体験授業の日曜日

日曜は東美の体験授業がありました。久々の担当です。去年の夏以来。
自分の担当のマンガ学科デジタルの体験には、今年高校3年生になる子が参加してくれました。ありがとう♪

体験授業は、結構臨機応変に対応しなければならない面が多くて、いろいろな手札を用意して望みます。何しろどれくらい描けるかによって、より満足度の高い授業の内容は変わってきます。実際に口頭で聞いて底から測ると、控えめな子とちょっと背伸びの子では、同じ表現でも実際には出来る度合いが違う場合もあるので実に難しいです。
全く描いたことがない子とかなり描ける子を同時に同じ体験の場で進める必要が出た問は、それこそパニック状態になることも…。

でも今回は絵は既に描いていて、既に数回他の先生が実施担当した体験授業に来ている子。さらにはちょっと前にCLIP STUDIO PAINT買ってやり始めたばかりだったので、比較的スムーズに想定した通りの授業実習が出来ました。

実は限られた時間だと結構ハードルが高いのは、「全くの未経験者が、板タブレットでの初めて絵を描く」場合の「板タブ慣れ」です。

スキャンした原稿データを使って、バケツツールで彩色したり、ほわ~っとエアブラシでぼかした彩色をする場合は、最悪マウスでも出来ますが、CLIP STUDIO PAINTでモノクロ(白黒二値)でイラストを描くというのは結構大変です。
自分の視線とペンの先ご動きが一致しないジレンマ…。
長年板タブを使っていた自分ですが、液タブに変えてからはもう板タブには戻れなくなってしまっています。それでも、東美は板タブなので当然板タブを使ってデモンストレーションしたり描いたりする必要があります。学校の備品は学生数の関係で数がギリギリですし、エントリーモデルの板タブだというのもあるので、自分は使い込んでいたIntuos3を毎回持って行って使っています。一応それで授業内での使用に関しては足りているんですが、表面のシートを外した状態なのが難…。こればかりは専用しかないので、買っておいたほうがいいんでしょうけど…ついついねぇ…。

まぁそんなこんなで体験授業は無事に終了。
なんとか楽しんでくれたような感触。自分も体験は楽しんでやってみよ~と思っています。

これで大体の学校関係の表向きの仕事は一段落。あとは卒業式が待っています。


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