月別アーカイブ: 2015年1月

トップ絵の更新準備 -3- (完成)

昨日に引き続き、今月中にUPしたかったので、ちょっと集中してみました。

髪の毛の陰影を不透明水彩ブラシで描き、水筆でなじました後、ペンツールを使って陰影のエッジを中心に髪の毛のディテール用の線を入れていきます。

Windows7 Snipping Tool

Windows7 Snipping Tool

水筆でなじましている関係で、エッジが甘くなっている所もあるので、シャープになるようにします。
髪の毛の流れを意識しながら重なりも考慮します。
併せて、少し毛のほつれも加えておくとディテールアップします。

クリッピングレイヤーでハイライトを入れます。モードは「覆い焼き(発光)」です。
ちなみにハイライトを「Hilite」と書くのはクセです。これじゃ煙草の銘柄ですね。もちろん「High Light」が正しいです。(時々レイヤー名の綴りがいい加減だったり間違ったりしてるのはご愛嬌(^_^;))

Windows7 Snipping Tool

Windows7 Snipping Tool

これでキャラクターの部分は完成です。

Windows7 Snipping Tool

Windows7 Snipping Tool

人物の裏にきちんと白マットを入れて、人物が不透明になり、人物以外が透明になるようにしておきます。今回は髪の毛のベースカラーが事実上の白マットと共通となっています。

これから背景を作成します。
背景は「雪山」風にしてみることにしました。ウチのサークル「有楽舎工房」で出している背景素材集を使用しています。ファイル名「snow_forest_01」という線画の背景素材です。

Windows7 Snipping Tool

Windows7 Snipping Tool

このままだとモノクロなので、彩色します。

空の部分を抜き、読み込んだこの画像の下に、夜空のグラデーションをラスターレイヤーに描画し、雲のブラシ(CLIPの雪雲_PG0034使用)で雪雲風の淀んだ空にしました。

Windows7 Snipping Tool

Windows7 Snipping Tool

さらにその上に「青空」のグラデーションレイヤーをソフトライトで重ねてみました。

Windows7 Snipping Tool

Windows7 Snipping Tool

これで、グレースケールの線画も寒色系の色味に変わったので、それっぽくなってきました。

でもこれだけだとさすがに味気ないので、新しいレイヤーを加えてその上に不透明水彩でぺたぺたと陰影をつけていきます。

Windows7 Snipping Tool

Windows7 Snipping Tool

割とそれっぽくなったので、これで妥協(^_^;)。

キャラクターのレイヤーをONにしてみました。

Windows7 Snipping Tool

Windows7 Snipping Tool

このままだと不自然なので、前後にレイヤーを加えて「雪」を描きます。

Windows7 Snipping Tool

Windows7 Snipping Tool

ブラシは、CLIPにて、ぱーらめんとさんの「散らしブラシ 樱花、雪、風(葉)」を使用しました。「牡丹雪」が自然な感じで素敵です。

これで一応完成です。トップ絵用には文字を入れました。
pixivに高解像度版をUPしましたので、よろしければ御覧くださいませ。

 

トップ絵の更新準備 -その2-

昨日に引き続き、彩色作業。
途中の段階をそれほどマメにスクリーンショット取っていないのでお目汚しになってしまいますが…。

Windows7 Snipping Tool

Windows7 Snipping Tool

Windows7 Snipping Tool口元に当てた両手の手袋に無駄に時間をかけてしまいました(^_^;)。

最初はミトン手袋の予定でしたが、思ったよりも形が取りにくかったので、五本指手袋に変更。
編み目による模様は、乗算で重ねたレイヤー上でパステルチョークブラシで描きましたけど、ものすごくいい加減にやったので、編み目らしくなっていません。

毛糸の感じを出したかったんだけど、やりだすとおそらく終わりが無いと思うので、この程度で妥協しました。
自分の能力的にもおそらく気力が続かいような予感。

当初口元は両手で覆って隠れているように描くつもりでしたが、手の位置の関係で見えている状態になったので加筆。

Windows7 Snipping Tool

Windows7 Snipping Tool

髪の毛の陰影描きながら、l「ウエーブヘアにしなければよかった…」と、ちょっと後悔中。でもふわふわの感じが欲しかったので、やはりこの髪型かなと。

髪の毛はベースカラーを塗った後、陰影部を不透明水彩ブラシで髪の毛の流れに沿ってツヤの入り方を意識して二段階でざっくり描き、そののちに水筆でなじませるという描き方をしています。

