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二年授業スタート~男達のミニチュア展~システムチェック~

2016年4月15日夕方に発生した熊本地震…。
自分の記憶の中には、九州での大きな地震というのがほとんど抜けていたので、速報がTVで流れた時に「試験放送?」と的はずれな事を思ってしまいました。

東日本大震災から5年経って発生したこの地震。ますます南海トラフ巨大地震の可能性が高くなったとも言われています。この機会に、「日本中、いつ巨大地震が起きるかわからない」という意識を持ち、防災の準備をきちんとしておかなければ…と改めて思いました。

被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

 

 

金曜日…今週からまず東美、来週からデジタルアーツ東京の授業スタートです。
今日の所は、先日準備した「アナ→デジ指南」の実践日…。二年生なので、大体は皆出来そうな感じですが、今週来週で無事に仕上がるかどうか…
春休み中に、何名かがSurface Pro2を持ってきてそれで作業をしていました。おおっ!!
実は自分が「価格的にも機能的にも結構オススメだよ」と言ったら買った子が一人いて、そこから拡散されたのかも…
最新機種はSurfaceも4やBookですがまだそれなりに高いですし、12~14万程度で購入できる上にワコムデジタイザのPro2は魅力かな(*´ω`*)

授業終わった帰りに池袋で下車しました。目的は二つです。
一つは「男達のミニチュア展」。たまたま何かの記事で見つけてどこでやってんだろと思ったら、学校に行く途中で見かける貸しギャラリー「オレンジギャラリー」だったので学校帰りに行けそうと思ったら、開催期間は授業開始前…。でも最終日は東美の授業開始日…ということはその帰りに寄れる!
…とのことで、寄ってきました。20160415-0120160415-02前日夕方のTBSのニュースで取り上げられていたからか、結構多くのお客さんが来ていました。「男達の…」と謳っていましたが、お客さんは全体的に女性のほうが多かったような印象です。

展示会に参加している作家さんはそれぞれがこだわりのある分野でミニチュアを作り、展示(一部は販売)していました。

規模は小さい展示会ですが、なかなか見応えがあるます。
どの作品も、目線を落として近くで眺めると、その徹底したこだわりにため息がもれてしまいます。

何名かの作家さんとお話させていただきましたが、創作意欲を刺激するお話ばかりで、自分も模型に手を出したくなってしまいます。超初心者レベルからでも始めてみたいです!

TVでも紹介されていた遠藤大樹さんの作品。20160415-09廃墟となったトレーラーハウスに住み着いた人の生活感が細かく作りこまれていて圧巻です。20160415-10ガレージの廃墟。20160415-11錆の質感!すごすぎ!

色々とお話させていただいた佐藤良広さんの作品。
ウェザリング塗装が素晴らしい!
徹底的に拘ったディテール…パーツ一つ一つの存在感にリアリティがあります。20160415-0320160415-07目線を近づけてアイレベルをミニチュアに合わせると…なお一層際立つリアリティ!20160415-04ちっちゃなジオラマですが、これがまた細かい!20160415-06読み込んだ本(辞書?)に机の中の小物!それに木の質感!20160415-05そこに「生活感」が感じられるのがスゴイです。20160415-08テーブルや椅子などの木質の小物。質感がすごいです。
一つ一つのウェザリングの出し方などのお話、すごく興味深かったです。ありがとうございました!

一通りじっくり楽しんで、もう一つの目的地、「デジタルアーツ東京」へ…。

授業が始まる前に、新しく入れ替わる予定のシステム構成などを確認しておきたかったんです。先週の入学式の段階ではまだセットアップ中だとのことだったので、今日は大丈夫かなと思って覗いてみたんですが、幸にして丁度完了したところでした。
二年生は人数が少なくなったため、去年とは教室移動となりましたが、その代わりに新しい液タブが導入されるとのことでワクテカしてたら、なんとまぁ「Cintiq22HD」の導入となりました。
去年は「DTK-2241」だったんですが、やっぱりCintiq22HDの方が機能的には上なのでありがたいです。
一年生は人数多いので、予定通り去年と同じ教室。午前と午後で移動が入るのでちょっと面倒だけど(;´∀`)。
共用のネットワークディスクをどちらの教室からも接続できるようにして欲しいとお願いしていたことも無事に達成されていてホッとしました。
CLIP STUDIO PAINTも旧バージョン・新バージョン共に入っていたので、旧バージョン使用者がいた場合の対応も可能です。

心配なのは、Windows7なんですが、勝手にアップデート入ってしまったりはしないよね…。気がついたらWindows10になってたってのが一番怖いから…(;´∀`)。。。。

取り敢えずこれで、来週からの授業の準備をすることが出来そうです。

配布書類をゲットして帰路へ。帰りにちょっとしたトラブルでソフトバンクショップへ寄って来ました。
顛末はまた後ほど…書いていいのかな?

