月別アーカイブ: 2016年4月

(この日のメモ)初日のトラブルは付き物(^_^;)

(4月24日記載)
DATの授業初日。二年生は新しい教室。しかもSkylakeのCore i7マシン!液タブも最新のCintiqなのでこれは捗る~!…と思ったら、いきなりトラブル(^_^;)。

CLIP STUDIO PAINTのシリアル認証が通ってませんでした。

CLIP STUDIO PAINTの認証は、アカウント単位で行わなければいけないようになっているんですが、学科ごとにアカウントを発行している環境で、マンガコースのアカウントでの認証をしていなかったみたいです。
運悪いことにパソコン関係の管理を行っている職員さんが休みだったので、ちょっとパニック(;´Д`)。急いで確認してもらって認証作業が完了するまで三十分位でなんとかなったので、大きな支障は生じませんでした。

問題は一年生の教室…1~2限スタート直前で、タブレットドライバのインストールを急遽行うという対応をしていたので、もしかしたらこちらもマンガのアカウントでシリアル認証通っていないだろうな…と予測。
午後からの授業に入る前の40分間の昼休みで対応するしか無いんですが、20数台のシリアルを入れるだけで済むなら十分間に合うはず…だったんですが、そうは問屋が卸しませんでした。・゚・(ノ∀`)・゚・。。。。

CLIP STUDIOの起動時の「素材の展開(データベース構築)」が終わってませんでした。

これはかなりキツかった。
これが終わってからでないとCLIP STUDIO PAINTの起動ができないので、シリアル認証はその後。授業開始時間になっても素材の展開が終わらず、教室の外で一年生を待たせるハメに…(´;ω;`)。
全員を教室に入れてから、各自にシリアル番号をプリントした用紙を配って入力してもらうという最終手段を取ることに…。

これはちょっとかわいそうな目に合わせてしまったかな、と正直凹みます。こういうスタート段階のトラブルが「不安感」や「苦手意識」を植えこむことになりはしないかと…

もう少し早い段階で自分が環境の確認をもっとしっかりしていたら、こんなことにはならなかったはずなので、次からは轍を踏まぬようにしなければ…です。

まぁ、デジタルの授業は「トラブル対応力」が結構重要かな、と自分は思ってます。おかげで結構鍛えられました。

 

(この日のメモ)初日の準備

(4月23日記載)
水曜日は第一回目のDATの授業。前日のこの日はそのための準備にかかりきりになりました。

二年生の授業の方は、昨年度から継続している内容なのでさほど問題はありませんでしたが、初めてとなる一年生は結構重要です。最初の授業が原因でデジタルに苦手意識を持ってしまう学生がいたら、それは自分の責任でもあるので重責です。

毎回思うのは、パソコン使っていたらあたり前のように使用してしまう「専門用語」。これに引っかかってしまう学生が確実にいます。たとえば…

  • デスクトップ
    リアルに「机の上」だと思ってしまうケースがありました
    またどこの事を指しているのかわからない事も…
  • フォルダ
    事務用品の「フォルダ」に馴染みがないとぱっと聞いてわからないのかも…
  • エクスプローラー(Macの場合はファインダー)
    Windows使ってても、あれを「エクスプローラー」と呼ぶことを知らない人は案外います
    または、InternetExplorerのことだと思っている人も…
    そもそも全くちんぷんかんぷんだとしても不思議はない
  • プリントアウト
    一発で分かりそうだと思っていたら、結構分かっていない事が多いです。
    最近のプリンタは複合機になっていて「コピー機能」があたり前のように付いているからなのかも。
    実際フリマアプリ等でプリンタのことを「コピー機」と記載している人が案外多くて驚きました。
  • メモリ
    コンピュータ内部のRAMの容量の事と、HDD等の記憶容量の事を混同してるケースはよくあります。
    「メモリが無くなって保存できない」とは「ドライブの空き容量が足りなくて保存できない」という意味だったり、「メモリいくつ?」と聞いたら「2テラバイト」という答えが返ってきたり…。

