月別アーカイブ: 2016年2月

近くの高層マンションの火事で思うこと

ニュースでも大々的に報じられていたみたいですが、2月8日の夜に自宅から目と鼻の先の高層マンションで家事があったようです。

取材のヘリコプターが飛び交い、消防車は10台以上集まり、周辺は通行規制…そういう状態だったというのに、我が家では私も奥さんもこの自体に全く気づいていませんでした(^_^;) 特に自分は作業しながらiTunesで音楽流しながらだったのでなおさらでした。 9日からスタートする東洋美術学校の卒展に初日から行く準備をしている朝、TVのニュースを見て初めて知りました。(^_^;) 火事があったフォーラスタワーは、自宅から直線距離で100m~200m位です。もちろん窓から見えますし、どちらかと言えば見降ろされているという感じの位置関係。それなのに全く気づいていないって、どんだけ呑気なんだか……。


結局、火事をリアルタイムで間近に見ているわけではないのでちょっと他人事の様に書いていますが、火災の規模によっては周辺の住宅にも大きな影響が出る距離です。
15階という高さははしご車が届かない高さのようです。二本のはしご車の高さの最大は50mだそうで、株式会社モリタ製造のものだそうで、この50mで届くのはだいたい14階くらいまでみたいなので、ギリギリ厳しい高さだったようです。

ちょっと調べてみたんですが、所沢の高層マンションの高さは以下のようになっています。

  1. フォーラスタワー所沢 31階/113.585m
  2. グレーシアタワーズ所沢 31階/112.98m
  3. 所沢スカイライズタワー 31階/111.09m
  4. グラシスタワー所沢 27階/110m
  5. 小手指タワーズ ディアスカイタワー 27階/101.03m
  6. 小手指タワーズ エバースカイタワー 23階/88.75m
  7. コンセールタワー所沢 25階/82.5m
  8. ブリリアタワー所沢ロジュマン 25階/81m
  9. ザ・パークハウス所沢 20階/59.95m
  10. クレアシティ所沢 19階/59.905m

参照:超高層ビル・超高層マンションの「BLUE STYLE.COM」/埼玉県所沢市の超高層ビルデータベース より

今回火災となったフォーラスタワー所沢は、所沢市内で一番高いマンションだったようです。

はしご車が届かないところから大規模な出火があった場合はどうなるんでしょうか?
消火活動はどうやって行うんでしょうか?
火によって出来る上昇気流の中ヘリで消火や救助は出来るんでしょうか?
非常階段から下に降りることが困難な場合、どこから避難すればいいんでしょうか?

考えれば考えるほど、高層マンションに住むことに抵抗を感じます。
他では得られない景観やステイタス感・資産的価値などのメリットは有るんだと思いますが、災害時に事を考えると生活拠点に選ぶには相応の覚悟も必要なのかもしれません。
大規模地震や火災の時の避難訓練は、おそらくマンション単位で行われているんでしょうけど、住民の中にはそれに参加しない人も多くいるんじゃないでしょうか。

災害時にどう対処するかは、その時になってみないとわからないところもありますが、大げさかもしれませんが、今回の火災は昨今関東圏で進んでいる高層マンション計画に対して、一つの警鐘を鳴らしているようにも感じます。

所沢市街地は、高層マンションの乱立で確かに人口は増加しました。しかし道路が拡張されているわけでもなく、災害時の避難路の確保はまだ出来ておらず、旧市街地には放置された空き家も残っていて、大規模災害時の不安が残ります。
台湾の大地震もあったばかりで、関東圏で震度4クラスの地震が連発したこともあるので、こういう機会に今一度自分の身の回りの災害対策を見直したいところです。

「春休み」とか…コミ→クリの事とか…

自分が授業を担当している学校の一つ、「東洋美術学校」はいよいよ明日から東京都美術館にて「卒展」が始まります
毎年見に行ってますが、渾身の作品ばかりで、若いパワーに圧倒されます。確実にプロとして業界で活躍する力を持った作品も多くて、すごく刺激を受けるので今年も楽しみです。

今年のマンガ科の卒業生たちの中にも、プロデビューを果たした子たちが複数名いるので、卒業制作作品の出来上がりが楽しみです。

デジタルアーツ東京の方は、一年生はあと一回の最終日は「試験」です。
試験問題は現在製作中(^_^;)。作画問題は既に予告済み。あとは選択式の問題の作成です。
某通信制の高校に行っていた時の通信課題には、穴埋め式の問題文が結構ありましたけど、教本の文意を理解できて入れば出来る問題でした。割と基礎的な部分はそういうものなので、敢えてそういう角度から「確認のための問題」を作るのがいいのかもしれません。
二年生は授業は終わって成績確定済みですが、卒業制作のWebコミック投稿の完了待ち。