【CLIP STUDIO PAINT】アナ→デジの指南

東美二年の初回授業は、「ペン入れまでアナログで行って、仕上げをデジタルで行う場合のルーチン」の実習です。作品制作をデジタル化する場合でも、すべてをデジタルでするのではなく、部分的にデジタルを導入するという方法があります。おそらく一番多いのは、ペン入れはアナログでトーンはデジタルというケースでしょう。

自分は既にオールデジタルで作業をやっているので、改めてアナ→デジという手順を普段から実践しているわけではありません。机上での方法しか分かっていないという状態です。
それでも経験上、ツールの機能さえ分かればより理想的なルーチンの組み方は解ります。それを元に授業の方向性を纏めておきます。

今回授業用にものすごく久しぶりに「アナログ原稿」を用意してみました。原稿用紙にペンとインクで久々に描いてみたのです。
時々カンを忘れないようにペンは握っていましたが、一ページまるまる描くのはすごく久しぶりでした。

正直かなりキツかったです。
何がキツかったのかといえば、「視力がすごく低下していること」と「UnDoとReDoが無いこと」でした(;´∀`)……


いや~…原稿用紙にかなり近づくか思い切り離れるか…そんな極端な見方でないと描けなくなっています。…視力低下酷い…。今の自分の眼鏡は「普段用」と「パソコン用」で、「机上用」には最適化されていないんです。・゚・(ノ∀`)・゚・。…。
そもそも、「さてペン入れするべ!」と思ってパイロット製図用インクの蓋を開けたら、見事に干からびていた事もちょっと衝撃(;´∀`)。少し蓋に隙間空いてたのかなぁ…(/_;)…。
幸にして唯一残していたカラーインク…ホルベインのスペシャルブラックがあったので使ったんですが、インクの乾きが早くて詰まりやすくて描きにくいったら…(´Д⊂ヽ…。。
元々自分のペン線は綺麗な方だとは思っていなかったので、こんな原稿晒すのはきついなぁ…と思いながらも、材料なきゃ話にならないので、とにかく頑張って描きました…(;´∀`)。。

さて、CLIP STUDIO PAINTにはPro版とEX版がありますが、複数ページを扱うことが出来るEX版には、ページ管理の機能だけでなく、「一括処理」系の機能が結構充実しています。

CLIP STUDIO PAINTから直接スキャナを起動させて連続スキャンすることも出来ますが、スキャンしたデータを単独で持っていたほうが後でやり直しが出来るので、出来れば最初にまず原稿をスキャンした画像ファイルを用意しておくほうが良さそうです。
スキャン時の解像度を、CLIP STUDIO PAINTの原稿の解像度と合わせておくというのはすごく大事。カラー原稿用の解像度(300dpi~350dpi)のままスキャンしてしまうケースもありそうなので要注意です。

スキャン画像のファイル名は、必ずちゃんと連番にしておきたい所です。
連番になっていれば、その番号順にページ番号に合わせて読み込んでくれます。

では、「ファイル」→「読み込み」→「一括読み込み」 で、複数のページを一気に読み込みますWindows一括スキャン一括読み込みするファイルを選択して「開く」を押して一括読み込みの開始です。

連続スキャン読み込み設定01一括読み込みのダイヤログが開きます。
ここで「ラスターレイヤーとして読み込む」のチェックをONにするかOFFにするか難しいところですが、自分のやってみた感触では、「画像素材レイヤー」を「ラスタライズ」する一手間が増えるとしても、OFFでやったほうが安全ではないかと思います。
何故かといえば、「スキャン画像が傾いていた時の傾き補正」「スキャン画像のリサイズ・移動」「万一キャンバスからはみ出て読み込んだ時のリカバリ」がやりやすいという点で、「ファイル」→「読み込み」→「画像」で「画像素材レイヤー」として読み込む方法と同等のほうが安全だと感じました。

