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専門学校用試験問題作り

明日でデジタルアーツ東京の方の2015年度の授業が終了します。
2年は既に終わっているんですが、1年は2月にまで食い込んで、後期最後には一応「試験期間」が設けられています。通常は「平常点」や「実技」や「課題」を元に行いますが、今回は「実技課題」に加えて、簡単な試験問題なんぞ作っていました。
マンガ科は、それこそマンガやイラストを描く事こそが一番大事なんですが、デジタルの授業ともなれば最低限のソフトウエアの操作を理解しておいて欲しいということで、あまり応用的なものじゃなくて本当に基礎の基礎の部分の理解度の確認というか、普段配っているプリントや板書説明・デモンストレーション説明を見ているかどうかの確認といったほうがいいでしょうか、そういう側面からの「試験」を行うことにしました。

ちなみに、こんな感じの問題にしています。
試験内容はある程度「予告」していますが、受ける学生がこのブログ見ている可能性もあるので肝心の所はモザイクで(^_^;)20160217-00メニュー操作の手順をある程度把握しているかどうかという基本的な内容ですが、プリント見てもパソコン操作してもぐぐっても構わないという条件なので、さすがに解けなくはないハズ。20160217-01先日のバレンタイン絵を元にして作った問題。右上のモザイクで隠された部分は「レイヤーパレット」です。要はパレット上の各アイコンの意味を把握しているかどうかという問題。20160217-02右下のモザイクかかっているウインドウは「レイヤープロパティ」。
通常のラスターレイヤーを選んでいる時のレイヤープロパティの表示は凄くシンプルで「境界効果」「ライン抽出」「トーン」「レイヤーカラー」の4つ。「境界効果」を選んだ場合は「フチ」と「水彩効果」が選べます。
普段から良く使うところなので、すぐに分かるだろうと言う範囲の問題。

こんな感じの問題を全10問用意。おそらくものの10分もかからないだろうと思いますが、「試験するよ~」という告知によって、「復習」をしておいて欲しいというのが一番の狙いです。

この問題に加えてもう一つは「パース定規」を使った作図問題。これは既に告知済みの内容通りでこちらのほうがむしろ本題。20160217-03三面展開図を元にパース定規で図形を描くという問題。一応「二点透視」「ベクターレイヤー使用」「余力があれば光源決めて影処理」という条件付きです。

この三面だけでは裏側の構造が不明瞭なので、裏側を描いてお茶を濁すという方法を取られてしまったとしても間違いではないのが穴といえば穴ですが、もしそれを描いたとしても実はさほど問題はないのです。
チェックするところで特に重要なのは「パース定規の設定の仕方」と「グリッドの使い方」と「ベクターレイヤーの使い方」の三点で、そこが押さえられていて、かつ描画上ミスがなければ問題なかったりするのです。
ぶっちゃけ、トレースじゃなくパースを取ってきっちりと背景を描こうと思ったら、どんな複雑なものも、単純な図形の組み合わせで描けるハズ、という視点を持っておいたほうが自在だと思っています。それ故にそれらの点をしっかり理解しておいてほしいなぁというのが狙いなわけです。

授業用のプリント作ったりこういう問題を作ったりしながら、ふと思いついて今少しずつ書いているのは、「CLIP STUDIO PAINTパース定規の使い方(仮)」の同人用原稿。チュートリアル形式も混ぜつつ解説していくというのを試みています。目標は5月のコミティア公開。その前に少しずつpixivでも小出しにして行きたいなぁ。
ComicStudioのパース定規本の原稿を途中で断念したので、今度はきちんとしたい。一気に一冊にまとめるのではなく分冊でもいいかなと思っています。

東洋美術学校卒展行って来ました

2月9日から2月13日の日程で「東京都美術館」にて、東洋美術学校の第67回「卒展」が行われています。
早速初日の午前中から行って来ました。IMGP6286IMGP6176東京都美術館です。到着したのは10:30頃でした。
9:30からだったのでできるだけ早く行きたいと思っていたんですが、家を出る前に知った「高層マンション火災」のニュース見たり情報を確認してたりしたら、少し家をでるのが遅くなってしまいました。
なぜそんなに早く行こうとしたのかと言うと、マンガ科の卒制作品集をゲットするためです。
講師なので頼めばもらえるハズなんですが、去年の作品集は最終日に行った所会場で手に入れられなかったから、出来れば卒業式までに自力でゲットしておきたいと思ったからです。IMGP6291結論から言えば、ゲットすることが出来ました(^_^;)。