そんなわけでほぼ「春休み」に突入しているというわけですが、来年度の準備は今のうちにしておかなければ後で大変なことになるので、レジュメの再構築を含めて少しずつ組み直している最中。1月頭に「ワークショップ」で得た事を少しずつでもいいので反映させていきたいな、って思っています。

それと、授業でも活用できる「講座」の原稿、pixivに公開したものが結構反響があるようなので、これはもっと実用的なものを作っていければいいかなと思っています。もちろん公開して授業でも使えるようにしておきたい所。そういうのもこの春休みに進めておきたい。

も一つ、東美で進級する子たちに、春休み中にデジタル作画の「アシスタント原稿」の添削をすることになっています。去年の夏にもやったんですが、今年は春の段階でまずは初歩的な所から「小物」の作画の練習。最終的に募集用の小冊子にまとめるためにある程度書式は統一されます。そのため今回はデジタルを選択する子は「CLIP STUDIO PAINTで作画」当事になります。

デジアシの場合「ComicStudio」と「CLIP STUDIO PAINT」の混在がこれからの子たちには結構大変かもしれませんね。何しろ今「ComicStudio」は手に入らないので、「ComicStudio必須」という仕事場にアシで入ったり在宅アシしたりするのは困難になってしまいます。
「ComicStudio」デジタル作画しているすべての漫画家が、簡単にぱっと「CLIP STUDIO PAINT」に切り替え出来るわけでありません。事実未だに「ComicStudio」で仕事している漫画家さんはかなりの数いらっしゃとる様に感じます。
昨年CLIP(セルシス公式)に「ComicStudio→CLIP STUDIO PAINT乗り換え講座」の「トーン編」「レイヤー編」「コマ・枠線編」の原稿を書かせて頂きました。
その原稿を書きながら思ったのは、作画のスタイルや仕事環境の体制によっては、スムーズな乗り換えは困難な人も多いだろうなという事です。特に時間に追われてギリギリの線で仕事をしているプロの漫画家の場合は、条件によってはかなりシビアかもしれないと思われます。

一番のネックは「時間が読めなくなってしまう恐怖」じゃないかと思います。
一本あたりのページ数が多い作家の場合は、ほんの少しの時間のロスが蓄積すると数日単位の遅延となってしまうので、乗り換えで必然的に必要となる「慣れるための時間」が致命的になる可能性があります。
また、アシスタントを使って仕事をしている場合、ツールが変わることで生じる「作業手順の変更」がネックになりそうです。全員で申し合わせて体制を変える必要があるので、予定外に時間がかかる危険性があります。

ComicStudioとCLIP STUDIO PAINTでは、概念が大きく変わっているものも多く見られるので、手順を根本的に見直す必要がある漫画家さんもいるでしょう。一度丸々一本描いてみてどれくらい時間ロスが出るか図って微調整をする必要があるかもしれません。スケジュール的にそれが困難な場合は以降は躊躇するでしょう。
最初から「新しもの好き」で多少試行錯誤することで一時的に時間的なロスが出ても、十分取り戻せるスケジュールで仕事ができる人はおそらく大丈夫でしょう。思い切って移行に踏み切るべきではないかと思います。

何れにせよ、早かれ遅かれCLIP STUDIO PAINTに移行する必要があるのは間違いないと思うので、どこかのタイミングでやってみるしかありません。

自分は「乗り換え講座」の原稿を描くまでは、どちらかと言えばComicStudio寄りでしたが、今はほぼCLIP STUDIO PAINT寄りになっています。
CLIP STUDIO PAINTにまだ足りないと感じるところがあるのも確かですが、それを差し引いてもCLIP STUDIO PAINTはかなり完成度が高くなっていると思いますので、ComicStudioユーザーの方もそろそろCLIP STUDIO PAINT以降の準備を始めてみてはいかがでしょうか。

2月8日はニーハイの日だそうで…。

2月8日はニーハイの日だそうで…。

「ネタ探し」の話

去年の10月頃の段階で、「毎日更新一年継続」を達成して、去年の年末から今年の年明けぐらいに少し気が抜けて「毎日はキツイから今日はいいや」と思うようになったら最後…見事なぐらいに更新が滞りました。

