコマ枠の外に出さざるを得なくなってしまった様です
そういう仕様だと割り切る事ができないのなら、 現時点での対処法としては、枠線の太さ分の選択範囲を作成して、マスクをカットしてしまえばコマ枠フォルダ内に枠線を含むコマのデータを全部入れることが出来ます。
(CLIPに「擬似コミスタ式コマフォルダ化」のアクションUPしています)

今回のコンバート後の対策も、後々コマの作成と枠外のマスクの作成でちょっと手間暇掛かりそうですが、コマレイヤーが統合されてしまう不都合よりかは遥かに問題なし(^^ゞ。
なにしろ、コマの中に下描きレイヤーが入っていて、しかもそれを表示しているときは最悪です。それも一緒に統合してしまうので、全く使いモノにならないので…orz20150510-08-1…というわけで、地道にVer.3で開いて、コマレイヤーを展開してフォルダに入れて、別名保存…別名保存…。
それをVer4すっ飛ばしてクリスタで開いて整理をするというプランで作業進行中です。

CD-Rに焼いてしまった仕事用のモノクロデータも結構いっぱいあるので、これも確実にクリスタへコンバートしていつでも開けるようにしておかなければ…。特に単行本未収録ものは動かせる体制を取っておきたいです。
それらも含めて、出来るだけクリスタにデータ移行して整理し直した方がよさそうなのは間違いなさそう…。

まためっちゃ時間食いそうですが…

[WordPress]原因判明か?

一つのサーバーで2つのWordpressを動かしています。

一つは有楽舎工房のサイトで、サーバーのトップディレクトリに置いています。もう一つはこのnnaosaloon.com。こちらはサブディレクトリにドメインを割り当てて、見かけ上は別のサイトにしています。

WordPressの更新がダッシュボード経由で出来なくなって、手動で4にアップデートしてから、なんとなく挙動が怪しい…。

一部のプラグインが正常に動かなくて困ってました。

一番困ったのは画像をクリックするとそこでポップアップしてくれる「FancyBox」だったんですが、nnaosaloon.comの方はそれを「Lightbox Plus Colorbox」に変えて使っていました。
しかし有楽舎工房の方は無事に動いていると思い込んでチェックしていなかったのが失策…。不覚にも全くダメなママ放置している状態でしたorz…
こちらはサンプル画像をギャラリーで見せていて、それが重要なんですけど、「NextGen Gallery」のアップデートが出来ずにこれも差替えをすることにしました。
幾つかのプラグインをインストールしてみた結果、「Photo Gallery」が一番問題なく設置できたので一安心。
コミティアで出した新作の情報を固定ページにUPして、新規投稿でその情報を書こうとしたら、今度は「投稿」ページの「メディアを追加」ボタンが効かなくなってパニック。
何が原因か、プラグインを有効化←→無効化を一つ一つしながらチェックしてたら、トップに使用していたスライダを実現できるプラグイン「EasingSlider」が悪さをしていることが判明。結構気に入っていたプラグインだったんだけど、代替を探していたら、既にインストールしてギャラリーの代替として稼働し始めたばかりの「Photo Gallery」にその機能がありました。
無料版だと切替えのアニメーションが選べないとは言え、現時点ではこれで十分。トップページはテーマファイルに直接書いているので、PHP文に do_shortcode()使ってショートコードを埋め込んで一応設置完了。

なんだかんだと今日一日この格闘で終わりました。

でもまだ大きな問題が残ってました。
実は、2サイト共、ダッシュボードのホームにいつもエラーメッセージが出ていたんです。

Parse error: syntax error, unexpected T_STRING, expecting ‘)’ in /~(中略)~/wp-includes/SimplePie/Parse/Date.php on line 135

