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明日から担当授業開始!

奥さんのお手伝いが〆前で切迫している状況ですが、明日は東洋美術学校の二年の担当授業第一回目です。
来週にはデジタルアーツ東京の担当授業が始まります。

ゴールデンウイークでちょっと間が開くことになってしまいますが、いよいよ新年度本格スタートということで、気を引き締めなきゃと改めて思う時期です。

行っている学校それぞれ、レジュメの組み方が違っています。
学校の指導方針や授業のコマ数や他の授業との兼ね合いなどで、同じデジタルでの漫画制作の授業ですが、進め方が変わってきます。教え方や手順には、これだという決定打はないので、進捗を見ながら臨機応変に対応せねばならなかったりするので、毎度毎度真剣勝負だったりします。

デジタルの授業の特性のためか、どちらかと言うと「オペレーションのHowTo」が中心になってしまいます。自宅でデジタル制作環境を持っている学生は、自宅でも課題だけに限らずデジタル創作ができるんですが、全員がそういうわけではないので、パソコンとアプリケーションが使える授業の枠内は無駄には出来ないちう思いが強いです。
その反面、ネームや生原稿を見てのアドバイスなど、「作品制作」そのものにでじっくりと立ち入る機会が少なくなりがちになることも多くて……。
ネームをチェックしてアドバイスをするとなると結構時間がかかります。それを授業時間枠内で行うのは、なかなかスケジュール的に困難なのがジレンマ…。でも学生作品を見るのはとても刺激を受けるので出来る範囲で取り組みたいと思ってます。結果的に授業時間外にアドバイスをする事も多いんですが、それもやむを得ないでしょう。

お昼ごはん食べる時間がなくなることもありますが(^_^;)。。

新入生たちに逢えるのはもう少し先ですが、どういう若いパワーに出会えるのかも楽しみの一つです。

MacOS9以前のデータ

お手伝い〆が切迫しているので、ブログは簡単に済ませます(^_^;)。。。

今日はいきなり古い写真を蔵出し(^_^;)

この写真は昔の仕事部屋を撮ったものです。メインマシンがPowerMacintos9500の頃です。
9500の横に置いてあるのはIBMのDOS/VマシンでWindows95マシンだったと思います。

作業の合間にバックグラウンドでやっているHFSディスクの退避作業中に見つけた古い写真です。

Macを本格導入した頃のデータは、Mac用のフォーマットであるHFS形式のCD-Rにバックアップを取っていました。

今現在デスクトップのMacが無い状態に加えて手持ちのMacBookProには光学ドライブがない状態なので、これらのバックアップディスクをどうするかを保留していたんですが、BootCampでWindowsをインストールするために買った外付けドライブで、全く問題なくHFSフォーマットのディスクが読めることに気付いてホッとしています

MacBookProの方はそれほど空き容量に余裕がある状態じゃないので、Windowsの共有フォルダをMacにマウントさせて、そちらにコピーして退避させています。

さてここで困ったのは、OSXになる前のMacOS9以前の環境下では、リソースフォークでデータ形式なども管理していたため、「拡張子」が付けられていないという点です。そのためファイルを開くためには対応した形式の正しい拡張子を付けなければいけないのです。
当時のMacで作った画像ファイルの多くはPICT形式かPSD形式(またはPainterのRIF形式)なので、割と何とかなるとは思いますが、対応するアプリケーションがない場合はどうしようもありません。

20150415-02そんな中、画像系のフォルダの中に「PC-MAG」というフォルダがありました。
なんとまぁ、Mac時代よりも古いPC-98時代のMAG形式のファイルも発掘されたのです。
MAG形式とは、パソコン通信時代に主流となった画像ファイル形式の一つです。KID98やエスキース、鮪ペイント(後のマルチペイント)を使って地道に描いていました。

20150415-01確か昔ホームページに載せるためにコンバートしたデータがあったはず…って思ったら、幸いにして昔のホームページのデータの一部が無事に残っていました。
他にも色々と忘れかけていた画像が出てきたので、データの整理をしたら再掲載することも出来そうです。
今ならわざわざGIFをJPEGに変換してファイルサイズを小さくするまでもありませんが、当時はまだダイヤルアップ接続からISDNに移行する頃だったので、画像ファイルサイズを軽くする様にしていました。データはJEG形式になっていたので、元のMAGファイルからGIFかPNGに変換したモノを載せられればいいかな、なんて思っています。