Windows7 Snipping Tool

Windows7 Snipping Tool

スクリーンショットの状態は、不透明水彩で二段階彩色した状態です。この後水筆で伸ばしていきます。

この後ハイライトを、「スクリーン」モードのレイヤーと、「覆い焼き(発光)」モードのレイヤーを使って入れていきます。

それはまた後ほど…。今日はこのくらいで一休み。

トップ絵の更新準備 -その1-

トップの絵は年賀状用の絵を使っていますが、1月もそろそろ終わりなので、新しいのに変えようと描きおろしています。

奥さんのお手伝いもあるので、早めにUPしたいと思いつつも、いつもの落書きよりはちゃんとしたものを描いておかねばならんでしょう。

作業はCLIP STUDIO PAINT EXです。サイトのトップ絵にしか使わないのなら低解像度でもいいんですが、今回は後々印刷に耐えられるようにA4サイズ350dpiにしています。

いつもなら、下描き→主線→彩色という手順で描くんですが、今回はちょっと変えて描いてます。

Windows7 Snipping Tool

Windows7 Snipping Tool

まずはざざっと下絵。
金曜日は関東地方も雪らしいので、冬らしい雰囲気にしたいなぁと思いながら、イヤーマッフルとマフラーと手袋で雪の中はーってしている女の子です。
主線を描く場合は、この段階からさらに線を整理して行くため、下絵を元に新しいレイヤー上に下絵のブラッシュアップを行いますが、今回はこのまま彩色に。大丈夫かどうかはやってみてから判断。

というわけで、まずは女の子の彩色に早々に入りました。
パーツごとに彩色するのはいつものことですが、今回は基本塗り→基本陰影→輪郭補強→陰影細部→輪郭細部補正という手順で描いてみています。

Windows7 Snipping Tool

Windows7 Snipping Tool

画面内に基本色にあたる色をペンツールで乗せておいて、スポイトで拾って彩色します。カラーセットに登録してもいいんですけど、どの色使ったかわかりにくくなるのでこの方が安全確実です。

今のところはまだ顔と前髪とマフラーくらいしか出来ていません(^_^;)。。。。

Windows7 Snipping Tool

Windows7 Snipping Tool

目の彩色の仕方は、実は完全に固定化していません。おかげで自分の絵なのに自分の絵じゃないみたいに感じる時があります。漫画の場合はキャラごとに法則を決めて塗るようにしていますが、単枚のイラストの場合は試行錯誤しながら、自分にあった基本的な塗り方の法則を探しているんです。

とういうわけで、イラストは未完成なので、今日のところはこれくらいで一休みします。

一段落

今日で、受け持っている専門学校の二年生の授業が終わりました。学生さん達にとっては今週いっぱいです。

専門学校で教鞭をとるようになってもう10年近く経ちますが、ここ数年の漫画を取り巻く環境の変化は目覚ましいと感じます。

数年前はWebでマンガを発表する方法は、自分でホームページ作るかブログ作るかあるいはpixivなどのサイトを使うか…って感じでしたが、この一年で一気に増えたのが投稿型のWebコミックサイトです。
代表的なのはマンガボックスインディーズCOMICOチャレンジニコニコ静画(マンガ)などでしょうか。それぞれかなり多くの潜在的な読者数を誇っているのではないかと思われます。

学生さん達がこれらのサイトに投稿したあとの閲覧数や反応の変化を見ていると、すごくリアルタイムで変化することにちょっとした感動を覚えました。
当たり前のことですが、このネットワークの向こうに、正にこれを見ている誰かが存在しているという事実に、学生さん達も素直に感動を覚えてくれたようです。
今まで学生相互・講師である漫画家さん達・編集部批評会などで来校してくださる出版編集者さんくらいしか、自分の漫画を読んでもらったことがない学生ばかりです。見ず知らずの人が読んでくれる…。批判されたり遊ばれたりするようなコメントもあるけど、率直な感想をストレートにくれる「読者」がいる…。そういう事をリアルに感じて「人に見てもらう」という事の喜びを感じてくれたようでした。