うーむ、解析エラー、文法エラー…予想外の文字列…ですか?しかも両方共…?
ファイルの中身なんか全く弄らずにそのままFFFTPでUPしたんだけどな~。なんでかな~…。
20150509-01
…と思ってたんですが、ちゃんとエラーの行数書いているんだから、サーバーのファイルを読んでみればわかるかもと思って、ダウンロードしたDate.phpと元のDate.phpを比較してみたら、あっさりとそこに回答がありました。

元のファイルはUTF-8なのに、FFFTPでアップロードするときに、ローカルをShift-JIS、サーバーをUTF-8という設定でUPしていたため、ユニコード文字がShift-JISで文字化けした状態になってて、「 ’ 」がない状態になっていたということでした。

コードを一致させてUPしたら、無事にエラー表示は消えました。

でも、他にも問題が出ている可能性があるので、コードUTF-8にしてUPしなおしたほうがいいんだろうな…。今日の段階では時間がないので、後日再度メンテナンスせねば…。

もしかしたら、ちょくちょく出てくる微妙な動作不良って、このコード違いで出ているのかも…。そう思ったらなんだか解決への糸口が少しだけ見えたようで、ちょっと希望が出てきました(^_^;)。

それにしても、文字コードはさすがに迂闊でした…。文字化け((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル…

【コミスタ終了】方針変更已む無し

ComicStudioの販売終了の一件。

取り敢えず、「ComicStudio必要な人は入手は最後のチャンス」とか「ComicStudio持ってる人はCLIP STUDIO PAINT安くゲットできるよ」とか、そんな感じの情報は大体周知されてきたかなって感じですが、販売終了に伴い、急遽対策を講じなければならないのは、専門学校でのデジタル授業の軌道修正だったりします。

一校の方は、今年から全面的に一二年ともCLIP STUDIO PAINT軸で進めることにしました。体験授業ももちろんCLIP STUDIO PAINTで。これから始めるならCLIP STUDIO PAINT一択なのは揺るがないですから。

もう一校は…。現時点でComicStudioをカリキュラムに組んで行っている授業をどうするか、これから始まる授業をどうするか、来年度の授業をどうするか、体験授業をどうするか…などなど、変更を余儀なくされたものがいっぱいあります。

一年から二年にかけてComicStudioで行っていた授業は、現状予定通りの進行で。平行してCLIP STUDIO PAINTでカラーの授業も行っているので、後期の集中トレーニングで両方に対応できるスキルを習得するという方向で…。せっかく覚え始めて並行利用しているんだったら、両方を習得する方向で学習し、実際に自分の作品作りでどちらを選択するかを各自の判断で行うというのが一番本人にとってはいいのではないかと…。デジアシとして要求される技術を得る意味でも、両方共というのはプラスなはず…それなりに大変だと思いますが…。

一年生は、年度始まりに学校側と話し合い提出した計画書ではComicStudioで授業を組んでいました。しかし自分の担当授業がスタートするのは5月末頃から…。これはもしかしたら幸いしたのかもしれません。ここは当然CLIP STUDIO PAINTで組み直すべきだと判断し、急遽変更することにしました。

そりゃこれから自分でマンガをどんどん描いていこうという子たちに、事実上終息して入手できなくなっていしまうことが確定しているComicStudioを推奨する事はできません。CLIP STUDIO PAINTでスタートしたらCLIP STUDIO PAINTでの作り方を身につける方がスムーズだと思います。

自分の場合は、以前「個人的なCLIP STUDIO PAINTへの要望」で書いたような、非搭載機能が結構ストレスのもとになるので、作る題材によってComicStudioとCLIP STUDIO PAINTを使い分けしています。
比率的には大半はCLIP STUDIO PAINTに移行していますが、自分のモノクロデータの作り方はCLIP STUDIO PAINTではファイルがかなり肥大化してしまうので、少しでもファイルを軽くするためにComicStudioではあまりやっていないレイヤー統合をこまめに行う様にしています。(実はあまりやりたくないんですけどね…)