さすがに人数が多いだけあって中身も厚く濃かったです。

東美には以下の学科があります。

「絵画科」
「中国水墨画科」
「保存修復科」
「クリエイティブデザイン科」
「インダストリアルデザイン科」
「マンガ科」
「グラフィックデザイン科」
「イラストレーション科」

マンガ科はこの学校内ではまだ歴史は浅いですが、学校は今年で70周年だそうです。 さて、会場内どんな感じだったかといえば、これが手っ取り早いかと思って貼っておきます(^_^;)。


入り口からの動画です~。でも「マンガ科」の展示まで行き着いていません(;´Д`)。。。

IMGP6178_all
色々と写真撮ってきましたが、個人の作品群でもあるので、この程度にしておきます。
自分で企画を立ててじっくりと作品を作り上げて、それを展示してアピールするという形、この中から業界で活躍するプロは確実に出てくるだろうな、と思えるような作品が沢山並んでいました。
こういう若い人たちのパワーの集結を目の当たりにすると、自分の中の「創作魂」が刺激されてきます。

さて、マンガ科ですが、27人分の卒業制作作品の生原稿とネームの一部が展示されています。ここでじっくり読むとなると結構時間がかかる量です。IMGP6256でも毎年趣向をこらした展示が用意されています。」

去年は「マンガ制作の現場再現」でした。

2015年2月の展示

2015年2月の展示より

今年は「顔ハメパネル」と「巨大タペストリー」!IMGP6243IMGP6253今回は閲覧者参加型ですか、なるほど考えたなぁwww。

現地で会ったカサハラテツロー先生と…(;´Д`)。顔晒されたけどまぁいいやwww。


そんでもって、こういうのも撮ってもらいました(^_^;)。2016020901-1
なんだかんだ楽しんできました(≧∇≦)/。

一通り見終わって帰路ヘ。気づいたら既に1時を過ぎていました。
上野公園の鳩って無防備なのね。人馴れしすぎ(;´∀`)IMGP6287

「春休み」とか…コミ→クリの事とか…

自分が授業を担当している学校の一つ、「東洋美術学校」はいよいよ明日から東京都美術館にて「卒展」が始まります
毎年見に行ってますが、渾身の作品ばかりで、若いパワーに圧倒されます。確実にプロとして業界で活躍する力を持った作品も多くて、すごく刺激を受けるので今年も楽しみです。

今年のマンガ科の卒業生たちの中にも、プロデビューを果たした子たちが複数名いるので、卒業制作作品の出来上がりが楽しみです。

デジタルアーツ東京の方は、一年生はあと一回の最終日は「試験」です。
試験問題は現在製作中(^_^;)。作画問題は既に予告済み。あとは選択式の問題の作成です。
某通信制の高校に行っていた時の通信課題には、穴埋め式の問題文が結構ありましたけど、教本の文意を理解できて入れば出来る問題でした。割と基礎的な部分はそういうものなので、敢えてそういう角度から「確認のための問題」を作るのがいいのかもしれません。
二年生は授業は終わって成績確定済みですが、卒業制作のWebコミック投稿の完了待ち。

そんなわけでほぼ「春休み」に突入しているというわけですが、来年度の準備は今のうちにしておかなければ後で大変なことになるので、レジュメの再構築を含めて少しずつ組み直している最中。1月頭に「ワークショップ」で得た事を少しずつでもいいので反映させていきたいな、って思っています。

それと、授業でも活用できる「講座」の原稿、pixivに公開したものが結構反響があるようなので、これはもっと実用的なものを作っていければいいかなと思っています。もちろん公開して授業でも使えるようにしておきたい所。そういうのもこの春休みに進めておきたい。

も一つ、東美で進級する子たちに、春休み中にデジタル作画の「アシスタント原稿」の添削をすることになっています。去年の夏にもやったんですが、今年は春の段階でまずは初歩的な所から「小物」の作画の練習。最終的に募集用の小冊子にまとめるためにある程度書式は統一されます。そのため今回はデジタルを選択する子は「CLIP STUDIO PAINTで作画」当事になります。

