辰野金吾氏設計の東京駅の100周年記念の年、当時の姿が復元されて、色々なイベントが催されています。
そして今日は東京駅開業100周年記念Suicaの発売日でした。
JRの女性車掌さんが作ったイラストは、辰野金吾氏の駅舎とドーム屋根の意匠を組み合わせたアール・ヌーヴォー調のデザインがすごく素敵で、「出来れば欲しいな」と思っていましたが、前日に流れていたTwitterで既に徹夜で並んでいる人がいることを知り、早々に買いに行くのは諦めていました。(スケジュール的に無理だったのもありますが…。)
15000枚限定で、一人3枚までとなると、おそらく5000人~8000人先着になることは確実。徹夜禁止と告知していたものの、それが守られていないともなれば、当日混乱必至じゃないだろうか、と思っていました。
すると、残念なことに翌日のTwitterやニュースで、東京駅が大荒れの状態になっていると言うではないですか。しかも販売開始前からヤフオクには転売目的の人が大量に出品して高騰しているという状態。
列の整理や誘導などでひどく混乱して、危険を感じたたためにやむなく販売を停止することになったとか。
手に入らなかったからと言って駅員に詰め寄ったり暴れて破壊行動を起こしたりするのは論外ですが、混乱は想定の範囲内とはいえ、列整理や警備を万全にして、ルールを徹底させる事ができなかったJR側のミスは否めないでしょう。
予定した分を残したまま販売を中止して、後日販売すると公表したJRですが、公式には「増刷」とは記載されておらず、転売目的でルールを破って徹夜で手に入れてヤフオクに出品している人が横行している事を鑑みても、早々に「増刷」すると公表するべきではないでしょうか?
「増刷」されたら、是非とも手に入れたいものです。
さて、このSuicaの件と併せて、忘れないように自戒の意味を込めて書いておきます。
このSuicaのデザインいいな欲しいなという気持が嵩じて、ノリでやってはいけないことをやってtwitterに公開して、何名かの方にその問題を厳しく指摘されました。
どういうことか、端的に言いますと、公開されているSuicaのデザイン画をそのまま使い、それをプリントアウトして自分のSuicaに貼り付けて画像をUPしたのです。
たとえ個人利用の範囲内であれ、二次的な利用が許諾されているわけではない画像を使用して、「100周年記念Suica風、ただのSuica」と称して出来上がったものの写真をUPしたのは極めて軽率でした。
個人利用の範囲内なので問題はないだろうと思って、「痛Suica」の感覚で気楽な気持ちでやってしまったのですが、たとえ法的に問題無いとしても、一創作者としてはやってはならない事でした。
「偽造」を示唆する意図もありませんでしが、そう捉える人が全くいないわけではありませんし、「そうかこういう方法で人を騙せる」と悪賢く考える人がいないとも限りません。
t何が問題だったのか判っていない、と厳しい指摘を頂いたことを厳しく受け止めなければいけません。twitterでは該当ツイートの削除と謝罪を行いましたが、自戒を込めて記録に残しておこうと思います。