これからちょっと忙しくなるので、その作業はしばらく後になると思います。

それでは今日はこのくらいで…(^_^;)

昔の絵の蔵出し(「N・H・Kにようこそ」)

今日はD校の入学式でした。

真新しいスーツを着て緊張の面持ちの新入生ばかり…かと思えば必ずしも全員がそういうわけでもなく、普段着のまんま気だるそうにしている新入生もいて様々です。
たった二年間で大化けする学生もいれば、逆にモチベがどんどん下がってしまう学生もいます。講師側がいくら鼓舞しても本人がやる気を出してくれなければどうしようもありません。それを如何に引き出すかが講師の仕事でも有るんですが、はてさて…。
さらには、今年度は「体験入学」のデジタルの授業を担当しますので責任重大です(^_^;)。

さて、今日も蔵出し…2006年にアニメが放送された『N・H・Kにようこそ!』に提供した絵を庫出しします。

何か過去絵で庫出ししても良さそうなモノないかな、とフォルダを漁っていたら「NHK_Negura-XX.psd」というファイル名のPhotoshopデータが…。そうそう、こういう仕事したっけなって思って久々にファイル開いてみました。

提供した絵の使用状況を説明するために、画面のキャプチャを「引用」しております。
引用画像の著作権はN・H・Kにようこそ!製作委員会/株式会社KADOKAWAに帰属します。

三枚描かせて頂きましたが実際に番組内での使用を確認できたのは2枚でした。
NHK_Negura-01_Up以下、使用部分キャプチャ(第二話「クリエイターにようこそ!」より)

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左下部分に立掛けられたのマンガ単行本表紙

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右側中央床に置かれたマンガ単行本表紙

右下に置かれたマンガ単行本の表紙

右下に置かれたマンガ単行本の表紙

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教科書の下に置かれたマンガ単行本表紙。ペンネームをもじった形で入れてくださいました。

NHK_Negura-02_Up以下、使用部分キャプチャ(同じく第二話「クリエイターにようこそ!」より)

右下に置かれたマンガ単行本の表紙

右下に置かれたマンガ単行本の表紙

NHK_Negura-03_Upちなみに、三枚目の絵はこちらです…( ゚∀゚)o彡°
もしかしたらどこかに使われていたかもしれませんが、自分は確認できていません。ご覧頂ければわかるように胸をはだけて乳首露出しているので、地上波ではそのままでは使えなかったのかも…(^_^;)

エンディングのスタッフロールにも一応名前入っていました。vlcsnap-4794348自分の絵をこういう形で使って頂けて嬉しかったのを覚えています。
この作品、2006年の事なのでもう9年も前になるんですね。いやはや…10年なんて、ほんとあっという間に過ぎちゃいます(^_^;)

10年あっという間なんてボサーっとしてちゃヤバイです。油断はできません。

一年一年もっと大事に過ごさなきゃ…です!

昔の二次創作絵の蔵出し

ブログを一日一記事書くってのをノルマにして結構経ちましたが、内容は毎度バラバラですが、大体夜中の12時を過ぎた頃に「日記」の様な感覚で書いています。

今のところその日撮った写真を使った「お写ん歩」だったり、描いている絵の小出しだったり、過去の原稿や落描きなどの蔵出しだったり、学校の話だったり…と、まぁ何かしらのネタは有るわけですが、篭って作業しているときはホントに書くネタが見つからなくて…(^_^;)。

自分の原稿だったら、作業途中の絵を小出しする事ができますが、今やっているのは締め切りが迫ってきている奥さんのお手伝い原稿なので、私が状況を晒す訳にはいかないので…。

…というわけで、昔の絵の蔵出しを(^_^;)…。今回は二次創作モノをば…!

初代プリ○ュアの白黒。同人誌の表紙に使用した元絵です。

2005年8月頃

2005年8月頃

CCさ○ら。
どういう用途で描いたのかを忘れています。
CC本出したことないので、どういう形で発表したのかも覚えていないです。(C)入れているから以前のnnaosaloon.com内で発表した画像だったのかも…?