コンピュータグラフィック関係で良く使う専門用語だと、もっと非日常かもしれません。

  • ピクセル
    日本語で言うと「画素」という意味ですが、日常生活では全く使わない単語だからわからないのも無理は無いかも
  • 解像度
    これも同じく、日常生活では使わないですから…。
  • 色深度
    色のビット数なんて、もっとわけわからないのは無理もありません。
  • アンチエイリアス
    別の言葉で説明するのも結構困難かも。これは視覚的に見せるのが一番かもしれませんね。

…などなど…挙げだしたらもっと出てきそうです…。

でも、それら一つ一つをあらかじめ説明しようとしたら、それこそそれだけで拒否反応を起こしかねないです。

これは引っかかるかもという単語が出てくる度に、できるだけそれがどういうことなのかをかいつまんで説明していくようにしていますが、なかなか難しいものです。
さらには、自分自身もよく理解できていなかったりすることもあるので、改めて調べなおしたりすることも大事な準備の一つ。

専門用語はある意味で「楽」なんですよね。
それを知っていてくれたら、説明が楽になるからなんです(;´∀`)…なんて言っちゃダメかなぁ…。

今週から一年生の授業スタート

今週の水曜日からデジタルアーツ東京での自分の担当授業がスタートします。

二年生は去年からの引き続きの授業ですが、教室が移動して少し環境が変わります。液タブはグレードアップするのでそれは嬉しいんですけど、教室は狭くなるのとレイアウトの関係で部屋が暗くて狭いのが気になります。
その二年生の授業は午前二コマ。その後一年生の授業となります。一年生の教室は人数の関係で新二年生が去年まで使っていた教室になります。

去年までは時間外の作業は一つの教室でやっていましたが、今年度はどうなるんでしょう…そこらへんはちょっと相談したほうが良さそうだけど、新教室の方が機材が新しいから、そちらでやっていいのならそれがいいな。ある程度統一しておかないと時間外の指導の時に困るので…。

二つの学校に行っていると、それぞれの環境の違いや方針の違いで、かなり臨機応変に対応する必要が生じて来ます。
学校毎に取り組み方も方針も体制も環境も個性も、それぞれ異なっていて、それぞれがまさに「個性」担っています。それ故にどちらがより理想的なのかは一概には判断できませんが、結果的に一人一人にとって有益だったと感じられる環境と教育が提供できていれば…と思いながら取り組んでいます。

ただ、やっぱりできるだけ多くの子に「マンガ描いててよかった!」と思ってもらいたいので、そのために奮戦しています。自分の持っているノウハウや経験談は出し惜しみせずに放出しています。出し惜しみするほど大層なものは持ちあわせていませんが…(^_^;)。

天災はいつやってくるかわからない…

熊本での群発地震は、まだまだ予断を許さない状況です。一日でも早く収束に向かって行ってほしいものですが…。
自分の実家は伊予灘を挟んだ四国は愛媛県松山市です。震源が中央構造線沿いに徐々に阿蘇から大分方面に移動しているのが気になります。

1995年の阪神淡路大震災が起きるまで、西日本は地震が少ない地域だと思い込んでいました。しかし実際は日本全国に自身の巣が潜んでいて、いつどこで大地震が起きてもおかしくはないということを思い知らされました。
Wikipediaの「地震の年表(日本)」を見ると、日本がどれほど地震に見舞われているかが解ります。

1596年の「慶長伊予地震」「慶長豊後地震」「慶長伏見地震」と中央構造線上での連動型と思われる地震が起こり、その数年後1605年に「慶長地震」という南海トラフ型地震が発生しています。
今回の熊本地震が「連動型」の一つだとすれば、今後中央構造線沿いに大きな地震が続く可能性と、南海トラフへの連動も懸念されていると言われています。

首都直下型地震や東海沖地震など、多くの巨大地震の可能性を指摘されている昨今、いずれ起こるじゃなくて、もしかしたら明日起こるかもしれないという意識を持っておく必要があります。

