古いってのは、これのことです。
UFO型の物体。懐かしい人には懐かしい、AirMac ベースステーションです。
実は我が家では現役だったんですよ。
…とは言っても、実質的には別の無線LANルータ(BUFFALOの奴)がメインでしたが、それを導入する前はこれがメインでした。
これ、AirMac Extremeじゃなくて、ただのAirMacなので、おそらく初代なんじゃないでしょうか?
確か、iMacとPowerBookG4にAirMacカード入れて無線LAN環境にして嬉々としていたような遠い過去の記憶が…。
そんなAirMac ベースステーションですが、事実上今のMacOS X 10.10では一切認識してくれません。
パスワードの設定や暗号化の設定を確認して、場合によっては変えておこうかなと思って、MacBookPro(OS X 10.10)検出を試みたものの、AIrMacベースステーションからのWi-Fi電波は拾ってくれるのでインターネット接続は出来るものの、AirMac ベースステーションに直接アクセスして設定を行うことは出来ません。
従来は、ちょっと…いや結構前のMacOSX (10.4~5位だったかな?)のAirMac設定ユーティリティ使ってやっていたんですが、最新のOSのAirMacユーティイティでは、「こいつは対応してないよ」って出て話になりませんでした。
そこで、奥さんの古いPowerBookG4 Ti 867MHz(MacOS9が単独起動する最後のPowerBook)を借りてきて、一所懸命AirMac ベースステーションを探してみます。
何故かなかなか検出されず再検索を何回か行ったら検出されたので、パスワードを入れてログイン(でいいのかな?)。接続パスワードや暗号化パスワードを変更して再起動。
でも再び接続しようとしたら何度やっても接続エラー…????
もうわけわからなくなって、マニュアルをAppleからダウンロードしてみようか、サポートページ見てみようかなどと探しまわるものの、Apple本家のどこにも該当の情報がなくてほとんど手詰まりでした。
さすがに古すぎてあかんかった…
…と諦めるのはまだ早い。思いきってPowerBookG4のEthernetポートとAirMac ベースステーションのLANポートを直接繋いで、直接ローカルのIPアドレス打ち込んでみたら、無事に接続出来ました。
もうこれは自分の環境下では用済みです。
実際殆ど使ってなかったので、既に用済みだったといえばそうなんですが(^_^;)
それにしても、Appleの過去の資産の切り捨てっぷりは相変わらずですね。サポート対象外になったら過去に自社が発行した製品の情報さえも消してしまうのかと思ったら、悲しくなった。
自分がMacを使わなくなっていった理由の一つは、この「切り捨て」でした。
OS 9を捨て、Classicを捨て、PowerPCを捨て……過去に出資したものはことごとくゴミ同然となってしまいました。
まぁ革新的なハードウエアやソフトウエアの開発のためには、「過去を切り捨てる」事と引き換えだったのかもしれませんね。
OS Xは10.9になった次は11.0かな?と思ってたら10.10というわけのわからない数値になってしまいました。さすがAppleらしいといえばらしいです。