今日はちょっと強行軍でした。
奥さんのお仕事のお手伝いもあるので、ちょいと慌ただしいスケジュールですが、今日が最終日の東洋美術学校卒業制作展(於・東京都美術館)と…
昨日から開幕となった、CP+2015(於・パシフィコ横浜)です。
予定では昨日東美卒展に行って、今日一日をまるまるCP+に費やすつもりでしたが、作業の進行の関係で、今日一日で回ることにしました。
東美卒展はとても質の高い作品や興味深い作品が展示されるので、毎年楽しみにしています。
個人個人が学校で学んだことを元にした研究や企画に基づいて、じっくりと時間をかけて作り上げた作品ばかりなで、一つ一つに作り手の思いがこもっていて、本当に毎年見応えがあります。
マンガ科の作品は当然漫画作品になります。自分が受け持っているのは、デジタルの授業。ComicStudioの基礎からデジタルでのマンガ製作・デジタルアシスタントのトレーニングまでを教えています。
こんな感じで実際に作品の生原稿(またはプリントアウト)をクリアファイルに入れて自由に見られるように展示しています。時間が許せば全作品を読みたかったんですが、このあとCP+に行く関係もあって、それは作品集で見ることにして、もう一つのディスプレイを鑑賞!
毎年「漫画を描く作業机の再現」が行われていますが、今年は初めて「デジタルの現場」が展示されていました。
おお、学校の授業ではiMac+Intuosなんですが、Cintiq置いてデジタルコミック作成現場を再現しているじゃないっすか!いいねぇいいねぇ!
こっちはアナログの現場…なかなか凄まじく雑然とした、妙にリアリティの有るディスプレイ!
どれどれ…机の上どうなってるのかな?
これは仕上げの現場?トーンの指定を書いているから、どうやらアシスタントの現場かなぁ?
右の背景の切り貼りが妙にリアルっすwww
そして、こっちは…
うぎゃ~~っ!!!Σ(゚д゚lll)!!!!
うぎゃ~~~~~っ!!!Σ(゚д゚lll)!!!!!!!!!
漫画描いてたら一度は経験する悪夢を再現wwwってか?
ひいぃぃぃぃ……
なかなか斬新で面白かったっす(^_^;)
卒展見終わって、上野からみなとみらいまで…やって来ましたパシフィコ横浜!
CP+でも、一応写真は撮りました。簡単なレポも書こうかと思ったんですけど、見るのと触るのに夢中で、写真撮影もそこそこにしてました。
そしてわずかに撮影した写真も、混雑の中で不意に動いてしまった露出補正ダイヤルに気づかないまま撮っていたという体たらく…orz。殆どの写真が露出アンダーでした……。なんてこったい……
撮影プレビューの確認をろくにせずに撮っていたので気付いたのはひと通り回って外に出てからでした…。
そんなわけでそんな失敗写真の一部を(^_^;)
重点的に見たのはそこはやはりリコーイメージング。
噂止まりだったフルサイズ一眼レフの参考出品がありましたが、公開された写真どおりのモック(おそらく3Dプリンタ?)にFA 31mm Limitedを装着したもの。プレスリリースで出た情報以上のものはありませんでしたが…
写真家 田中希美男氏とリコーイメージング北沢利之氏の スペシャル対談が面白かったです。
初日は台本に沿ったトークでしたが、二日目の今日は価格の話に少し突っ込んで聞いていました。
多少ぼかしているところもたくさんありますが、こんなことに言及していました。
- 今回技術発表が行われたセンサーシフトによる「超解像」技術を搭載
- K-S2に搭載された明瞭強調は当然搭載
- 上部液晶モニタをカラー化したら世界初だからカラー化してみたら?と田中氏
- 価格は30万以下になる?と田中氏。北沢氏安いほうがいいですよねと否定も肯定もせず
モックを見て、「フルにしては小さい」とか「思ったより大きい」とか、いろいろな感想が飛び交っていますが、自分が見た感じでは、K-3とは高さと厚さがちょっと大きくなっているものの、フルサイズにしては結構コンパクトじゃないのかな?という印象です。
数日前に発表されたばかりのK-S2ですが、これかなりいい感じです。軽くてホールド感も良くてシャッター音も結構好きなタイプ。バリアン搭載はPENTAXでは初ですが、いい仕上がりになっていると思いますよ。キットレンズのDA L 18-50 F4–5.6 DC WR REは凄くコンパクトな沈胴構造で、小型軽量のPENTAXらしいいいお散歩レンズとして良さそうです。(F値が少し暗いのが気になりますが…)
フルサイズ対応のD FAのレンズが発表されたばかりですが、その実機も触ってきました。
HD D-FA 70-200mm F2.8 ED DC AW、1.7キロですが、K-3に付けた時の重さのバランスは結構いい感じです。K-3よりは確実に重くなるフルサイズに装着したとしても、問題ないでしょう。もしかすると手持ち撮影可能かもしれないです。
HD D FA 150-450mmF4.5-5.6 ED DC AWは、重量2キロ。さすがに重いですが、これ一本あれば望遠系の撮影では大活躍してくれそうな感じです。さすがに手持ち撮影は厳しそうです。
今年のリコーイメージングは年頭から攻めまくってますね。楽しみです。
さて、カメラの見本市ですが、WACOMさんが出品していました。
展示品はCintiq各サイズとCintiq Companion2の最上位機種。
説明を受けて初めて知ったんですが、新しく出たCintiq27QHD、さぞ大きくて重いのかと思ったら、Cintiq24HDと比較すると以外な結果が…!
- 24HD 769mm × 464mm × 64mm 13.7Kg (サイズ小数点以下四捨五入)
- 27QHD 770mm × 465mm × 39mm 9Kg
本体サイズはほぼ同じどころか厚みが薄くなったので、重量が約四Kg弱も軽量化されています。スタンドのサイズは横幅810mmになりますが、24HDが置ける机なら、それよりも軽くなっている27QHDを置く事は可能ということになります。大画面の作業空間がほしいのなら、QHD(2560 x 1440)の作業環境が欲しい人ならいいのかもしれません。
Cintiq Companion 2は、私のメインツールでもあるCLIP STUDIO PAINTはインストールされておらず、Photoshopでの動作感しか確かめられませんでした。
心なしか遅延するような感じがありましたが、これは各種設定などで変わると思うので大丈夫でしょう。
値段的にはまあ妥当なんだと思いますが、Companion2からは、家電量販店等でも販売できるようなるとのことです。思いきった値引きをする店が出てくれたら嬉しいんですけど。
他には、業務用撮影機器の展示が楽しかったです。
資料として欲しい絵も一応撮れたので、それだけでも大きな収穫です。
撮影ミスは痛かったけど、これからは「露出補正に注意を払いましょうね」と身にしみて感じたので、今後はしっかり注意しますorz
今日の疲れはその日の夜のうちに溶かしてしまいたいので、今日はこんな所で失礼します。