デジアシの場合「ComicStudio」と「CLIP STUDIO PAINT」の混在がこれからの子たちには結構大変かもしれませんね。何しろ今「ComicStudio」は手に入らないので、「ComicStudio必須」という仕事場にアシで入ったり在宅アシしたりするのは困難になってしまいます。
「ComicStudio」デジタル作画しているすべての漫画家が、簡単にぱっと「CLIP STUDIO PAINT」に切り替え出来るわけでありません。事実未だに「ComicStudio」で仕事している漫画家さんはかなりの数いらっしゃとる様に感じます。
昨年CLIP(セルシス公式)に「ComicStudio→CLIP STUDIO PAINT乗り換え講座」の「トーン編」「レイヤー編」「コマ・枠線編」の原稿を書かせて頂きました。
その原稿を書きながら思ったのは、作画のスタイルや仕事環境の体制によっては、スムーズな乗り換えは困難な人も多いだろうなという事です。特に時間に追われてギリギリの線で仕事をしているプロの漫画家の場合は、条件によってはかなりシビアかもしれないと思われます。

一番のネックは「時間が読めなくなってしまう恐怖」じゃないかと思います。
一本あたりのページ数が多い作家の場合は、ほんの少しの時間のロスが蓄積すると数日単位の遅延となってしまうので、乗り換えで必然的に必要となる「慣れるための時間」が致命的になる可能性があります。
また、アシスタントを使って仕事をしている場合、ツールが変わることで生じる「作業手順の変更」がネックになりそうです。全員で申し合わせて体制を変える必要があるので、予定外に時間がかかる危険性があります。

ComicStudioとCLIP STUDIO PAINTでは、概念が大きく変わっているものも多く見られるので、手順を根本的に見直す必要がある漫画家さんもいるでしょう。一度丸々一本描いてみてどれくらい時間ロスが出るか図って微調整をする必要があるかもしれません。スケジュール的にそれが困難な場合は以降は躊躇するでしょう。
最初から「新しもの好き」で多少試行錯誤することで一時的に時間的なロスが出ても、十分取り戻せるスケジュールで仕事ができる人はおそらく大丈夫でしょう。思い切って移行に踏み切るべきではないかと思います。

何れにせよ、早かれ遅かれCLIP STUDIO PAINTに移行する必要があるのは間違いないと思うので、どこかのタイミングでやってみるしかありません。

自分は「乗り換え講座」の原稿を描くまでは、どちらかと言えばComicStudio寄りでしたが、今はほぼCLIP STUDIO PAINT寄りになっています。
CLIP STUDIO PAINTにまだ足りないと感じるところがあるのも確かですが、それを差し引いてもCLIP STUDIO PAINTはかなり完成度が高くなっていると思いますので、ComicStudioユーザーの方もそろそろCLIP STUDIO PAINT以降の準備を始めてみてはいかがでしょうか。

2月8日はニーハイの日だそうで…。

2月8日はニーハイの日だそうで…。

【pixiv】ComicStudioパース定規の練習

去年、授業で行った「パース定規の基礎練習」、twitterでUPした所、結構反応がありました。
twitterだと埋もれてしまうので、pixivに投稿しました。

CLIP STUDIO PAINT パース定規の練習-1- by ねぐら☆なお on pixiv

20160205-01左の図の三つの課題…、年度末の試験ではこの実習課題を踏まえた「試験」を行ってみることにしました。

【1】と【2】CLIP STUDIO PAINTのUIに関する簡単な選択問題。これはこんな感じのを出すよって言う問題傾向の予告です。

そして【3】が試験問題の要です。

三面の展開図から立体形状を推測して図示うするという、まるで3Dモデリングのような問題になっていますが、ここでのポイントは「描く対象物を分解してみる」という考え方ですね。
三連の切妻屋根の部分と、三段の階段部分を分けて考えれば、比較的わかりやすいのではないかと思います。それをせずにパッと図形が思い浮かべられる人は、空間認識力というかパースの勘が優れているんじゃないのかな、って思います。
自分は中途半端に理系人間なので、むしろそういう考え方で描いたほうがやりやすく感じています。しかしその一方全体をパーツに分けて描く分、全体的に描画する線の数は基礎段階でかなり増えてしまうので、妙に時間がかかってしまいます。それこそそれでいいのかって言われそうですが…。