最近意識しているのは「お米は5キロ単位で買って、一袋は残しておく」「ミネラルウオーターは最低人は個以上のストックを残してローテーションする」など…
カセットコンロと土鍋があれば、お米を炊くことは可能なので、カセットコンロのボンベのストックもある程度キープしておきたいんだけど、これがまだ不足している。
缶詰とリッツ保存缶はちょっとキープしてお米と同じ場所にまとめているけど、夫婦二人が最低3日生活できる量には全然足りない。もう少し買い足しをしておきたいところ。
それと犬猫がいるということも結構重要。犬ごはんと猫ごはんも一定量を確保しておく必要が…。

東京防災」を参考にして、しっかりと準備を進めておかなければ…。

ソフトバンクの「請求書発行手数料のみ請求」の顛末

去年の末にMNPでソフトバンクからdocomoに移ってiPhone 6sPlusに機種変更したんですが、通常MNPをしたら元のキャリアへの解約はわざわざ届ける必要はありません。
実際私もソフトバンクへ解約届は出していません。既にMySoftbankにはログインできなくなっているので、契約は解消されている状態だと思い込んでいました。

それなのに、なぜか請求書が届いていたのです。

数カ月分届いていたのに、開かなかった自分も迂闊でしたが、「請求書発行手数料」だけが請求されているというナゾの状態に…。
実は約二年前に4sから5sに機種変するときに、「使わなければお金がかからないので、4sにもう一つ番号をつけることが出来ます」と案内されて、サブ番号を契約しました。
ホワイトプランはメイン回線のひとつ分だけで済みますが、モバイルデータ通信をしたらパケット通信料が発生するとのことなのでオフにしたまま…。Wi-Fiオンリーの使用となるので、当然毎月追加料金は一切発生していない状態でした。
ホワイトプランの料金は元々メイン回線にのみ請求されていたので、メイン回線の契約が無くなった段階でサブ番号の方は0円のままですが、無料サービスのWi-Fiスポット料金がプラマイゼロで請求書に記載されていて、請求額そのものは0円。しかし、その「0円の請求書」を発行する手数料216円だけが請求されているという状態だったんです。
メイン回線を解約したら、サブも自動的に解約になるとばかり思っていたんですが、どうやらそうじゃなかったみたいです。

でも、契約状況を確認しようとMySoftbankにアクセスしようとしても、元の番号でログインできないし、サブ番号ではもちろん元々無理。
怒り心頭で文句行ってやると意気込んでバンクショップへ行ったところ、その番号は別個に解約が必要だとの説明…。それって、一体どういうことなわけ?オンラインで契約状況の確認はもちろん解約手続きも出来ないこの最悪の状況…!

「ふざけんな!架空請求かこれは?そんな説明は効いていなかった!どういうことだ?!」

…と言ってやろうか…と思っていたら、対応してくれた店員さんが、

「説明の有無をここで話し合っても答えは出ませんので、私がセンターに確認を取って、できるだけ「返金」となるように対応させていただきます。」

…とのこと。正直ちょっと驚きました。こんなにあっさりと「返金」の言葉が出てくるとは…。

そして約10分後ぐらいに、正式な「解約」と既に引き落とされてしまった発行手数料の「返金」が提案されました。

泣き寝入りになるのかもしれないと思っていたので、正直拍子抜けというか驚きというか…。店員さんの機転の効いた対応のおかげで、大きくもつれることもなく解約・返金という事になりました。

それにしても、逆に「請求書発行」を行っていなかったとしたら、最悪全く気づかなかったかもしれません。何しろその場合は「請求額=0」のわけですから、口座を確認しても「0円」の請求記録は残りません。でもWi-Fiスポットは無料サービス期間が終わってある日いきなり有料になった可能性が…。そしたらそれこそ気づくのはもっと遅くなってしまいます。
結果的には「請求書発行」をやっていたおかげで気づくことが出来たということになります。

docomoの契約は現在オンライン明細のみになっているので、これは送ってもらったほうがいいのかもしれません。書類の形で残っているというのは何かあった時のことを考えると意義は大きいと言えそうです。

