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今日の落描きと学校の話

専門学校D校の二年生の授業が終わって、あとは一年生の授業数回と試験を残すのみ。
二年生の授業が午前中だったので、悠々自適に昼から一年生の出講へ。
二年生の成績を提出して追試(追レポ)の指定をして、一年の練習用ネームのチェック。

自分は学生さん達の進捗を確認しながらノートに構想中の作品のキャラデ_〆(・ω・` )カキカキ……
なんとなくその勢いで「今日の落書き」描いたり…。

CLIP STUDIO PAINT EX

CLIP STUDIO PAINT EX

既に授業を終えている専門学校T校は、そろそろ卒展が開催されます。毎年凄く高いクオリティの作品群が発表されるので今から楽しみ。

専門学校も学校なので、当然、試験とか進級とか単位とか出席とか、学生時代にはイヤになるほどのしかかることに関わっているわけですが、まさか自分がそういうことに関わるようになるとは、昔は思ってませんでした。

私の母方の祖父と祖母は教育関係者でした。母は私に教師になってほしいと思っていた時期がありました。
しかし、自分は教職になんか全く興味がなかったのです。なにしろ大学も教職課程を希望する場合に必要な夏季休暇中の必須講義をパスしたので(^_^;)。(教職希望の場合のみ必修だったんです)。

結果的に大学在学中に「漫画家」になって、今はまさかの「講師」やってたりするから不思議なものです。結局教育関係の仕事をすることになったわけですし…。

漫画の専門学校というのは、本質的には「漫画家」を目指す人が学ぶ場なんですが、卒業して漫画家になっている人は当然ごくわずかになります。当然全員が全員漫画家になれるほど甘い世界ではないので、卒業の頃になると、凄く気を揉む親御さんが居らっしゃるのもどうやら事実のようです。何しろ具体的な「就職」という目標を達成できる業種ではないので…。
アニメの場合は、実際にアニメ製作の現場に就職、ゲームの場合は、ゲーム制作関係の現場に就職という、結構具体的な達成項目があるので、親御さんも安心するみたいですけど…

実際卒業後、アルバイトで生計を立てながら、作品を描いて編集さんに見て指導してもらい、時にアシスタントをする、というプロ予備軍の子も結構いるようです。その中からプロとしてデビューできる人はさらに限られてしまいます。

昨今のプロになるステップは、従来型の雑誌の賞レースに残り、「デビュー」するというステップだけではないので、様々な現場に合わせて対応できる能力も必要となりそうです。セルフプロデュースする能力も必要なのは間違いありません。

多角的な情報収集を行い、臨機応変に積極的に自己アピールする必要があるなぁと、自分でも痛切に感じています。

うん。ホントにね…。

一段落

今日で、受け持っている専門学校の二年生の授業が終わりました。学生さん達にとっては今週いっぱいです。

専門学校で教鞭をとるようになってもう10年近く経ちますが、ここ数年の漫画を取り巻く環境の変化は目覚ましいと感じます。

数年前はWebでマンガを発表する方法は、自分でホームページ作るかブログ作るかあるいはpixivなどのサイトを使うか…って感じでしたが、この一年で一気に増えたのが投稿型のWebコミックサイトです。
代表的なのはマンガボックスインディーズCOMICOチャレンジニコニコ静画(マンガ)などでしょうか。それぞれかなり多くの潜在的な読者数を誇っているのではないかと思われます。

学生さん達がこれらのサイトに投稿したあとの閲覧数や反応の変化を見ていると、すごくリアルタイムで変化することにちょっとした感動を覚えました。
当たり前のことですが、このネットワークの向こうに、正にこれを見ている誰かが存在しているという事実に、学生さん達も素直に感動を覚えてくれたようです。
今まで学生相互・講師である漫画家さん達・編集部批評会などで来校してくださる出版編集者さんくらいしか、自分の漫画を読んでもらったことがない学生ばかりです。見ず知らずの人が読んでくれる…。批判されたり遊ばれたりするようなコメントもあるけど、率直な感想をストレートにくれる「読者」がいる…。そういう事をリアルに感じて「人に見てもらう」という事の喜びを感じてくれたようでした。