ちなみに、ファイルを軽くする事ができる「最適化保存」ですが、別名で保存しなければいけないので、普通の「保存」時に「上書き保存(最適化)」というのが欲しいです。

20150508-01それと、「ツール」を初期状態に戻すコマンドも欲しいです。記憶できる「ワークスペース」は「ツール」や「サブツール」の配置も合わせて記憶してくれたら助かるんですけど…。

なぜこういうことを希望するかといえば、今まで蓄積してきたComicStudio用のプリントからCLIP STUDIO PAINT用のプリントに切り替えるために、CLIP STUDIO PAINTのスクリーンショットを撮る必要があるんですけど、自分の環境そこそこカスタマイズしている最中なので、そのままだと授業用のプリントには使えないからなんです(^_^;)。
←今の自分の「ツール」はこんな感じ。

対応策はサブアカウントを発行してそちらに切り替えてスクショ取って、戻ってPhotoshop等で画像加工・文書作成という手順を取っています。メインアカウントの方に多くの資料・書類・画像を置いているので、サブアカウントの方で画像加工・文書作成は難しいこともあり、ちょっと面倒くさいです。不必要に時間がかかるのもちょっと……

なんにせよ、前倒して色々と書類を作っていく必要があるので、想像以上に大変かも…。

土曜日は抜けきっていない疲れを少し癒やすことにします…。

【休】ティア前の徹夜が響いてる…

コミティアの前日の徹夜の疲れがまだ抜けていません。

今日はDATの一年生一回目の授業、午後からの出講でした。
午前中の授業担当の先生(あろひろし先生)から、「ペンを使って描いたことある子が二人しか居ない」と言う話を聞いて、これは大変かも…とおもたら、デジタルで描いたことがある子が半数以上いました。
いやぁ、そういう時代なんですね。


明日は東美の授業。午前からなので、そろそろ寝なければ…。
授業が終わったら、コミスタ販売終了に伴う今後の方針変更の打ち合わせ。さて色々と難しい問題を抱えているので、どう調整すべきか難しい所です。

疲れが取れていない上に、更に披露が蓄積してちょっとキツイので、今日のところはこれくらいで…。

一山越して再び本格始動

ゴールデンウイークはずっと家にこもってコミティア向けの作業してて、5日にコミティア本番。最後の日は翌日からの授業の準備と、世間様のゴールデンウイークとは違う日々を過ごしておりました。

漫画家になってから、ゴールデンウイークがゴールデンウイークらしかったことなんてありません(^_^;)。逆に長期休暇がある場合は締め切りが前倒し進行になって大変だなぁっていく記憶ばかり…まぁ世の中にはこういう長期休暇こそ稼ぎどきとガンガン働く業種の方もいらっしゃいますから。
そうして世の中は回っていくんですね。

…などとさも悟ったようなことを言っていますが、あまり脳は働いていません。
やることが想像以上に多くて結構体力持って行かれてて、必要なことだけに集中するようにして効率化を図ろうとしているんですが、雑事が頭をよぎってしまいます…。ふぅ…(^_^;)

20150506-01-明日はやっとDAT一年生の授業一回目です。初日からクリスタ行きます。
明後日は東美二年生の二回目の授業ですが、少し間が開いたのとコミスタ絡みのことで、少し調整を入れる必要がありそうです。10日は二回目のDATの体験授業。これは前回と基本的には同じ路線で考えていますが、参加者次第というところです。

最初の週は健康診断で休み、二週目は昭和の日を投稿日にしてその振替休日になって休み、GWに入って休み…と、結構間が開いての第一回目です。他の授業は二回済んでいるところもあるので、気持ち的に追い付かなきゃ…。