自分の性格上、そうなっちゃうだろうなと思ったらやっぱりそうなってしまいました…。

これではいかん、いかんです。奥さんにも指摘されてしまいました。
これは意地でも「毎日更新」を意識して継続する必要があるぞっと決意したわけです。

毎日どんな些細な事でも、何か書くこと位あるだろうと思って意識して入れば、自ずと題材を見つけようとしてしまうものです。

どんなネタ書こうかな…ッて思ってたので、それならいっそマンガの「ネタ探し」の話を少し。

自分も中学~高校の頃にはいわゆる「ネタ帳」っていう、厨ニなノートを作っていました(^_^;)
すごく沢山作ったのは、所謂「キャラクター設定ノート」というものです。キャラの名前・性別・年齢・性格・特技・家族構成などなどを思いつくまま一人につき1~2ページ書き込んでいました。下手くそながらももちろん絵も…。
実はそのキャラノートは、特定のストーリーの中に登場するキャラというわけではなく、独立したキャラクターを思いつくまま作り上げて行くというものでした。こういう奴がいると面白いかも、とかこういう女の子可愛いかも、とか、そういう視点で作っていたように思います。
…で、あるときにそのキャラたちを見気づきました。

「こいつとこいつが、○○で出会ったらどうなるんだろうか?」

自分のストーリー作りの原点は、実はこういうところから始まっていたのです。

その後は、複数のキャラクターを組み合わせて、舞台設定用意して、「触媒」を用意すれば…おっとストーリー出来るじゃない!という感じで作っていました。それが面白かったかどうかは横においておきますが(^_^;)。

でもそんな風に「ネタ帳」は少しずつ形を変えて行きました。

そういえば、とあるファンタジーのストーリーをノートに三冊に渡ってキャラ設定から世界観設定・ストーリー設定などをガシガシ書きまくっていたことがあります。これは高校時代からデビュー前の大学時代頃の事でした。いずれは描きたいと思って書き溜めたネタ帳だったんですが、残念ながら今はどこに行ってしまったのか見当たりません。・゚・(ノ∀`)・゚・。…。
個人的には「絶対これは面白い!」って思っていたはずなんですが、きっといま読むと大したことないんだろうなぁ………

自分の本業ともなったエロ系のネタは、実はあまりネタ帳は作らずに描いていました。

今にして思えば、なぜネタ帳をある程度統一した形で作って置かなかったのか、少し後悔しています。ネームノートの余白ページに書きなぐるようにネタを書き綴っていたので、後にどこに書いたのかわからなくなって、肝心なことが検索できなくなってしまうという体たらくです。結果使用済みのネームノートはかさばるだけなので処分してしまうことになったので、隅っこに書きなぐった小ネタは、結局二度と日の目を見ること無く葬り去られたしまったわけです。

これじゃあかん、文章で残すようにしようと、まだWindowsが出る遥か前にいわゆるワープロを使って書き溜めるようにしていました。でも、パソコン内で動くワープロソフトではなく、ハードウエアとしてのワープロなので、文書データは機種が変わればデータ形式も変わってしまい、結局プリントアウトしてまとめなければ何も役に立ちません。結局いっぱい書いたネタ帳は所在がわからなくなってしまいました。

その後パソコン導入したものの、扱うソフトウエアの違いによる互換性のなさもあって開けなくなっていたり、文書保存したFDDが読めなくなってしまってたと、やはり管理体制がダメダメでした。
やっとなんとか記録が今でも残っているのはMacを導入してからの文書類です。でも一部便利だなと思って導入した「IDEA STORM」で書いた書類が、今は読めなくなってしまってて残念。
結局はMS-DOS時代も含めて、普通にテキストファイルで残したものはきちんと残っているんですよね。

最近は主にEvernoteに書き留めるのが主なやり方です。取り敢えずメモっておくという方法。
昨日の夜、自分のEvernoteの「マンガネタ帳」のタグの古いものから見返してみました。
ネタ帳ってほんとマメに書いておかなきゃ案外忘れてしまうもので、すごく短い文でわけわからないものもいっぱい残っていましたが、そう言う「思いつき」を発展させることが出来れば面白いんですよね。

今、ちょっと漠然とふわふわ浮いているモノがあるので、それをまとめてみたいなぁって思っています。
中途半端に手がけた形で放置せずに、なんとか形にしたいものです。

今日は病院~いつもの処方箋~

数年前から所沢駅そばの「所沢中央病院」の「脳神経外科」に通っています。

ある日目が覚めた時に身体が傾く感じがして、こりゃやばいと思って一番最寄りの「脳神経外科」のある病院がここでした。
即MRI取っての結果は「陳旧性脳梗塞」。古い脳梗塞の後がある、ということで、血圧測定したら上180mmHg、下120mmHgで、まさに「高血圧」でした。
古い脳梗塞はおそらく生活習慣によるものだったんでしょうね。

nnao昔はかなり酷いスモーカーでした。左のような自画像を使っていたくらいです(^_^;)。
独身時代の喫煙習慣と食生活が酷かったから、ぶっ倒れるまでは行かないまでも、軽く梗塞が出来てしまったのかもしれません。