2012年5月頃

2012年5月頃

あまり二次創作絵はないんですが、探したらちょろちょろ出てくると思いますので、またこんな風に蔵出しするかもしれませです。はい(*‘ω‘ *)

少女マンガを初めて読んだ頃のこと

20150408-1今日は朝から「雪降ってる!」って話題が飛び交ってましたね。Twitterのトレンドも雪関係一色でした。

夕方、犬散歩に出るとき、冬のコート来てマフラーしてでたのに、コートの下が春仕様のままだったから、凄い底冷えにガタガタ震えが来てしまい、望利音には申し訳ないけど早々に散歩切り上げてしまいました。

いやホントめちゃ寒かったっす。

昨晩の予報で「東京で雪が降るかもしれない」って言ってたので、みぞれくらいは覚悟していましたが、まさかほんの僅かとはい積雪するとはねぇ(^_^;)…


まぁ、そんなこんなで、今日はほぼ一日家に篭ってましたが、ここ連日はほぼ新年度関係の準備や奥さんのお手伝いやらで割とやることはいっぱいです。

昨日は講師ミーティングで池袋に出た時に見た「定期券を買う長蛇の列」から「学割」のことを思い出し、休学期間中も学割に助けられたことから、大学を休学した時のことをつらつらと語りました。

休学に至る決定打となったデビューは、正確には白夜書房の漫画ブリッコへの持込の結果Hey!Buddyでデビュー、ほぼ同時にビデオ出版のメロンコミックに持込をして同紙デビューという形でした。(ココらへんの話は「エロマンガのゲンバ大休刊号」のインタビュー記事にも書かれています。)
…なんですけど、実はそのさらに一年前に久保書店(レモンピープル)に持込していたのです。こちらは「レモンピープル」を強く意識しすぎていつもの自分の作風とは違う作品を描いていたからか、見事にそれを指摘されてボツを喰らいました。
…ということは最初からエロ漫画家を目指していたのかと言うと、実は高校時代は少女マンガ誌に投稿していました。本気で少女漫画家を目指していたのかと言われれば、ちょっと微妙かもしれませんが、少なくとも少年マンガや青年まんが、そして成年向けマンガを描いていたわけではありません。
少女マンガを読み始めたのは大体小学校六年の頃でした。丁度その頃少年誌界では秋田書店の少年チャンピオンが大全盛の頃で「がきデカ」「ドカベン」「マカロニほうれん荘」「750ライダー」「ブラックジャック」など人気作ばかりが連載されていた頃でした。自分も好きで読んでました。家は兄と自分の男兄弟だったので、少女マンガに触れる機会は、せいぜいクラスの女子経由くらいしかないわけです。
小学5~6年のクラスで、優等生だったU子さんが壁新聞形式の学級新聞に描いたマンガがすごく上手でした。そのU子さんが貸してくれた少女マンガが、自分の記憶の中にある一番最初の少女マンガでした。

Amazonより

今でもはっきり覚えています。
里中満智子先生の「湯上がりはピンク色」というKCコミックスでした。今にして思えば、当時買っておけばよかったのに、何故か手に入れていませんでした。

自分で初めて購入した少女マンガのコミックスは、いがらしゆみこ先生(水木杏子原作)の「キャンディ・キャンディ」。書店で平積みされていたのを急いで手にとってレジに走ったため、間違って同じ巻を二冊購入していました(^_^;)。さすがに少女マンガを買うのが恥ずかしかったんですね……

でも、一度ハードルを超えてしまうとその後は結構楽なもので、入り口だった講談社の少女マンガ誌「別フレ」「なかよし」から始まり、集英社の「別マ」「週マ」「りぼん」「ぶーけ」、小学館の「週コミ」「別コミ」、秋田書店の「プリンセス」、白泉社の「花ゆめ」「LaLa」と、割と片っ端から手を出して読むようになりました。(さすがに全部購入していたわけではありませんでしたが…)

マンガといえるシロモノかどうかはわかりませんが、鉛筆でマンガっぽいのを描いていたのは、小学3~4年の頃からです。どういう内容だったのかはあまり覚えていません。学習コミックや児童コミック系だったように記憶していますが、まぁ落書きレベルの内容でした。
先に出てきたU子さんが学級新聞(壁新聞)に載せたマンガと並んで貼りだされていて、自分の下手さが凄く恥ずかしくて悔しかったのと、初めて見た少女マンガに衝撃を受けたのもあって、いつしかちゃんとペンと墨汁を使ってケント紙に描くようになっていました。

