横浜洋館めぐり

休みの日には行楽地は人で溢れてしまうので、比較的時間が自由に取れる「自由業」は、敢えて土日に行楽地には出掛けません。
でも今日は友人のお誘いで中華街で食事会があったので、その時間の前に横浜山手の西洋館めぐりを少しやって来ました。

今日の目標は…
「横浜市イギリス館」→「山手111番館」→「山手234番館」→「エリスマン邸」→「ベーリック・ホール」です。
石川町駅周辺の「外交官の家」「ブラフ18番館」は時間的に許せば…ですが、無理はしません。

では、回った順に…。ここから先は写真たんまり載せてます。

旧フランス領事館公邸遺構IMGP6914IMGP7383大正12年の関東大震災で倒壊したフランス領事館の遺構です。
横に風車が設置されていました。IMGP7381 当時の風車の基礎部分が公園整備に伴う工事の際に合計4基見つかり、現在設置されている風車の周辺に元の位置に合わせて2基移設したそうです。IMGP6920山の上に設置した領事館用に作った井戸の遺構も残っていましたが、これが深さ30メートルだそうで、水を汲むために作られた風車の基礎の位置から推測すると、かなり大きかったんじゃないかと想像出来ます。

横浜市イギリス館
残念ながら「休館」でした。IMGP7045英国総領事公邸として建築された建物。
中は見られなかったけど、周辺から外観は撮影出来ました。IMGP7026IMGP7031どうやら改修工事で休館中だったみたいです。
4月1日にリニュアルオープンするとのこと。改めて行ってみたいです。

山手111番館
ジェイ・ハーバート・モーガン設計のJ.E.ラフィン氏の住宅。IMGP6934玄関側から見るとこぢんまりとしたスパニッシュ風の家ですが、玄関はいったらすぐに広がる吹き抜けフロアが見事です。IMGP6949IMGP69572Fの回廊は非公開でした。時々公開しているらしいので、公開時に是非とも上がってみたい。
毎月第二金曜日で10:30と14:00の二回だそうです。IMGP6968隣の食堂は海際の窓が大きく光が沢山入る部屋です。IMGP6970外観の印象と違ってかなり広く感じます。自然光がたくさん入る家で、明るくて素敵な邸宅です。
IMGP7010正面玄関から見ると地下に当たる場所は、現在はカフェとして営業しています。

山手234番館
朝香吉蔵設計による外国人向けの共同住宅。いわゆる「アパートメントハウス」IMGP7346IMGP7077玄関のオーダーの様式はなんだろう?トスカナ…?よりもシンプルだけど、日本人設計だからあまり関係ないのかな?IMGP7124同じ形式の4つの住宅が入っている邸宅ですが、一つ一つが結構広い。IMGP7097IMGP7109昔のシンガー製のミシンが二台置いていました。
家具調の装飾が施されているものと、昔の家には結構よく見られた足踏み式のもの。自分の実家にも足踏み式のミシンがありました。(シンガーではありませんでしたが…)。
明治43年には即金で128円(分割160円)、大正10年には3個引き出しテーブル付きが即金で144円(180円)との記録があるそうですが、その当時の物価調べてみました。
大正八年のある工場の職長の収入は給料・夜業合計39円33銭。家族五人の家計費が41円65銭だったそうなので、月収の3~4ヶ月分位でしょうか、庶民が簡単に買える値段ではなかったようですが、多くの家で見られたということは、必要性が高い道具だったのは間違いありません。今でもいいミシンは結構高いんですよね。IMGP7098これは置き時計だと一発で解りますが…IMGP7100これは「計算機」だそうです。どうやって使ったんだろう(;´∀`)…。使い方覚えるのが大変そう…。

エリスマン邸
アントニオ.レーモンド設計。絹糸貿易商シーベルへグナー商会支配人エリスマン氏の私邸。IMGP7143丁度コンサートが始まる寸前だったのと、一室の「しょうゆ・きゃふぇ」というカフェの待ちの人でごった返していて、ゆっくりと観る状況ではなかったので、あまり写真も撮っていません。IMGP7162カフェが空いていたらぜひそちらにも入って見たかったです。

山手80番館遺跡IMGP7166関東大震災で倒壊したマクワガン夫妻の住居のち過失部分の遺構。IMGP7163 IMGP7164震災の凄まじさがうかがえます。
大震災の痕跡を歴史的遺構として残している場所はなかなかないんじゃないんでしょうか。