そのタバコですが、一番多かった時で一日一箱半~二箱位でした。結婚した当初も吸っていましたが、奥さんがタバコがダメな人だったので、家の中は完全禁煙という約束でした。そんな状況だったというのにしばらく禁煙していなかったのですが、ある時にふと思い立って禁煙を決意、思ったよりもあっさりと禁煙することが出来ました。
自分の禁煙法は「面倒くさいと思う事」でした。タバコ吸うのが面倒くさい。買いに行くのが面倒くさい。 と意識するようにしました。意外にも思ったよりもすんなりとそう思い込むことが出来たので、わりとぱったりとやめることができたんです。今でも結構不思議ですが、もしかしたらその段階で既に「これ以上吸うとやばいよ」と、身体が訴えていたのかもしれません。

「陳旧性脳梗塞」が発覚したのは、それから数年後の事になります。いつ梗塞が出たのかは解りませんが、発覚してから禁煙するよりも、既に禁煙できていたというのはプラスだったかも知れません。

今は定期的に薬を処方して頂くために病院に通っています。年に二~三回ほどの血液検査とMRI検査をして経過を見ながら、降圧剤他の処方箋を頂いているというわけです。
決定的に安全な血圧にまで落ちているわけではありませんが、まぁある程度は安定しています。冬場はちょっと高めに出るので、ヒートショックに要注意です。

いつもは予約枠の火曜午前だったんですけど、諸事情で行けなくてやむなく一般外来受付の時間帯~土曜日の午後に行って来たんです。じつは土曜午後に病院に行ったのは初めてだったんですが、予約で行く火曜午前よりも空いていてスムーズに診察をうけることが出来ました。
IMG_8596所沢中央病院」は、総合病院が思ったよりも少ない所沢の中では、一番交通アクセスがいい場所にあります。所沢駅からは徒歩一~二分という所でしょうか。

所沢市内にある他の総合病院ですが、「防衛医科大学校病院」は航空公園駅から徒歩圏内で、以前肺ガン検診の精密検査で何回か行きました。基本紹介状が必要なところなので、市からの精密検査指定病院だったのでこの機会に診察券作りました。
西埼玉中央病院」という病院は「国立病院機構」みたいですね。ここも基本「かかりつけの先生の紹介状」が必要みたいです。小手指駅から割と距離があるみたいです。

所沢中央病院ですが、あまり病棟が大きくなくて病床数もそれほどありません。いつも待合室がいっぱいで廊下も狭くシステムも古いままなのが気になっていましたが、もうすぐ新しい病棟が出来るみたいです。IMG_8597駅前のロータリーのすぐ先の交差点の角にどどんと建築中で今年の春新病棟開院予定だとか。IMG_8597-
防衛医科大学校病院では、受付自動化とか会計自動化が行われていて凄くスムーズだったので、出来ればそう言うの導入してほしいです。予約が入っていても30分待って、会計にさらに30分位待たされることも多いので、この「新病棟開院」に結構期待していたりします。自宅から徒歩圏内にある総合病院ってやっぱ安心できますから。

んで、今日の診察についてですが、最近の血圧の状況や冬の注意点などと処方箋と、いつも通りでした。次の検診でMRI検査します。あの機械にスキャンされる感覚、ちょっとドキドキしながらも妙な楽しさがあるのはなぜwwっw?

そして今日の夕食はハンバーグでした。肉だよ肉゚(゚´ω`゚)゚。IMG_8601準備は既に完了。玉ねぎ炒めて冷やしていましたよ。IMG_8602こねこねして焼き焼き~IMG_8603大と小を作りました。もちろん一日でこれ全部食べるわけじゃないですよwww。