この問題の答え合わせは、再来週実施予定の後期試験が終わった頃に、きちんと発表出来る程度まとめることが出来れば行いますね。
ちなみに、【1】の答えは1.「新規レイヤー」【2】(1) I (レイヤー削除) (2) D (透明部分の保護) (3) E (新規ラスターレイヤー)です。
こういう問題を作ると、案外自分が知らないことを再確認することができるので、自分自身にとっても結構勉強になります。

えっ?本番の試験問題はどれって?……やだなぁ、問題はこれから作るんですよ。

こういうHowTo講座をまとめて5月のコミティアに出したいなぁって思っていますが、どこまでやれるでしょうか?

約一ヶ月ぶりにブログ再開~(^_^;)

約一ヶ月、更新が停滞していました。

年末くらいからちょっと色々と忙殺されてしまったというのもありますが…

「今日はブログ更新できないけど、後でまとめて書こうかな?」
「毎日更新にこだわらなくてもいいか、取り敢えず目標の一年やったし」
「内容の薄い日記書くのもなぁ……」

…なんて思ってしまったのがいけませんでした(^_^;)。

こういうのは強制的にでも「習慣」として継続して行くべきなので、2月に入る明日から、再び「毎日更新」を目指して再起動します。
なんだか「再起動」ばかりしていますが、別に自分の中身が「更新」されているわけでないみたいでダメですね。

この1月に何をやったのかといえば、一番大変だったのは学校関係の事。年度末なので成績評価とか添削とか色々とやっていました。結構時間を要するんですよね。自分の場合は複数の学校とは言え授業そのものは週一(一部週二もありました)ですけど、他にもすることがある中で熟すのは思ったよりも大変だったりします。
そんな程度でも大変なのに、小中高の学校の先生方って、毎日授業の準備して毎日授業して毎日生徒と接して毎日指導してるんですよね…。
自分が生徒だった頃の先生のことを思い出してみると、比較的幸いな事にとても親身に相談に乗ってくださるいい先生にお世話になっていた方だと思うので、それがどれくらいスゴイことだったのか、当時はそう思っていなくても将来そう感じるようになるということを思うと、自分ももっとしっかりせねばなぁと思うわけです。
…とはいえ、やっぱりイヤな先生もいたんですよね。中学二年の時の担任の先生の「指導」がすごく痛かったので、未だにちょっと「恨み」みたいなのも感じています。ぶっちゃけちょっとした「体罰」だったんですが、理不尽な内容での「指導」だったので、未だに忘れられません……

ちょっち話がそれました…。

1月中にやってたことのもう一つ大きな仕事は、奥さんの仕事のサポートでしたが、原稿の締め切りと学校のカリキュラムとのタイミングが重なってしまったので、今日はこっち明日はあっち明後日はこっちにもどって…みたいなことをやらざるを得なくなってしまったのが、結構ハードでした。

途中、1月の9日と10日には、「アニメ・マンガ指導者育成・認定講座ワークショップ」が行われたので、参加しました。「日本漫画家協会」経由で開催の連絡が来たのですが、すでにその日は「Jコミ新年会」に参加する予定で申し込みしていたので、参加するかどうか悩みました。結局は自分の置かれた状況を鑑みると、ワークショップに参加すべきと判断して、「新年会」はキャンセルしたというわけです。

結果的には、多くの収穫が得られた二日間となりました。

個人的には物足りない部分や消化不良の部分があったのも否めませんが、マンガの講義を行っている他の先生方の情報を得ることが出来たのは大きな収穫でした。他の学校のカリキュラムやレジュメ、他の先生方の授業の進め方などは、そもそも触れる機会がないので、こういうワークショップはぜひ今後も繰り返しやってほしいところです。
もう一つの収穫は、これに参加したことで、久々に多くの「仲間」との再会でした。あまりおおっぴらに言うことが出来ない部分もあるので詳しいことは割愛しますが、人の繋がりってとてもありがたいことだなぁとしみじみと感じたのも大きな収穫でした。

そして、今日のコミティア115。
新作を準備したというわけではないんですが、ちょっと今まで懸案だった「ディスプレイ方法の見直し」を行うための準備にも、ちょっと時間を要しました。
そこら辺の経緯は、別のエントリーで自分用の記録としてまとめておこうと思います。

…てなわけで、再び「毎日更新」再開しますので、またよろしくお願いします!