漫画家デビューを目指して専門学校に行くのは意味が無い、そんなことよりもどんどん漫画描いて持込投稿すりゃいい、などという人がいます。
もちろん漫画を描かなければ漫画家に慣れるわけがないのはあたりまえのことなので大前提ですが、専門学校で得られる事は、なんといっても「場」と「仲間」と「好敵手」だと思っています。
実際専門学校で学んでプロ漫画家になった人も今の時代ではかなり多くいるのは紛れも無い事実です。また京都精華大学の様に漫画を一つの学問として多角的に取り組み、そこから漫画家だけでなく編集者や出版社などの、漫画に係る仕事に携わるような人材を育成する場が増えているのも確かです。
専門学校や大学でプロ漫画家を目指して効率よく体系的に漫画を学習することが出来る場の需要があるというのも事実です。
やる気がある人ならば、それらの場所で「漫画を学ぶ」事は、漫画家になりたいと思っている人にとっては確実にプラスになります。多くのプロ漫画による指導を上手く吸収して自分のスキルアップに精進するならば、一人で描いているよりもより多くの物を吸収して形に(漫画作品に)する事が出来るようになります。

「学校」という場では、必然的に「成績」という評価を付けなければいけなくなります。芸術系の学問全般にある程度言えることだと思いますが、専門学校などの漫画の教育現場に於いて、漫画を描く作業に点数(成績)を付けるという事に疑問を感じる人がいるのは否めません。確かに「漫画」に対して客観的な点数は付けることは困難だと言えます。その点数も、安易に付けられるものではなく、単に上手い下手かでは決められません。
自分の場合は、結構機械的に「取り組みか方」「理解度」「習熟度」を計って点数を決めています。でもやっぱりいつも苦労してしまいます。

二年間という長いようで短い時間を過ごした学生さん達が、卒業してからも漫画を描き続けてくれたら嬉しい限りです。もちろん、実際に誰かデビューしてくれたら文句なしです。。。

さて、今年の卒業生はどうかな…?

 

 

おっと、一年生の授業はまだ残っているのさ。午後からの授業になるので、少し楽になります。

このスキに、自分も投稿作品描かなきゃ。。。。

—–(推敲しました)—–睡魔で朦朧としている時に書いた文だったため、随所で変なところがあったので、少し描き直しました。

ボツ原稿の蔵出し

FirstLesson_ABC_thumbnail自分のコミックスで「絶版マンガ図書館」にて公開されている作品…

「ファーストレッスンABC」
初単行本になります。

以前紹介させて頂いていますが、まだJコミ名の時なので、改めてご紹介いたします。

なぜこの単行本に改めて触れたかといいますと、またもや「お蔵出し」シリーズの一環です。
まずは本作の冒頭の1ページをご覧ください。FirstLessonABC_010個人的には見てるのも恥ずかしくなる原稿ですが、記念すべき初連載で初単行本の作品なのでガマンです(^_^;)。

今回出てきた原稿は、このページのボツ原稿です。ペン入れ済みでベタホワイトが入っていない段階の原稿なので、なんでこの段階でボツにしたのかは全く覚えていません。IMGこんな風に描いたもののボツにした原稿は、結構残っています。

中には切り貼りして抜いたボツ側の原稿とか、単行本時に切った張ったの再編集をした時のボツ原稿とか…。
こういうボツ原稿が発生するというのはアナログならではなのかもしれませんね。
そういうボツ原稿も徐々に整理して行こうと思っています。整理と言っても捨てるかどうかはわかりません。実際取っておいてもしょうがないものなんですが、捨てるのも忍びないので結構処遇に困るんですよね…(^_^;)。
取り敢えずはスキャンしてデータ化しておこうと思っていますが、データ化した所で使い道もないのも事実。

いっそある程度まとめてボツ原稿集でも作るってのもありかな(^_^;)。本にするのは無駄だろうけど、電子書籍なら可能かも。

黎明期のデジタルカラー原稿の入稿方法

エロマンガの現場、大休刊号の中でもちょっと話していますが、カラー原稿をデジタルでやるようになった当初、まだいくつかの出版社はデータ入稿に対応していなかったため、プリントアウトしたものを入稿版下にしていました。

デジタルで描いたカラーを版下にするために買ったプリンタは、A3ノビがプリントできるプリンタ…おそらくEPSONのMJ-5000Cだったと思います。1枚プリントするのに凄く時間かかって編集さんを待たせてしまった痛い記憶が…。
更に
は、インクジェット特有のドットが印刷結果にモロに出てかなり汚くて愕然とし痛い記憶も…
でもデータ入稿できない以上、何らかの形でプリントしなきゃいけないので、ある時期から大宮のとある出力センターでプリントアウトをお願いしていました。
そこに置いていたのは、当時憧れだった超高価な昇華型プリンタ、住友スリーエム社製の3Mレインボーでした。

