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【CLIP STUDIO PAINT】パース定規の練習~追加消失点とグリッド~

学校で、パース定規の練習~超入門編~をやった翌週、もうちょっとレベルアップしたパース定規の使い方の練習を行いました。Twitterで画像はUPしたのですがまとめといたほうがわかりやすいと思いますので、まとめておきます。

建物等を描くときには傾斜した「屋根」を描くケースは非常に多いですが、その「屋根」の傾斜をどのように描けばいいのか、それをCLIP STUDIO PAINTのパース定規を使って描くときはどうすればいいのか、という実習をやりました。

同じ傾斜の「切妻屋根」の家が並んでいるようなイメージで、その基本となる形を描く練習をします。PerseSample2aその前にまずこの「同じ角度の複数の屋根」の描き方を考える上で必要な「追加消失点」の取り方の考え方を説明します。

下の図は「一点透視のグリッドとその対角線の消失点」です。
グリッド上に描かれた対角線も平行なので、アイレベル上に消失点を持ちます。その「対角線の消失点」は「一点透視の消失点」に対して左右対称の距離にあります。対角線の消失点説明baseこの図を90度回転してみると…対角線の消失点説明+同じ角度の屋根を描くときには、消失点の垂直線上の同距離に消失点を作ればいい事が解ります。
この原理を踏まえて描いていきます。

(1)切妻屋根の家のイメージでラフを描きます01同じ形の「家」を描くので、下書きレイヤーに一つだけ描きます。

(2)ひとつ目の消失点を決めます02「定規作成」サブツール「パース定規」を使い、右方向の消失点を決めます。
ここではツールオプションの「透視図法を変更」「編集レイヤーに作成」をONにしています。

(3)ふたつ目の消失点を決める03左方向の消失点を決めます。ここではツールオプションの「透視図法を変更」がONになっている必要があります。これによってパース定規が一点透視から二点透視に変更されます。
一本目のガイド線を引いて、二本目を引くときに、アイレベル近辺で交わるときにスナップします。スナップしたところで話して確定するとアイレベルが水平になります。

(4)グリッドを表示させます04「操作」ツールを選択して、パース定規のガイド線上クリックするとツールオプションが「パース定規編集中」になります。
ここで「グリッドの表示」をONにして右方向の消失点へのビルグリッドを表示します。(ここでは真ん中ON)
グリッドを表示させた時に、どこかに「グリッドの原点」のマークが表示されるので、その場所を確認しておきます。

(5)グリッドの原点を作画の基準位置に移動します05作画上の基準位置にグリッドの原点をドラッグで移動します。ここでは同じ図形を右奥方向に三つ並べるので、一番手前の角に原点を合わせました。

(6)グリッドサイズを調整します06「グリッドサイズ」はグリッド選択アイコンの横の「+」マークをクリックして展開すると表示されます。
数値を動かすとグリッドの間隔が変化しますすので、ラフにグリッドが合うように調整します。上図の場合は縦線が六等分するような幅に調整します。
二つで一棟、間を二等分する線は屋根頂上部(大棟)の位置になります。縦の間隔を更に複数にして、窓を描いたりするときのアタリにする方法もいいと思います。

ここのグリッドのサイズ調整はCLIP STUDIO PAINTのパース定規のとても優れた機能の一つなので、しっかり使い方を覚えておきたいところです。

(7)グリッドを元に同じ幅の面を描画します07グリッドに合わせて奥の二つの面を描画します。ここで「グリッドにスナップ」をONにして描くと、正確にグリッドに沿った線を引くことが出来ます。

(8)屋根の傾斜に合わせて消失点を追加します08グリッドの対角線と同じ原理で、屋根の傾斜の消失点を上下に2つ作ります。
ここでは「右側の消失点の垂直線上」に追加の消失点を作る必要があるので、サブカラー「パース定規」のツールオプションの「透視図法を変更」をOFFにします。ONのままだと三点透視になりますので…
一本目は屋根の傾斜に合わせて引いて、二本目は消失点から垂直に引くと位置合わせが簡単に出来ます。

(9)もう一方の傾斜の消失点も追加します09下方向も(8)と同じ方法で取ります。

(10)追加消失点とアイレベルの位置を同じにします-1-10ここからはいろいろな方法がありますが、一つの例を参考までに…。
二つの消失点とアイレベルの距離を「直線定規」を使って長さを図って微調整することにします。
サブツール「直線定規」を使い、アイレベルから消失点の位置までの長さの定規を作成します。
なお「直線定規」は描画エリア内に絡んでいないと作成できませんので、上図の様な場所に作成しています。

(11)追加消失点とアイレベルの位置を同じにします-2-11定規を操作ツールでずずっと移動させてもう一方の消失点の位置が正しいか調べます。

(12)追加消失点とアイレベルの位置を同じにします-3-12移動した直線定規の両端を確認して、消失点の位置を調整します。

(13)一番手前の切妻屋根のラフを描きます13元々ひとつ分の「家」のラフしか描いていなかったので、パース定規を使ってきちんとラフを描きます。
元のレイヤーの表示を薄くして、別レイヤーに描く方がいいでしょう。レイヤーカラーを変更した方が見やすくていいかもしれません。