その後、中学に進学して、自分はブラスバンド部に入ります。この頃誰の呼びかけで始めたのかは忘れましたが、同じ部の何名かの男女グループが集まり、いわゆる「イラストポエム集」みたいな同人誌を作ったのです。この頃は既に絵は少女マンガの方へ向いていて、自己流で少女マンガを描くようになっていました。今の自分の絵柄の方向性はほぼこの頃に決まったのかもしれません。
この頃になんとなくぼんやりと「マンガ家になりたい」と思っていましたが、それがあまり現実的な夢じゃないということも判っていたのか、進路の方向性は得意科目だということもあり理系方面に向かっていて、高校へ進学してからも、二年時には理系進学コースへ進み、理系の大学を目指していくことになります。

その一方で、中学~高校の頃には少女マンガ雑誌に投稿をしていました。自分がどれくらいのレベルなのか知りたかったというのと、やはり「マンガ家になりたい」という気持ちが強かったからなのかもしれません。結局のところ少女マンガ誌への投稿の結果は「Bクラス」止まりでした。それほど本気でみっちりやっていたというわけではなかったんですが、うまくなりたいという気持ちはあったので、「六コマ練習」をやったり「1ページ目トレス」をやったりしていました。

  • 六コマ練習
    B4用紙を均等に六コマに切り、なんでもいいから一日一コマ埋める練習。必ずペン入れ・ベタ・ホワイトまできちんとやって、必要に応じてトーン処理もする。
    一日を予備日として、一週間で1ページ埋める練習。
  • 「1ページ目トレス」
    プロのマンガの1ページをまるまるB4原稿用紙サイズに目で見ながら「トレス」して仕上げていく練習。
    絵柄は自分の絵柄にして、コマのサイズ・吹き出しのサイズなどのバランスを体感する練習。

それでも独学なので一向に上手くなりませんでしたが、ペン入れの感覚を掴む練習にはなりました。

小学校の頃にU子さんが里中先生のマンガを見せてくれなかったら、今の自分はいなかったかも知れません。それほど「人生の転機」というのは結構些細な事だったりするのかも(^_^;)。。。。

まだしばらく自分語り続けるかもwww。

クロネコDM便に切替え

「有楽舎工房」の通販業務は、今まで「クロネコヤマト」のメール便を使っていました。

しかし御存知の通り、「郵便法」に於ける「信書」の問題で、3月いっぱいでメール便を廃止して、新規に幾つかのサービスに移行する、ということになりました。

そのメール便に変わるサービスが「クロネコDM便」です。

「有楽舎工房」の通販を行うよりも前ですが、クロネコビジネスメンバーズのサービスを利用する契約をしました。特に料金的にお得になったというわけではないんですが、送り状をWebサービスで作成して印刷することが出来るのがとても便利で、通販のメール便発送にそのまま利用していました。

メール便はトラブルが多いなどと噂されたり、実際に未配達の事故が時々報道されたりしますが、自分は今までメール便によるトラブルに会ったことは一度もありません。運が良かったのかそれともサンプル的に少ないから…。いずれにせよ、安くて便利なサービスなので、愛用していました。

さて、「郵便法」により、「信書」を扱えるのは、事実上日本郵便のみとなっています。一応規制緩和により民間でも一定条件を満たせば「信書」を扱うことが出来ることになっていますが、その条件が異常にハードルが高いために、事実上は日本郵便の独占になっています。
つまり、「信書」は、クロネコヤマトを始め、佐川急便も日通も西濃運輸も扱うことが出来ません。