昇華型といえば、当時デジタル絵描きさんの中では定番だったプリンタは、アルプスのマイクロドライシリーズです。私もMD-2000を購入して使っていましたが、プリントアウト出来るのはA4までなので版下には使えません。実際には使えないことはなかったんでしょうけど、原稿サイズB4が基本でしたから…。

話し戻って3Mレインボー。さすがに個人で購入するには敷居がかなり高いプリンタでした。
なにしろ、普及型で200万、汎用型で300万という、それは車の価格ですかってくらい高いものでした。
アルプスのMDシリーズの昇華型プリントは、リボンを往復させる方法なので、プロセスカラーのCMYKのインクリボンをセットする形でしたが、この3Mレインボーは、A3サイズのCMYKのインクシートを使うので、凄くランニングコストが高くて、一枚のプリントアウト出力の価格が3000円でした。インクシートの原価で1500円~2000円位だと伺っていたので、もし個人で導入するにしてもランニングコストが恐ろしく高くて軽々しくプリントアウトなんぞ出来ません(^_^;)。

そんな3Mレインボーでプリントアウトした「版下」が原稿のお蔵出しで出てきました。

PENTAX MX-1

PENTAX MX-1

原稿は単行本未収録作品で、ワニマガジン社のエロトピアに連載していたものです。

PENTAX MX-1 / PhotoshopCS5 トリミング

PENTAX MX-1 / PhotoshopCS5 トリミング

原稿の裏側を見ると、専用用紙の証である「RAINBOW SYSTEM BASE MATERIAL 3M」の地紋があります。
このプリントアウト版下、当時は最高の出力クオリティだと思っていましたが、実際にUPで見てみると…。

PENTAX MX-1

PENTAX MX-1

ちょっと、肌色の部分にざらつきがあるのがわかります。
スキャンしてみた結果、以下の様な感じになっています。

CANON iRC2550C / Photoshop CS5

CANON iRC2550C / Photoshop CS5

ちなみに元のデータを探して見つけたので、データの方を見てみるとこんな感じです。

Photoshop CS5 トリミング

Photoshop CS5 トリミング

元のデータはCMYKだったので、パッと見の色再現性は比較的良好だとは思いますが、肌の部分を見るとシアンとブラックが入っているような感じがします。
元のデータを見ると、CチャンネルとKチャンネルの該当部分は真っ白です。マゼンタとイエローの混色でこの色は出ないはずなので、当時の印字結果が実際にこうだったかちょっと思い出せません。もしかしたらこれは経年による劣化なのかもしれませんが、プリントの白の部分には特に何も入っていないので、今となっては何とも言えませんが…。

実は過去原稿を整理する上で、カラーデータが紛失したり破損したりしている可能性もあるので、その場合こういうプリントアウト原稿をスキャンする必要があるだろうなと思って確認してみたら、当時すごく綺麗だと思っていた3Mレインボーのプリントが、思ったよりも悪いことにちょっと驚いているのです。

これはまさにデジタル技術の進歩の賜物なのかもしれませんね。

当時(1990年代)のインクジェットは、ドットがはっきり判るくらい荒かったので、昇華型のスムーズなグラデーションや淡い色の再現性は願ってもないものでした。
でも今のインクジェットプリンタは完全版下としても十分通用するくらいの高いクオリティになっています。場合によってはプロセスカラーのCMYKでは表現不可能な色も、特色インクを加える事で再現出来るようになっています。如何にRGBカラーの写真を忠実に印字するかを追求して得られた、このクオリティの高さは目を見張るものがあって、改めて驚きます。
ちなみに今使っているインクジェットプリンタはCANONのiP4830でCMYK+Kの五色です。

これから少しずつ原稿のスキャンを行ってアーカイブ化していこうと思っていますが、その際に過去のデータを引っ張りだす作業も徐々に行う予定です。
心配なのは、無事にファイルが開くのかどうかです。

今回のデータも、実はMacで作成してJAZドライブに保存していたものを、約十年程前にサルベージしてCD-Rに焼いたデータから拾い出しました。
もしCS-RをHFSで焼いていたら、Windowsで開けないかもと思ってましたが、幸にしてちゃんとWindowsでも開ける形式で焼いていた様で、ディスクが開けてホッとしてます。

