日別アーカイブ: 2015年4月30日

クリスタを最強にするTab-Mate Controller

CLIP STUDIO PAINTに移行する上で、もしかしたら足枷となっているんじゃないかな、と思っていることの一つは…

「コマンドへ至るステップが、以前よりも深い階層になっている事」

…です。

例えば昨日の「個人的なCLIP STUDIO PAINTへの要望」の記事内の、「下描きレイヤーに設定」は、ちょっと深い階層を選ばなければ変更できません。
そのステップは以下のようになります。
「レイヤー」→「レイヤー設定」→「下描きレイヤーに設定」20150430-04コミスタではレイヤープロパティのラジオボタンで一発で設定できたものが、クリスタではそうは行きません。

他にも、メニューから何階層か入っていかないと選べないけど、頻繁に使うというコマンドが結構あります。これらのコマンドがもっとスムーズに選択できれば移行もし易いのに…と思っている人には、ぜひとも試していただきたい「デバイス」があります。

それは、過去にも「さりげにCELSYSの最強ツールTab-Mate Controllerの話」という記事で書きましたが、CELSYSが発売しているコントロールデバイス「Tab-Mate Controller」の事です。

MX1Pn0689こんな感じの手に収まるジョイスティックのようなコントローラーです。MX1Pn0687箱には使用イメージのイラストが描かれています。

MX1Pn0690操作できるスティック・ボタン類は、「八方向ジョイスティック」とスティックの頭のA/Bボタン・スティックの裏に隠れているCボタン・スティックの直ぐ下に左右に並ぶD/Eボタン・右側面のモード切り替えボタンになります。

ジョイスティックは押下すると動作が変わるので、ジョイスティックだけでもモード切替ボタンとの組み合わせで四種類の動作をすることが出来ます。
でも一番重要なのは、「オリジナルモード」と呼ばれているクリスタでカスタマイズ可能な機能になります。

20150430-01私の設定は上図のようになっています。「上下でズーム・左右で回転」と「手のひら(Space)」・回転/反転リセットで、画面のビューの操作はほとんど問題なく行えるのですごく快適です。

この部分だけでもかなり使い出があるんですが、もう一つ使い方を覚えるとすごく強力なのが、「合計64個のコマンドを登録できる」ジョイスティックアクションです。
パッケージの写真には、「ジョイスティックに64個のショートカットが登録できる」と書いていますが、厳密には「クリスタのメニューコマンドを登録できる」というのが正しく、任意のショートカットが登録できるわけではありません。
でもこのおかげで、「階層が低くてたどるのがちょっと手間がかかるコマンド」を比較的簡単に呼ぶことが出来るようになりました。

これを「クイックメニュー」と呼んでいます。
操作方法はちょっと変わっていて、少し慣れが必要ですが…

  1. Aボタンを押しながらジョイスティックを倒す
  2. 8つのサブメニューに入るので、そこでさらにジョイスティックを目的の方向に倒す
  3. Aボタンを離す

自分の設定は以下のようになっています。(まだ試行錯誤中なので、随時変わっています)20150430-02ここで、8方向×8方向で、合計64個登録できるということです。

64個すべて覚えるのはこんなんですが、画面内にちゃんとメニューが表示されるので自分で良く使うコマンドはスティックを倒しやすい方向に決めておくと、結構スムーズに選ぶことが出来ます。

間違いなく、メニュー階層をたどって目的のコマンドを探すよりも、マウス操作=ペン先の移動を行わずにコマンド選択できるので、相当スムーズに作業できるようになりました。

Tab-Mate Controllerは、コミスタ(Windowsのみ)でも使うことが出来ますが、残念ながらカスタマイズは出来ません。しかし、スティック押下なしで「画面のスクロール」・押下で「画面の回転」。A/Bボタンで「画面の拡大縮小」だけでも、結構便利になります。
以前はゲームパッド&JoyToKeyという組み合わせで行っていましたが、クリスタに完全対応最適化されているTab-Mate Controllerを使うようなってから、これ一本になりました。

とにかく…「 CLIP STUDIO PAINTユーザーには特にオススメ 」します!

CELSYSのCLIP内に、詳しい紹介ページが用意されています。

CLIP STUDIO PAINT PRO/EX、IllustStudio、ComicStudio 4.0ユーザーさまは、優待価格でお買い求めいただけます。」…とのことで、何とたったの2000円です。かなりお安いです。

でも正直結構ちゃちいので、壊れやすいと思っておいたほうがいいでしょう。ラバー部の劣化も早いので、消耗品位のつもりでいたら気が楽です。
でも普通に使えば1年以上使えると思いますが、がさつな自分は何回か落としてパッカーンと開いてしまって今のこの白いタイプのもので三代目になります。MX1Pn0688右が初期モデル(ラバー部が少しベタベタしています)。左が現行モデルです。スティックの形状は今のほうが使いやすいですね。

このスティック操作の快適さを味わってみて下さい。

下の画像はAmazonのアフィリンクですが、Amazonで買うと4,398円(4/30現在)です。

CELSYSから買ったほうがはるかにお得ですよ (^^)
半額以下の送料込みで2,000円。ダメ元でも2000円なのでお試ししてみてはいかがでしょうか。