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「comicoマンガ・ノベル 全国学生選手権’15」

自分が行っている学校二校の学生さん達、こぞってcomico主催の「comicoマンガ・ノベル全国学生選手権’15」に応募しました。

漫画雑誌の出版社への投稿・持ち込みは、デビューへの第一歩であることは間違いありませんが、最近確実に増えてきているのはWeb投稿という方法でしょう。
comicoチャレンジ・マンガボックスインディース・ニコニコ静画・PIXIVなど、デビューへ繋がる可能性のある投稿サイトはかなり増えてきました。実際商業ベースとして成功しているケースも増えてきているので、今後もますます増えていくんじゃないでしょうか。

昨年から始まった「全国学生選手権」。9月に行われる「京都国際マンガ・アニメフェア」で授賞式を行うのに合わせての募集ということで、去年は2014/07/11に「comico全国学生マンガコンテスト’14」が告知されたんですが、流石に夏休み直前の告知と8/23締め切りでは、「学校単位での応募」は困難でした。
その旨をcomicoの中の人に直接twitterを通じてお話したところ、今年度は2015/05/29に「comicoマンガ・ノベル 全国学生選手権’15」が告知されました。去年に比べてかなり早い段階の告知だったので、学生さん達が取り組むための準備期間も十分でした。

その「comicoマンガ・ノベル 全国学生選手権’15」の受賞候補作品が発表されました。
その中に自分が教えに行っている学校の子の名前を見つけた時、自分の事のように喜んでいる自分がいました。受賞候補作品の数が9作品で、優勝1名・準優勝2名・入選6名ということで、入選以上確定かな?

公式に行く(デビューする)事になるかどうかは本人のやる気次第だし、雑誌出版社でのデビューとは毛色が大きく異る媒体でもあるので、実際に「カラーで週刊連載」となると、かなりハードな道となることは間違いないだろうけど、それを言ってしまえばそもそもどのジャンルだろうが媒体だろうが、漫画家という仕事は楽な仕事ではないわけだし、安定性の高い仕事ではない以上、いずれにせよ茨の道なのは確か。多くの漫画家志望のアマチュアの中から、デビューへの大きなチャンスを得た事は大きいので、是非とも頑張ってほしいなぁなんて、ちょっと親心を出して応援する「先生」なのでした。

他の子達もまだまだこれから、ぜひとも負けじとチャレンジして欲しいです(^^ゞ

かく言う私ものんびりはしていられない。。。。

 

 

ところで、最近発表されたCLIP STUDIO PAINTのcomico版。


プリセットにcomico形式の690×20000ピクセルが最初から入っていたり、パッケージに公式作品の絵を使ったり、comicoスタイルの教本のダイジェスト版(PDF)がついたりと、comico仕様ではあるものの、事実上はCLIP STUDIO PAINT Proと同じ機能を持っていて、特典付きなのにお値段¥4,980とパッケージ版にしてはかなり安い。(ダウンロード版が5000円であることを考えるとかなり安いかも。)

これから始めようかな、と思っている人にとっては、結構お得かも知れませんね。

結構なんとかなるもんだ!

東美OCの二日目が終わりました。
二日間と言っても、実際の授業は午後の1:30~4:30位の3時間+α位×2の約6~7時間です。IMGP3707

この二日間で全くのゼロの状態から「ネーム」→「下描き」→「ペン入れ」と「デジタルで線画修正」→「簡単な背景」→「簡単な効果」→「トーン処理」→「プリントアウト」というステップを踏んで「成果物」を作り上げます。IMGP3708たった1ページですが、ペンを持ったことがない、CLIP STUDIO PAINTを触るのも初めてという子たちにとってはさぞハードルが高かったんじゃないかと…正直結構不安でした。

IMGP3709ずっとデジタルを担当し続けてきたので、アナログ原稿の指導は実は結構久しぶりだったのが初日の不安点の1つでしたが、サポートの先生方のお陰で無事に乗り切りました。

そして二日目のデジタル。ここは自分の担当なので失敗は許されない場…。どれくらい成果を感じてもらえるかどうか…。IMGP3711

そのための準備もきっちりやったつもりですが、情報量が多過ぎたらかえって混乱するかもしれない…いや、きちんと説明はしておくべき…などと悩みつつも作り上げたOC用のプリント…七ページ分になりました。IMGP3712