(14)奥の切妻屋根のラフも描きます14屋根頂上部(大棟)の高さのアタリを取って高さをそろえる目安にしておいて、屋根の傾斜を追加消失点の定規にそって描きます。

(15)屋根頂上部(大棟)を描きます15左方向のパース定規に沿って屋根頂上部(大棟)を描きます。一番手前によって隠れている奥の線も描いてみると、よりパースの感覚が理解しやすいかもしれません。
ここまで描ければ、基本的なラフはUPなので、これから主線を描いていきます。

(16)新規ベクターレイヤーで輪郭を描きます16新規にベクターレイヤーを作成して、そこに描いてみました。ラスターで描いても構いませんが、ベクターだとはみ出した部分の修正が楽なので、背景等を描くときには建物の基本躯体はベクターで描く方がらくだと思います。

(17)消しゴム(ベクター消去・交点まで)を使い、はみ出し部分を消去します17消しゴムのベクター消去:交点まで~を使用して、はみ出していたり交差していたりしてて、不要な線を削除していきます。
これで基本的な形の部分は完成になります。

(18)余力があるなら家らしく手を加えてみましょう18(17)だけだと「家」になっていないので、基本の二点透視+切妻屋根の傾斜用消失点×2を使って窓や玄関などを描いてみました。まぁ実際にこんな棟続きの家は不自然ですが、練習ということで(;´∀`)。。。

窓の間隔などは「グリッド」を使って描くと結構楽に描けますし、パース定規のスナップのみでソコソコ描き込む事は可能だと思います。

(19)(17)の線画に彩色してみます19まったく質感は考えずに塗っているので、面白みはありません(^_^;)。。。

(20)(18)の線画に彩色してみます20実際のマンガの背景に使うとしたら、これはリテイクレベルです(;´Д`)。。もっと質感を出して塗らなきゃいけませんwww。19-20は蛇足でしたね。

この実習は、結構みんなスムーズに出来ました。かなり手取り足取りの手順を示したからかもしれませんが、是非とも自分がオリジナルの背景を描くときに、「追加消失点」と「グリッド」を活用して描いて欲しいです。
CLIP STUDIO PAINTのパース定規のおかげで、「等間隔の奥行き」を取ることが楽になりました。もちろん細かい要望はありますが、少なくともComicStudioよりは機能面ではパワーアップしている点が多いです。

CLIP STUDIO PAINTのパース定規の本を作ろうとこっそり目論んでいますので、こういう情報少しずつ出していければ、と思っています。

今日のメモ~今年度の授業終了~

【12月1日記載】
ブログ毎日更新を一年続けて達成した後、少し気が抜けて「まとめて記事を書く」という悪いループに入ってき始めて、ちょっとやばいなと思っている今日このごろ、このブログもまとめ書きになってしまってます(^_^;)。。。

…というわけで、メモ程度に…。

金曜日、まだ11月ですが東美では今年度の担当授業がすべて終了となりました。
後期の授業は全部で11回分。大まかな内容は以下の様な感じで進めました。

  1. 他の授業で描いたスキャン原稿にトーンで仕上げ(前期の復習)
    2回目以降の練習課題用のネームのお題提示
  2. ネームチェック・作品ファイル作成・下描き・ラフの作成
  3. テキストツール・吹き出し実例
  4. コマ枠フォルダーの作成とコマ作成
  5. コマ枠フォルダーの制御の実習・図形ツールの使い方実習
  6. ベクターレイヤーの使用実例
  7. パース定規の実習
  8. 流線・集中線・効果実例
  9. はみ出しコマの作り方実例
  10. スキャン原稿仕上げデータの提出・ファイルの最適化保存・PNG書き出し
  11. 作品の仕上げチェックの確認・提出用データの最適化保存・PSD書き出し

ちなみに、前期では基本的な描画ツールとトーン・定規をやっています。
一本マンガをUPさせるのはそれなりに大変なので、実習ではCLIP STUDIO PAINTの各機能の実習トレーニングと、一定の条件に従って作った短いネームをデジタル原稿にするという実習課題を進めました。

デジタルの授業では、基本的には「オペレート」の指導が中心になりがちです。操作がわからないところを指導していくというのが多いんですが、各席を回ってチェックしながら、より良い原稿にするために注意すべき点や修正すべき点のヒントを出したり、参考例を示したりしながらアドバイスしていきます。

マンガの描き方なんておそらく究極の「正解」はないんだろうけど、その人にとってのより良い「正解」は幾つか有るはず。
でもそれは結局各自が見つけなきゃいけないので、自分ができることは、自分の場合はこうする、でも他の人はこういう方法を取る人もいる。ここにこだわるならこういう選択しもあるんじゃないかとヒントを出す…って事が中心になります。
ずっと一人の作業を追って見ているわけではないので、たまたま見た時に気づいた操作上の問題点なら指導は可能ですが、ある程度進行したものを見て、その制作過程の上の操作上の問題点や修正点はさすがに推測するしか手がありません。
指導する側の自分にも思い込みがあると言っても過言ではないので、なかなかこれが適切だというアドバイスが出来ないこともあり、そこはホントに日々の研究が必要だなぁって感じてしまうわけです。