「信書」ってなんぞやって事がそもそも問題なんですけど、総務省のHPに「信書のガイドライン」が載っています。

信書に該当する文書

■書状
■請求書の類
【類例】納品書、領収書、見積書、願書、申込書、申請書、申告書、依頼書、契約書、照会書、回答書、承諾書、◇レセプト(診療報酬明細書等)、◇推薦書、◇注文書、◇年金に関する通知書・申告書、◇確定申告書、◇給与支払報告書
■会議招集通知の類
【類例】 結婚式等の招待状、業務を報告する文書
■許可書の類
【類例】 免許証、認定書、表彰状
※カード形状の資格の認定書などを含みます。
■証明書の類
【類例】印鑑証明書、納税証明書、戸籍謄本、住民票の写し ◇健康保険証、◇登記簿謄本、◇車検証、◇履歴書、◇給与支払明細書、◇産業廃棄物管理票、◇保険証券、◇振込証明書、◇輸出証明書、◇健康診断結果通知 書・消防設備点検表・調査報告書・検査成績票・商品の品質証明書その他の点検・調査・検査などの結果を通知する文書
■ダイレクトメール
  • 文書自体に受取人が記載されている文書
  • 商品の購入等利用関係、契約関係等特定の受取人に差し出す趣旨が明らかな文言が記載されている文書

信書に該当しない文書

■書籍の類
【類例】新聞、雑誌、会報、会誌、手帳、カレンダー、ポスター、◇講習会配布資料、◇作文、◇研究論文、◇卒業論文、◇裁判記録、◇図面、◇設計図書
■カタログ
■小切手の類
【類例】 手形、株券、◇為替証書
■プリペイドカードの類
【類例】 商品券、図書券、◇プリントアウトした電子チケット
■乗車券の類
【類例】 航空券、定期券、入場券
■クレジットカードの類
【類例】 キャッシュカード、ローンカード
■会員カードの類
【類例】 入会証、ポイントカード、マイレージカード
■ダイレクトメール
  • 専ら街頭における配布や新聞折り込みを前提として作成されるチラシのようなもの
  • 専ら店頭における配布を前提として作成されるパンフレットやリーフレットのようなもの
■その他
◇説明書の類(市販の食品・医薬品・家庭用又は事業用の機器・ソフトウェアなどの取扱説明書・解説書・仕様書、定款、約款、目論見書)、◇求人票、◇配送伝票、◇名刺、◇パスポート、◇振込用紙、◇出勤簿、◇ナンバープレート

あれ?
田舎から上京してきた学生宛に、母親から手紙を同封した食料品が送られてくる…なんて、ごく当たり前の光景がありますが、、これ実は「信書」を同封したことになるので、「郵便法違反」だということ?

更には、「納品書」や「領収証」は「信書」扱いになっています。つまり、日本郵便のサービス以外で「納品書」や「領収証」を同封してはいけないことになっているのです。

あれれ?
今までいろいろなオンラインショップの通販を利用してきたけど、当たり前のように「納品書」「領収証」入っていたよ…?
「宅急便」「宅配便」等だけでなく、日本郵便の「ゆうパック」でさえ、「信書」を送ってはいけないことになってたりするのに、入ってたよ…??

色々と疑問符が浮かんでくるんですが、t実は日本郵便はゆうパックについて「信書を送ることはできませんが、ゆうパックに添付する無封の添え状又は送り状については、送ってもOK」と明言しています。

この「添え状」や「送り状」の範囲がどれくらいなのかもすごく曖昧なんですよね…
同じ法律のもとで同じ条件だとするならば、「無封の添え状または送り状」は、クロネコヤマトのサービスの「宅急便」「メール便」でも送ってもいいことになります。

しかし、ヤマト運輸はメール便の廃止に踏み切りました。

ヤマト運輸は廃止の理由を「利用者が知らないうちに信書を送ってしまい、郵便法違反に問われるリスクがあるため」としています。
現在の郵便法は、日本国憲法が公布された翌年の昭和22年に制定された法律です。
法律の目的は、「郵便の役務をなるべく安い料金で、あまねく、公平に提供することによつて、公共の福祉を増進すること」とされています。これは郵便法1条に記載されています。
これを実現することが出来る十分なインフラを持つ民間企業なら「一般信書便事業」をすることが出来るんですが、この条件がかなりキツイ。最大のネックは、おそらく「全国10万本のポスト設置義務」でしょう。

この「ポストの設置義務」に対して、ヤマト運輸は声明文を発表しています。

  • 「ユニバーサルサービスに本当な必要な条件なのか? より緩やかな条件で足りないのか? という検証がない」
  • 「ユニバーサルサービスについて は、当社の取扱店は全国に20万店以上ありますから、これらの活用や、同じく全国に散在するコンビニ店の活用により、信書便差出箱を設置せずとも実現可能 です」