年内の担当授業終了~…気を抜くとダメになる(^_^;)…

一年以上続けていた毎日更新が途切れて、ちょっと気を抜いてしまったら、もう結構間が空いてしまいました。いけませんね、毎日更新するぞと決めておいたほうが、日々を漫然と過ごさずに済むようにも思います。

…というわけで、やっぱり「毎日更新」を再開した方がいいかなぁと…(^_^;)。

話戻って今日の[日記」をば。
東美の方は担当授業は終了していますが、DATの方はまだ残っています。二年生は来年の1月末まで、一年生は来年の2月末までになります。
今週で年内の授業が終了。本日木曜日は自分の担当授業(デジタル作画)でした。

ここ数週にわたって集中講義した「CLIP STUDIO PAINTのパース定規実習」の小課題の提出。少し間を置いて再確認~つまり復習することで、習得へ一歩進めるんじゃないかと思って、課題のブラッシュアップをさせてみました。
このブログで先日公開したのは「二点透視で長方体を描く」と「切妻屋根を描く」ですが、その後にもう一つ実施した実習は「階段を描く」でした。こちらも後ほどまとめて公開することにします。階段UP
一般的な階段は一直線ではなく踊り場があって折れ曲がっているんですが、左図の様な例はあくまで実習なので、まずは描く上での基本をしっかりと理解してもらうために、このように単純な階段にしました。

そういえば、ComicStudioでも、過去の授業で「階段」や「ドア」などを描く方法を授業内で実習していましたが、CLIP STUDIO PAINTに移行してからは、そのパース定規の強化された機能を使って描く方法で指導したほうがいいので、今回そのベースとなるチュートリアルプリントを作りました。ここで公開したものはそれを元にしています。

紙の上で描くときは補助線がいっぱい必要になりますが、CLIP STUDIO PAINTでは「グリッド」が兎に角すごく便利。操作性の面ではガイド線の移動作業は、ComicStudioの方が圧倒的に扱いやすいんですが…。

もっといろいろと自分の持つレジュメを充実させて体系的にまとめておきたいかな、という気持ちもあります。

あ☆そうそう!
Metasequoiaに手を出したことは既に書きましたが、ついにLightwaveを手に入れてしまいました。
買ったのはLightwave2015になります。バージョンで言うと12になるのかな?


使い方覚えるために、公式のチュートリアルやってみようかとチャレンジしたんですが、親切だとは言えず初めて触れる人には結構きつかったです。
他の3Dモデリングソフトを複数使いこなせる人にとってはあたり前のことなのかもしれませんが…。

今日学校の帰りに古くてもいいからLightwaveのHowTo本をブックオフで探してみようと、所沢店に寄ってみたんですが、衣服類を扱うようになったせいで古書部分の床面積が大幅に狭くなってしまい、品揃えが悪くなってしまってました。古いパソコンソフト関連の本、以前の店舗なら割とあったので正直残念……。
最新の本を新品で買うのが正しい道なのかも知れマンガが、店頭で現物を見てからでないと自分のほしい情報が入っているかわからないので、ネット注文だけで高い代金出して本を買うのはちょっと躊躇してしまいます。そこでまずは中古で…と思ってブックオフに寄ったんですが…。
ちょっと別のもっと大きな店舗に行って探してみようかなと。

本格的に腰を据えて勉強するにはもう少し時間が必要ですが、せっかく手に入れたんですからしっかり習得したいものです。

今日のメモ~今年度の授業終了~

【12月1日記載】
ブログ毎日更新を一年続けて達成した後、少し気が抜けて「まとめて記事を書く」という悪いループに入ってき始めて、ちょっとやばいなと思っている今日このごろ、このブログもまとめ書きになってしまってます(^_^;)。。。

…というわけで、メモ程度に…。

金曜日、まだ11月ですが東美では今年度の担当授業がすべて終了となりました。
後期の授業は全部で11回分。大まかな内容は以下の様な感じで進めました。

  1. 他の授業で描いたスキャン原稿にトーンで仕上げ(前期の復習)
    2回目以降の練習課題用のネームのお題提示
  2. ネームチェック・作品ファイル作成・下描き・ラフの作成
  3. テキストツール・吹き出し実例
  4. コマ枠フォルダーの作成とコマ作成
  5. コマ枠フォルダーの制御の実習・図形ツールの使い方実習
  6. ベクターレイヤーの使用実例
  7. パース定規の実習
  8. 流線・集中線・効果実例
  9. はみ出しコマの作り方実例
  10. スキャン原稿仕上げデータの提出・ファイルの最適化保存・PNG書き出し
  11. 作品の仕上げチェックの確認・提出用データの最適化保存・PSD書き出し