牛脂入れると美味しいね~(≧∇≦)/

【pixiv】ComicStudioパース定規の練習

去年、授業で行った「パース定規の基礎練習」、twitterでUPした所、結構反応がありました。
twitterだと埋もれてしまうので、pixivに投稿しました。

CLIP STUDIO PAINT パース定規の練習-1- by ねぐら☆なお on pixiv

20160205-01左の図の三つの課題…、年度末の試験ではこの実習課題を踏まえた「試験」を行ってみることにしました。

【1】と【2】CLIP STUDIO PAINTのUIに関する簡単な選択問題。これはこんな感じのを出すよって言う問題傾向の予告です。

そして【3】が試験問題の要です。

三面の展開図から立体形状を推測して図示うするという、まるで3Dモデリングのような問題になっていますが、ここでのポイントは「描く対象物を分解してみる」という考え方ですね。
三連の切妻屋根の部分と、三段の階段部分を分けて考えれば、比較的わかりやすいのではないかと思います。それをせずにパッと図形が思い浮かべられる人は、空間認識力というかパースの勘が優れているんじゃないのかな、って思います。
自分は中途半端に理系人間なので、むしろそういう考え方で描いたほうがやりやすく感じています。しかしその一方全体をパーツに分けて描く分、全体的に描画する線の数は基礎段階でかなり増えてしまうので、妙に時間がかかってしまいます。それこそそれでいいのかって言われそうですが…。

この問題の答え合わせは、再来週実施予定の後期試験が終わった頃に、きちんと発表出来る程度まとめることが出来れば行いますね。
ちなみに、【1】の答えは1.「新規レイヤー」【2】(1) I (レイヤー削除) (2) D (透明部分の保護) (3) E (新規ラスターレイヤー)です。
こういう問題を作ると、案外自分が知らないことを再確認することができるので、自分自身にとっても結構勉強になります。

えっ?本番の試験問題はどれって?……やだなぁ、問題はこれから作るんですよ。

こういうHowTo講座をまとめて5月のコミティアに出したいなぁって思っていますが、どこまでやれるでしょうか?

もう夏の話…コミケ90

コミティアは次の5月5日の開催で116回を迎えます。
1984からの開催で、既に30年の歴史があり、最近はほぼ年四回開催で100回超え。「有楽舎工房」で出るようになってからは毎回参加していますが、あの会場の雰囲気は往年の同人誌即売会の雰囲気を未だに持っているかな、という印象です。

そしてさらに歴史が長い…40年超えのコミックマーケット。次の開催はコミケット90。100回も目前に迫ってきたという印象です。

自分が初めて一般参加したコミケは、21回。サークル参加は確か22回だったかな?まだ晴海の会場の一部を使っていた頃でした。
一個人で参加して、その後サークル「符列社」を作って参加、当時としてはそこそこの部数を出すサークルにまで成長して、当時発表荒れていたカタログの部数ランキングに、ソコソコの順位で一度だけ載ったことがありました。この頃はコミケは春にも行っていて年三回開催でした。
サークル「符列社」は、自分がプロになったことと、主なメンバーが大学を卒業して就職したことなどから、ファイナル号を出して終了。それからはしばらく同人誌活動を中断していました。その頃はコミケはメッセで開催されていましたが。実はメッセでのコミケには一回も一般でもサークルでも参加していないんです。
そしてやがて「越後屋企画」の名前で同人誌活動を再開。当時は髪が黄色いツインテールの某美少女戦士や某鷹を扱うアイヌ少女が出るゲームなどの二次創作で、一時は一番多い時で3000部程のサークル隣巻いたが、そのうちにオリジナル作品中心になって、今は少部数をちまちま出す個人サークルとして細々と活動しています。

さて、その「越後屋企画」ですが、毎度コミケに申し込んで参加しております。次の夏も参加すべく申し込みをしなければならないのですが、夏の後の冬申し込みは、コミケの直後一週間も猶予がありませんが、冬の後の夏の申し込みは、ほんの一月ほど間が開きます。そのせいでつい申し込み時期を忘れそうになってしまったことが過去に何度か…。
circle.msを使うようになってからは、通知メールのおかげで、申し込み開始時期や締め切り時期を忘れずに済むので助かります。

C90Cut2そして締め切り間際で入金処理に時間がかかってトラブったりしないうちに申し込みは完了させました!

サークルカットはサイズが635-903ピクセルなので、二値でそのサイズで描いたら、思った通りの線にならなくて結構苦労します。

もしかしたらグレースケールで描いてからコンバートした方がいいのかもしれませんが、最終的に版下が二値である以上は、やっぱり描くときもそのほうがいいんじゃないかと思うわけです。
でも、どんなに細い線を引こうと思っても1ピクセルよりも細い線は引けなので限界はあるので、妥協するしか無いんですね。

まぁ、直接描いていた時も結構小さくて苦労しましたが、この小ささで魅力を最大限表現できる人はやっぱりセンスが良いんだろうなと思ってしまいます。あぁ自分に欲しかったものの一つはまさにこれだったりするんですよ。磨くことは出来るんだろうけど、どうも野暮ったさが抜けない自分の絵が最近ちょっとつらい時期に入っています。デジタルだと「永遠に直し続ける」という泥沼に入りそうになる時があって、気をつけねばいけませんです。はい…。