いずれも「文書輸送に対する規制問題について 」の原文より

ヤマト運輸がこの曖昧ながらもガチガチの「郵便法」に振り回されているのは、「民業圧迫」の様に感じています。

まさに「メール便」廃止のタイミングを狙ったかのように、日本郵便は新しいサービスを開始する事になりました。そのサービスは「スマートレター」。
メール便の規格とほぼ同じサイズの専用封筒に入れて全国一律180円で送れるサービスで、これは「信書」を送付することが出来ることになっています。
値段も規格もヤマトのメール便市場を完全にターゲットにしたサービスです。
確かにサービスとしては魅力的です。多くのメール便利用者がこちらのサービスに移行することになりそうです。

しかし私は、どうも釈然としません。

「スマートレター」のサービスが発表された時に、感じたこの胸糞悪さと違和感…

「既得権益」を振りかざして、民業を圧迫している「日本郵便」。その日本郵便はこの秋に上場されます。それによって、事実上完全民営化に進んでいる事は明白です。
しかし同じ土俵で他の業者と闘うわけではなく、「既得権益」だけはしっかりと持ったまま…。

この一連の日本郵便とヤマト運輸の動向を見て「企業努力で懸命に市場を切り開いているヤマト運輸を応援したい」という感情が強くなりました。より安くて良いサービスを使いたいという気持ちが強いのも確かですが、それ以上に「可能な限り日本郵便よりもヤマト運輸を優先させたい」と思うようになったのです。

数日前にクロネコビジネスメンバーズの自分宛てに、クロネコDM便のサービスの案内が来ました。

自分の選択は言うまでもなく…(*^^*)デス。

描いたことがないシーン…だったっけ?

奥さんから仕事のヘルプでモブの依頼が来ました。
ダンスパーティーのシーン(^_^;)。

使い回しできるように、ダンスしている男女のペアを3~4組程描きます。

う~む…さてさて。。。
自分の過去の作品の中でダンスシーンなんて描いたことなんてないよなぁ…
ちょっと難しそうだなぁ…
……
…と思ってたんですが、思い出しました。一応描いたことがありました(^_^;)。

平成11年刊行の「Youに幸あれ」(2)から…yousachi01yousachi02yousachi03載せられるのはここまで(^_^;)。この後はえっちしーんですので。

まぁ描いていると言ってもダンスシーンをモブで描いているというわけではないので描いているうちには入りませんが…。

この「Youに幸あれ」という作品、学園モノで全寮制モノでハーレムモノで女装子モノで、というそりゃあもう定番モノを詰め込んだマンガです。自分の作品で「女の子みたいな男の子」って題材、結構描いていいるんですが、そのうちの一つです。
IdolTouch_000

【 宣伝コーナー 】

ちなみに、そのも一つは、「あいどるTOUCH」です。

これは「WINK」全盛期に描いた作品ですが、自分でもかなり気に入っている作品の一つ。
「絶版マンガ図書館」で公開していますので、もしよろしければ御覧ください(*‘ω‘ *)コビコビ

一言で言うと、男の子と女の子が、女性デュオアイドルとして色々とやっちゃう話です。(身も蓋もない言い方…)

 

…というわけで、ダンスシーンの下描き、こんな感じで描いています。20150323

「絶版マンガ図書館」、そろそろ新しく動かせるもの載せたいなぁって思っています。そろそろ単行本未収録モノをまとめたいですね。

3~4月のトップ絵-一応完成(^_^;)

昨日に引き続き塗り塗り(^^)。

まずはキャラクターの塗りが無事にUP。20150322-2輪郭線を周辺色に変更して、ディテールの調整をしました。
キャラのレイヤーはこの後に統合しました。20150322-3ちょっと頑張ったカメラの部分(^^)20150322-1ストラップが付いていません。
描けばよかったかな…。ちなみに参考にした自分のカメラにつけているのは速射ストラップ(*^^*)。

背景はものすごくざっくりと描いています。
レンガは下描きなしでざっくりとした形をペンツールで取って基本色塗った後、不透明水彩ブラシと水ブラシを使いながらディテールアップします。ペンツールでエッジ部分に陰影をつけるとなんとなくそれっぽくなります。20150322-4道路のレンガ敷きはパターンを変形したものをベースにして、レンガ単位で色をざっくりと変えていきます。ムラを出すために不透明水彩ブラシでザクザク塗っていきました。20150322-620150322-9

エッジの暗部をペンツールを使って調整(レンガ交点レイヤー)して、テクスチャ(漆喰)をオーバーレイで加えて、白から透明のグラデーションレイヤーを「覆い焼き(発光)」と「スクリーン」で重ねています。

なんとなくそれっぽくなってくれたかなぁ?