ちなみに、前期では基本的な描画ツールとトーン・定規をやっています。
一本マンガをUPさせるのはそれなりに大変なので、実習ではCLIP STUDIO PAINTの各機能の実習トレーニングと、一定の条件に従って作った短いネームをデジタル原稿にするという実習課題を進めました。

デジタルの授業では、基本的には「オペレート」の指導が中心になりがちです。操作がわからないところを指導していくというのが多いんですが、各席を回ってチェックしながら、より良い原稿にするために注意すべき点や修正すべき点のヒントを出したり、参考例を示したりしながらアドバイスしていきます。

マンガの描き方なんておそらく究極の「正解」はないんだろうけど、その人にとってのより良い「正解」は幾つか有るはず。
でもそれは結局各自が見つけなきゃいけないので、自分ができることは、自分の場合はこうする、でも他の人はこういう方法を取る人もいる。ここにこだわるならこういう選択しもあるんじゃないかとヒントを出す…って事が中心になります。
ずっと一人の作業を追って見ているわけではないので、たまたま見た時に気づいた操作上の問題点なら指導は可能ですが、ある程度進行したものを見て、その制作過程の上の操作上の問題点や修正点はさすがに推測するしか手がありません。
指導する側の自分にも思い込みがあると言っても過言ではないので、なかなかこれが適切だというアドバイスが出来ないこともあり、そこはホントに日々の研究が必要だなぁって感じてしまうわけです。

来年度の大まかな方向性は既に話し合いながら進めています。デジタル作画の部分ではComicStudioからCLIP STUDIO PAINTへの過渡期を過ぎて、これからは必然的にCLIP STUDIO PAINT中心で行くことになるとも追うので、自分ももっとCLIP STUDIO PAINTしっかり掴んでおかなければ行けないな、と改めて感じる今日このごろです(;´∀`)。。。。

今日のメモ~睡魔に襲われ撃沈(/_;)

【11月21日記載】
木曜日の授業合わせのプリント作成に手間取り、寝たのが3時過ぎ位…。
それで朝は6時過ぎ起きだったので、実質三時間位の睡眠。
昔ならなんとでも無かったけど、今はあとでしっぺ返し喰らう睡眠時間です。その予想はやはり的中しました。

金曜の準備が終わっていないので、木曜帰宅してから用意しなければいけません。しかもあらかじめプリントはメールで学校側とサポートに入ってくださる先生に送っておく必要があります。

夜の10時位ですさまじい睡魔に襲われてきました。

テキストを打ち込みながら、時々落ちている自分……。
実は恐ろしいことにそういう時でもキーボードで何らかの文章を打っているのです。でもその内容は結構めちゃくちゃ。レム睡眠に近いような落ち方なので、一瞬で夢を見たり回想したりしているのか内容がいきなり激変しています。
はたと気づくのはすぐなので、打ち込んでいる文章はせいぜい一行位ですが、時々「夢日記」っぽく感じられて嫌な気分になってしまうことも…(;´Д`)。。。
その一瞬見た夢の感想だったりツッコミだったりと…時にぞっとすることまでも…。・゚・(ノ∀`)・゚・。。。。
流石にそれらの変な打ち込みは消して書きなおすことになりますので、残っていませんが…。

この日もちょっとそんな感じのテキスト打ち込みをしていました。
授業は午後からなので、家を出るのは10時位でも間に合います。それなら少し寝過ごしても大丈夫…と言うことで、椅子に座ったまま軽く仮眠。
椅子は10年位前にちょっと奮発して買ったオカムラのContessaなので、リクライニングすれば、本の軽く休むことも可能です。

この日は結局夜中2時位に起きてそれから四時過ぎくらいまでにプリントUP。急いでPDF化したプリントをメール添付で学校へ、ギガファイル便でサポートの先生へと送って就寝しました。