というわけで、今度こそ「総集編」を出したいので、早め早めに取り組んでいきます。

5月のコミティアには「有楽舎工房」の方から出そうかと思っているものがあるので、こっちも頑張らねば。

2月2日はツインテールの日だったようです

おお、そういうことならツインテールっ娘を描くべ!…と描き始めたのは、既に夜の11時を過ぎてから…。

30分ほどあれば大丈夫だろう、と思ってささっと描いたるぜ~って描き始めたんだけど、線画UPが30分位、基礎塗りUPガ45分位で、背景どうしよう…という段階になって55分過ぎてました(;´Д`)……

元の絵は1920×1200で描いてたんだけど、背景の構想がないまま描いたら間の抜けた絵になってしまったので、Twitterには1200四方にトリミングしてUP(^_^;)


こんな感じになってしまいました。。。

間の抜けた状態の、文字を入れる前の絵はこんな感じでした。ツインテールの日に間に合わなかったorzおおそういえば、サイトのトップ絵、流石に2月になっても年賀絵はどうかと思うので、ちょうどいいやこれ使えってことで、も少し手を加えて早速入れ替えすることにします。

さて、ツインテールの日ということですが、ちゃんと「一般社団法人 日本記念日協会」公認の日だそうです。
他には「人事の日」「網の日」「街コンの日」「つぼ漬の日」「くちびるの日」「ストレッチパンツの日」「麸の日」「2連ヨーグルトの日」「おじいさんの日」「おんぶの日」「夫婦の日」だそうです。

ちなみに「ファッションブランドなどを展開する株式会社ラフバレーが制定」とのことです。「日本ツインテール協会」の会長の古谷完氏は「ラフバレー」の設立者で代表取締役だとか…。
そもそも「日本記念日協会」というのが有ることを知りませんでした。毎日が何かの記念日になっているんですねぇ…。調べてみるると意外な「記念日」が見つかりそうです゚(゚´ω`゚)゚。

ツインテール、自分の漫画ではどれくらい描いているのか調べたことはありませんが、連載作品のメインキャラではそれほど多くないと思います。髪を束ねたキャラはポニーテールかハーフアップが好きでよく描いていたような気がしますが…。今度過去作品追って調べてみようかな。

女の子の描く時の楽しみの一つは、間違いなく髪なんだけど、案外自分のバリエーション少なくてね、気が付いたら同じような髪型になってしまうから情けない(^_^;)。とは言っても、実際にヘアカタログ等を見ながら髪型を絵で再現しようとしても、結構うまくいかないのははなんでだろうなぁ…。結局描きやすいいつもの髪型に落ち着いてしまうという…。
それよりも何よりも、男の髪型の方がバリエーション少ないかも…(^_^;)。

「マイナンバー」詐欺メールにご用心~

先日専門学校の一つから「マイナンバー」に関する書類の提出依頼がありました。
厳密に「封緘」して「手渡し」か「簡易書留」で…とのお達しでした。今年度は支払いがある出版社等から「マイナンバー」の提示に関する話が来るんでしょうね。

複数の箇所からの支払いがあるので、一体どれくらいの箇所に伝える必要があるのか、ちょっと大変そうではありますが、いよいよ具体的に始まったんだなぁと痛感している今日このごろですが…

…そんな中、こんなメールが着弾!

【重要】マイナンバーに関わる大切なお知らせの為、必ず最後までお読み頂けます様お願い申し上げます。
※個人情報保護法に基づき、第三者による貴方様の氏名・住所・電話番号・マイナンバー等の閲覧を防ぐ為、本電子文書へは非公開と致します。


【本人限定:内容証明電子承認文書】
貴方様がご使用されております電気通信端末機器及びインターネットプロバイダを通じ、会員登録状態となっている従量課金制有料サイトの登録確認についてご通知致しました。

この度、貴方様が会員登録されている下記サイト運営事業者(以下、原告)より、民事訴訟に関する当組合との最終手続きが完了されました事を併せてご報告致します。


≪記≫
[原告]株式会社YCU(届出番号_都75981103_は)
[サイト概要]懸賞、副業、一般ニュース、芸能ニュース、アニメ、ゲーム、動画レンタル、通信販売、電子書籍、投資、ギャンブル、占い、アダルト動画、出会い掲示板、投稿掲示板、オークション、旅行宿泊、リゾートホテル宿泊会員権   以上


原告の訴訟提起としては、
①現金100万円相当の懸賞報酬受取権放置
②会員登録料金の未払い
③長期延滞料金の未払い
④会員継続または退会の放置
⑤アカウント不正放置によるサーバー障害、
以上5点が挙げられております。