来年度の大まかな方向性は既に話し合いながら進めています。デジタル作画の部分ではComicStudioからCLIP STUDIO PAINTへの過渡期を過ぎて、これからは必然的にCLIP STUDIO PAINT中心で行くことになるとも追うので、自分ももっとCLIP STUDIO PAINTしっかり掴んでおかなければ行けないな、と改めて感じる今日このごろです(;´∀`)。。。。

【CLIP STUDIO PAINT】パース定規の練習~超入門編

11月26日の授業で、CLIP STUDIO PAINTののパース定規を使った簡単な入門編の実習をやってみました。

透視図法のことがわかっているつもり、描こうと思えば出来るはず、CLIP STUDIO PAINTのパース定規だって使う気になれば使えるハズ…、と頭のなかで考えていても、すぐに使いこなして描ける様になるわけではありません。説明聞いて読んで一発で出来る人はいないわけではないかも知れませんが、普通最初は出来ないのが普通です。
まずは実際にやってみること、問題なく出来るのならそれでOKなので、1つずつステップ踏んでやってみることから始めるのが大事です。

ものすごく簡単な実習ですが「同じ消失点を持つ複数の直方体をパース定規を使って二点透視で描く」という超入門レベルの課題を出してみました。
図のようなイメージの複数(35コ位)の直方体をパース定規を使って描くというものです。perse

それほど難しいものではありませんが、第一段階としては最低限これくらいはスムーズに出来て欲しいという練習課題です。既に使っている人には今更こんな事…って内容ですが(^_^;)

配布するプリントでは、出来るだけわかりやすいような手順を丁寧に描いています。チュートリアルを積み重ねることで習得することを目的としています。

まず最初に「ラフ」を描いてから、そのレイヤー上にパース定規を作成するという手順を説明しています。

01ある透視図法の本に「フリーハンドで直方体を描かせると、その人のパース感覚がわかる」という記述がありました。
いざやらせてみたところ、実際にいわゆる「逆遠近法」状態になっている学生が若干名かいました。20151126-01

「逆遠近法」とは、画面の奥に向かっていく線を末広がりに描いたり、奥の物を手前の物よりも大きく描く方法と定義されています。日本の古典美術の俯瞰図などでよく見られる俯瞰図法の一つと説明している辞書もあるみたいですね。

透視図法的には一般的には「間違っている」とされますが、図法としてそういう表現も有るのは事実なので、lここでは「二点透視で描く」と指示しているので「逆遠近法」は間違えになります。

このような図形を描いていた学生は、この(1)のひとつ目の消失点を決める方法をするべく、自分の描いたラフに沿ってガイドを取ろうとしたら、俯瞰図なのに下方に消失点が出来てしまうので当然上手く行きませんでした。
そこで、自分のラフが間違っているということを確認することが出来るわけです。

02ふたつ目の消失点はCLIP STUDIO PAINTの場合は、「スナップする感触」で作ると、アイレベルを水平に保つことが出来ます。
二本目のガイド線を取る時に、一本目のガイド線とアイレベルの交点付近で軽くスナップする場所に引くと、綺麗にアイレベルが水平のまま二つの消失点を確定できます。

20151126-02アイレベルと消失点が確定したら、「アイレベルを固定」にチェックを入れておくと、後にガイド線を動かして消失点を変更するときにアイレベルが傾いたり移動したりするトラブルを避けられます。

オブジェクトツール使用時にパース定規上で右クリックからでも「アイレベルを固定」を選ぶことが出来ます。

個人的には定規を選択している時には、レイヤープロパティに定規操作系のツールナビゲーションを出して欲しいと思っているんですが…ちょっとそれがないので不便だなぁと思う時があります。03すごくざっくりした書き方ですが、「ベクターレイヤー」を使えば線の整形が楽なので、こういう幾何学的な図形を描くときは特に役に立ちます。

20151126-03自分も背景を描くときには基本的にはベクターレイヤーを使うようにしています。

CLIP STUDIO PAINTでは「線の単純化」や「ポイントの削除」「ポイントの追加」が出来るので、細かい曲線部分の調整も比較的楽なので、建物系の背景では威力を発揮します。

また、左図の様なちょっと複雑な図形を描いた時にも、消しゴムツールのベクター消去「交点まで」がとても便利です。ComicStudioでは交点消去時には接合部の断面があまり綺麗にならずに変な形状になることがありましたが、CLIP STUDIO PAINTでは線の先を細くして角度を無理のない方向に向けるという処理を行っているので、比較的綺麗な接合部を作ることが出来ます。
もしダメだったとしても、気に入らない時にはポイント単位で調整できるのも強みと言えますね。05その「交点消去」を使ってはみ出た線をざっくりと消去したら基本の輪郭線は完成になります。
この先は「カラーにする場合…」という例ですが、すごくあっさりと説明してしまいました。06

彩色方法は人によって多種多様とも言えるので、参考程度に「参照レイヤー」使うとか、「レイヤーのクリッピング」使うとかの例を示して、後はいろいろと試してみて…という感じで各自の作業を確認しながらワンポイント指導をしていくという感じです。