この方法で読み込んだら、読み込み指定した画像のページ数分だけ、画像を配置して保存してくれます。

画像素材レイヤーとレイヤー+読み込んだレイヤーは、色深度が「カラー」か「グレー」なので、大抵「トーン化」されています。
「画像素材レイヤー」の場合も「ラスターレイヤー」の場合も、「モノクロ」でなければ、自動的に「トーン」アイコンが表示された状態になっています。

このレイヤーは線画として使いたいので、「トーン化」はオフにして、表現色を「カラー」「グレー」から「モノクロ」に変更します。

レイヤートーン化+
トーン化オフ+
次にレイヤーを「モノクロ」化します。レイヤーが「画像素材レイヤー」「ラスターレイヤー」の両方の場合を纏めてみました。レイヤーのカラーモードがグレーの場合は少し表示が変わります。レイプロ01+「色の閾値」を動かすことで、線の状態が変わります。左に動かすと細い線やゴミが飛んで、右に動かすとゴミや汚れが浮き出てきます。閾値スキャンした時の紙のうっすらとした汚れや紙の色、鉛筆の消し跡などは、この調整次第でかなり飛ばすことが出来ます。最初に「レベル補正」や「トーンカーブ」で調整してもいいんですが、スキャン状態が良ければ、わりとこれでなんとかなります。
「画像素材レイヤー」は、そのままでは直接修正ができないので、閾値調整が終わった段階くらいで「ラスタライズ」を行って「ラスターレイヤー」にして、それから「ゴミ取り」などの作業をします。

ゴミ取り関係は、ざっくりとした所はペンや消しゴムでやったほうがおそらく綺麗に仕上がりそうです。でもCLIP STUDIO PAINTには一応「ゴミ取り」のフィルタが付いています。画像の状態によっては使い手が有るかもしれません。
「フィルタ」→「線画修正」→「ゴミ取り」を選ぶとこんなダイアログが出てきます。ゴミ取りフィルタ「モノクロ(透明地に黒)」のレイヤーに「不透明度の点を消す」を使った例はこんな感じ…ゴミ取り01+「モノクロ(透明地に黒)」のレイヤーに「東名のアナを周囲の色で埋める」を使った例ゴミ取り03+ただ、高解像度のレイヤーに対してまるまる全体にこのフィルタをかけると処理がかなり重くなります。出来れば選択範囲を取って分けて処理する方が楽そうです。

こんな感じのことをプリントで長々とまとめました。今日の所はA4が9枚。普段は2~4枚なので、今回はさすがに多めです。

ちなみに、自分の授業用のプリント、みっちり手順を書きすぎると言われたことがあります。それなりに情報を入れている関係で「後で見りゃいいや」と思われて、結局「説明していないのと同じ」状況になる場合があるので、授業ではちょっと気をつけておきたいな…と常々思っていますが…これがなかなか…(;´∀`)。。。。

(今日のメモ)入学式だった日

今日はデジタルアーツ東京の入学式でした。
朝起きたのはソコソコ早かったんですが、家をでるのが少しギリギリになって、駅まで少し走るハメに…。結構気温が低めだったのでスーツだけでは少し寒いかと思って、上にコートを羽織って行ったら、走ったせいで逆効果(^_^;)。。。。余計な荷物が出来てしまったような形でした。

卒業式は二年間教えた子たちを送り出す場なので、表彰されて晴れの舞台になる子もいれば、出席が少なくて苦労した子もいて、色々な思いが交錯する場ですが、入学式はかなり色合いが異なります。儀式としては卒業式よりも遥かに短い時間ですが、「これから始まるんだ」という改めて自ら気を引き締めるという思いがでできるだけ参加するようにしています。

入学式の後、学校に立ち寄って今年度のパソコンの環境を確認しておきたかったんですが、まだセットアップ中とのことで見ることは叶いませんでした。一年生には位置から環境に合わせた説明をする必要があるので、事前にある程度知っておいた上でプリント作成しておきたかったんですが、初回の授業までは一週間時間があるので、隙を見て学校に寄らせてもらって確認する予定。