ほんの僅かの請求金額とはいえ、積み重なると侮れないので、早い段階で気づいて助かりました(^_^;)。。。

二年授業スタート~男達のミニチュア展~システムチェック~

2016年4月15日夕方に発生した熊本地震…。
自分の記憶の中には、九州での大きな地震というのがほとんど抜けていたので、速報がTVで流れた時に「試験放送?」と的はずれな事を思ってしまいました。

東日本大震災から5年経って発生したこの地震。ますます南海トラフ巨大地震の可能性が高くなったとも言われています。この機会に、「日本中、いつ巨大地震が起きるかわからない」という意識を持ち、防災の準備をきちんとしておかなければ…と改めて思いました。

被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

 

 

金曜日…今週からまず東美、来週からデジタルアーツ東京の授業スタートです。
今日の所は、先日準備した「アナ→デジ指南」の実践日…。二年生なので、大体は皆出来そうな感じですが、今週来週で無事に仕上がるかどうか…
春休み中に、何名かがSurface Pro2を持ってきてそれで作業をしていました。おおっ!!
実は自分が「価格的にも機能的にも結構オススメだよ」と言ったら買った子が一人いて、そこから拡散されたのかも…
最新機種はSurfaceも4やBookですがまだそれなりに高いですし、12~14万程度で購入できる上にワコムデジタイザのPro2は魅力かな(*´ω`*)

授業終わった帰りに池袋で下車しました。目的は二つです。
一つは「男達のミニチュア展」。たまたま何かの記事で見つけてどこでやってんだろと思ったら、学校に行く途中で見かける貸しギャラリー「オレンジギャラリー」だったので学校帰りに行けそうと思ったら、開催期間は授業開始前…。でも最終日は東美の授業開始日…ということはその帰りに寄れる!
…とのことで、寄ってきました。20160415-0120160415-02前日夕方のTBSのニュースで取り上げられていたからか、結構多くのお客さんが来ていました。「男達の…」と謳っていましたが、お客さんは全体的に女性のほうが多かったような印象です。

展示会に参加している作家さんはそれぞれがこだわりのある分野でミニチュアを作り、展示(一部は販売)していました。

規模は小さい展示会ですが、なかなか見応えがあるます。
どの作品も、目線を落として近くで眺めると、その徹底したこだわりにため息がもれてしまいます。

何名かの作家さんとお話させていただきましたが、創作意欲を刺激するお話ばかりで、自分も模型に手を出したくなってしまいます。超初心者レベルからでも始めてみたいです!

TVでも紹介されていた遠藤大樹さんの作品。20160415-09廃墟となったトレーラーハウスに住み着いた人の生活感が細かく作りこまれていて圧巻です。20160415-10ガレージの廃墟。20160415-11錆の質感!すごすぎ!

色々とお話させていただいた佐藤良広さんの作品。
ウェザリング塗装が素晴らしい!
徹底的に拘ったディテール…パーツ一つ一つの存在感にリアリティがあります。20160415-0320160415-07目線を近づけてアイレベルをミニチュアに合わせると…なお一層際立つリアリティ!20160415-04ちっちゃなジオラマですが、これがまた細かい!20160415-06読み込んだ本(辞書?)に机の中の小物!それに木の質感!20160415-05そこに「生活感」が感じられるのがスゴイです。20160415-08テーブルや椅子などの木質の小物。質感がすごいです。
一つ一つのウェザリングの出し方などのお話、すごく興味深かったです。ありがとうございました!