本当は光源を決めて、直方体が作る地面への影と隣の直方体に出来る影のパースを取る段階も必要なんですが、それはまた次の機会にということにして、今日のところはこれを仕上げることを目標にしました。

パース定規の細かい操作はこの練習ではまだあまりやっていませんが、ComicStudioだとパース定規をラフに合わせて調整する段階で苦労するケースが多かったのに対して、CLIP STUDIO PAINTでは、最初からラフに合わせて作るのでその分スムーズに出来るように感じました。

これは消失点を固定して描きましたが、複製したパース定規のガイド線を、角度の違う直方体に合わせて動かして消失点を変更して描く方法を取れば、下図の様なのも描くことが出来ます。20151126-04実際背景描くときに空間内にあるものがすべて共通の消失点を持つような配置になっているわけではないので、「消失点の移動」を行って描く必要性が出てきます。
そういう時には一つのパース定規を動かしてしまうと後で描き足しや描き直しの必要性が出た時に困ので、パース定規をコピーして、それぞれの消失点を動かして描くという方法が安全かなと思ってます。

ちょっと話は前後しますが、CLIP STUDIO PAINTのパース定規について、現時点でちょっと思っていることを…。

CLIP STUDIO PAINTのパース定規は、ComicStudioのパース定規と比較すると、ぱっと思いつく範囲でも以下の様な機能がUPしています。

  • 下描きに合わせたパース定規の作成が出来る「サブツール・パース定規」がある
  • 追加の消失点の作成も「サブツール・パース定規」で簡単に出来る
  • 基本の消失点毎にグリッドを表示する機能がある
  • 定規の表示範囲(影響の及ぶレイヤーの範囲)を自在に変更できる(すべての定規に共通の機能)
  • スナップのON/OFFがパース定規上で操作できる

その一方個人的な見解ですが、以下の点は改善して欲しいと思っている点です。

  • ガイド線を動かすときにComicStudioの様に線のどこを使っても動かせるようにして欲しい
  • パース定規を動かす操作ハンドル(ガイド線上の○や+のマーク)の視認性が悪い。
  • スナップボタン(◇型のマーク)が特に視認性が悪くガイド線の操作ハンドル(○)と間違えやすい。

…とは言え、ComicStudioより遥かに便利になっているのは間違いありません。特にグリッド機能はホントに助かっています。このグリッドを使った練習は、近いうちにやる予定です。

実は以前ComicStudioのパース定規本を作ろうと原稿描いていたんですが、CLIP STUDIO PAINTが出たこともあって中断していました。
大分CLIP STUDIO PAINTへの移行も進みつつ有るので、そろそろCLIP STUDIO PAINT版の原稿を描き始めようかな、なんて思っています。

出来ればまとめてティアあたりで出したいなぁ…なんて思っていますが…さてどうなることやら…。
【12月1日記載】

【CLIP STUDIO PAINT】やっぱどうかと思う[.lip]と[.clip]の問題

CLIP STUDIO PAINT Ver1.5.0 のアップデート。その簡単なレビューを書いた時に書き漏らしていたんですが、Ver.1.5以降ではVer.1.4.3以前で開ける[.lip」形式の保存ができないという問題について、既に多くの人が気付いているとは思いましたが、すごく腑に落ちない点があるので、書かせていただきます。

学校では旧バージョンのまま運用している関係で、自宅で新バージョンをインストールしている人は要注意という意味のアナウンスをして置かなければと、プリントを作成して、木曜・金曜のそれぞれ二つの学校の授業で配布しました。

自分が検証した時は「別名で保存」で[.clip]の拡張子がついた新しい保存形式でしか保存できない、という点だけ書いていました。
1.5以降対応のファイルが無条件で[.clip]の拡張子になって、それ以前のファイルは[.lip]だよっていうのなら使い分けや管理もなんとかなりますが、致命的な「罠」が仕掛けられていたのには参りました。

1.4.3以前と1.5.0以降が共存している環境下で、意識的にそれぞれのバージョンを起動切り分けしているのならある程度コントロールできるんですが、全員が全員そうだとはいえません。
例えば、CLIP STUDIO PAINTの1.4.3以前で保存した[.lip」ファイルをダブルクリックしたら、より新しいバージョンのCLIP STUDIO PAINTが起動します。つまり1.5.0以降が起動してしまうのです。
1.5.0以降をインストールした環境下で[.lip]ファイルをダブルクリックで開こうとすると、以下の様なアラートが表示されます。1.5で開く旧ファイルアラートここで「再表示しない」のチェックを入れてしまうと、このアラートは出なくなってしまいますが、ここで重要なのは、「このファイルに上書き保存をすると、」という記載です。
つまり「Ver.1.5以降では旧バージョンの[.lip]ファイルを上書き保存することが出来る」という意味なんですが、ここで大きな疑問が生じます。

1.5.0以降だったら、拡張子は[.clip]になるんじゃないの?