漫画家デビューを目指して専門学校に行くのは意味が無い、そんなことよりもどんどん漫画描いて持込投稿すりゃいい、などという人がいます。
もちろん漫画を描かなければ漫画家に慣れるわけがないのはあたりまえのことなので大前提ですが、専門学校で得られる事は、なんといっても「場」と「仲間」と「好敵手」だと思っています。
実際専門学校で学んでプロ漫画家になった人も今の時代ではかなり多くいるのは紛れも無い事実です。また京都精華大学の様に漫画を一つの学問として多角的に取り組み、そこから漫画家だけでなく編集者や出版社などの、漫画に係る仕事に携わるような人材を育成する場が増えているのも確かです。
専門学校や大学でプロ漫画家を目指して効率よく体系的に漫画を学習することが出来る場の需要があるというのも事実です。
やる気がある人ならば、それらの場所で「漫画を学ぶ」事は、漫画家になりたいと思っている人にとっては確実にプラスになります。多くのプロ漫画による指導を上手く吸収して自分のスキルアップに精進するならば、一人で描いているよりもより多くの物を吸収して形に(漫画作品に)する事が出来るようになります。

「学校」という場では、必然的に「成績」という評価を付けなければいけなくなります。芸術系の学問全般にある程度言えることだと思いますが、専門学校などの漫画の教育現場に於いて、漫画を描く作業に点数(成績)を付けるという事に疑問を感じる人がいるのは否めません。確かに「漫画」に対して客観的な点数は付けることは困難だと言えます。その点数も、安易に付けられるものではなく、単に上手い下手かでは決められません。
自分の場合は、結構機械的に「取り組みか方」「理解度」「習熟度」を計って点数を決めています。でもやっぱりいつも苦労してしまいます。

二年間という長いようで短い時間を過ごした学生さん達が、卒業してからも漫画を描き続けてくれたら嬉しい限りです。もちろん、実際に誰かデビューしてくれたら文句なしです。。。

さて、今年の卒業生はどうかな…?

 

 

おっと、一年生の授業はまだ残っているのさ。午後からの授業になるので、少し楽になります。

このスキに、自分も投稿作品描かなきゃ。。。。

—–(推敲しました)—–睡魔で朦朧としている時に書いた文だったため、随所で変なところがあったので、少し描き直しました。

CP+事前登録、そしてカメラのストラップ

CP+に行きたいな~って思っていたものの、入場事前登録していなかったんですが、ちょろちょろと出てくる情報に接しているといてもたってもいられなくなって、CP+の入場事前登録を済ませてしまいました。

おそらく2月13日の金曜日に行くことになるんじゃないかと思います。土日は人出が多そうなので自重。

【CP+ 公式Webサイトキャプチャ】 Windows7 Snipping Tool

【CP+ 公式Webサイトキャプチャ】 Windows7 Snipping Tool

やっぱCP+に行くともなれば、愛機を持って行って、レンズ交換して撮影してみたいじゃないですか。それにカメラの見本市にカメラ持っていかないワケには行きません。
そう思っていたら、ふと今のカメラストラップがどうにも機動性に欠くことが気になったので、改めてカメラストラップを探してみることにしました。

一眼レフに標準で付いているカメラのネックストラップって、あまりいいなって思った試しがありません。

ブランドロゴが刺繍されているのはそのブランドが好きな人にとっては結構嬉しいものですが、それと使い勝手がいいかどうかというのは別物です。
以前K-rを使っていた時は、斜めがけストラップを買って使っていました。斜めがけは首に負担がかからずに比較的取り回しも良くてお気に入りでした。
そのストラップは今LXにつけています。

PENTAX MX-1

PENTAX MX-1

K-3用には新しくストラップを買ったんですが、普通の長さのネックストラップにしました。撮影時に手首に巻きつけて使っています。手首への巻き付け方は色々なサイトを見て研究してみたのですが、どれも一長一短でこれだという方法は中々ありません。
今はこんな感じに巻きつけています。