一通りじっくり楽しんで、もう一つの目的地、「デジタルアーツ東京」へ…。

授業が始まる前に、新しく入れ替わる予定のシステム構成などを確認しておきたかったんです。先週の入学式の段階ではまだセットアップ中だとのことだったので、今日は大丈夫かなと思って覗いてみたんですが、幸にして丁度完了したところでした。
二年生は人数が少なくなったため、去年とは教室移動となりましたが、その代わりに新しい液タブが導入されるとのことでワクテカしてたら、なんとまぁ「Cintiq22HD」の導入となりました。
去年は「DTK-2241」だったんですが、やっぱりCintiq22HDの方が機能的には上なのでありがたいです。
一年生は人数多いので、予定通り去年と同じ教室。午前と午後で移動が入るのでちょっと面倒だけど(;´∀`)。
共用のネットワークディスクをどちらの教室からも接続できるようにして欲しいとお願いしていたことも無事に達成されていてホッとしました。
CLIP STUDIO PAINTも旧バージョン・新バージョン共に入っていたので、旧バージョン使用者がいた場合の対応も可能です。

心配なのは、Windows7なんですが、勝手にアップデート入ってしまったりはしないよね…。気がついたらWindows10になってたってのが一番怖いから…(;´∀`)。。。。

取り敢えずこれで、来週からの授業の準備をすることが出来そうです。

配布書類をゲットして帰路へ。帰りにちょっとしたトラブルでソフトバンクショップへ寄って来ました。
顛末はまた後ほど…書いていいのかな?

【CLIP STUDIO PAINT】アナ→デジの指南

東美二年の初回授業は、「ペン入れまでアナログで行って、仕上げをデジタルで行う場合のルーチン」の実習です。作品制作をデジタル化する場合でも、すべてをデジタルでするのではなく、部分的にデジタルを導入するという方法があります。おそらく一番多いのは、ペン入れはアナログでトーンはデジタルというケースでしょう。

自分は既にオールデジタルで作業をやっているので、改めてアナ→デジという手順を普段から実践しているわけではありません。机上での方法しか分かっていないという状態です。
それでも経験上、ツールの機能さえ分かればより理想的なルーチンの組み方は解ります。それを元に授業の方向性を纏めておきます。

今回授業用にものすごく久しぶりに「アナログ原稿」を用意してみました。原稿用紙にペンとインクで久々に描いてみたのです。
時々カンを忘れないようにペンは握っていましたが、一ページまるまる描くのはすごく久しぶりでした。

正直かなりキツかったです。
何がキツかったのかといえば、「視力がすごく低下していること」と「UnDoとReDoが無いこと」でした(;´∀`)……


いや~…原稿用紙にかなり近づくか思い切り離れるか…そんな極端な見方でないと描けなくなっています。…視力低下酷い…。今の自分の眼鏡は「普段用」と「パソコン用」で、「机上用」には最適化されていないんです。・゚・(ノ∀`)・゚・。…。
そもそも、「さてペン入れするべ!」と思ってパイロット製図用インクの蓋を開けたら、見事に干からびていた事もちょっと衝撃(;´∀`)。少し蓋に隙間空いてたのかなぁ…(/_;)…。
幸にして唯一残していたカラーインク…ホルベインのスペシャルブラックがあったので使ったんですが、インクの乾きが早くて詰まりやすくて描きにくいったら…(´Д⊂ヽ…。。
元々自分のペン線は綺麗な方だとは思っていなかったので、こんな原稿晒すのはきついなぁ…と思いながらも、材料なきゃ話にならないので、とにかく頑張って描きました…(;´∀`)。。

さて、CLIP STUDIO PAINTにはPro版とEX版がありますが、複数ページを扱うことが出来るEX版には、ページ管理の機能だけでなく、「一括処理」系の機能が結構充実しています。

CLIP STUDIO PAINTから直接スキャナを起動させて連続スキャンすることも出来ますが、スキャンしたデータを単独で持っていたほうが後でやり直しが出来るので、出来れば最初にまず原稿をスキャンした画像ファイルを用意しておくほうが良さそうです。
スキャン時の解像度を、CLIP STUDIO PAINTの原稿の解像度と合わせておくというのはすごく大事。カラー原稿用の解像度(300dpi~350dpi)のままスキャンしてしまうケースもありそうなので要注意です。

スキャン画像のファイル名は、必ずちゃんと連番にしておきたい所です。
連番になっていれば、その番号順にページ番号に合わせて読み込んでくれます。

では、「ファイル」→「読み込み」→「一括読み込み」 で、複数のページを一気に読み込みますWindows一括スキャン一括読み込みするファイルを選択して「開く」を押して一括読み込みの開始です。