新規保存や別名保存なら[.clip]となるので、拡張子で制作したCLIP STUDIO PAINTのバージョンがわかります。自分はてっきり、「上書き保存」しようとしたら、[.clip]で保存します。という意味のメッセージが出るものだとばかり思っていました。それならば「拡張子で住み分け出来る」ので管理上の問題はある程度解決できるとばかり思っていました。

しかしなんと、「拡張子はそのままで1.5以降の形式に書き換えられてしまう」のです。

1.5ファイルを1.4で開くアラート
その場合、たとえ拡張子が[.lip]のままでも、中身は1.5以降の[.clip]形式になっているので、上書き保存したファイルは、今後1.4.3以前では開けなくなってしまい、左図のような悲しいアラートがでてしまうのです。

自分は「上書き保存」を今までやっていなかったので、このことに気付きませんでした。

これはしっかりと「アナウンス」しておかなければ、学校で絶対トラブルが発生する、と思ってプリントを用意したのですが……

既にちょっとタイミングが遅かったようでした…。

実際に学校と自宅の両方で作業をしている何名かの学生が、この罠にひっかかてしまったそうです。

運悪く自分の受け持ちの授業が終了した状態だったので、直接アナウンスするタイミングが無かったのも災いしました。
学校側では年度替わりまではシステムの更新は行えないので、現時点ではバージョンは更新されていません。そのため、[.lip]ファイルなのにCLIP STUDIO PAINTで開けない事で、課題の確認作業や提出、学校でのCLIP STUDIO PAINTからのB4サイズでのレーザープリンタ出力などが不可能となってしまいます。

新バージョンでの最初の「再表示しない」のチェックボックスを特に深く意識せずに押してしまったまま進めてしまい、旧バージョンで開こうとして「対応していない」と出てパニック…。十分考えられたことです。

出来れば、以下の様な対応をしておいて欲しかった…

  • 「上書き保存」をしようとした時には、「最適化保存」と同じ様に、保存は出来ないようにして欲しかった。
  • 「上書き保存」をさせる場合でも、せめてもう一度警告アラートを出すようにするべきだった。
  • 「上書き保存」しようとしても、強制的に拡張子は[.clip]に変更して「別名保存」して欲しかった。
  • そもそも旧バージョン形式[.lip]形式での保存が可能にしておいて欲しかった。

この仕様はハッキリ言ってかなり問題があるのではないかと思います。違う拡張子で統一されているのなら、まだギリギリ納得できたんですが、流石に拡張子同じままで上書き保存出来てしまうのは……

すべての環境ですぐに最新版にアップデートできるとは限りません。古いバージョンを入れたままで使う環境もあり得るのです。
この問題には、出来るだけ早い段階の対応を臨みたいと思います。

●追記●
以下配布プリントの一部です。こんな感じで配布しました。

20151119

今日のメモ~結局大幅見直し~

クラッシュしたデータ、凹んで入られないので作業再開して、取り敢えずはある程度めどが付きました。まぁクラッシュのおかげでもう一度見直す機会が得られたと思うことにします。
結果的にもとの背景画からかけ離れた図になりそうな予感(^_^;)。

背景描いてるの楽しい。まだまだ自分が欲求するレベルには達していないのでまだまだこれからだけど…。

パース取って描くのなら、ComicStudioよりもCLIP STUDIO PAINTの方が圧倒的に便利といえば便利なんだけど、パース定規の操作系が見づらいのが難点。それさえ改善されればなぁ、って思ってますが、何と言っても「グリッド機能」が本当にありがたい。

基準の位置に合わせてグリッドサイズを変更することで、等間隔の奥行きが取れるので、今まで補助線が増えすぎて困った等分割がスムーズになりました。

ComicStudioだと、きっちり描きたい時には対角線の消失点を追加で作って、そこからガイド線たくさん出してグリッド作ったりしてました。ある意味無駄といえば無駄なんだけど(^_^;)、ベースになるかな、と思って設定したパース定規を幾つか素材登録していました。20151110-01こんな感じになってしまったパース定規(^_^;)。
条件が揃った背景空間じゃないと使えないので、あまり意味はありませんが…。

グリッド作ったらパース作図は結構楽になるので、アタリ用に「ベクターレイヤー」で作った正方形グリッドを何種類か素材に登録していました。20151110-02ベクターなので変形してもあとから線の太さ変更できるのでパースに合わせて自由変形して基準線にするという使い方ができます。20151110-03こんな感じでパース定規のガイド線で囲ったパース上の四角形に合わせて変形するというわけです。地道にグリッド線を引くよりも楽なので、よく使っていました。

CLIP STUDIO PAINTではこれをやらなくてもいいので、ホントに楽ちんです。

ただ、一つのパース定規につきグリッドの間隔設定は一種類しかないので、X軸Y軸Z軸毎に違う間隔に設定したい時とか必要なグリッドの方向を切り替えたい時などのことを考えて、パース定規を複数コピーして作業内容毎に表示する内容を変えていました。この方が圧倒的に作業が効率的に進みます。

今更ComicStudioのネタってのもアレですが、ComicStudioはまだ沢山現役ツールとしてガリガリ使っている人が多いので、もしかしたらちょっと位は興味を持ってくれる人がいるかな…?