内容は主に「スキャン原稿の読み込みと変換」「コマ枠フォルダーの作成と枠線カット」「ペンで加筆・修正」「トーンの基本」です。パース定規・集中線・流線ツールは現場で個々の原稿に合わせて説明することにしました。書き出したらきりがないっす。マジで本が一冊できちゃうwww。

…でも心配は杞憂に終わりました。

実にみんなカンが良くて、想像以上にスムーズについてきてくれて、作業もスムーズでした。
ペン入れで主線を入れていく作業をするとなると、板タブ慣れという問題に悩まされる可能性はありましたが、今回はそういう作業ではなかったからか比較的順調に進められました。

トーン貼りは予想以上に色々と手を加えて完成度を上げて行ってくれたので、最終的な「成果物」の完成度は非常に高いものになりました。指導した側からすると、ひとまず安心しました(^_^;)。

如何に「興味を持って作業に集中してくれるか」というのが、オープンキャンパスや体験授業では重要な要素となります。表面的になぞるだけの体験ならあまり意味はありませんから…。

まだこれからも何度か実施を担当することもあると思いますが、少しでも「面白さ」や「奥の深さ」を伝えられたらいいな、と思っています。

お楽しみはまだまだこれから…だよ~!

二日間コース

木金と二日間連続で行われるオープンキャンパス。

初日はテーマと条件を定めてのネーム作成と下描きペン入れ。参加者の四人は全員女の子。二人三年生で進路を真剣に考える段階。一年生と二年生が一人づつでこの子達はまだだけど興味はある子たち。

四人も絵は描ける様子。でもうち三人は付けペンの使用経験がないというハードルが…。でも思ったよりも馴染みが早くて綺麗な線が引けて驚きました。

自分の時どうだったかなぁ…と思い起こしてみたけど、線の強弱に苦労したのを覚えています。某少女漫画誌に投稿した時の評価で、線の太ささ指摘されてオール丸ペンに変えたのです(^^;;。。。

さて、オールデジタルの場合はペンタブ慣れは必要なものの比較的綺麗な線は引きやすくて、むしろそこからの個性を出すのがポイント。金曜はデジタルで仕上げるの回。果たしてどうなる事やら。

クリスタは、機能が豊富な分手順を追って説明する必要があるので、初心者が特定の機能だけをつかのは寧ろ少し難しいかもしれません。実際プリント作成してて感じました。うーむ…もっとシンプルに説明出来るようにしなきゃ…(^_^;)

取り敢えずやってみます(^_^;)

…というわけで、今描いています。

体力的な関係で徹夜は出来ませんので果たして出来るかどうか…不透明です(^_^;)
もし出来たら奇跡的かも(^_^;)…20150814-01まぁ実際のところは無事完成する可能性は20%位かなぁ…低めに見積もっておきます。

今日のところは一度休みます。既に結構疲れているので…。

…それはチートです…

え~、一日一回ブログ更新、事実上は日付をまたいで書くことも多かったので、これもギリギリ…?

いや既に半日過ぎてるし(^_^;)

というわけで、週内にはUPしておかなければならなかった仕事、なんとか送ることが出来ました。
リテイクが有る可能性もあるけど、それなら更に万全を期すだけのこと(`・ω・´)ゞ 頑張るよおいら。
仕事の内容については、折を見て告知すると思います。

さて世間様では金曜からコミケです。
世間様…?

わしも参加するんじゃぁ!
日曜日 東N39b [越後屋企画]
新刊は……

すんません。そんなこんなで今は全く真っ白けです。

実は予定してたラインナップは以下の通りでした。

「女中哀歌」総集編 其乃壱
「女中哀歌」第一章第十節

総集編の方はComicStudio Ver3で作ったデータをサルベージしてCLIP STUDIO PAINTデータに移行する作業に合わせて行っていました。
結構進んでいたんですが、ディスクトラブルでコンバートしたデータがCLIP STUDIO PAINTで開けなくなりやり直し…描き直したページもあったので夏はキツイなと思って後回しに…

第一章第十節は作画段階で約40%ほどの進捗。
絵的に描き直したいところが出たので修正しつつ作業進めていたところで、仕事で中断後回しとなりました。

予定では今週頭からは原稿できるかなと思ってましたが、思惑外れてダメでした。これから出来るところまで突っ走りますが、もし何かが出せたとしても、ホント形だけの新刊ということになりそうです。

そんなわけで、取り敢えずご報告まで…。ブログの日付は強制的に機能にしておきます。

それってチートじゃないの?って自分ツッコミ…

MacBookProのBootcampにWin10\(^o^)/

MacBookProにBootCampでWindows8.1をインストール済みなんですが、やっとアップグレード通知が来たので、さっそくぽちりと…!