連続スキャン読み込み設定01一括読み込みのダイヤログが開きます。
ここで「ラスターレイヤーとして読み込む」のチェックをONにするかOFFにするか難しいところですが、自分のやってみた感触では、「画像素材レイヤー」を「ラスタライズ」する一手間が増えるとしても、OFFでやったほうが安全ではないかと思います。
何故かといえば、「スキャン画像が傾いていた時の傾き補正」「スキャン画像のリサイズ・移動」「万一キャンバスからはみ出て読み込んだ時のリカバリ」がやりやすいという点で、「ファイル」→「読み込み」→「画像」で「画像素材レイヤー」として読み込む方法と同等のほうが安全だと感じました。

この方法で読み込んだら、読み込み指定した画像のページ数分だけ、画像を配置して保存してくれます。

画像素材レイヤーとレイヤー+読み込んだレイヤーは、色深度が「カラー」か「グレー」なので、大抵「トーン化」されています。
「画像素材レイヤー」の場合も「ラスターレイヤー」の場合も、「モノクロ」でなければ、自動的に「トーン」アイコンが表示された状態になっています。

このレイヤーは線画として使いたいので、「トーン化」はオフにして、表現色を「カラー」「グレー」から「モノクロ」に変更します。

レイヤートーン化+
トーン化オフ+
次にレイヤーを「モノクロ」化します。レイヤーが「画像素材レイヤー」「ラスターレイヤー」の両方の場合を纏めてみました。レイヤーのカラーモードがグレーの場合は少し表示が変わります。レイプロ01+「色の閾値」を動かすことで、線の状態が変わります。左に動かすと細い線やゴミが飛んで、右に動かすとゴミや汚れが浮き出てきます。閾値スキャンした時の紙のうっすらとした汚れや紙の色、鉛筆の消し跡などは、この調整次第でかなり飛ばすことが出来ます。最初に「レベル補正」や「トーンカーブ」で調整してもいいんですが、スキャン状態が良ければ、わりとこれでなんとかなります。
「画像素材レイヤー」は、そのままでは直接修正ができないので、閾値調整が終わった段階くらいで「ラスタライズ」を行って「ラスターレイヤー」にして、それから「ゴミ取り」などの作業をします。

ゴミ取り関係は、ざっくりとした所はペンや消しゴムでやったほうがおそらく綺麗に仕上がりそうです。でもCLIP STUDIO PAINTには一応「ゴミ取り」のフィルタが付いています。画像の状態によっては使い手が有るかもしれません。
「フィルタ」→「線画修正」→「ゴミ取り」を選ぶとこんなダイアログが出てきます。ゴミ取りフィルタ「モノクロ(透明地に黒)」のレイヤーに「不透明度の点を消す」を使った例はこんな感じ…ゴミ取り01+「モノクロ(透明地に黒)」のレイヤーに「東名のアナを周囲の色で埋める」を使った例ゴミ取り03+ただ、高解像度のレイヤーに対してまるまる全体にこのフィルタをかけると処理がかなり重くなります。出来れば選択範囲を取って分けて処理する方が楽そうです。

こんな感じのことをプリントで長々とまとめました。今日の所はA4が9枚。普段は2~4枚なので、今回はさすがに多めです。

ちなみに、自分の授業用のプリント、みっちり手順を書きすぎると言われたことがあります。それなりに情報を入れている関係で「後で見りゃいいや」と思われて、結局「説明していないのと同じ」状況になる場合があるので、授業ではちょっと気をつけておきたいな…と常々思っていますが…これがなかなか…(;´∀`)。。。。

(今日のメモ)入学式だった日

今日はデジタルアーツ東京の入学式でした。
朝起きたのはソコソコ早かったんですが、家をでるのが少しギリギリになって、駅まで少し走るハメに…。結構気温が低めだったのでスーツだけでは少し寒いかと思って、上にコートを羽織って行ったら、走ったせいで逆効果(^_^;)。。。。余計な荷物が出来てしまったような形でした。