まぁそんなこんなで、遅れた作業を取り戻すべくちょっち集中したいと思います。

 

 

…ですが、明日11日はポッキーの日……じゃなくって自分と奥さんの結婚記念日です。
今日は結婚式した日です。家族のみの格安パックの式でしたとも(^_^;)。

今日のメモ~一日逆戻り~

コミティアに向けて素材作成の作業中…

昔ComicStudioで描いた背景画。手を加えるためにCLIP STUDIO PAINTのパース定規でパースをとって修正作業していました。(ちょっとまえの記事にも書きましたが…)

当然ちょっと進めたら保存するのは忘れてはいけない重要な作業。もちろんそうしていた…はずでした…。

元の絵に気になる矛盾点があったので大幅に直すことにしたのです。
8日からやってた作業。CLIP STUDIO PAINTの便利な機能、パース定規のグリッド機能を使って、奥行きの圧縮の取り直しやデザインの見直しのための下描きを進めて、あとはそれを元にクリンナップするだけ…という段階まで進んでました。
9日に日付が変わった頃の事。そこそこ作業も進んだので保存しておこう、とCtrl+Sを押したら…CLIP STUDIO PAINTクラッシュしてしまいました…。


ファイルを上書き保存中にクラッシュしたので、もしかしたら正常に保存されていないかも…と不安になりながらCLIP STUDIO PAINT再起動させてファイルを開こうとしたら、かなり前の段階まで戻ってました。つまり最新の状態は保存されていなかったというわけで…涙目です。

久々にかなりショックでかかった。

割といい方向性の修正が出来たかな、と思っていたのでなおさらです。

もしかしたら運良くCLIP STUDIO PAINTのこっそり自動バックアップを探れば記録されていないかな…と思って探してみました…
実は、CLIP STUDIO PAINTには「自動バックアップ機能」があるのです。

【Q】保存
バックアップ機能はありますか?

【A】CLIP STUDIO PAINTは、保存のタイミングで自動的にバックアップファイルを作成しています。
バックアップファイルは下記の場所に保存されています。

■バージョン1.3.1以前
・ドキュメントフォルダ内の[CELSYS]→[CLIPStudioPaintVer1_1_0]→「DocumentBackup」

■バージョン1.3.2以降
・ドキュメントフォルダ内の[CELSYS]→[CLIPStudioPaintData]→「InitialBackup」

    →ファイルを開いて1度目の上書き保存時のバックアップデータが保存されています。
  ・ドキュメントフォルダ内の[CELSYS]→[CLIPStudioPaintData]→「DocumentBackup」
→上書き保存時のバックアップデータが保存されています。
 ※Macの場合は書類フォルダ内です。

早速「initialBackup」「DocumentBackup」共に確認してみましたが…残念ながら…ありませんでした。そりゃそうですよね…だって保存成功していないんですから…。

力尽きて寝てしまって、検証を昼から開始。
上書き更新されていなかったファイルを、CLIP STUDIO PAINT V1.4.3で開いてみますが、普通に開きます。編集もできます。
でも保存をしようとしたらその段階でやっぱりクラッシュしてしまいます。
CLIP STUDIO PAINT V1.5.0で開いてみて、clip形式で保存してみようとしてもクラッシュしてしまいました。

これはファイルそのものに問題があるとしか考えられません。
もしかしたらどこかのレイヤーが破損しているのかも…と思って、今回の作業では取り敢えず必要ないレイヤーを削除して、最低限必要なレイヤーに絞って保存してみますが…これもダメ。
素材として登録してみたらどうかと思って素材ウインドウにドラッグしたら…これもダメ。

やっぱり必要なレイヤーのいずれかに問題が生じているんだろうな、という結論に。

なぜこうなったのかは解りませんが、この段階のファイルから作業をすすめることが全くできなくなったので、別ドライブに保存してあったファイルからやり直すことにしました。
これで完全に一日分の作業が消えてしまいましたとさ。・゚・(ノ∀`)・゚・。……。

なぜクラッシュしたのかもよく分かっていませんが、外付けにしたSSDドライブがどうも怪しい様子。このドライブからコピーしたファイルがクラッシュしていたのかも…と思って、元ファイルを開こうとしたら全く開けず。
こりゃディスク終わったか?と思ってディスクチェックをかけてみたら、問題なし。再マウントされたら正常に読み出し出来ました。

いずれにせよ、これには前科があるので、そろそろやばいと思ったほうが良さそうかな…と。
持ち出しにはSSD軽くて重宝しているんだけどなぁ…。

【CLIP STUDIO PAINT】背景画に3Dオブジェクト~パース定規便利!

メタセコで作った3Dのカウンターチェアを、背景画の中に合わせてレンダリング合成してみました。

まず[図形]ツールの[パース定規]作成を使って、背景画に合わせたパース定規を作りました。
元画像はアナログで描いたもののスキャンデータです。20151031-020151031-00ComicStudioでは「パース定規作成」というコマンドを使っていました。
CLIP STUDIO PAINTでも[レイヤー]→[定規・コマ枠]→[パース上gの作成]というComicStudioとほぼ同じコマンドがありますが、[図形]ツールのサブツール[定規作成]→[パース定規]を使った方が、遥かに楽でオススメです!
具体的なアタリやラフが有る場合や、今回のように背景画に合わせる場合は、二本のパースガイド線をドラッグするだけで、交点が消失点となったパース定規が作成されて、手順的には結構捗ります。
参考までに、パース定規の作り方について授業で使ったプリントの一部を載せておきます。

