去年(2012年)4月に脾臓腫瘍のため愛犬・綺羅さん(WコーギーP)が逝去しました。
それから約9ヶ月。すっかり犬のいる生活が当たり前だった我が家でしたが、犬がいないってだけで、なんだかポッカリと何かが抜けたような感じに陥っていました。
外から帰ってきた時に、玄関横のゲートの隙間から鼻をフンと出して「帰ってきた!」ってお迎えする姿がない…階段の昇り降りの時に通行手形代わりのおやつを要求する姿がない…誰かが呼び鈴を鳴らした時に「誰か来たよ!誰か来たよ!」と大騒ぎする姿がない…
しばらく、その状態がすごく違和感があり、時々強烈な寂しさに苛まれることもありました。
それから数ヶ月経過して、日々の雑事に忙殺されているうちに、やがて自然に「あぁ、もういないんだよな」という状況を受け入れられるようになり、「綺羅だったらこんな時は…」なんて懐かしく思い出せるようになって来ました。
我が家には、一匹の猫がいます。
名前は茶太丸。ご覧の通り長毛のノルウェージャン・フォレスト・キャットです。
茶太丸が我が家に来た時には既に先住犬の綺羅さんがいました。犬と猫の二匹がベッタリと和々しているのを見て癒されたいなぁと夢想していましたが、残念ながらその夢は叶わず、二匹は微妙な距離を取っていました。
綺羅さんが見ている前では、自分は茶太丸には決して触らないようにしていました。触ろうとすると、吠えるんですよ。おそらく凄く嫉妬していたんじゃないでしょうか…綺羅さんは…。
でも、二匹の仲は悪かったというわけでは無さそうです。自分と奥さんがいない時にはコミニュケーションを取っていたんじゃ無いかと思えるようなエピソードもいくつか…その茶太丸が、綺羅さんが亡くなってから、時々綺羅さんのいた場所に来て、長鳴きする時があります。もしかしたらいつの間にかいなくなった綺羅さんを探しているのかもしれません。
そんな我が家ですが、いつかまた犬を飼いたいと思っていました。
やっぱりコーギーは好きだし、サモエドやジャーマンシェパードにも憧れるし…でも、出来れば「里親を探している」犬と縁があれば…と思い、時々里親募集サイトを巡回していました。
そんなある日の事、奥さんが「凄く可愛い子がいたよ!」と「いつでも里親募集中」のとある募集を教えてくれました。
そこにいたのは、白に近い淡クリーム色でムクムクの二匹と真っ黒の三匹兄弟でした。目がくりくりっとしてカメラ目線でこちらを見つめる淡クリーム色の子の姿にビビっときて、早速問い合わせを出してしまいました。
そして、預かりボランティアさんから早速連絡が…。
当初は2月3日にお見合い出来ます都のことでしたが、その日はコミティア103に「有楽舎工房」で参加していたため、2月5日に変更して頂きました。そして2月5日のお見合い当日…。
場所は我が家のある所沢からも比較的近いK市。
妻曰く「保護ボランティアさんのオタクにお伺いしたら懐かしい犬臭とチャイムに反応するワンワンという鳴き声にワクテカ♪」…まさにその通り!
第一印象の淡クリーム色の子も可愛かったんですが、実際に会ってみると黒の子に心惹かれてしまいました。「黒い犬はなかなか貰い手がつかない」という話を聞きます。写真写りも結構難しく、損することも多いらしいです。
参照→「黒犬シンドローム」
まさにこの子も写真写りよりも実物が圧倒的に可愛かったんです。さらには、抱っこした時に、身体をすっと預けて来てくて、すごく好感触でした。
それでもう自分も奥さんも意見は完全に一致しました。
「この子をお迎えしたいです!」…と!
二回目のワクチン接種・マイクロチップ装着などが終了してから我が家にやってきます。おそらく中旬以降とのことなので、それまでに我が家を再び犬仕様に戻すことに…。
久々の子犬仕様ってどんな感じだったっけと思い出しながらニヤニヤするおっさんがここにいます(*´∀`*)