W01
ざっと読んでサクッと「同意」をクリック!
W02ほとんど実験用のBootCampでもあるので、躊躇せずに「今すぐアップグレードを開始」をクリック!

スタートしました! IMG_7959まずは「ファイルのコピー」をやっています。

じわじわと進捗…かと思ったら案外スピーディです。
途中再起動入ったりしましたが、わりと早々に今度はドライバのインストールに…。


特に大きなトラブルもなく、「設定を構成しています」まで進みました。IMG_7964

いよいよ最後の仕上げの様です。IMG_7965

後はさくさくクリックするだけ…かな?IMG_7966設定のカスタマイズをせずに、ここはは素直に「簡易設定」を使って進めます。IMG_7967了解!次へ~!IMG_7968んで思ったよりもあっという間にデスクトップまでたどり着きました~!

所要時間わずかに20分程。あっという間すぎて拍子抜けでした。

では早速「CLIP STUDIO PAINT」を起動してファイルをオープン!W10-1あたり前のように起動してあたり前のようにファイル開きました。

気になるのは「タブレットドライバ」は大丈夫かということ…。
古いタブレットですがIntuos3を接続。Win8.1には既に対応する最新のドライバがインストール済みでしたが…。W10-2一応無事に筆圧感知して描くことが出来ました!

タブレットドライバの表示関係がちょっと怪しかったので、最新ドライバ確認して再検証をしてみたいと思います。しかしなというか…すっかり液タブ慣れしすぎてて板タブ辛い(^_^;)…

細かい動作確認はまた追ってやってみます。

ComicStudioもチェックしておかなきゃ…。

 

あれやってこれやって~(;´Д`)……

7月29日…いよいよ明日、Windows10の無償提供開始日ですね。

自分はメインのデスクトップはまだWindows7のまま待機しますが、MacBookProにBootCampで入れているWindows8.1に「予約」をかけてみました。
お試しです。どうなることやらわからないけど、メインマシンじゃないからね…(;´Д`)。

メインマシンではとてもじゃないけどまだ怖くてできません。自作機なので基板からドライバを要する各パーツまで確認して、さらに主要アプリケーションの互換も確認できてからじゃないと、とてもじゃないけど怖いです。

WindowsとMacを併用している環境ですが、主な仕事場所はWindowsです。
二箇所行っている学校は、一方はWindowsでもう一方はMacOSです。教えているのは今はCLIP STUDIO PAINTなので、バージョンは同じでUIもOSに依存する所以外は基本的に同じです。
ドッキングして折りたたみが簡単にできるパレット類は、Windowsの方がドキュメントのウインドウ幅が自動的に追随してくれますが。Macだとパレット折りたたんだり広げたりしても、ドキュメントウインドウは独立して固定です。
個人的には、CLIP STUDIO PAINTに関しては、Windowsの挙動の方が好きですね。

ま、それは置いておくとして、学校関係が夏休み期間中は、専門学校への進学希望者向けに各校が体験入学やオープンキャンパスを実施しています。
これがまた思ったよりも忙しいんですよ(^_^;)。

学校関係のことが多いのは確かですが、それ以外にも色々とあれやって~これやって~となんでか妙に作業は多いです。でも実入りは少ないという(^_^;)…。

学校の方、自分はデジタル関係の授業の体験の担当を受け持っています。
そのための練習素材や参考素材を作るのも仕事の1つです。
リピーターさんが来ることもある関係で、同じ内容でも少しずつ内容を変えるようにしています。20150727-01こんな感じのサンプル作ったりしています。

連日書いていますが、ちょっと忙しい状況なので、連日簡易ブログで恐縮ですが、、なかなか書きたくても書けないことが多くてモニョモニョしています。
でも頑張る。結構燃えているので頑張る。

東美のオープンキャンパス

今日は東洋美術学校のオープンキャンパスでCLIP STUDIO PAINTの授業を担当しました。IMG_7914

でも、学校に行く途中のツイートでは「コミスタ」って書いてました(;´Д`)


これからマンガをデジタルで描き始めようという子たちには、さすがにコミスタはないですよ(^_^;)。

なにしろ、もう販売していないので、手に入れるためには店頭在庫を探すしかないですから…。

そういえば、CLIP STUDIO PAINTも出て結構経つような…。二年くらいだっけ?…と思っていたら…


おっ!ついリツートしてしまったぜ。CintiqCompanion2に釣られましたwww

ってのは横においておいて、三周年ですか。
実質かなり機能も増えて充実してきましたけど、以前記事にも書きましたが、なぜ未だに搭載されていないんだろう、搭載する気はないのかな、という機能が結構あります。