当組合は、訴訟前に双方の事実確認が義務付けられておりますので、貴方様に瑕疵責任の有無を確認する必要があります。

◆瑕疵責任が有る場合・・・・原告の主張通り訴訟手続き
◆瑕疵責任が無い場合・・・・原告の主張を取り下げ訴訟停止

貴方様に瑕疵責任が無く、何らかの理由で現在に至る場合、当組合より原告へ本件の事情説明を致します。

本電子文書を確認されましたら、営業時間内に当組合へご一報頂けます様お願い申し上げます。
※本電子文書は第三者機関の開封確認機能が設定されております。


尚、本電子文書に対する回答が無い場合は、原告の訴訟提起に従い管轄裁判所にて公判が開始されます。
公判日程は裁判所より貴方様の現住所または本籍地または勤務地宛へ、書留郵便が送付されます。
※裁判を欠席されますと原告の主張通りの判決が下され、執行官立会いのもと、給与、財産(動産・不動産・有価証券)等の差し押さえを含めた強制執行となります。

近年、パソコン・スマートフォン・携帯電話等の電子通信機器の急速な発展により、誤操作トラブル、未成年者の決済トラブル、契約者以外への貸与トラブル、契約トラブルが頻発しております。
利用者様の知識不足がトラブルの原因となるケースが相次いでおりますので、インターネット等を利用される場合はよく内容を理解した上でご利用下さい。


【マイナンバーに関する注意】
民事訴訟及び刑事訴訟の被告人(訴えられた側)となられた方は、訴訟履歴がマイナンバーへ登録されます。
訴訟履歴がマイナンバーへ登録されますと今後一切記録を消すことが出来なくなります。


~~お問い合せ先~~
【電信データ機構】
・対応部署:民事紛争課
・紛争番号:G
083946D ※左記紛争番号をお電話にてお伝え下さい。
・部署直通番号:03-6633-8652
・営業時間:10:00~19:00 ※土日祝は対応出来ません。



やっぱり登場し始めましたね。「マイナンバー」絡みの詐欺メールです。

ヘッダ情報の一部はこんな内容。

Return-Path: <info@mynumbers.top>
Received: from mynumbers.top ([192.249.72.221])
	by 〓〓〓  with ESMTP id u0VL9u75022919
	for <●●●●@●●●●>; Mon, 1 Feb 2016 06:09:57 +0900
Date: Mon, 1 Feb 2016 06:09:56 +0900
Subject: =?ISO-2022-JP?B?j2SXdoF6k2SQTYNmgVuDXotAjVyC5oLokeWQ2ILIgqiSbYLngrmBeY9kl3aBeg==?=
From: ●●●●@●●●●
To: ●●●●@●●●●
Message-ID: 20160201060954

●●●●@●●●●は自分の契約プロバイダのメールアドレスです。SPAMフィルタはプロバイダの方でONにしていますが、これはすり抜けた模様。

そもそもSPAM業者が良く使う「FromとToに同じアドレス」ってのがすごく不愉快です(# ゚Д゚)!
でも、Return-Pathのアドレスが「 info@mynumbers.top 」となっていて、「マイナンバー制度」を使って悪さしようとわざわざ取ったドメインっぽいですが、メールヘッダ解析してみたらどうやら送信元は偽装していないみたいです。Return-Pathなので、送信先なくてエラーが生じた時のアドレスなので、これをつかえば「生きているメールアドレス」を調べることが出来て、SPAMメール送信用のリストが作られていくみたいです。
ちなみに送信者のIPアドレスは、幾つかの迷惑メール送信者のブラックリストデータベースに登録されているようなので、紛うことなきSPAMメールですね。

タイトル(Subject)が化けていたので、エンコーディング変えてみたらこう表示されました。

重要】電信データ機構より大切なお知らせ【重要】

マイナンバーに関わる大切なお知らせ」だとか「内容証明電子承認文書」だとか「民事訴訟」だとか「瑕疵責任」だとか、もっともらしく焦らせるような単語が並んでいます。
そして焦らせた上で表記の電話番号まで電話をかけさせるのが目的でしょうね。

言うまでもなく、「 絶対に電話かけちゃダメです(# ゚Д゚)! 」

番号通知でかけたらカモと見られて「訴訟を取り下げるための示談金」だとか「マイナンバーに訴訟履歴が登録される前に示談金を」とか話を持って行くんでしょうか?詐欺師の手口は込み入っているので「自分だけは大丈夫」と思っておちょくりに行くのも厳禁っすね。

よく分かっていないまま、「マイナンバー」で不安を煽る「詐欺」が多く出回りそうですので、変なメールを受け取っても、焦らずにまずはメールの中に記載されている「電話番号」や「会社名」などで検索をかけてみれば、大抵それが「詐欺メール」だという検索結果がずらりと並ぶはずです。
このメールもまさにそう。検索したらいっぱいヒットします。

…というわけで、皆様ご注意を~!