PENTAX MX-1

PENTAX MX-1

PENTAX MX-1

PENTAX MX-1

最初にカメラを持った状態から、自分から見て反時計回りに腕に巻き付けて、最後に右手の小指に引っ掛けるという感じです。小指に引っ掛けた先が抜けると簡単に解けますが、ストラップの長さがぴったり合えば結構しっかりしたホールド感でまとまってくれます。

でも、ネックストラップは、首から下げている時には負担がかかるし、結構ぶらぶらするしで、たすき掛けの方が機動性がある感じがします。

そこで、新しいストラップを「速写ストラップ」で検索してヒットしたのがこのサイト。

「かめらと。」-瞬時にストラップの長さを調整!速射ストラップ、カメラスリングストラップまとめ

以前から「ブラックラピッド」や「ニンジャストラップ」は聞いたことがありましたが、ここの紹介で一番気になったのは、「JetGlide -ジェットグライド」です。

なんと言っても「Made in Japan」にこだわったというのに惹かれました。

販売はMemoGraphというショップのみで扱われているみたいですが、かなり良さそうなので注文してみました。色はPENTAXのHDレンズのカラーのブラック&レッドを選択。

機動性が増してくれるのなら理想的です。できればMX-1とK-3を併用出来るような体制ならベストなんだけど、果たしてどうか…?

到着したら早速付け替えてみます。

色紙は苦手です

コミケなどの同人誌即売会で、たまにサインをお願いされる時があります。
いつも買いに来てくださる常連さんが、毎回スケッチブックを持ってきてお願いされることもあります。その時はスケブをめくって過去のサインを発見して「うわぁ~ん!。・゚・(ノ∀`)・゚・。」となることもあったりします(^_^;)。。。

でも、サインといえばやっぱり「色紙」が一般的でしょう。

色紙はもともとは短冊などと同じように書画用のものなので、一般的には表面は和紙が使われています。墨や水墨で文字や絵を描くものなので、漫画家のサインにはあまり向いていません。ペンは使えませんし、マジックはにじみが酷いです。鉛筆で下描きを描いてあとで消すということもちょっと困難です。サイン用に色紙を持ってきてくださる方の中には、この和紙の色紙の方も案外多くて、ちょっと悩ましい時があります。墨筆で一発描き~なんて恐ろしいことが出来るほど能力はないので、鉛筆画担ってしまうことも多いです。

スケッチブックが水彩画用紙だった場合は、鉛筆で下絵描いた後にマーカーで主線を引き、コピックで簡単に彩色をすることが出来ます。昔はイベントにもガッツリとコピック持って行ってた時期もあって、できるだけ色を入れていましたが、最近はあまりコピックを持って行かないので、結果的に和紙の色紙と同様に鉛筆画になってしまうことも多いです。

話し戻って、「色紙」の話。

実は専門学校で教鞭をとることになった時に、教室に飾る色紙を頼まれたことがありました。既に同僚の先生方の色紙が飾ってあってので、これは気合入れて描かねばと思って、頑張って描きました。
それでもさすがに何年も飾られているのを目にするのはちょっとした拷問です(笑)。描き直させてくれ~ってなっちゃうことも…

そんな折、昨年の頭(今年度2014年度の頭)に、色紙の衣替えをしたいとのことで、改めて依頼されたのです。よし今度こそもっとしっかりと…と思って頑張った結果は以下の通りです。

EPSON ES-7000H / PhotoshopCS5 補正

EPSON ES-7000H / PhotoshopCS5 補正

右上・左上に文字を入れていましたが消しています。紙の色合いが若干残っているので、そのままの色調にしています。

この彩色は、デジタル化にしたことで、従来の画材の多くを処分した中、手元に残しておきたいと思って今も時々使っているカラー画材の一つ「ペンてる Aquash」です。

これはクレヨンのように棒状の水彩顔料を、水彩色鉛筆のような感じで色を紙に乗せ、筆ペンのような形状の「水筆」を使って、伸ばしていくという使い方をする画材です。
この「水筆」は、持ち手の部分に「水」を入れて使います。持ち手をちゅ~っと押すと、筆先が水で潤うので、紙の上に色を載せていない水筆で水を伸ばして、その上に水筆の先に絵の具をつけてウエットインウエットの要領で色を伸ばしていくという感じで使います。