CLIP STUDIO PAINTの3Dは、パース設定が難しいんですが、先にパース定規を決めておいたほうが遥かに楽に出来ます。
あらかじめ設定しておいたパース定規がついたレイヤーに3D素材をドラッグ&ドロップすると、この空間にあわせて3Dオブジェクトが配置されるので、あとは大きさや位置を調整するだけです。
本当はここで三面展開図で作業できればいいんですけど、それが出来ないのが残念。早く搭載して~!20151031-1というわけで、この場所に、カウンターチェアを配置していきます。20151031-2地道に配置して位置調整します。おおまかなのはドラッグで行って、微調整はツールプロパティで行います。

レンダリングは階調をオフにして線画だけで行って…。20151031-3こんな感じでレンダリング配置完了。

あとは、ディテールをアナログ絵に合わせて調整してブラッシュアップすればOKかなと。

クリスタ旧バージョン(1.4.3)の新規インストール

CLIP STUDIOの1.5がリリースされて、それが事実上別アプリだというエントリーを書きました。
アクセス数もかなりの数だったので、多くのCLIP STUDIO PAINTのユーザーにとってはとても気になるところだったんでしょう。

このバージョンアップに伴い、無料体験版も最新バージョンとなりました。
1.4.3からアップグレードするときには、1.5が別アプリケーションとしてインストールされるんですが、よくよくファイル名を見てみたらWindows版の無料体験版のダウンロードファイルもアップデータファイルも「CSP_150w_app.zip」・Mac版の無料体験版のダウンロードファイルもアップデータファイルも「CSP_150m_app.dmg」となっています。
どうやらリンク先が同じなので、体験版もアップデータも同じファイルのようです。

特定のバージョンからの差分というわけではないので、単独でインストールすることができるので、旧バージョンがインストールされていない環境下で1.5の「アップデータファイル」を実行させても、1.5が新規インストールされるようですね。

さてここで、もし「無料体験版」を新しく試してみたい、というケースで学校等で使っているバージョンが1.4.3以前だった場合、「.lip」形式での保存ができないと困ることも考えられます。そこで「旧バージョンのインストール」ができるのなら、1.4.3と1.5を併用するという状況も可能なわけです。

CELSYSは、一つ前のバージョンは「アップデータ」の形で提供していて、今回の場合は、1.5の一つ前1.4.3が用意されています。
(参考:「バージョンダウンのやり方を教えてください」)

CLIP STUDIO PAINT for Windows 以前のアップデータ

CLIP STUDIO PAINT for Mac OS X 以前のアップデータ

このファイルは新規インストールできるVer1.4.3の無料体験版と同じなので、こちらを使えば旧バージョンをインストールすることができるというわけです。

1.5.0をアップデートインストールした人で、もし1.4.3をアンインストールした後に必要性に駆られたときは、こちらの「アップデータ」を入手しておけば万全でしょう。

学校での環境との互換性を保たなければならない立場上、「.lip」形式の保存ができない1.5.0のみの使用に移行できないので、私は当分の間は併用して使い分けします。
現段階の自分の置かれた状況では、1.5.0で描いたファイルを旧バージョンで開けないという状況は色々と不便な局面が出ることがわかり切っているので……

クリスタ1.5.0リリース。事実上別アプリ。

かねてよりアナウンスのあったアニメーション機能が搭載された新しいバージョンのCLIP STUDIOとCLIP STUDIO PAINTがリリースされました。Ver.1.5.0です。

このバージョン、今までのバージョンアップとは大きく異なる点があります。

  • アニメーション機能が搭載された
  • レイヤーパレット周りの機能強化
  • テキスト周りの機能強化
  • 旧バージョンの保存形式「.lip」から新形式「.clip」への変更

まず、アニメーション機能。
これは、RETAS Studioを持つCELSYSだからこそ搭載された機能と言ってもいいでしょう。20151027-05ファイルの新規作成時に「イラスト」を選択すると、「うごくイラストを作る」という項目が追加されていることに気付きます。ここで使用するセルの枚数を指定すると、タイムラインを持ち、アニメーションフォルダに必要枚数のセルが用意された新規キャンバスが作成されます。20151027-08

新規作成時の選択に、新しく「アニメーション」というのも追加されました。20151027-04
こちらはなんとなくRETAS STUDIOの新規カットフォルダ作成に似ているように思います。(RETAS STUDIO持っているんですが、長い間使っていないので忘れているので、ちょっと確証は持てませんが…)→RETAS STUDIO使い方講座参照
こちらを使って描いたデータはどうやらRETASの方へ持っていけるっぽいです。