拡張子が付いてなかったのは、まぁご愛嬌ということで(^_^;)。。。

Windows7 Snipping Tool

Windows7 Snipping Tool

新年会でした

今日はJコミ-絶版マンガ図書館-の新年会でした。
懐かしい人に会って濃い話を一杯しましたです!
余り詳しい話は出来ないので、取り敢えずメモがてら撮った写真は後程。

-追記-

昨夜は帰宅したのが遅く、結構疲れて睡魔にも襲われていたので簡単なメモ程度の内容でした。

さて、1月10日土曜日。毎年恒例となったJコミの新年会です。場所は半蔵門の某所。すぐ傍に皇居があります。開始時間は午後三時だったので、割と早めに家を出たんですが、途中でSuicaを持っていない事に気づき慌てて一度帰宅…ところがSuicaはいつもはあまり使わないコートの内ポケットの奥に入れていました。ハンガーにかかっている状態で入れた時の間隔と違っていたという勘違いで、なんという無駄足だったんでしょう。・゚・(ノ∀`)・゚・。……。

再度駅に向かい予定していた電車に乗って西武池袋線~有楽町線へ…
地下鉄半蔵門駅が最寄りですが、スムーズな乗り換えでは行けないので、歩いてもさほど極端な差はない麹町駅から降りて歩きます。

PENTAX MX-1

PENTAX MX-1

オフィス街の土曜日だからなのか、歩道を歩いている人も車も少なかったです。天気が良かったので皇居周辺をのんびり歩くのも良さそうな日和でした。

会場には割と早めに入りました。席は予め決められています。割とジャンルごとにまとめられている感じです。

PENTAX MX-1

PENTAX MX-1

やがて漫画家さん達がいっぱい集まり新年会が始まりました。この場所には若手の新人さんはいません。ここにいるのは30歳以上のベテラン漫画家さんばかりです!

PENTAX MX-1

PENTAX MX-1 / PhotoshopCS5 加工(モザイク処理)

会はシンポジウムやトークも含めて、結構内容の濃いオフレコな話が一杯!そして、この場で久々に会えた先生や初めて会う先生と中身の濃い話をさせていただきました。

この会場は立地が良くて、窓からの景観が最高です。

PENTAX MX-1 / PhotoshopCS5 現像

PENTAX MX-1 / PhotoshopCS5 現像

天気が良くて影の部分が結構アンダー気味だったので、ちょっと補正しました。

皇居の向こうにスカイツリーが見えました。結構近くに見えるってことは奴はかなりデカイってことですね!

PENTAX MX-1

PENTAX MX-1

これ以上はMX-1だとズームできないので、縮小掛ける前に切り出してみました。

PENTAX MX-1 / PhotoshopCS5 トリミング

PENTAX MX-1 / PhotoshopCS5 トリミング

そういえば、まだスカイツリー見に行ってない。登ってもいないんだよなぁ。天気のいい日に登りたいなぁ。

だんだん日が暮れてきて、東の空に夜のグラデーションがかかってきました。

PENTAX MX-1 / PhotoshopCS5 トリミング

PENTAX MX-1 / PhotoshopCS5 トリミング

ガラス越しなので、室内灯が映り込んだりするので、結構撮るの難しいかったです。外が暗くなるとなおさら難しいですね。

夜になって夜景が綺麗だったので何枚か撮ったんですが、映り込みを避ける位置でかつ固定できる場所がなかなか無くて上手く撮れませんでした。

PENTAX MX-1 / f6.3 8秒 ISO-200 20mm(35mm換算93mm)

PENTAX MX-1 / f6.3 8秒 ISO-200 20mm(35mm換算93mm)

PENTAX MX-1 / f3.5 1.3秒 ISO-800 18mm(35mm換算85mm)

PENTAX MX-1 / f3.5 1.3秒 ISO-800 18mm(35mm換算85mm) / PhotoshopCS5 トリミング

スカイツリーの方は、ほとんど手持ち撮影に近い状態だったので、一番手ブレが少なかったのでこれくらいでした。ちょっと残念。

楽しい時間はあっという間に過ぎて、一次会終了。やがて二次会へ…。
そちらでもみっちりと濃い話を酒の肴に楽しみました。

帰路の電車では、時々睡魔が…。どうやらかなり疲れた模様です。
帰宅した時にはどっと睡魔に襲われてしまいました。

この日…望利音さんの散歩は出来ませんでした…ごめんよ…

2015年版名刺(^_^;)