染料でなく顔料なので、和紙の上でも色を乗せやすくてぼかしも可能なので、和紙の色紙のカラーはもっぱらこれを使っています。

昔はカラーイラストは主にカラーインクを使っていました。使用していたのはホルベインの耐水性カラーインクと水性のルマカラーです。それ以外にも水彩色鉛筆や透明水彩絵の具やパステルなども使っていましたが、デジタルに完全移行してからは、それらのカラー画材は使用頻度が極端に減ってしまい、カラーインクなどは変質して色が悪くなってしまうので、結局人に譲りました。

デジタルで描くようになったとは言え、たまにアナログでカラー描きたくなります。そういう時にはお手軽べんりなアクアッシュが重宝しています。
ちなみにコピックも持っているんですけど、色数が少なくて本格的な活用はやってません。

苦手とは言え、せめて色紙だけでもアナログ絵で描いていないと、描き方忘れてしまいそうでちょっと怖いです。いくらデジタル化が進んだとはいえ、実際手でやっていることはアナログなんですよね。原点に戻って肉筆で描く事を忘れないようにするのも重要だと思っています。aこれは仙台の系列校用の色紙です。スキャンじゃなくて、携帯で撮影した小さい画像しか手元に残っていなくて残念。

Windows10評価版を使ってみた。

Windows10 Technical Previewの評価版をインストールしてみました。

既に去年10月頃に公表されていた評価版でしたが、特にインストールするわけでもなく様子見してただけでした。Windows7のメインストリームサポートが終了したので、今年中にリリースされる予定のWindows10には変更しなきゃいけないかなと思ってはいましたが、先日Windows10のイベントで発表されたWindows7・Windows8/8,1からWindows10へのアップグレードが無料とのことなので、今のうちから少し触っておこうと思い立ったわけです。

…とは言っても、評価版をWindows7のメインマシンに入れる訳にはいかなので、仮想環境にインストールしてみました。使い勝手を確認したいという程度なので、今のところはこれで十分です。

ダウンロードは、[ Download Windows 10 Technical Preview ISO ] の[Download links ]以下[Japanese]の[ Windows 10 Technical Preview (x64) ]を選択しました。先日落書きしながらダウンロードしていたのはこれです。

Windows7 Snipping Tool

Windows7 Snipping Tool

自分はダウンロードしてインストールしてから気づいたんですが、どうやら丁度ビルド9926がリリースされたタイミングだったみたいですね。

仮想環境はVMWare Playerを使用。
新規仮想マシンを作って、インストーラディスクイメージファイルを、ダウンロードしたISOファイルに指定して仮想マシン起動させたら、早速インストールスタート!
順調にインストールが進行、簡単じゃん!……と思ったら、途中失敗したのかという程時間がかかってしまい、一回VMWareを終了させて再チャレンジ。
それでも同じ所で止まったかのような状態になるので、思いきって放置して就寝したら、一応無事に進んでいたのでただ時間が異常にかかっていただけのようでした。

既にMacBookProのBootCampやVivoTabNote8で使用しているMicrosoftのアカウントでログインして、無事に起動完了。

Windows7 Snipping Tool

Windows7 Snipping Tool

既に情報に出ていた通り、Windows8のモダンUIがスタートメニューの横にくっついた形になっています。
少しはWindows7の様な感じに戻っているのかな、と思ったけど、Windows8.1とさほど関わっていないように思えるんだけど…。うう~ん、これじゃない感がします。

早速奥さんのリクエストで、Adobe PageMakerがWindows10で無事に動くかどうか確認。
実は奥さん(中村地里)はネーム作業をPageMakerでやっています。100ページ超の作品のページの削除挿入やネームのページ間移動が簡単に出来るというのが大きな理由です。Windows10で無事にPageMakerが動くのなら、仕事はPageMakerでネーム・ComicStudioでモノクロ原稿・CLIP STUDIO PAINTでカラー原稿という体制で続けたい、とのこと。