入学式を終えて帰宅してからは、金曜から始まる東美二年生の授業用準備です。

二校に行っていると、さすがに結構慌ただしいので、スケジュールきちんと組んで動かなければ…

講師ミーティング

4月5日火曜日…。デジタルアーツ東京の2016年度講師ミーティングがありました。

わりと余裕を持って起床して準備万端で出発…10時スタートの15分前くらいに付く予定で考えていたんですが、家を出る寸前に猫行方不明状態でちょっと慌ててしまって、家を出る時間がずれて予定の電車に乗り遅れ…。
加えて雨と混雑で乗った電車も遅れてしまって、学校に到着したのは10時10分過ぎ…orz…遅刻っす…。
学校の授業は15分までは遅刻でそれよりも遅れたら欠席相当となります。新年度早々やらかしちゃまずいだろと今のうちから気を引き締めておかねば…

昨年度と使用する教室が一部変更されるので、授業開始までに機材の状況を把握しておきたかったんですが、どうもまだセッティングが終わっていない様なので、授業開始時に即座に対応せねばならんようです。これはちときついので、自主的にあらかじめ確認に行ったほうが良さそう…。特に新入生向けには、説明用のプリントをきっちり用意しておいたほうが安全なので…。

今日のミーティングで授業日が確定したので、今年度のスケジュールの骨格は決まりました。ちょっときつ目なので規則正しい生活を心がけないと、マジ体が持たないかもなぁ…(;´Д`)。。がんばろ…。

なかなか難しいレジュメ…

2016年度の専門学校の授業のレジュメを組んでいます。
授業が始まる前にある程度詰めておく様にしているんだけど、机上ではなんとでもなるんです…でも実際に現場では思った通りに進まなくて苦労します…。

私が担当しているのは、デジタル作画・デジタル漫画で、元々はComicStudioを教えられる人ということではじめました。昨年度から本格的にCLIP STUDIO PAINTへ移行する段階へと進んだので、今年度からは完全にCLIP STUDIO PAINTを軸足として授業をすすめることとなります。これからデジタルでマンガを描く事をスタートする人たちにとってはCLIP STUDIO PAINTを覚えていくのがベストだと思います。

一方デファクト・スタンダードだったComicStudioですが、これから始める人が今から覚えて役に立つのはかなり限られた条件下だけになります。
限られた条件は言うまでもなく「現在もComicStudioメインで仕事をしているマンガ家」のアシスタントをする時のみでしょう。

ComicStudioデータをCLIP STUDIO PAINTで開くことは出来ますが、CLIP STUDIO PAINTデータをComicStudioに持っていくことは、Photoshop形式を経由するしか手がありません。Photoshop形式を経由すれば、当然ComicStudioやCLIP STUDIO PAINT独自の機能は互換性が無いので通用しません。例えばベクターレイヤーや定規レイヤー、テキスト&吹き出しレイヤーなど、結構多くの独自機能は無視されるか「ラスタライズ」された状態として返還される形となります。つまり、CLIP STUDIO PAINTからComicStudioに持っていく時のファイルの互換性にはかなり限定的な条件がついてしまいます。

東美の方には、デジタルアシスタントに対応することを前提としたトレーニングの授業が組まれています。
その授業の中で「ComicStudio使いの先生のところでデジアシをする必要が出た時の対処方法」をある程度組み込んでおいたほうが良いだろうと、レジュメ上には記載していますが、実際具体的にどうすれば良いのかはまだ理想的な解答は出せていません。
実際にそういう現場は数多くあると思いますが、おそらくその現場ごとにやり方が異なっているんじゃないかと想像できます。デジアシとして作業の一端を担う事になった場合、CLIP STUDIO PAINTだけでなくComicStudioを使った経験があるならばおそらくさほど問題はありませんが、ComicStudio経験のない場合はかなり戸惑うんじゃないかと想像できます。
そういう現場での戸惑いを避けるために、ComicStudioでも作業できるように、最低限のことを覚えさせておいたほうが良いのかもしれませんが、マンガ家さん毎に手法や対処法が違うと思うので、最初から「こういう方法を覚えておけばOK!」と限定してしまうのは、ちょっと危険かもしれませんね。