明日とある新年会があるので、名刺を作りました。

パソコンでデザインして自宅でプリントアウトが出来る時代になってから、ずっとオリジナルで名刺を作っています。
漫画家の名刺なので、やはり漫画家らしく絵を入れています。

実は大体毎年一回、最近描いたカラーイラストを流用して、新しいバージョンの名刺を作りなおしています。自分でも今まで何種類くらい作ったか覚えていないくらい作りました。

最近は仕事でも実際に一回も顔を合わさないまま進めるということも有るくらいなので、名刺の消費ペースは凄く減りました。
昔はよく会う知人に会うたびに「新しい名刺作った?」と聞かれたことがありましたけど、昔ほど外で人に会うことが無くなったので、何らかの新年会や忘年会や学校の謝恩会などでしか使いません。

シンプルな名刺を使っていらっしゃる漫画家さんも多いですが、オリジナルのカラフルなオリジナル名刺を拝見することも多いです。
最近はSNSのアカウントを記載しただけのシンプルなものも多いですが、自分は仕事でも使えるようにとガッツリと住所や電話番号も入れています。

PENTAX MX-1 / PhotoshopCS5 トリミング・加工

PENTAX MX-1 / PhotoshopCS5 トリミング・加工

ここ最近の名刺を並べてみました。公開できない個人情報の部分はモザイクかけています、あしからずです。
年賀状で使った画像や同人誌で使った画像をそのまま流用するケースが多いです。改めて名刺用に描きおろししたいと思いつつも、作るタイミングが人と会う前日だったりするのでついつい使い回しに…(^_^;)
以前はIllustratorで作ったりしていましたが、印刷してカットするのが面倒なので、最初からエレコムの名刺サイズの専用用紙と対応ソフト使って作っています。
画像はラベル作成ソフトに「背景画」として読み込み、その上に文字と小さいアイコン画像を配置するという作り方なので、最初にPhotoshopで地紋デザインを作ります。
今回は年賀状用の画像と、素材集の和柄地紋を合成して作りました。

CLIP STUDIO PAINT EX / PhotoshopCS5

CLIP STUDIO PAINT EX / PhotoshopCS5

短い時間でちゃちゃっと手っ取り早く作っちゃうので、デザインレイアウトはほんと安易ですが、割りと作るの楽しんでいます。
もっとじっくり時間取れれば名刺用に絵を描きたいですね。
しっかりと作って外に印刷に出すのもいいんだけど、同人誌やペーパー類と違うので、たくさん作りすぎても安易に配って在庫を減らす事が出来るものじゃないから、さすがにたくさん印刷することは出来ないなぁ…。
長い間使い続けてもいいこれだって思えるデザインができるまでは、今のように20枚程度自宅プリントアウトして、使い切りするのが手頃かなぁと思ってます。

さて始動だ!

昨年末のコミケが30日だったので、普段よりも一日余裕があったとは言え、実際にはいわゆる冬休みなんて無いも同然だったりするんですよね。

そういうわけで、5日からは通常のタイムスケジュールが始まります。
学校の方は7日から授業再開になるので、来年度の計画も立てながら年度末の締めに向けての調整も必要な頃合い、案外やることがいっぱいあります。
描きたいと思って練り込んでいる作品もできるだけ早く形にしたい所です。

全くの余談に移ります。
実は年末の26日に楽天の某店にて防湿庫を注文したんだけど、年内の業務受付が27日から6日までお休みだということにあとから気づいて、ちょっとショック。
カメラとレンズはカビ防止のために防湿庫保存が鉄則ですが、ウチではまだ乾燥剤入れて使うドライボックス複数個に分けていました。
それほどレンズの本数が有るわけではないのでこれで足りるといえば足りるんだけど、結構出し入れが面倒くさいのと、乾燥剤の効果切れが不明瞭なのが不安なのもあって、ずっと次の梅雨に入るまでにはゲットしておきたいと思っていました。