ベーリック・ホール
ジェイ・ハーバート・モーガン設計。モーガン氏は山手111番館も設計しています。イギリス人貿易商B.R.ベリック氏の邸宅。IMGP7177南東に正門があります。IMGP7184芝生広場から邸宅を眺めてみます。山手111番館と同様に、こちらもスパニッシュスタイルです。IMGP7323こちらは西門からの眺め。IMGP7189IMGP7191エントランスのアプローチや窓もアーチ型です。IMGP7199落ち着いた色合いの内装。個人的にかなり好きなタイプです(*´ω`*)IMGP7204改めて見てみると、なんとなく和室風にも感じますね。妙に落ち着くタイプのダイニングです。IMGP7208市松模様のタイル張りの廊下。写真奥右側が玄関です。IMGP7217地下には元々は暖房室(ボイラー室)や石炭室や焚木置場があったそうです。IMGP7218創建当時から使われてきた暖房室のタンクや、改修工事時に採取した資材サンプルが展示されています。
こういう展示物があるのも、当時の様子をうかがう上ではすごく参考になります。IMGP7230IMGP72421Fのホールです。広い空間に明るい採光。玄関から一段下がったところに作られています。IMGP7244 IMGP7311階段の手摺のデザインも素晴らしいです。IMGP72512Fの令息寝室。すごく広い(@_@;)
なんとその広さは隣の客用寝室・主人寝室・夫人寝室よりも広い!IMGP7256なんと、寝室直結で浴室が!!!IMGP7263こちらは客用寝室。IMGP7269客用寝室に専用浴室!IMGP7279主人寝室は書斎風のセッティングになっていました。IMGP7276机の上にタイプライター。
ベーリック氏は和紙や絹を輸出して、紙類・化粧品・香水・文房具などを輸入する商館を経営していたそうです。
手紙には、「RE;”JAPANESE WASHI PAPERS”」って打たれています。「和紙」とPAPERがかぶってるけど、これでいいのかな?
ぐぐってみたら、現在は「WASHI」で通用するっぽいですね。WikipediaのWashiの項目には「Washi (和紙?) is a style of paper that was first made in Japan. 」と書かれていました。IMGP7288夫人寝室です。落ち着いた女性らしい色彩で統一されています。IMGP7291隣接するサンポーチです。ベーリック氏が夫人と令息を大事にしていたことがうかがえます。IMGP7296ご夫婦の浴室。何と2Fには浴室が三つも設置されています。この規模の邸宅だとおそらく使用人の数も多かったでしょうね。

ココらへんまでで待ち合わせ時間の40分ほど前になったので、港の見える丘公園の方向へ戻ることにしました。距離的には中華街までそれほどでもありませんが、慣れない中華街で迷うこと必至だと思ったので、少し早めに移動開始。

今回は横を通るだけだった所の写真を少し…
えの木てい
朝香吉蔵設計。元はアメリカ人検事の邸宅だったそうです。現在は現オーナーのご両親が昭和45年に自宅用に買い取り、現在はカフェとして公開しています。IMGP7137

横浜山手聖公会
ジェイ・ハーバート・モーガン設計。
横浜開港時に横浜居留地に住む聖公会信徒たちのためにクライストチャーチが発足し聖堂が完成。
その後、あのジョサイヤ・コンドルにより二代目の聖堂が建築されたものの、関東大震災で崩壊。
仮聖堂が建てられた後、モーガンにより三代目聖堂が建立されて、それが現存する聖堂だそうです。IMGP7352
山手10番館
ここは昭和42年に明治100年を記念して建てられた洋館で、1Fはカフェ、2F はフレンチレストランとして営業しています。
古い建物ではありませんが、雰囲気は十分楽しめそうな感じですが、中には入っていません(^_^;)。
IMGP7056山手資料館
その庭園内に建つ、横浜市内に現存する最古の和洋併設型の木造西洋館。明治42年建造。
現在は文明開化当時をしのばせる展示品や居留地時代から震災までの横浜や山手に関する資料を展示しているそうです。IMGP7059
港の見える丘公園
工事で一部閉鎖されていました。港が見えるといえば見えるけど、自分が想像していた港じゃなかった(^_^;)。
IMGP7364
横浜ベイブリッジ
港の見える丘公園から撮影。そういえば一度もこの橋渡ったこと無いや。
IMGP7370

時間が許せばもう少し回りたかったんですが、今日はほとんどついでの散策だったのでこれが限界。それでも満足度高かったです。
今度は平日に時間を多めにとってじっくり回りたいですね。

そしてこの後、中華街に移動して美味しい中華をたらふく頂きました(≧∇≦)/


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