20150322-7

画面の右上には桜の枝を配置する予定でしたが、桜を描く気力と能力が足りなかったので、CLIPの素材を使わせていただきました。

後は桜を散らしたり光入れたり全体の色調を調整したりして、一応完成です(^^)。20150322-8
早速pixivにもUPしました。


2月トップ絵のつもりが、結果的に一番タイムリーなイラストになりました。

けっかおーらい\(^o^)/

3~4月のトップ絵-経過

昨日に引き続き塗り塗りしています。


ベースカラーを塗った後は、割りと思いつくままの順番で陰影をつけていきますが、大抵はまず肌→顔→髪の毛の順のことが多いです。

Photoshopで塗りをやっていた時は、ベースカラーにクリッピングしたShadowレイヤー(乗算)・HighLightレイヤー(スクリーン)を作り、そちらで陰影をつけていましたが、CLIP STUDIO PAINTではベースカラーのレイヤー上に直接不透明水彩ブラシで色を乗せて水ブラシでなじませています。ShadowレイヤーとHightLightレイヤーは全体の陰影の調子をざっくりと調整するのに使っています。
20150321-2
目の塗り方は未だに試行錯誤中です。自分ではまだあまり気に入っていません。

↓この段階はまだまだ未完成です。細部の調整もしていませんので…
ちなみに女の子キャラには必ず「目キラ」を入れるのが自分の作風なので、大体キャラクターの塗りがひと通り終わった段階で入れるようにしています。20150321-4
目の描き方で漫画家の個性がはっきり出ると言っても過言ではないんですが、モノクロの目の描き方とカラーの目の描き方が根本的に違うので、ヘマすると同じキャラに見えなかったりするので困りモノです(^_^;)。

髪の毛はハイライトの入る部分を下書きレイヤーであたりを入れて、あとは地道に不透明水彩+水筆で影部分を塗り、エッジをペンツールを使ってシャープにして、全体の明暗を調整してから、「天使の輪」を「覆い焼き(発光)」レイヤー上でペンツールを使って髪の毛の流れに沿って描きました。20150321-3髪の毛描くので今日は終わってしまいました。

…とは言っても髪の毛もまだ未完成です。ほつれ髪を細いペンツールを使って入れたいな、って思っています。これもキャラの塗りが終わった頃に調子を見ながら…って所です。

明日は服の陰影付けです。服の陰影は特に難しいので毎度苦労しています。ハイ(^_^;)

3月のトップ絵>4月のトップ絵になります(^_^;)

いや~なんだか3月が思ったよりも忙しくて気がついたらもう20日じゃないですか(^_^;)

3月トップ絵のつもりで描き始めた絵、途中で中断したままでしたが、やっと手がけられるようになりまして、彩色に入りました。
…とは言ってもまだ基礎塗り段階です。
20150320-1まずはベースカラーをぬりぬり。

20150320-2この段階ではまだ線画のレイヤーは左図の様に統合していません。線画の修正をする可能性も高いので、修正しやすいようにパーツごとに分けて描いています。
ある程度固まったら軽くするために統合しますが、処理に問題がなければそのまま続けます。

今回カメラを持っているので、それだけは別にまとめています。フォルダに入れているのは、カメラに限定してここで塗ってしまおうと思ってのことです。手で隠れている部分も塗っておけば、カメラ部分を使い回しできるかもと思ってのことで、フォルダにマスク付けて手の部分を隠します。

個人的にはCLIP STUDIO PAINTで採用されたこのPhotoshop方式のマスクはあまり好きではありません。ComicStudio・IllustStudioのマスキングレイヤーの方が好きです。出来ればマスクはどちらの方法でも出来るようにして欲しいかな、って思っているんですが…。

ベースカラーのレイヤーを透明部分保護し陰影をつけていくんですが、今日のところはここまでです。