今持っている機材をちょっと確認…

  • PENTAX K-3
  • HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited
  • smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6 ED AL[IF] DC WR
  • smc PENTAX-DA 16-45mmF4 ED AL[IF]
  • smc PENTAX-DA 12-24mmF4 ED AL[IF]
  • PENTAX LX (前期)
  • ファインダー FA-1 FB-1 FC-1
  • smc PENTAX-M 50mm F1.4
  • smc PENTAX-M ZOOM 24-50 F4
  • smc PENTAX-M ZOOM 80-200 F4.5
  • smc PENTAX-A 135mm F2.8
  • PENTAX Q
  • PENTAX-01 STANDARD PRIME
  • PENTAX-02 STANDARD ZOOM
  • PENTAX-06 TELEPHOTO ZOOM
  • PENTAX MX-1

基材並べてみました↓

iPhone 5s / PhotoshopCS5 トリミング

iPhone 5s / PhotoshopCS5 トリミング

手持ちの機材もこうしてみると割りとそこそこの数あるので、51リットルの防湿庫を選びました。今の機材が5.5+8+11リットルのボックスに収まっているのでしばらくは大丈夫でしょう。
発送は7日かららしいから、届くのは金曜日くらいかなぁ…。置く場所作っておかなきゃ(^_^;)。。。x

そういえば、持っている機材…見事に全部PENTAX!

PENTAXとの付き合いは高校時代からです。
高校時代に父のカメラ・PENTAX MEを借りて、写真クラブ(授業枠内のクラブ活動)でモノクロ写真を撮ったりDPEしたりしていました。(DPE = Development – Printing – Enlargement = 現像・焼き付け・引き伸ばし)
ちなみに、父のMEについていた標準レンズはおそらく50mmF1.4かF1.7だったと思います。
高校三年の頃貯めたお小遣いで買った交換レンズがsmc PENTAX-M ZOOM 80-200 F4.5でした。このレンズを付けて秋の体育大会で奇跡的なショットを撮影。それをPENTAX フォトコンテストに出したところ、これまた奇跡的に高校生部門で入選となり、副賞にあのauto110を頂きました。
同じコンテストに、写真部の部長が出した写真が高校生部門特賞となり、その副賞だったPENTAX LXを未開封のまま当時のメーカー希望小売価格の半額の6万くらいで譲ってもらい、念願の自分だけのカメラをゲットできたのです。しかもそれが当時の最高級機のLXだとは…。
その部長さんはCANON AE-1ユーザーで交換レンズ用の資金が欲しかった様です。それに合わせて自分がPENTAXユーザーでカメラを欲しがっていたことが、まさに双方にとってジャストタイミングだぞこりゃお得だぞということになり、いい感じで商談が成立したのでした。
自分の入手したauto110は、結局は父の普段使いの愛機となりました。軽くて小さくて便利だとのことでかなり使い倒したみたいです。今は所在不明…ちょっと残念。おそらく実家にももうないんだろうなぁ…。それにMEもいつの間にか消えた様子。
ちなみに、大学に入った頃に買ったSMC-A 135mmはホント買っておいてよかった。明るい中望遠の単焦点でしかもAポジがあるレンズなので、今のデジカメでも普通に使えてとても便利です。
その後長い間LXを使い続けていましたが、コンパクトデジカメを使い始めてからは、あまりフィルムカメラを使わなくなり、LXは眠っていました。最後に使ったのは今から約15年位前…妻と結婚して犬を飼い始めた頃のことでした。
2011年頃にコンデジの限界を感じて、デジタル一眼レフが欲しくなり、あまり情報を入手していなかったデジタル一眼レフの情報をリサーチ。この頃は別マウントも視野に入れていました。
実はLXとレンズを売却してCANONかNIKONというのも考えていたんですが、酷使して劣化したLXの売却価格が期待できないこと、KマウントのMズームは数千円レベルだということを知り、むしろKマウントは今でもペンタのデジ一で使えることを活かしてやろうと決断。K-rのレンズキットが底値だったので購入したのです。
LXはシャッターが粘るように遅れて切れるようになっていて、まともに使える状況じゃなかったのでもうジャンクとしてインテリアかなと思っていましたが、やっぱり思い入れも有るカメラなので修理できるかどうか調べてみたところ前期型でも修理対応してくれる店を発見。(香川県のヒガサカメラサービス)ここで修理して頂き見事に復活しました。
その後ちょこちょこと構成が追加されたり売約されたりして今に至ります。