Windows7 Snipping Tool

Windows7 Snipping Tool

PageMakerはInDesignが出る前のDTP用アプリケーションです。
実際かなり古いアプリケーションですが、Windows7や8でも動くことは確認していましたが、無事に10でも動きました。出力はAcrobat使ってたりするので、本来のDTP目的だと色々と厄介な問題がでそうですが、本来のPageMakerの使用方法とはかなり違う特殊な使い方でもあるので、特に問題はなさそうです。

さてまず大丈夫なはずなんですが、CLIP STUDIO PAINTもインストールしてみました。
手持ちのEXのライセンスはすべてインストール済みなので、浮いているProのラインセンスで認証を試みましたが、何故か自動認証に失敗したためちょっと手間がかかりましたが無事にインストールは完了。

しかし初回起動時のグラフィック性能チェック結果では、「3D機能が正常に動作しない可能性があるコンピュータです。」と表示されてしまいました。

Windows7 Snipping Tool

Windows7 Snipping Tool

仮想マシンだから仕方ないかな、と思っていましたが、これ実はVMToolをインストールしていないからだったのです。後ほどVMToolをインストールしたら、無事に解決出来ました。

Windows7 Snipping Tool

Windows7 Snipping Tool

じゃ、早速落書きでも…と思ってWACOMのドライバをインストールしてみたんですが、残念ながらハードウエアとして液タブは認識してくれなかったようで、筆圧感知なしのままとなりました。

Windows7 Snipping Tool

Windows7 Snipping Tool

さすがに筆圧感知なし、しかも素早いペンの動きは拾ってくれないという状態でした。ザクザク描くことが出来るのなら、下描き位は出来るんですが、どうやら仮想マシン上では難しそうです。

結局液タブ使って無事にお絵かき~までは行けませんでしたが、取り敢えず動かせたというだけで今のところはOKとしましょう。

VivoTabNote8でアカウントに紐付けしたWindows8のXboxゲーム(MSのソリティア・マインスイーパ・ジグソー)のゲームデータを仮想マシンの環境下では読み込んでくれなかったのは残念。
ストアで「ライセンスあり」と表示される状態でダウンロードしてからの起動したら認識してくれると説明があったけど、何度やってもアカウントが読み込めませんでした。

うう~ん…デスクトップでプレイしたかったのになぁ…

何にせよ、も少し使い勝手を改善化するために必要な情報を仕入れながら触って見る必要があるのは間違いなさそう。リリース後に直ぐにアップグレードしても大丈夫かどうかの検証もしなきゃ…。

今日もクリスタ落描き

作業しながらふとVMWareにWindows10入れてみようかと思って評価版をダウンロード。
容量が大きいのでダウンロードに時間がかかってるその間に、ちょっと落書きモード。

フルハイビジョンサイズ(横1920px×縦1080)のキャンバスを用意して、最初は何も考えずに描き始めましたが、この横長のフレームって本当に難しい。
最近はアニメーションもこの比率で作成されているので、視覚的には見慣れているはずなのに、いざ描いていると、思ったよりも構図が取りにくい。マンガのコマは比較的横長で構成することが多いけど、紙のサイズの縦横と同じ比率4:3くらいコマが多いように思います。自ずとそういう構成になりやすいからなのかもしれませんが…。
でもこういう比率だと最初からわかっているんだから、まず構図を決めて描くべきだったのに、ノープランで描き始めてしまったため、バストアップで左右にぽっかり空間の空いた絵になっていました。

CLIP STUDIO PAINT EX / Windows7 Snipping Tool

CLIP STUDIO PAINT EX / Windows7 Snipping Tool

なんかギャルゲかエロゲの立ち絵っぽくなってきたので、そういう絵にしてみようかと思ったけど、作りこみするほどの絵じゃないので、単純にキャンバス90°回展して縦構成のロング絵に変更。