CLIP STUDIO PAINTにしてもComicStudioにしても、一つの結果に至るための手順は複数用意されています。どの手順をとっても最終的に原稿として仕上がればいいのは確かですが、実際のところはそのマンガ家にとってベストの方法が他のマンガ家にとってベストの方法とは限りません。
自分でマンガを描く場合は、まさに自分にとって一番良いと思う方法を取れば良いんですが、アシとして入る場合は必ずしもそれでいいとは言い切れません。

「これさえ覚えておけば大丈夫!」と言い切れるものはさほど多くは無いので、教えるってことほんと難しいです。勉強です…ホントに…。

 

新年度スタート

4月1日になって、2016年度が始まりました。

まだ余り実感が湧く段階ではありませんが、専門学校の講師をするようになってからは、「年度」単位で動くようになったので、今月からは新しく新入生を迎えて新しい体制で授業を組んで動く必要があります。授業がスタートする前にある程度組み上げておかないと行けないので、中旬くらいまではなんだかんだとちょっとあわただしくなりそうです。

新年になった時の「初心」と比較すると、新年度に改めての「初心」というのはありませんが、去年と今年とではちょっと思うところに変化が生じたので、レジュメの組み方や授業の進め方を変えてみようかと思っています。
自分の教え方が成功しているのかそうでないのかは、自分自身では測ることがなかなか出来ないんですが、教えた学生たちがデジタルでの作画において手応えを結果として示してくれた時に、少し安心します。でもそれは決して100%ではないので、いつもいつも堂々巡りしているというのも事実。

絵を描くということは、多分に右脳的な要素が求められることなんですが、その中でデジタルで描く場合には、どうしても左脳的なオペレートの作業が絡んでくるので、慣れるまで激しい拒否反応を示す人がいます。
最近のパソコンは昔よりも「直感的」に扱えるようになってはいますが、正しいパソコンのオペレートやトラブルシューティングは、「論理的」に進めていく必要があります。
経験上、デジタルの授業は「オペレート」の部分が非常に多く、「テクニック」の部分はスキルに合わせてとなります。マンガ家の端くれとしては、そこにより面白くて魅力的な漫画を描く上での「テクニック」を取り混ぜていく事を大事にしていかなければいけません。

ついつい毎年同じことを繰り返しているように感じてしまいそうになりますが、教え子からみたら一回きりのことだと肝に銘じておかなければ…。

色紙の行方

久々のアナログカラー(色紙+アクアッシュ)」で描いた色紙は、こんな感じで公開されました(*^^*)


連日楽しいカウントダウンイラストや写真がUPされているハッシュタグ#TCD70なので、個人的にも楽しんでいます。

そういえば、ぺんてるのアクアッシュ…、まだまだ持つだけの量は有るんですが、なくなるのはちょっと困るので、ヤフオクでちょこちょこと購入しています。
カラーの作業環境がデジタルに移行した時に、ホルベインやルマのカラーインクはすべて処分しました。その勢いで何故かファーバーカステルのアルブレヒトデューラー水彩色鉛筆の120色箱を処分してしまったのは失敗でした。今はステッドラーのエルゴソフト アクェレル 水彩色鉛筆を買って、アクアッシュと併用しているんですが、やっぱり水彩色鉛筆は使い勝手が良くて好きなので、残しておくべきでした。
ちなみに、ホルベインの透明水彩絵の具は残しています。全然使う機会はありませんが…。

もともとカラーは得意な方ではないですが描くのは好きなので、画材もいろいろ集めて試していました。デジタルで描くようになっても、アナログで描きたくなることがあるので、ある程度は残しています。

感触を忘れないようにアナログのペンも時々使うようにしています。
流石に長年使い続けたものなので、持てば感触は体が覚えてくれていてホッとします。でも確実に自分の技術は劣化はしているんですよね…。