 

コミティア115でした

今日はコミティア115。
コミティアには「越後屋企画」ではなくて「有楽舎工房」の方で参加しています。
自分の名前を全面に出しているわけではないので、「出てたの?」と言われることも時々あります。「有楽舎工房」は背景素材集を出しているサークルなので、サークルカットでちょろっと自分の絵を出しているくらいなので、サークルブースに来ても自分のマンガ作品は置いていません。

置いている頒布物は、基本的にDVD-RやCD-Rメディアです。そのためそれをどういう風にディスプレイするかが結構大きな問題となってきました。

IMG_8311
と言うのも、去年のコミティア114で、トータルのディスク枚数が15枚を超えて16枚目となり、それまで用意していた自作のディスプレイ用の棚のキャパシティの15枚をオーバーしてしまったので、新しい棚が必要となったからです。

← これがコミティア114のセッティングです。

机の上の棚は、スチロールボードで組み上げていますが、ご覧のとおりマックス15枚分しか入りません。新作の16枚目の「LM VOL.01 食」は金網に取り付けたトレイに乗せてしのいでいます。
このままではまずいので、次のコミティアまでには新しい棚を用意しておかねばならんなぁと思って、その設計や材料を模索していました。IMG_8311+1取り敢えず手持ちの余っている材料で組んでみようと作ってみたのがこれ…。IMG_856720160131-1主な材料はアクリル板とプラ段です。

アクリル板は「越後屋企画」での同人誌専用の棚を作成するときに使ったものの余りです。余りとは言え結構大きなサイズのものが残っていたので使わないのはもったいないということで今回そのすべてを使用。

具体的な設計図をきっちり書いたわけではありませんが、側面のパネルは奥行き28cm高さ45cmで、横幅は56cmにしました。これ以上大きくすると、キャリーバッグに入りません。

そう…完成した状態でしっかりしたものを作っていいのなら、さほど難しくは無いんですが、分解して持ち運びがし易いものともなると、これが結構大きな問題だったりするんです。IMG_8568分解したらこんな感じになります。会場で簡単に組み立てられて、撤収時にスムーズにバラせなきゃいけません。取り敢えずそれはくりあしていますが、まだ暫定的なものです。
強度的にも構造的にも棚のプラ段はめちゃくちゃ改良の余地がありですが、今回はたたき台ということでこれで運用してみることにしました。

IMG_8585
→そして今日のセッティングはこうなりました。

棚の方は横の仕切りをなくした点は結果的にマイナスでした。
置いたディスクが横にずれて見本が違うところに戻された事になかなか気づかずに、正しい持ち込み在庫の確認が出来なかったことが大失敗でした。てっきり「持ち込み分完売」だと思ったものが、重なってしまっていただけで、実は残っていたというミスが生じてしまいました。
これは失敗でした。やはり運用してみなければわからないものです。

机の前に貼っている「サンプル」は、今まではコピー用紙にプリントアウトしたサンプルをそのまま前に貼り付けていたので、だらりんとしていましたが、今回はマンガ風にコマを切ってその中に素材を配置して「マンガだったらこんなイメージでコマの中で使えるかも」と思って頂けるようにレイアウトしてプリントアウトしたものを、ラミネート加工して綺麗に仕上げてみました。その結果、結構このサンプルを覗きこむ方が結構いらっしゃったので、上手くアピールは出来たようです。

 

さらには、椅子に座っていると売り子がいないように見えてしまうというデメリットもありました。

序盤でなかなか手にとって下さる方が居らっしゃらなかったので、今日の頒布代金は厳しいかなと思っていたんです。
ところが私がご挨拶に来てくださった方と話している最中に、実際に手にとってご購入くださった方が結構いた事から、「人が見えている方が気楽に覗き込みやすい」ということに今更ながら気づきました。

限られたスペースに必要な物をきっちり並べつつも、気楽に手にとってサンプルを見てくださるようなスペースの作り方が大事だということで、今のうちから少しずつ色々とやっていかなきゃいけないなって思っています。次はコミティア116…ゴールデンウイークの頃…。
コミティア116では「本」の形になっているものを販売しようかなと、ただいま少しずつ準備を進めています。