まだやること残っているので、今日も短めのブログになりました。
金曜提出締め切りの書類があったんだ…orz

そしてやっぱりまだ疲れ残ってて、結構眠いです(^_^;)。頑張ります。

眠いです…ホント眠いです…

5月5日のコミティア…、なんとか無事に終わりました。

ここ数日の状況はちょっときつかったです。
昔は結構無茶な徹夜作業を若さと体力にモノを言わせて無茶していましたが、そこそこいい年になると、そんなに徹夜を軽くこなせるわけではありません。
そんな状態なのに、3日~4日にかけて四時間前後休んで以降、ぶっ通しで5月5日のコミティア終了(今現在)まで経ってしまいました。
さすがに今もかなり眠いですし、地下鉄で座った時に、瞬間的に眠気が襲ってきて落ちてしまうのを体験してました。ティアの最中も1時以降ぐらいが一番きつかったです。

そして、今、今日はたっぷり寝ます。

頼むから、とにかく寝ま眠らせててくれい!

…というわけで、今日のところはほんとにもうおやすみなさいです。

【休】ティア用ディスク焼き焼き(^_^;)

なんとか「有楽舎工房」の新作素材「MyTown-3- Office」が完成。
現在ディスク焼いてます。プリンタブルディスクプリント中です。カラーレーザープリンタ稼働中です。

丁度A3サイズのレーザープリンタ用の厚紙が切れて、慌てて買いに行ったら、案の定いつも使っている奴は置いていなかったので、違うものを購入。値段高くなっている割に厚さがちょっと薄かったですが、まぁ許容範囲。

インクジェットプリンタはキヤノンなんだけど、インク交換時のヘッドクリーニンイングでインクが消えていく(^_^;)。ホントあの価格設定何とかならないのかな?一度互換インク使ってみたら、テキメンダメだったので純正しか使っていないけど、量少なくてあの値段はホントキツイっす。

手なわけで、合間合間に書いてますが、無事に寝られるのだろうか…(^_^;)。。。20150504-02

セルシスの持つ特許(一部訂正しました)

各種開発を行っている会社の多くは、自社の開発した新しい技術を守るために、特許・実用新案として出願・登録しています。
株式会社セルシスは、自社の「知的財産」の特許を多く出願しているようです。
(持っているようです、と記載していましたが、出願中の物も多いので変更しました)

開発当初の頃に、セルシスの方から特許出願したという話を聞いたことがありました。(発売前の開発段階の時の話です。)

そこで、「経産省 特許庁」のページから「特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)」へ行くと、特許を検索することができるので、セルシスの持っている特許を調べてみました。

「筆頭出願人:株式会社セルシス」で「公開特許公報」に限定して検索した所、32件ヒットしました。
(検索「種別」を変えると検索結果数が変わります。)

追記:自分の知識不足による勘違いでしたが、「特許公報」には二種類あって、「公開特許公報」に掲載されるのは、「公開特許公報」に記載されるのは、特許出願後1年6ヶ月経過して発行されるものだそうです。
公開特許公報には、特許権を得る前の発明が掲載されていることになり、いわゆる「出願中」のようですね。「特許公報」は、設定登録になって特許権が発生して発行されるもので、こちらには特許権を取得したものが記載されます

アニメーション製作アプリケーションのRETASや電子書籍ビューアソリューション関係の特許を除き、おそらくコミスタやクリスタに関連すると思われる特許をピックアップしてみます。