もしかしたら搭載されないかもしれない、と不安になってしまう機能…自分的には「枠線定規」と「マスキングレイヤー」かな。
「枠線定規」は「変換」前の状態が残るというのがポイントで、今の「コマ枠フォルダー」だとそれが出来ないのが結構キツイです。
「マスク」については、『「レイヤーマスク」不要!「マスキングレイヤー」に戻せ』、というトンデモ要求ではなく、使い分けできるので出来れば両方搭載されていてほしいというのが本音。

CLIP STUDIO PAINTのことを色々と調べてみたら、結構構造はシンプルなんですよ、実は。
でもその上に汎用性の高いツールを用意した関係で、「作業の手順が増えて困る」という意見が出てくるわけです。この点は単に「オートアクション組めば解決する」という対処療法的な対応ではないので、なかなか難しいところでもあります。
マンガやイラストは、感性に委ねられているジャンルとも言えるので、そこら辺を阻害するような雑念が立ち入ってしまうのが嫌というプロの漫画家さんもいらっしゃいました。ホント難しいです。

ココらへんのことは、時間がもう少し取れるようなら、何らかの形で記事化したいなぁって思っています。

今日のところは取り急ぎ、例によってもうかなり眠いので……ネムイ(´・ωゞ)…

【CLIP STUDIO PAINT】ツールパレットのカスタマイズ

20150709-01以前ComicStudioの「カスタムパレット」の代用になるかな、と思って「カスタムパレットもどき」のことを書きました。
CLIP STUDIO PAINTではツールパレット・サブツールパレットに「コマンド」を登録することが出来ないので、残念ながらComicStudioの様な「カスタムパレット」は作れませんが、良く使うツールに極力少ないステップでアクセスできれば、作業の高速化が図れます。
しかし「ツール」選択→「サブツール」→「目的のツール」というステップには変わりありません。

それならいっそ、「ツール」選択で一つのサブツールのみ表示されるようになっていれば、「目的のツール」を選ぶというステップが省略されます。

← …ということで、頻繁に使うサブツールをツールパレットに登録していたら、ツールパレットが肥大化してしまいまました(^_^;)。

下の方の「定規」の部分には「パース定規」と「ガイド」を独立させました。すぐにツールがわかるようにComicStudioのアイコンを抽出して選択しています。

アイコンの抽出については過去のツイートを貼り付けておきますのでご参照下さい。


ここではコマンドバーのアイコン変更の方法を書いていますが、「サブツールの設定」からサブツール毎に好きなアイコンに変更することが出来ます。20150709-03肥大化してしまったツールパレットですが、切り離してしまえばフローティングさせることもできるので、ComicStudioのカスタムパレット風に使うことも出来なくはないかな…と。20150709-04これが使いやすいかどうかは人によって違うでしょうね。自分はフローティング状態はあまり好きじゃありませんので、ドッキングして使っています。

一応「サブツール」を「ツール」に登録する手順を簡単に…。20150709-02独立させたい「サブツール」を選び、ドラッグして「ツール」ウインドウの好きな場所にドラッグします。

特定の「ツール」のアイコンの上に重なったら、赤い枠で囲まれます。
その状態でドロップすると、その「ツール」の「サブツール」ウインドウの中に、移動元の「サブツール」のタブが出来ます。

「ツール」の間の隙間に重ねると、赤い線が出ます。
その状態でドロップすると、その「サブツール」が単独で入っている新しい「ツール」が挿入されます。

「サブツール」が一つしかないので、「ツール」を選んだら必然的にその「サブツール」が選択されるというわけです。

頻繁に使うサブツールは「ツール」パレットに単独で登録しておき、時々使うツールは「カスタムパレットもどき」風にまとめるという方法もいいかもしれません。

この「ツール」ウインドウのカスタマイズは、「インストール時の状態に復元」することが出来ないのが難点ですが、CLIP STUDIO PAINTはカスタマイズの自由度はそれなりに高いので、使いながら臨機応変にカスタマイズさせていくことで、より使いやすいツールにしてけそうです。

(もしかしたら、起動時にShiftを押して初期化したら戻るかもしれませんが、まだ試していません。機会があれば試してみます。いまのカスタマイズ環境は初期化したくないので…(^_^;))