卒業式は二年間教えた子たちを送り出す場なので、表彰されて晴れの舞台になる子もいれば、出席が少なくて苦労した子もいて、色々な思いが交錯する場ですが、入学式はかなり色合いが異なります。儀式としては卒業式よりも遥かに短い時間ですが、「これから始まるんだ」という改めて自ら気を引き締めるという思いがでできるだけ参加するようにしています。

入学式の後、学校に立ち寄って今年度のパソコンの環境を確認しておきたかったんですが、まだセットアップ中とのことで見ることは叶いませんでした。一年生には位置から環境に合わせた説明をする必要があるので、事前にある程度知っておいた上でプリント作成しておきたかったんですが、初回の授業までは一週間時間があるので、隙を見て学校に寄らせてもらって確認する予定。

入学式を終えて帰宅してからは、金曜から始まる東美二年生の授業用準備です。

二校に行っていると、さすがに結構慌ただしいので、スケジュールきちんと組んで動かなければ…

動物病院へGO…

月曜日の犬散歩の後、望利音の左の後肢の爪がほぼ根本からポッキリと折れていることが判明。出血跡もあったのに、望利音は何ら痛がる素振りなしで、一体いつやったんだよって…
月曜の段階では既に病院は診察終わっていたので、今日久々に動物病院へGOです。

望利音にとっては、久々に行く動物病院。車での移動がイマイチ苦手な望利音は、車が動き出してからずっとヒンヒン鳴きっぱなし。車で移動した後に嫌な目にあったという記憶がよみがえるのかも…(。・_・。).。o○(そういえば去勢手術したっけな…)
そのせいなのか、車はいつまでたっても慣れてくれません。

病院についてからも、そわそわビクビクしている望利音。20160412-01他のわんこの気配や奥から聞こえる啼き声も気になっているのかも…ちょっと目が虚ろ…20160412-02さて、名前呼ばれて診察室へ…。
診察室に入った段階で、既にプラプラしている状態でしたが、骨に問題がある状態でも肉や神経に大きなダメージが有る状態でもないみたいでした。
バッサリ切り落として自然治癒~自動的に生えてくるのを待つということになり、処置をお願いしました。

露出している血管と神経に止血剤処理をするので痛がると思うので、スタッフが保定してやります、いうことで、自分たちは待合室の方で待ちモード。

奥のほうで色々なワンコ達の鳴き声がする中で……「きゃい~ん。・゚・(ノД`)・゚・。」という啼き声が…どう聞いても望利音です(-.-;)……

処置が終わって呼び出されて診察室に行ったら、診察台の上でプルプル震えてる望利音。
特に薬などは必要が無いとのことで、比較的軽微な方だったみたいです。ホッとしました。

というわけで帰宅して足先を撮影。20160412-03望利音の爪は真っ黒で血管が入っている位置が見えづらいので、爪切り結構怖いんですよ。以前深爪やってしまったことがあって、今日みたいに「きゃい~ん」と鳴かれたことも…。
切るのが怖くても…それでもやっぱり爪は切っておかないとね。

取り敢えず納品~ちょっと心配事~

も一つのデータUPしたので納品。チェックはまだですが、取り敢えず一段落。

火曜日は先週のデジタルアーツ東京の講師ミーティングとダブルブッキングになったので日付を変えてもらった病院予約。MRI検査です。それまでのUPできてホッとしました。

も一つ、ちょっと心配事が…。
月曜日の犬散歩上がりの時、望利音の脚を拭いている時に、爪が大きく折れていたことが判明。
既に血はあらかた止まっていてかさぶたができている状態だけど、少しだけ出血あり。…とは言え今日の散歩で痛そうな素振りは全然見せずに全開モードで走り回っていたし、部屋を見ても出血のあとなどはなし。痛そうにしていた形跡もなし…。一体いつやってしまったんだろう…。
取り敢えずは一度病院で見てもらったほうが安心なので、できるだけ早く行かねば…。