  • 特開2003-256865
    「立体オブジェクトデータからの漫画的表現の2次元画像の生成方法および生成プログラム」
    これは3DLTのトゥーンレンダリング技術みたいです
  • 特開2004-342002
    「マンガ用枠線描画装置と電子的記憶媒体」
    これは説明図で分かった。枠線定規・コマ枠レイヤ・枠線定規カット・コマフォルダ分割ですね。
  • 特開2005-031818
    「マンガの線画像成形方法、装置およびコンピュータプログラム」
    画像からトーン・ベタ・線画を抽出する技術。2DLT処理やラスベク変換の技術にも関わっているのかも。
  • 特開2009-116509
    「マンガのページ画像とコマ画像の照合方法及びプログラム」
    特許独特の言い回しなのでわかりにくいけど、なんとなく…ページが持つコマの情報とコマが持つ情報を照らしあわせて、正しく表示する方法かな?
  • 特開2009-141572
    「マンガのコマ画像のためのマスク画像の作成方法及びプログラム」
    マスクに関する技術。コマフォルダが持つマスクとマスキングレイヤーの技術の様です。
  • 特開2010-009277
    「線画のための彩色方法及びプログラム」
    図式されているのでわかりやすかった。塗りつぶし・閉領域フィルと、細いところへの染み込みや隙間を閉じるの技術ですね。
  • 特開2010-020458
    「線画の彩色方法及びプログラム」
    イラスタ・クリスタのペン・ブラシの参照レイヤーの線からはみ出さない機能ですね。ホントありがたい!
  • 特開2010-165058
    「グラデーション作成方法、プログラムおよび装置」
    これはイラスタに搭載されていて最近クリスタにも搭載された「等高線塗り」。これは画期的な機能でした。
  • 特開2011-221940
    「画像作成編集ツールのプレビュー方法およびプログラム」
    描画ツールのストロークを記憶して、ツール属性を変更したらそれをプレビューする機能。これはもしかしてまだ搭載されていない?自分が気づいていないだけなのかな?
  • 特開2012-089081
    「画像の描画装置、方法、及びプログラム」
    ペンやパターンブラシで描いた端や鋭角部の形状をペン先の形状に応じて補正する機能。折り返した鋭角部の線を尖らせる機能はこの特許の様です。
  • 特開2012-164161
    「オブジェクト修正処理装置、方法及びプログラム」
    特許内の画像を見ると、POSE STUDIOやクリスタの「ハンドセットアップ」です。これは直感的で面白い機能です。

ここから下は3Dモデル関係なので、PAINTというよりも、MODELERやACTION、QUMARIONに関する特許じゃないかと思います。

  • 特開2012-164162
    「骨格の角度制御方法,装置,及びプログラム」
  • 特開2012-164163
    「骨格モデルの捻りの制御装置,方法及びプログラム」
  • 特開2012-164221
    「骨格モデルの関節角度の曲がりにくさの制御装置,方法,及びプログラム」
  • 特開2013-020446
    「マルチポインティングデバイスの制御方法及びプログラム」
  • 特開2013-120395
    「スケルトンモデルの姿勢制御方法,及びプログラム」
  • 特開2014-002677
    「描画方法、プログラム、及び装置」
  • 特開2014-002678
    「オブジェクト表示方法、プログラム、及び装置」
  • 特開2014-149748
    「三次元オブジェクトの多視点描画装置、方法、及びプログラム」
  • 特開2014-149749
    「三次元オブジェクトの誇張描画装置、方法、及びプログラム」

ここに記載しなかった特許でも、クリスタに応用されているものはあると思いますが、さすがに開発者じゃないのでわかりません。それと、よくわからない部分も多いので解釈が全く的外れの可能性も、きっとあるでしょう…

それにしても特許の「請求項」の文面、独特の言い回しで結構難しいです(^_^;)。

なお、各特許へのリンクは「データ収集を目的とした、文献の直接指定」を禁止しているので出来ませんでした。
もし興味のある方は、「特許・実用新案番号紹介」で「公開・講評特許公報」で上の番号を入れるか、「特許・実用新案テキスト検索」で「出願人/権利者」を「株式会社セルシス」にして検索してみてください。

こういうことをきちんとやっておくかどうかは後々重要になってくるんでしょうね。

 

ちなみに、昔話題になった筑井茂男という人が平成8年に出願し10年に公開された 「コンピューターを用いた漫画の製作方法及びその方法で作られた漫画をモニター画面で見る方法」の特許ですが、どうやらセルシスが動いて「審査」している様です。
「審査書類情報」が時間外だったので現時点では確認できませんでしたが…。
閲覧できるようになったら、後で確認してみます。