水曜は学校

水曜は一日学校です。来週で冬休みに入るんですが、年が明けたら一年は一ヶ月半、二年は一ヶ月で授業が終わります。
既に裏では来年度のカリキュラムの話を詰めてたりします。

自分が漫画の専門学校に出講するようになったきっかけは、あるライターさんからの紹介でした。デジタルに詳しい人ということで採用して頂けたんですが、教壇に立つ様になって既に何年でしょうか?もう10年ちょっと位でしょうか。

当初使っていたComicStudioのバージョンは2.5でした。直ぐに3になりましたが、予算の関係もあって4が出てもしばらく3を使い続けていました。
今現在はComicStudio EX 4です。CLIP STUDIO PAINTは火曜金曜に行っている学校では導入済みですが、水曜の学校はまだです。(来年度から導入される方向で調整中ですが…)

デジタル全般を行っている関係で、カラーイラストとモノクロ漫画原稿との割り振りが結構難しいです。
「デジタル」の枠でくくるのではなく、「イラスト」なのか「漫画」なのかで授業コマを分けたほうがカリキュラムを詳細に組むことができるし、進行もやりやすいのかもしれないなぁと思うこともあります。

「漫画」の部分が中心になってしまうと、学校でのみデジタルをやる学生にとっては、カラー製作に費やす時間が異常に減ってしまいます。出来れば別コマ扱いで、片一方ではカラーイラストを、もう片一方ではモノクロ漫画を、というのが理想かなと思ってました。

でも、それもCLIP STUDIO PAINT一本になったらちょっと話が変わってきます。

CLIP STUDIO PAINT一本で一枚のカラーイラストからモノクロ漫画原稿までシームレスに扱うことができるのは大きなメリット。その分自分が作るデータの種類をしっかり理解して取り組む必要があるので、デジタルグラフィックの基礎知識が備わってくれていたほうがいいのは確か。そのためにも、理論の部分をしっかり教えるようにしたいと思いつつも、そういうのって眠くなる授業なんだよなと言うのも解ってるので、なんだかんだと難しい。

ComicStudioとCLIP STUDIO PAINT、どういうふうにこの住み分け方法を教えるべきか、これが来年度の自分の宿題ではないでしょうか…取り敢えず、頑張ってみましょうか。

なぜComicStudioを教えているかというと、はどうしても「デジアシ」をする可能性も考えておくと抑えておきたいんですよ。それと、個人的には、CLIP STUDIO PAINTまだまだだと思っているので…。


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