ざくざく描いたラフに対して、ろくに主線のクリーンナップもせずに塗り始めてしまって、なんとなくキャラ絵は完成。

CLIP STUDIO PAINT EX

CLIP STUDIO PAINT EX

本当にノープラン過ぎて、このままじゃあまりにも寂しいので、CLIP STUDIO PAINTに最初から入っていた背景素材の上に乗せてみたら…

CLIP STUDIO PAINT EX

CLIP STUDIO PAINT EX

キャンバスを縦に変えても、結局ギャルゲかエロゲっぽくなってしまったという(^_^;)

ノープラン落書きでも、もう少しちゃんとした構図の絵を描くように心がけたほうがいいだろうな、という反省をしつつ、恥も顧みずに公開をしてみました。

クロネコヤマトがメール便を廃止…

ヤマト運輸が、クロネコメール便を廃止する事を発表しました。

楽天やAmazonの通販でも広く使われているメール便がなぜ廃止することになったのかというと…

「メール便は郵便法で『信書』を送ることが出来ないが、『信書』だと意識せず送ってしまった人が罪に問われるようなことが発生しているから」

…ということです。

ここで問題なのは「信書」という定義です。

総務省の「信書のガイドライン」に「信書」に関する「基本的な考え方」が記載されています。

元々は「手紙」を扱うことが出来るのは郵便局のみで、他の事業者は「手紙」を扱ってはいけないことになっているとのこと。その「手紙」の事を法律上では「信書」と読んでいて、その扱いに関しては、「郵便法及び信書便法」によって規定されているそうです。

  • 「信書」
    =「特定の受取人に対し、差出人の意思を表示し、又は事実を通知する文書」
  • 「特定の受け取り人」
    =「差出人がその意思又は事実の通知を受ける者として特に定めた者」
  • 「意志を表示し、または事実を通知する文書」
    =「差出人の考えや思いを表現し、又は現実に起こりもしくは存在する事柄等の事実を伝えること
  • 「文書」
    =「文字、記号、符号等人の知覚によって認識することができる情報が記載された紙その他の有体物のこと」

そして、その「具体例」として上げられているのが…

信書に該当する文書

■書状
■請求書の類
【類例】納品書、領収書、見積書、願書、申込書、申請書、申告書、依頼書、契約書、照会書、回答書、承諾書、◇レセプト(診療報酬明細書等)、◇推薦書、◇注文書、◇年金に関する通知書・申告書、◇確定申告書、◇給与支払報告書
■会議招集通知の類
【類例】 結婚式等の招待状、業務を報告する文書
■許可書の類
【類例】 免許証、認定書、表彰状
※カード形状の資格の認定書などを含みます。
■証明書の類
【類 例】印鑑証明書、納税証明書、戸籍謄本、住民票の写し ◇健康保険証、◇登記簿謄本、◇車検証、◇履歴書、◇給与支払明細書、◇産業廃棄物管理票、◇保険証券、◇振込証明書、◇輸出証明書、◇健康診断結果通知 書・消防設備点検表・調査報告書・検査成績票・商品の品質証明書その他の点検・調査・検査などの結果を通知する文書
■ダイレクトメール
  • 文書自体に受取人が記載されている文書
  • 商品の購入等利用関係、契約関係等特定の受取人に差し出す趣旨が明らかな文言が記載されている文書

(「総務省HP・信書のガイドライン」より引用)

これ見ると、大抵のものはダメなんじゃないかと思ってしまいますが、以下のものは「信書に該当しない文書」だそうで、あまりにも曖昧すぎて本当に区別がつきません。

信書に該当しない文書

■書籍の類
【類例】新聞、雑誌、会報、会誌、手帳、カレンダー、ポスター、◇講習会配布資料、◇作文、◇研究論文、◇卒業論文、◇裁判記録、◇図面、◇設計図書
■カタログ
■小切手の類
【類例】 手形、株券、◇為替証書
■プリペイドカードの類
【類例】 商品券、図書券、◇プリントアウトした電子チケット
■乗車券の類
【類例】 航空券、定期券、入場券
■クレジットカードの類
【類例】 キャッシュカード、ローンカード
■会員カードの類
【類例】 入会証、ポイントカード、マイレージカード
■ダイレクトメール
  • 専ら街頭における配布や新聞折り込みを前提として作成されるチラシのようなもの
  • 専ら店頭における配布を前提として作成されるパンフレットやリーフレットのようなもの
■その他
◇説明書の類(市販の食品・医薬品・家庭用又は事業用の機器・ソフトウェアなどの取扱説明書・解説書・仕様書、定款、約款、目論見書)、◇求人票、◇配送伝票、◇名刺、◇パスポート、◇振込用紙、◇出勤簿、◇ナンバープレート