今回追加された機能で、普段から欲しい欲しいと思ってたものがやっと搭載されました。

  • レイヤーパレットに「下描きレイヤー」のON/OFFボタン搭載
  • レイヤーパレットに「レイヤーカラー」のON/OFFボタンとカラーの変更メニュー搭載20151027-06b特に下描きレイヤー化のボタンは切望していたのでやっと搭載されてホッとしました。
  • 「フォルダーを作成してレイヤー挿入」コマンドの搭載
    複数のレイヤーを選択してフォルダ化するという機能がコマンドとして登録されました。
    レイヤーパレット上ではできたんですけど、コマンドとしてないのはちょっと謎だったので…ショートカットをCtrl+Gとでも登録しておけば捗りそうです。
  • 複数ページの作品の「別名保存」
    これは今まで無かったのがおかしいくらいですが、やっと搭載されました。
    cmcファイルとclipファイルを別名で保存できるのでバックアップや履歴保存もやりやすくなりました。
  • テキストの「縁取り」「フレームで折り返す」の搭載。
    縁取りは「レイヤープロパティ」の効果で行えましたが、テキストのツールプロパティ側で設定できるようになりました。20151027-10両方で設定すれば、二重フチも可能です。
    「フレームで折り返す」はリサイズハンドルの形を変えたら、自動的に改行位置が変更されるという機能。吹き出し内に綺麗に収めたい時や、長文を領域内に収めたい時などに使えます。これはありがたい機能!20151027-09設定方法がわからない時は「サブツールの詳細表示」をクリックして「テキスト」→をチェックして下さい。20151027-11左の目玉マークをONにすると、ツールプロパティにも表示されます。

さて、今のところなんとなくいいとこばかりですが、今回のバージョンアップで「改悪」だと思っている点が一つあります。それは「.lip」形式の廃止です。

CLIP STUDIO PAINTの従来バージョンの専用保存方式は「.lip」という拡張子を持つ「CLIP STUDIO PAINTファイル」というものでした。1.5からは「.clip」という拡張子を持つ「CLIP STUDIO FORMATファイル」に変わっています。20151027-07新しくアニメーションが作れるようになったので、ファイル形式が新しくなるのはやむを得ないことかもしれません。
実際保存時のファイルの圧縮効率なども高くなっていて、ファイルサイズも大幅に小さくなりました。これは歓迎すべきことなんですが…

問題は、「CLIP STUDIO PAINT 1.5では.lip形式の保存は出来ない」という点なんです。

アプリケーションのバージョンアップに伴い、新しく搭載された機能が旧バージョンでは使えないので互換性が保てないということぐらいは十分理解できます。

しかし、PhotoshopにしてもIllustratorにしても、同じ拡張子を維持したまま、旧バージョンでファイルを開くケースを想定して、ある程度の互換性を犠牲にしての下位互換保存を確保しています。

ところがCLIP STUDIO PAINT1.5では、従来形式「.lip」で保存したファイルを開いて編集した場合は、「.clip」形式でしか保存できないようになっています。特にアニメーションなどの新しい機能を使っていなくてもです。
今回新しい保存フォーマットの「.clip」形式を搭載した一方、「.lip」形式での保存ができなくなっているなんて正直かなりショックです。同じアプリケーションなのに、異なる環境下でデータをやり取りするケースでの互換性が確保できないというのは、かなり問題があると思うのですが…。

CLIP STUDIO PAINTでComicStudio形式の保存ができないというのは、まだ我慢できるとしても、(搭載してほしい機能ですが…)、Ver1.5 以降で保存したファイルを1.5以前でのCLIP STUDIO PAINTで可能な限り互換性を保った状態で開くための道が閉ざされている状態…。これは同じ名前だけど、全く違う新しいアプリケーションだよ、と言っているようなものです。

確かに実際に今回はバージョンアップながらも別のアプリケーションとしてインストールされています。設定は引き継いでいますが、別のアプリケーションとして使い分けしたほうが良さそうです。20151027-02CLIP STUDIOの方は、アイコンが新しいものにかわっています。
Windowsのスタートメニューに登録されているショートカットは新バージョンの方になっているはずです。
一方通常はWindowsのスタートメニューには登録されないCLIP STUDIO PAINTは、アイコンのデザインは新旧共に同じなので、直接ショートカット(エイリアス)を作っていた人は、そこから起動したら旧バージョンになっています。
CLIP STUDIOを介さずに1.5を起動させたい人は、改めて直接ショートカットを作る必要があります。

今後のバージョンアップでは「.lip」形式での保存が出来るようにしてもらいたいものです。これはアプリケーションの継続性を確保する上でもメーカー側がきちんと対応すべきことではないかと思っています。

…というわけで、取り急ぎ簡単なレビューを急いで書きましたが、保存形式についてはかなり重大な問題ではないかと思っているので、ホントになんとかしてほしいものです。

そろそろ次のトップ絵の用意しようかな…

大きめの仕事が一つ終わったので、そろそろ次のトップ絵を用意しておこうかな、と学校で思い立って、ざざっとラフを描いてみました。20150924何の計画も立てずに顔を描き始めて、肩を描いて、おっぱい描いててて、気付いたら「カメラ女子」になってました。
前々回の桜を取るセーラー服カメラ女子に対抗して(^_^;)、今回は紅葉狙うカメラ女子にしようかなと思いましたが、これじゃアクション写真家です。紅葉狙いなら三脚出してくるんじゃないかなぁ…なんて思いながらも、あまり深く考えずにクリンナップしながら調整していくことにします。

飽きてしまったら放置するかもしれませんが、気が向いたら進捗UPするかもしれません。はい。