自分は丸ペン派で一番好きだったのは「タチカワ丸ペン」でしたが、ある時期に質が劣化してしまったので最終的にはゼブラの丸ペンに落ち着きました。Gペンはマンガを描き始めた頃には使っていましたが、線画太くなりすぎる傾向がありました。
某少女雑誌に投稿した時に、評価で「線が太いところがある」と指摘されたことがあったんですが、あるときに改めて自分の原稿を客観的に見たら確かに主線がやたら太くて髪の毛やめなどの線がやたら細い事に気づき、それ以降丸ペン一本で描くようになったという経緯があります。
丸ペンである程度メリハリの有る線を引くために選択したのが、比較的柔らか目のタチカワでした。しかしある時期パッケージが変わってからだったか、タチカワの丸ペンの先の切れ目が最初から揃っていなかったり、酷いものになると切れ目が横から入っていたりと、信じられない様な不良品が交じることが増えて、まともに使えるのが5~6本に1本というグロスにあたってしまった時に、ついに見切りをつけてゼブラに変えました。ゼブラの丸ペンは自分としては少し硬く感じたので、出来れば昔のクオリティのタチカワを使い続けたかったんですが…

描くときに使う画材が変われば描き方も手法も変わり、場合によっては絵そのものの持ち味も変わります。デジタルでも実は同じで、デジタルという画材を手に入れた時から、いろいろと実験してきました。
新しい表現手法を探して試す度に、手慣れた画材が新しい画材に化けてゆくデジタルの自在性が、まさにデジタルという画材の面白さなのかも知れません。

2016年度のスケジュール管理

2016年度のスタートもそろそろなので、今判ってる範囲でカレンダーにスケジュールを入れておこうとカレンダーに予定を入れてみました。
去年はiPhoneのカレンダーに入れてましたが、スマホだと入力がめんどくさいので、PCで入力できるGoogleカレンダーにしました。今まではまともにGoogleカレンダー使ったことがなかったけど、現時点ではまぁまぁ十分イケそうな感触。

カレンダーに入力した結果、9月から10月にかけて集中講義がある関係で、週に4日学校へ出講する事が確定。うひゃぁこれじゃほとんど「常勤」じゃないの(^_^;)。
全部同じ場所というわけではないんですが、もしかしたらこれ定期券買ったほうがいいのかも…なんて思って簡単に計算してみたところ概算では少し浮きそうな感じだったんですが、ちゃんと計算してみたらやっぱりダメでした。基本月に30日間利用するという計算でまとめ払いしているような感じみたいですね。定期券なんて学生時代以降持ったことがないからわからなかった(^_^;)。。。。学生定期は学割効くからかなり安いんですよね。

というわけで、今年はかなりきっちりとスケジュールを組んで動かないと、体力的にキツイかもという状況なのが解りました。生活サイクルの見直しや固定化が大事そうです。ついつい詰めて遅くなったりするのも後に引いてしまうので出来る限り避けたい所です。

学校はすべて朝からの授業なので、午後が空いている時はその時間をうまく使うことが大事になりそう。ネタ書いたりネーム切ったり原稿描いたりの時間を上手に取らなきゃ…。

昔月刊連載四本位をやっていた時は、ホワイトボードにスケジュールを書き込んで掲示していました。〆切が重複することもあるので、うまくパズルを組まないと悲惨なことになるので、スケジュール進行がひと目で分かるようにしておくことはとても重要なことだったので、幸い致命的な事態には見舞われることはありませんでした。でも無茶に入れるスケジュールの組み方は後に響くのであまり良くはありませんね。気合で乗り切ることが出来たのは若いころだけ。今は粛々と計画通りに遂行することが大事です。

新しい年度になったら、またいろいろと環境が変わるので、それに合わせて組み直さなきゃならないことも多いので最初は少し慌ただしくなります。落ち着くのは6月くらいになってからになりそうです。

卒業式の写真をやっとGooglePhotosへUP

10日のデジタルアーツ東京・11日の東洋美術学校と連チャンの卒業式でしたが、今年はK-3にHD DA18-50mm F4-5.6 DC WR REを付けて持って行きました。
沈胴構造のレンズなので軽くて機動性があるんですが、ちょっとF値が暗目なので外付けフラッシュ持って行きました。AF540FGZという先代のフラッシュで、ちとでかい(^_^;)。。。せっかくの機動性重視のレンズ選択なのになぁ…。AF201FGあたりだったら小回り効きそう。
でも決ky酷東美のパーティの時にはフラッシュ外してISO上げて撮りました。立食の会場ではフラッシュはかなり邪魔だったので…。