(「総務省HP・信書のガイドライン」より引用)

個人宛のものである「プリントアウトした電子チケット」とか「クレジットカード」「ローンカード」がダメで「請求書」や「許可書」がダメという決定的な区別がすごく曖昧に感じます。

クロネコメール便で納品書類が商品とともに送られることは、通販では当たり前のように行われていますが、これは総務省によると「信書に該当する文書」ということになり、厳密にはダメということになります。

これってどう考えてみても、「クロネコメール便」をターゲットにして「日本郵便」を優遇する為の法律でしか無い様に感じるんですよね。
例えば、「クロネコメール便」に代替のサービスとして候補に上がりそうな「クリックポスト」を調べて見ると、大きな矛盾点が有ることに気付きます。

クリックポスト」とは、全国一律164円で追跡サービスがある荷物配達サービスです。
荷物の規定が「長辺34センチ・短辺25センチ・厚さ3センチ・1kg以下」という極めてメール便に近い条件になります。ちなみに「クロネコメール便」は「長辺34センチ・三辺合計60センチ・厚さ2センチ・1kg以下」です。
「クリックポスト」も「信書・現金を送ることは出来ません」となっていますが、何故か「内容物に関する簡単なあいさつ状、請求書などの無封の添え状や送り状は同封することができます」と記載されています。

【日本郵便 クリックポストのページよりキャプチャ引用】

【日本郵便 クリックポストのページよりキャプチャ引用】

はっきりと「信書」は送れないと記載しているのに、総務省が「信書に該当する」と記載している「請求書」は同封できると書いてあります。
つまり「信書に該当する文書」の「請求書の類」の「類例」として記載されている、「納品書」「領収書」「見積書」などの類も、「無封の添え状」ならばOKだとも判断できます。

それに「内容物に関する簡単なあいさつ状」というのも極めて曖昧です。
内容物に関する文書は簡単な「納品書」ならOKだと認めているようなものだと判断されてもおかしくないのではないでしょうか。

これはどう見ても矛盾しているのではないでしょうか?

クリックポストでこれがOKならば、クロネコメール便で同様のものを送ってもOKということになります。
しかし「郵便法及び信書便法」ではクロネコメール便はアウトと判断されていて、だからこそクロネコヤマトは廃止を決定せざるを得なかったということになります。

「クリックポスト」は高い確率で「クロネコメール便」の市場狙った後発のサービスです。そちらでは一番利用市場として大きい通販業者が懸念する同封物「内容物に関する簡単なあいさつ状や請求書など」はOKで、「クロネコメール便」ではNGということになるならば、今でこそ民間となった日本郵便を優遇し民間業者であるクロネコヤマトに対する圧迫だと思われても致し方なんじゃないかと思ってしまいます。

加えて、日本郵便は通販事業者向けに「クリックポスト」というサービスも展開しています。
こちらは、梱包条件が厚さが3センチまでという点以外は「クロネコメール便」と同様で「クリックポスト」と同様に「内容物に関する簡単なあいさつ状、請求書などの無封の添え状や送り状は同封することができます」と記載されています。

【日本郵便 ゆうパケットのページよりキャプチャ引用】

【日本郵便 ゆうパケットのページよりキャプチャ引用】

「信書」を扱うことが出来るのは郵便局(現日本郵便)のみというのが今の時代には即していないし、そもそもが曖昧な「信書」の定義を撤廃すべきじゃないかと思います。

クロネコメール便は法人限定で内容物の種類を確認できるカタログ・パンフに限定した「クロネコDM便」というサービスに切り替えるとのことですが、クロネコヤマトのサービス拡充に期待したいと思います。

【クロネコメール便の廃止よりキャプチャ引用】

【クロネコメール便の廃止よりキャプチャ引用】

追記