結局、木曜夜に軽く仮眠をとったおかげか、割と短時間で目が覚めて金曜の授業に望むことが出来ました。

それにしても、もっと時間を上手に使わないとダメですね。来年度はもっと効率よくやっていかなければ…。

「comicoマンガ・ノベル 全国学生選手権’15」

自分が行っている学校二校の学生さん達、こぞってcomico主催の「comicoマンガ・ノベル全国学生選手権’15」に応募しました。

漫画雑誌の出版社への投稿・持ち込みは、デビューへの第一歩であることは間違いありませんが、最近確実に増えてきているのはWeb投稿という方法でしょう。
comicoチャレンジ・マンガボックスインディース・ニコニコ静画・PIXIVなど、デビューへ繋がる可能性のある投稿サイトはかなり増えてきました。実際商業ベースとして成功しているケースも増えてきているので、今後もますます増えていくんじゃないでしょうか。

昨年から始まった「全国学生選手権」。9月に行われる「京都国際マンガ・アニメフェア」で授賞式を行うのに合わせての募集ということで、去年は2014/07/11に「comico全国学生マンガコンテスト’14」が告知されたんですが、流石に夏休み直前の告知と8/23締め切りでは、「学校単位での応募」は困難でした。
その旨をcomicoの中の人に直接twitterを通じてお話したところ、今年度は2015/05/29に「comicoマンガ・ノベル 全国学生選手権’15」が告知されました。去年に比べてかなり早い段階の告知だったので、学生さん達が取り組むための準備期間も十分でした。

その「comicoマンガ・ノベル 全国学生選手権’15」の受賞候補作品が発表されました。
その中に自分が教えに行っている学校の子の名前を見つけた時、自分の事のように喜んでいる自分がいました。受賞候補作品の数が9作品で、優勝1名・準優勝2名・入選6名ということで、入選以上確定かな?

公式に行く(デビューする)事になるかどうかは本人のやる気次第だし、雑誌出版社でのデビューとは毛色が大きく異る媒体でもあるので、実際に「カラーで週刊連載」となると、かなりハードな道となることは間違いないだろうけど、それを言ってしまえばそもそもどのジャンルだろうが媒体だろうが、漫画家という仕事は楽な仕事ではないわけだし、安定性の高い仕事ではない以上、いずれにせよ茨の道なのは確か。多くの漫画家志望のアマチュアの中から、デビューへの大きなチャンスを得た事は大きいので、是非とも頑張ってほしいなぁなんて、ちょっと親心を出して応援する「先生」なのでした。

他の子達もまだまだこれから、ぜひとも負けじとチャレンジして欲しいです(^^ゞ

かく言う私ものんびりはしていられない。。。。

 

 

ところで、最近発表されたCLIP STUDIO PAINTのcomico版。


プリセットにcomico形式の690×20000ピクセルが最初から入っていたり、パッケージに公式作品の絵を使ったり、comicoスタイルの教本のダイジェスト版(PDF)がついたりと、comico仕様ではあるものの、事実上はCLIP STUDIO PAINT Proと同じ機能を持っていて、特典付きなのにお値段¥4,980とパッケージ版にしてはかなり安い。(ダウンロード版が5000円であることを考えるとかなり安いかも。)

これから始めようかな、と思っている人にとっては、結構お得かも知れませんね。

色々作業中~コミティア「有楽舎工房」はG13a~

東美でデジアシ募集サンプル用の作例サンプルを作っていますが、そのデジタル作画途中の添削指導を受け持っています。
一応夏休み中の課題ということで、随時進捗状況を実際に書き出しファイルや作業データを送ってもらい、それを確認して直接添削するという方法を取っています。
結構人数がいるので、最後に集中してこられたらキツイなぁ…って思ってたら、案の定一気に来ました(´Д⊂ヽ…

もちっと早く取り組んでよぉ…

それと最後の一つの仕事、ひ~ひ~言いながら作業中です。まだ忙しいなぁ…。

後二踏ん張り位。でもコミティアもあるしなぁ…。
デジタルアーツ東京の方は、ティアの出張編集部合わせで作品作って参加することが必修化されているので、頑張ってるかなぁ?

あ☆コミティアは…

「有楽舎工房」 スペースNo.G13a

…で参加しますです。新作ないけど、既刊ROMは全部持っていきますですよ~ティア113