2日連続でそれなりの数撮りました。
個人の顔が写っているのでGooglePhotoにUPして限定公開で共有しました。

というわけで、ここにはガウスぼかしかけた写真をUPです。
20160320-1デジタルアーツ東京の方は、人数少なめなので、LINE IDが分かる範囲の卒業生には直接LINEでURL送りました。スマホ所有率は100%なので、パソコン持っていなくても写真見てもらえるので助かります。
毎年女の子は着物&袴の子が何名かはいるんだけど、今年は見事に一人もいなくてちょっと色が地味ですがキャラはめちゃくちゃ濃い子たちばかり。
20160320-2 東洋美術学校の方は、何名かはTwitterやLINEでつながっていますが、全体の人数が多いので全員一気に連絡出来る網は学校の担任の先生にお願いすることにしました。
女の子は華やかに着物&袴で着飾っていました。学校全体を見ても女の子が多めなのでとても華やかで目の保養です゚(゚´ω`゚)゚。

などと、ちょっと思い出しながら書いていますが、話変わってGoogle Photos…。
実はあまりよく理解していないんですよ、未だに…。

出来ればGoogle Photosの画像を簡単に埋込したいんだけど、通常はできません。WordpressにGoogle Photosの写真を埋め込むプラグインが有るには有るんですが、インストールしてみたんですがどうもうまく動作しません。何が原因なのかもちょっと本格的に調べてみないと分かりそうにないので、今のところは保留中。
picasaのサービスは5月には終了してしまいGoogle Photosに一本化されるので、念の為仕様がはっきりするまでは様子を見たほうがいいのかもしれません。自分でプラグイン開発するような能力なんかないので、素晴らしいプラグインが開発されるのを指を加えて待つことにします(^_^;)。

Google+の自分のページには、一般公開共有で「旧岩崎庭園」「萬翠荘」「赤坂迎賓館」「三菱一号館」「東京駅」「東京ガスミュージアム」の写真をUPしています。
建物系(特に洋館)が好きな方は、よろしければご覧くださいませ(`・ω・´)ゞ

旧岩崎庭園
萬翠荘
赤坂迎賓館
三菱一号館
東京駅
東京ガスミュージアム

他にもいろいろと撮影した写真があるので、少しずつUPしておこうかな。

久々のアナログカラー(追記)

描いていた色紙、一応文字入れ前の段階は完成ということで、スキャンしておくことにしました。

スキャナといえば、今自分の周りにはスキャナ機能を持つハードが4つあります。

  • EPSON ES-8000
    かなり古いA3フラットヘッドスキャナ。
    インターフェイスがSCSIなので、ネットワークスキャニングボックスを通してLANで接続していますが、そのネットワークスキャニングボックスが正常に認識してくれない状態なので、今や巨大な置物状態。
  • CANON Canoscan8400F
    ES-8000が使いものにならないというのと、フィルムスキャナ機能が欲しいという理由で、ヤフオクでゲット。結構いいスキャナだとは思うけど、ドライバソフトがイマイチ使いにくい印象。
  • EPSON EP-707A
    もともとはCDレーベルプリンタとして買ったけど、折角スキャナ機能もあるなら使っちゃおうと思って使ったら、思った以上に使い勝手が良かったので主なスキャン作業これ使ってます。
    EPSONのTWAINドライバは使い慣れているというのと、スキャン速度がかなり早いは助かります。
  • CANON iRC2550F
    リースしているカラーレーザー複合機。
    スキャナ機能も有るので、B4~A3サイズの原稿をスキャンするときにはこちらを使います。

というわけで、色紙のスキャン。
ついEP-707Aでスキャンしようとしてはたと気づいた色紙のサイズ。A4よりも大きかった(^_^;)。
なので、iRC2550Fを使用。
20160316-01600dpiでスキャンしたら、5800-6500ピクセルくらいのデータになりました。
拡大したらちょっとシャープさに欠けるのが気になりますが、仕方ありません…。20160316-02結構紙の表面のざらつきが気になりますが、実は色紙は手元にあったダイソーのやつなので、あまり紙の質は良くないからかも…。
でも学校から支給された「和紙」だと思ったとおりに彩色出来ないので、模造紙系の紙質のモノを使います。描き始めてから、イマイチの紙だなとは思ってましたが、水筆乗せた時に結構後悔していました(^_^;)。

この色紙、これから文字入れして学校に送るので、手元にはなくなりますが、スキャンしたので、随所で使うかも(^_^;)。