まぁ写真は本当に初心者レベルなので、UPされる写真もお恥ずかしい限りですが、自分の写真の一番の使用目的は「資料用」「記録用」なので、写真一枚で完成度を求めるという方向じゃなかったりします。視点がどうしても「資料として使いやすいかどうか?」「漫画として使いやすい画角や構図かどうか?」って思って撮ることが多くなります。

ううむ…もっと多様な視点で撮っていきたいなぁ…

新年なので…

今年の抱負を…と思ったけど、オフレコだったり契約の関係だったりで公言出来ない内容のものも結構多いので詳しいことは書けませんが、ともかく与えられた仕事を確実に熟すことは言わずもがな、よりよい結果を出すことが求められる一年だと肝に銘じておきたいものです。

漫画に関わる部分としては、今の自分は講師としてのウエイトがとても大きいという現実があります。与えられた場を如何に大事にして、自分の能力を可能な限り発揮する事が求められます。来年度には少し学校関係の体制が変わるので、その中で自分がどういう形で寄与できるかも凄く重要な部分になりそうです。

しかしながら、「専門学校講師」としての自分は、直接学校関係者以外には何の関係ない部分でもあるので、一漫画家として一般に広くアピールする事のできる場所を何としてでも作りたい、そのためのきっかけを作らなければいけないというのが今の自分の大きな目標の一つになっています。冬コミに出した本のあとがきにも書いたんですが、今のエロ業界に於いて、今までの自分のままだと居場所は無いし、今の自分ではとても太刀打ち出来ないと思っています。
ならばどうすればいいか、自分の持ち味を変えること無く戦う方法を見つけなければいけません。エロ業界に限定すること無く、自分の描きたいもの自分が表現したいものを作って発表する足がかりを見つけることが必要です。

おそらく困難な道だと思いますし、成功するのはとても難しいと思っています。しかしこのままではジリ貧であることは間違いない以上、死に物狂いで喰らいつくしか無いので、とにかく「挑戦」してみます。

ぼさっとしてたらあっという間に一年なんか過ぎてしまいます。ホント歳を喰えば喰うほどそれを痛感してしまいます。だからこそ無駄にしてはいけない、無駄にしたら確実に後悔しか待っていないから、前を向いて取り組んでいきます。

冬コミ…間に合うか微妙…

夏コミ前から描きかけの作品が、作画途中までの段階でどうしても看過できないミスが有ることが分かって、修正を施していたら思ってたよりも時間がかかりそうだったので保留して、先に片付けなければならない作業をやっていたら、気が付くとクリスマス終わってましたという感じです。

冬の新刊は事実上厳しいと思っているんですが、それでもやれるとこまではやっておきたいと思って、新たに短編を描いています。

Windows7 Snipping Tool

Windows7 Snipping Tool

そう思って描き始めたら妙に時間がかかるwww。なんだろうね、昔に比べて原稿描く速度が落ちました。
デジタルだと妙に細かいところに気が入りすぎてしまうのも有るのかもしれませんし、慢性的な肩こり腕の痛み視力の低下など若いころと違う肉体的な衰えも影響が出ているのかもしれません。

でも自分でやると決めたことはやり遂げないと…。

「女中哀歌」は大筋は決まっているので、確実に描いていくことにします。
企画でポシャったあるアイディア(ネーム)を切り直して投稿を考えています。
ちょっと前に描いていたある原稿も、見直して何らかの形で発表に繋げるつもりで準備中です。

今年は、新規で始めた仕事がそこそこ評価して頂いているようなので、来年は更にそちらの仕事が増えそうです。

でもとにかく漫画描きます。描きたいです。描いていると幸せなので…。

干支絵馬完成~(^o^)/

クリスマスイブだけど、引き続き干支絵を描いてました。
イブの早朝最速が来ちゃいました。その段階でまだやっと線画が終わったくらいだったので、集中して作業して、なんとか日付が変わる頃にUP(^_^;)

Nao Neguraさん(@naonegura)が投稿した写真


文字を外したらこんな感じです。

CLIP STUDIO PAINT EX

CLIP STUDIO PAINT EX

羊がコピペ増殖が判るレベルになってしまったのは、ちょっと悔しいですが、なんとか納期までにUP.(と言いながら、毎年いつもぎりぎりで迷惑かけています…)

これでやっとコミケコピー誌に取り掛かれます。・゚・(ノ∀`)・゚・。。どこまで出来るかなぁ…?

あぁ!来年の年賀状の用意もしなきゃ…